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10月 24日, 2018

韓国、2018年「全国図書館運営評価」における優秀図書館を発表:最優秀賞はソウル特別市・広津情報図書館及び大邱広域市・月背小学校

2018年10月23日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた図書館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2018年は、2,399館が参加しました。

大統領表彰2館、国務総理表彰7館、副総理兼教育部長官表彰3館、文化体育観光部長官表彰33館、図書館情報政策試飲会委員長特別賞33館の計48館が選ばれました。受賞館には、優秀図書館を示すプレートと賞金が授与されます。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、ソウル特別市の広津情報図書館(読書サークルの結成、人文学講座の拡張、3Dプリンター等を備えたメイカースペースの設置、コミュニティの構築)及び大邱広域市の月背(월배)小学校(教育課程と連携しての図書館利用教育の実施及び児童の自発的読書活動の促進)が選ばれています。

優秀図書館に選ばれた48館は、10月24日、江原道で開催されている、第55回全国図書館大会で表彰されます

多気町(三重県)の「おまめさんかなぁプロジェクト」、「発酵」をテーマとしたワークショップ「日本の伝統食の知恵」を実施:図書館司書が本等を用いて進行

2018年10月23日、三重県多気町の「おまめさんかなぁプロジェクト」が、多気町町立勢和小学校において、米と大豆を中心とした「発酵」をテーマとしたワークショップ「日本の伝統食の知恵」を実施しました。

「おまめさんかなぁプロジェクト」は、勢和小学校、多気町立勢和図書館、地域住民、多気町勢和地域資源保全・活用協議会が連携し、小学校下の遊休農地を活用して児童と一緒にさつまいも・お米・大豆を育てていこうという取組で、2013年に開始されました。大豆については、学年に応じて、きなこ・豆腐・味噌を作成されます。

ワークショップは、図書館司書が本を用いて進行し、電子顕微鏡での麹菌の観察、1年物・2年物の味噌の味見、鰹節のだしのみそ汁の試食なども行われました。

次回は味噌の仕込みを行なうとしています。

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)、農業技術革新工学センターの書庫からガラス乾板が発見されたと発表

2018年10月19日、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)が、同機構の農業技術革新工学センターさいたま本所の書庫からガラス乾板が発見されたと発表しました。

発見されたガラス乾板は700枚を超えており、うち約200枚は割れ・カビ等により判別不能であったものの、残る500枚ほどを転写したところ、主に大正期から太平洋戦争末期頃と思われる写真の復元に成功したとのことです。

写真には、畜力用犂・人力脱穀機・石油エンジン・籾摺調製機といった農機具の試験・鑑定風景、農家庭先での農作業風景、出征を控えた職員の記念写真などが写されており、現在、写っている人物や場所、年代など詳細情報の特定作業を進めているとしています。

その他、古いフィルムや版木、銅板写真等も発見され、これらも順次、整理・分類を進める予定です。

同機構では、ガラス乾板の詳細情報特定のための情報の提供を呼びかけています。

10月 23日

大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)が開館10周年

2018年10月21日で、大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)が開館から10周年を迎えました。

エル・ライブラリーは2008年7月で廃止された大阪府労働情報総合プラザの運営を府から受託してきた財団法人大阪社会運動協会が、大阪社会運動資料センターと統合する形で2008年10月21日に開館した、市民ボランティアと寄付に支えられた労働専門図書館です。

エル・ライブラリー10周年!(エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)、2018/10/21付け)
http://l-library.hatenablog.com/entry/2018/10/21/164708

【開館10周年記念企画】見学会や講演会、交流会など開催(エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)、2018/8/22付け)
http://l-library.hatenablog.com/entry/2018/08/22/164018

中国・中東欧国立図書館連盟が設立される

2018年10月21日、中国・杭州図書館のウェブサイト内に設けられた「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」特設ページにおいて、中国・中東欧国立図書館連盟の設立が発表されています。

「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」は、2018年10月19日から10月22日にかけて杭州図書館で開催され、中国国外からは国際図書館連盟(IFLA)会長のGlòria Pérez-Salmerón氏や中東欧16か国の図書館館長・代表などが参加しました。

フォーラム上で、「中国・中東欧国立図書館連盟設立宣言」と「中国・中東欧国立図書館連盟2019-2020年行動計画」が採択され、中国・中東欧国立図書館連盟が正式に設立されました。連盟の事務局は杭州図書館に設置されます。

ORCID、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告のドラフト版についてコメントを募集中

2018年10月22日、ORCIDのブログで、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告のドラフト版が公開されており、2018年11月15日までコメントを募集していることが発表されました。

2018年6月にORCIDが立ち上げたリポジトリに関するタスクフォースが、今回の勧告のドラフト版を作成し公開しました。勧告の最終版は2018年12月に公開される予定です。

Inviting Your Feedback: Draft Recommendation for ORCID in Repositories(ORCID,2018/10/22)
https://orcid.org/blog/2018/10/22/inviting-your-feedback-draft-recommend...

国家デジタル管理連盟(NDSA)による2018年の「デジタル管理イノベーション賞」の受賞者が発表

2018年10月17日、米国の国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance:NDSA)が授賞する2018年の「デジタル管理イノベーション賞」について、その受賞者が発表されました。

個人賞、機関賞など5つの賞が発表されており、個人賞はボーン・デジタルのニュースの保存に取り組むJournalism Digital News Archive (JDNA)の設立者であるGeorge Edward McCain氏、機関賞は米国・テキサス州の学術図書館等のコンソーシアムであるTexas Digital Libraryが受賞しています。

Announcing the 2018 NDSA Award Winners(NDSA, 2018/10/17)
https://ndsa.org/2018/10/17/announcing-the-2018-ndsa-award-winners.html

【イベント】大図研京都ワンディセミナー「米国図書館界の新潮流「エンベディッド・ライブラリアン」サービス」(11/4・京都)

2018年11月4日、京都ノートルダム女子大学において、大学図書館問題研究会京都地域グループ主催のワンディセミナー「米国図書館界の新潮流「エンベディッド・ライブラリアン」サービス」が開催されます。

同セミナーでは米国図書館界の潮流となっている「エンベディッド・ライブラリアン」について、アリゾナ大学から招いた講師により、同大学ヘルスサイエンス図書館における状況に関して講演を行うとのことです。また、日本の大学図書館員の調査報告として、富山大学附属図書館の金田氏より、コーネル大学・ミシガン大学の図書館における、他部署と連携した学習支援サービスに関する講演も行うとされています。

なお、参加には事前申し込みが必要で、会員は参加費無料、非会員は500円とのことです。

大図研京都ワンディセミナー「米国図書館界の新潮流「エンベディッド・ライブラリアン」サービス」(大学図書館問題研究会 京都地域グループ)
https://www.daitoken.com/kyoto/event/20181104.html

團藤重光文庫プロジェクト、デジタル・アーカイブ事業を開始

2018年10月15日、龍谷大学は、同大学の團藤重光文庫プロジェクトがデジタル・アーカイブ事業を開始し、まず「蒙古聯合自治政府に関する資料」を公開したことを発表しています。

團藤重光氏は東京大学法学部教授や最高裁判所判事を務めた法学者で、同氏の旧蔵資料は龍谷大学に寄贈され、現在は同大学矯正・保護総合センターが所蔵しています。

團藤文庫PJデジタル・アーカイブ事業を開始(龍谷大学, 2018/10/15)
http://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-2545.html

團藤文庫研究プロジェクトについて(龍谷大学)
http://rcrc.ryukoku.ac.jp/dandoubunko/index.html

米・ミシシッピ大学図書館、優れた連邦政府刊行物寄託図書館を称える“2018 Federal Depository Library of the Year”を受賞

2018年10月22日、米国政府印刷局(GPO)は、優れた連邦政府刊行物寄託図書館を称える“2018 Federal Depository Library of the Year”に、ミシシッピ大学 J.D.ウィリアムズ図書館を選んだと発表しました。

連邦政府刊行物寄託図書館制度135周年を記念し、塗り絵の本やしおりの作成、図書館員や教員が講師を務めるイベントの開催、7種類の政府刊行物に関するパスファインダーの作成、展示会の開催、中等教育機関向けの教材開発やプログラムの実施など 、1年間にわたる政府刊行物キャンペーンを実施したことが評価されて受賞したものです。

News and Press Releases (2018)(GPO)
https://www.gpo.gov/who-we-are/news-media/news-and-press-releases
※10/22欄に“GPO Names University of Mississippi Library the Best in the Nation”とあります。

英JiscのPublications RouterサービスがDSpaceに対応

2018年10月17日、英Jiscは、論文のメタデータおよびフルテキストを出版者等から各大学のCRISや機関リポジトリへ通知・転送するためのシステム”Publications Router”が新たにDSpaceに対応したことを発表しました。

Publications Router は2016年に正式サービスを開始していましたが、これまでは英国で最も採用されている機関リポジトリソフトウェアである、Eprintsにしか対応していませんでした。

ETD2018 TaiwanでJPCOAR出展ポスターがBest Poster Awardを受賞

2018年9月26日から28日にかけて台湾国家図書館で開催された電子学位論文の国際会議、ETD2018 Taiwanで、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)から出展したポスターがBest Poster Awardを受賞したとのことです。

JPCOARの発表によれば、実際に参加・発表したのは琉球大学の大谷作業部会員で、” The current state of doctoral theses published via Institutional Repositories in Japan”と題したポスター発表を行ったとのことです。同ポスターでは2013年の学位規則改正や、機関リポジトリを通じた学位論文のメタデータ流通、全文の公開状況について報告を行っています。JPCOARのウェブサイトでは実際の出展ポスター等も公開されています。

ETD 2018 TaiwanでBest Poster Awardを受賞(JPCOAR、2018/10/16付け)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_284

平成30年度図書館地区別研修(東海・北陸地区)、「政策支援・まちづくりと図書館」をテーマに開催(11/13-16・名古屋)

2018年11月13日から11月16日まで、愛知県図書館で、文部科学省及び愛知県教育委員会主催「平成30年度図書館地区別研修(東海・北陸地区)」が、「政策支援・まちづくりと図書館」をテーマに開催されます。図書館による行政支援・議会支援サービス、市民参加による図書館運営などについて議論を深め、これからの図書館について考えるものです。

対象は、(1)図書館法第2条に定める図書館の司書で、図書館勤務経験が3年以上の者、または研修テーマに関連する業務に従事している者、(2)その他、公共図書館の職員等で、愛知県教育委員会が(1)と同等と認めた者、となっています。事前の申込みが必要です。

主な内容は次のとおりです。

・11月13日
基調講演「岐路に立つ図書館-社会教育施設か、公の施設か?」
講師:糸賀雅児氏(慶應義塾大学名誉教授)

・11月14日
講義①「『政策づくり』を支援する図書館の議会支援サービス~国立国会図書館調査及び立法考査局の国会へのサービスの現状を中心に~」
講師:国立国会図書館調査及び立法考査局職員

事例発表①「大阪府立図書館の政策立案支援サービス」
発表者:大島桂史氏(大阪府立中央図書館司書部調査相談課社会・自然系資料室長)

MDPI、刊行するすべての雑誌にオープン・ピア・レビューオプションを適用開始

2018年10月22日、オープンアクセスジャーナルプラットフォームMDPIが、刊行するすべての雑誌でオープン・ピア・レビューオプションを選択可能にすると発表しました。

MDPIのオープン・ピア・レビューは2014年から一部の雑誌で開始され、現在までに14の雑誌で導入されていました。これらの雑誌では著者が査読レポートを論文とあわせて公開することを選べるオープン・レポートオプションと、査読者が自身の氏名を公開できるオープン・アイデンティティオプションが提供されており、特にオープン・レポートオプションについては対象となる雑誌掲載論文全体の41%、一部の雑誌では60%の論文で選択されていたとのことです。オープン・アイデンティティも、23%の論文で、少なくとも一人の査読者が選択していました。

各オプション選択者の割合に大きな変化はなく、MDPIはオープン・ピア・レビューが今も広がり続けているとは言えないが、すでにかなりの著者が、よりオープンであることを好んでいるとしています。この結果を受けて、MDPIは刊行する全雑誌でオープン・ピア・レビューオプションを提供することにしたとのことです。

【イベント】トーハン図書館ブックフェア―2018特別セミナー/国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第65回例会「新しい日本目録規則 ( 新NCR2018 ) から見えてくる未来」(11/17・東京)

2018年11月17日、東京都新宿区の株式会社トーハン本社において、トーハン図書館ブックフェア―2018特別セミナー兼国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部の第65回例会「「新しい日本目録規則 ( 新NCR2018 ) から見えてくる未来」が開催されます。

同セミナーでは近・現代の目録理論の変遷と背景について踏まえた上で、NCR2018の概要と音楽関係部分の解説、NCR2018を適用すると国立国会図書館(NDL)の音楽資料の目録はどう変わるのかの予想、NCR2018と互換性のある、RDAに準拠した音楽資料・資源の目録事例の解説、といったトピックが扱われるとのことです。なお、同テーマについては関連する事項が多いため、内容を2度に分けて開催予定で、今回はそのうち1回目にあたるとのことです。

イベント告知チラシ(PDF)
http://www.iaml.jp/20181117TohanIAML65.pdf

米国議会図書館(LC)による外国の法律資料のウェブアーカイブ“Foreign Law Web Archive”(記事紹介)

2018年10月22日、米国議会図書館(LC)が、同館のデジタル情報保存に関するブログ“The Signal”において、LCの法律図書館が最近公開した“Foreign Law Web Archive”を紹介する記事を公開しています。

“Foreign Law Web Archive”は、官報や司法関連のウェブサイトなど、オンラインで公開されている外国の法律資料を収集したウェブアーカイブです。収集した資料には、冊子体が存在しないものも存在します。

Foreign Law Web Archives(LC The Signal,2018/10/22)
https://blogs.loc.gov/thesignal/2018/10/foreign-law-web-archives/

大阪大学附属図書館、大阪府北部地震の被害を受けた生命科学図書館の書架復旧工事の完了を発表:従来通りのサービスを開始

2018年10月23日、大阪大学附属図書館は、6月18日に発生した大阪府北部地震で書架の被害を受けた同館生命科学図書館の復旧工事が完了し、従来通りのサービスを開始したと発表しています。

@OsakaUnivLib(Twitter,2018/10/23)
https://twitter.com/OsakaUnivLib/status/1054553572837228545

【お知らせ】書架復旧工事が完了し、全サービスがご利用いただけるようになりました(大阪大学附属図書館,2018/10/23)
https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20181023_seimei/

神戸大学附属図書館、米・ハーバード大学ライシャワー日本研究所とデジタルアーカイブの連携に関する覚書を締結

2018年10月23日、神戸大学附属図書館は、10月1日に、米・ハーバード大学ライシャワー日本研究所と「神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫と日本災害DIGITALアーカイブの連携・協力に関する神戸大学附属図書館とハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所との協力についての覚書」を締結したと発表しました。

この連携により、「神戸大学附属図書館館デジタルアーカイブ震災文庫」で公開されている資料が、東北大学災害科学国際研究所公開の震災アーカイブ「みちのく震録伝」を介して、同研究所の「日本災害DIGITALアーカイブ」上で横断検索可能となる予定です。

ハーバード大学ライシャワー日本研究所とデジタルアーカイブの連携に関する覚書を締結しました(神戸大学附属図書館,2018/10/23)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/11956/

名古屋市鶴舞中央図書館、報告会「鶴舞公園に龍がいた?!」を開催

2018年10月27日、名古屋市鶴舞中央図書館が、報告会「鶴舞公園に龍がいた?!」を開催します。

名古屋市動物園100周年記念事業の準備にあたり、動物名が書き込まれている昭和3年の動物園平面図を拡大したところ、熊舎の近くに「龍」の文字を発見したことから、住民に情報提供を呼びかけるとともに、同館の「名古屋なんでも調査団」が調査した結果を報告する会です。

定員は30人(当日先着順)です。

鶴舞中央図書館 秋の読書イベント【4】報告会「鶴舞公園に龍がいた?!」≪開催日:10月27日(土)≫(名古屋市図書館)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_event/entries/20180915_02.html

10月 22日

フランスのコンソーシアムCouperin、Springer Nature社が購読料の値下げに応じることを発表

2018年10月16日、フランスの学術機関のナショナルコンソーシアムCouperinは、Springer Nature社が購読料の値下げに応じることを発表しました。今回の交渉は約21か月間続き、値下げは購読料とAPCの二重支払の解消のために行われます。

今回の契約は、前回の契約よりも雑誌の数を少し減らし1,121誌の購読となります。2018年から2020年の3年間で購読料を値下げするオプションが複数示されており、最初に大きく割引し2年目以降は少しずつ値上げする案と、3年間で段階的に割引を行う案があります。

プレスリリースでは、2018年10月10日現在、80近くの機関がいずれかのオプションを選択のうえ購読を更新し、約10機関は更新しないことを決定し、約30機関はまだ最終的な決定を下していないとしています。

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