アーカイブ - 2010年

12月 20日

ドイツ国立図書館、オックスフォード大学、Europeanaが、第一次世界大戦期の私文書等のデジタルアーカイブ構築で合意

2010年12月16日、欧州デジタル図書館Europeanaのプレスリリースによると、ドイツ国立図書館と英国のオックスフォード大学、そしてEuropeanaが第一次世界大戦期の私文書等をデジタル化し、オンラインアーカイブを作成することで合意したようです。これは、オックスフォード大学がすでに英国内で進めていた“Great War Archive”による同様の取り組みをドイツにも広げるために、Europeanaがドイツ国立図書館に対してオックスフォード大学との提携を持ちかけたことによるものとのことです。

Great War Archive
http://www.oucs.ox.ac.uk/ww1lit/gwa

1914-18 archive alliance signed (2010/12/16付け Europeanaのプレスリリース)
http://version1.europeana.eu/c/document_library/get_file?uuid=fa159661-1b01-4b2d-a862-172231afc9e0&groupId=10128

Germany and UK work together on First World War archive (2010/12/16付け Research Informationの記事)

12月 17日

科学技術政策研究所、調査資料「科学研究のベンチマーキング2010-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-」を公表

2010年12月16日、科学技術政策研究所が、「科学研究のベンチマーキング2010―論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況―」の調査資料を公表しました。これは、研究活動結果の公表媒体である学術論文に着目し、日本の科学研究のベンチマーキングを行なったものとのことで、資料では、個別指標(論文数、Top10%論文数、被引用数)と、複合指標(論文数に対するTop10%論文数の占める度合、相対被引用度)により、多角的に主要国を分析し、日本の状況を分野ごとに明らかにしているようです。また日本については、部門別・組織区分別での分析を加え、日本内部の論文産出構造の時系列変化を明らかにしたと述べられています。

科学研究のベンチマーキング2010-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat192j/idx192j.html

大阪府の枚方市立図書館で「ぬいぐるみの図書館お泊り会」が開催

大阪府の枚方市立図書館の津田図書館で、2010年12月18日に「ぬいぐるみの図書館お泊り会」が開催されるとのことです。

ぬいぐるみの図書館お泊り会(枚方市立図書館のお知らせ)
http://www.city.hirakata.osaka.jp/freepage/gyousei/toshokan/library6/news.htm#g

参考:
E1127 - 「ぬいぐるみの図書館おとまり会」現場の様子と舞台裏(日本)
http://current.ndl.go.jp/e1127

E1088 - 子どものお気に入りのぬいぐるみが図書館でお泊まり会(米国)
http://current.ndl.go.jp/e1088

科研費報告書「文理融合型文化財修復科学の確立を目指した紙文化財修復法の妥当性評価」が公開

2010年11月30日付けで、2007年~2009年度の科学研究費補助金成果報告書「文理融合型文化財修復科学の確立を目指した紙文化財修復法の妥当性評価」が、研究プロジェクトのウェブサイトで公開されています。これは、東京大学大学院農学生命科学研究科の江前敏晴准教授らによる研究グループがまとめた成果で、研究では、優れた補修、望ましい補修の概念を整理し、近年開発された紙文化財の修復法のいくつかについて、それが適正な手法かどうかを科学的な分析手段を用いて多角的に評価すること、そして、現在修復工房等で行われている文化財補修の実態を明らかにする調査を進めたとのことです。

紙文化財修復法の調査に関するご協力のお願い (報告書掲載ページ、ページ左上に報告書へのリンクがあります)
http://enomae.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/PaperConservation/

報告書「文理融合型文化財修復科学の確立を目指した紙文化財修復法の妥当性評価」 研究代表者 江前敏晴(東京大学 大学院農学生命科学研究科 准教授) (2010/12/6付け ブログもんじょ箱の記事)
http://www.tokushu-papertrade.jp/digimon/mon-blog/2010/12/post-105.html

江前敏晴准教授のホームページ

英国JISC、「デジタル保存についてのビギナーズガイド」のサイトを公開

英国の情報システム合同委員会(JISC)が、「デジタル保存についてのビギナーズガイド」(JISC Beginner’s Guide to Digital Preservation)のサイトを公開しています。JISC関係者でデジタル保存と深くかかわっていない人向けにまとめられたものとのことで、目次やタグクラウドから解説ページへアクセスできるようになっています。

JISC Beginner’s Guide to Digital Preservation
http://blogs.ukoln.ac.uk/jisc-beg-dig-pres/

【イベント】国立国会図書館、英国図書館の資料保存についての講演会を開催(2011年2月)

国立国会図書館は、2011年2月に、英国図書館(BL)の資料保存部門長のデボラ・ノボトニー氏を招き、英国図書館における資料保存活動についての講演会を開催します。講演は「資料保存対策」と「書庫管理と保存環境」のテーマで、2回に分けて開催します。会場は、東京本館及び関西館(テレビ中継)です。

英国図書館の資料保存についての講演会
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve25.html

LIS Newsが選ぶ2010年の図書館・図書館情報学関連の10大ニュース(米国)

図書館や図書館情報学に関するニュースを掲載している米国のブログLIS Newsが、同ブログが選ぶ2010年の10大ニュースを発表しています。

1位 ウィキリークス
2位 Google eBookstoreの開始
3位 図書館での失業者支援
4位 ウェブ2.0への疲れ
5位 新しいメディア
6位 iPadの登場
7位 図書館経営の変化
8位 海賊版の取り締まり
9位 図書館とDVDとNetflix
10位 YouTubeでの図書館に関する動画

Ten Stories That Shaped 2010(2010/12/15付けLIS Newsの記事)
http://lisnews.org/ten_stories_shaped_2010

参考:
LIS Newsが選ぶ2009年の10大ニュース
http://current.ndl.go.jp/node/15522

Google、デジタル化した資料に検索語がどのように表れるかをグラフ化するツール“Google Books Ngram Viewer”を公開

2010年12月16日、米国のGoogleが、Google Labs内に“Google Books Ngram Viewer”というツールを公開したようです。Googleの説明によると、この“Google Books Ngram Viewer”は、Googleによる図書のデジタル化によって得られた一部のデータを基に、ある単語や文章が、1500年から2008年までの資料にどのように表れていたかをグラフで確認することができるものとのことです。提供されているデータセットは、中国語、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、そしてスペイン語の520万タイトルの資料から、5000億の単語を集積したコーパスに基づくものとのことで、データセット自体もダウンロードすることが可能のようです。

Google Books Ngram Viewer
http://ngrams.googlelabs.com/

Find out what’s in a word, or five, with the Google Books Ngram Viewer (2010/12/16付け Official Google Blogの記事)
http://googleblog.blogspot.com/2010/12/find-out-whats-in-word-or-five-with.html

12月 16日

横浜市山内図書館、資料の有料宅配サービスを試行

神奈川県の横浜市山内図書館が、2010年12月15日から所蔵資料の有料宅配サービスを試行すると発表しています。利用者は、1回350円で、配送期間を含み14日間、6冊まで借りることができるようです。

12月15日(水)~有料宅配サービスを試行します(横浜市山内図書館のお知らせ)
http://yamauchi-lib.jp/info/lib_info.html

青葉区における有料宅配サービスのご案内
http://yamauchi-lib.jp/info/images/takuhai.pdf

市立図書館で初、山内図書館が有料宅配サービス開始へ/横浜(カナロコ 2010/12/15付けの記事)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012140027/

英国バーミンガム図書館、建設中の新館のデザインイメージを公開

英国のバーミンガム図書館(Library of Birmingham)が、建設中の新しい図書館のデザインイメージを公開しています。面積35,000平方メートルの新しい図書館は、2013年に開館する予定とのことです。

Library of Birmingham Images(Designing Libraries 2010/12/15付けの記事)
http://www.designinglibraries.org.uk/news/story.php?subaction=showfull&id=1292392920

Library of Birmingham
http://www.birmingham.gov.uk/libraryofbirmingham

情報処理推進機構(IPA)、サービス妨害攻撃の対策等調査に関する報告書を公開

2010年12月16日、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、「サービス妨害攻撃の対策等調査」に関する報告書を公開しました。IPAは、サービス妨害攻撃に関して産学官の有識者による「サービス妨害攻撃対策検討会」を開催して議論を行うとともに、サービス妨害攻撃に関するさまざまな事例や対策方法等について「サービス妨害攻撃の対策等調査」を実施したとのことで、報告書では、経営者やセキュリティ担当者が知っておくべき必要最小限の内容について、サービス妨害攻撃とはどのような脅威であり、どのように対応すべきかがまとめられているとのことです。

サービス妨害攻撃の対策等調査―報告書―
http://www.ipa.go.jp/security/fy22/reports/isec-dos/2010_isec_dos.pdf

「サービス妨害攻撃の対策等調査」報告書について
http://www.ipa.go.jp/security/fy22/reports/isec-dos/index.html

「サービス妨害攻撃の対策等調査」報告書の公開~サービス妨害攻撃※の手法とそれに対する予防策や対応方法に関する適切な知識が重要~ (2010/12/16付け 独立行政法人情報処理推進機構のプレス発表)

デジタルフォレンジックと文化遺産コレクションにおけるボーンデジタルコンテンツ(米国)

2010年12月15日、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、「デジタルフォレンジックと文化遺産コレクションにおけるボーンデジタルコンテンツ」(Digital Forensics and Born-Digital Content in Cultural Heritage Collections)と題したレポートを公開しています。デジタルフォレンジックとは、コンピュータに関する犯罪や法的紛争・訴訟等に対して、捜査に必要な機器やデータ、電子的記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする科学的調査手法等を指すようです。CLIRの説明によると、今日、図書館や文書館等はボーンデジタルでの文化遺産の収集管理を行っており、そのために新たな課題に直面しているが、このレポートは、そのようなボーンデジタルの保存等の問題に対する新たなアプローチとして、デジタルフォレンジックという電子的な法的資料の収集管理を行う分野を紹介するものであるとのことです。

Digital Forensics and Born-Digital Content in Cultural Heritage Collections
http://www.clir.org/pubs/abstract/pub149abst.html

『カレントアウェアネス-E』185号発行

E1132 - 「カレントアウェアネス-R」で振り返る「電子書籍元年」

 2010年は日本では「電子書籍元年」と呼ばれ,電子書籍をめぐる様々な動向があった。カレントアウェアネス・ポータルで提供しているニュース速報ブログ「カレントアウェアネス-R」(CA-R)では,2010年1月4日から12月15日までの間に1,492本の記事を掲載したが,そのうち「電子書籍」のタグを付けた記事は173本であった。それらの記事の中から,2010年の日本における電子書籍をめぐる動向に関する主なものを紹介する。なお,網羅的なものではないことをお断りしておく。...

E1131 - 書架は不要:図書館における電子書籍<文献紹介>

 本書は電子書籍提供サービスNetLibrary(CA1648参照)が開始された1998年以来の米国の図書館の電子書籍(E-books)への取り組みの成果であり,電子書籍が図書館と図書館業務にもたらす課題を調査した英語で書かれたおそらく初めての図書であろう。本書のタイトルは「図書館と出版社が電子書籍に投資するなら,私たちは書架が不要な図書館をやがて持つかもしれない」という編者の主張に由来している。編者のポランカ(Sue Polanka)氏は米国オハイオ州に本部を置くライト州立大学図書館の参考調査担当課長であり,各章の執筆者は大学図書館員,学校図書館員,公共図書館員,大学教員,出版社副社長,調査会社調査サービス責任者である。...

E1130 - 図書館のアドヴォカシーについての国際シンポジウム<報告>

 2010年11月30日,東京ドイツ文化センターで,図書館のアドヴォカシーをテーマにした国際シンポジウム「図書館は知へのアクセスを提供する~活発な図書館のための戦略」が開催された。「アドヴォカシー」とは,自らの権利や見解を説明していく行動を意味する。図書館関係者のあいだでも,図書館が図書館自身を説明していくことの重要性は認識され始めているように思うが,それ自体をテーマとしたシンポジウムは,日本ではまだ珍しいと言えるだろう。各講演者の講演の概要は,以下のとおりである(講演順)。...

E1129 - 学術雑誌を電子媒体のみとするための課題と提言(英国)

 2010年11月,英国研究情報ネットワーク(RIN)は,「電子媒体のみの学術雑誌:課題を乗り越えて」(E-only scholarly journals: overcoming the barriers)と題するレポートを公開した。これは,RINや情報システム合同委員会(JISC),出版社協会等,英国の学術情報流通に関わる13を超える機関・団体が合同で行っている「学術コミュニケーションにおける変化」(Transitions in scholarly communications)をテーマとした研究プロジェクトの成果の一つである。このプロジェクトは,学術コミュニケーションにおける様々な技術的変化の本質とその意味,そしてそれぞれの変化の間の関係について明らかにすることを目的に掲げている。...

堺市立図書館、2011年から電子書籍提供サービスなどの新サービスを開始へ

大阪府の堺市立図書館は、2011年1月8日から、電子書籍提供サービスなどの新サービスを開始するとのことです。電子書籍提供サービスは、インターネットにつながるパソコンから図書館所蔵の電子書籍の利用ができるようになるものとのことです。そのほか、蔵書検索予約システムの充実、新着図書情報の配信、E-レファレンス、オンラインデータベースの導入などが行われるようです。

より多くの人に、より使いやすく!~電子書籍の提供など新サービスを開始~(堺市立図書館のウェブサイトの情報)
http://www.lib-sakai.jp/topics/renewal2011.htm

(12/24追記)
電子書籍提供サービスを開始~関西の公共図書館・政令指定都市立の図書館では初~(2010/12/21付け堺市報道提供資料)
http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_koho/pub1012/1221_01.pdf

E1128 - 英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が解散へ

 2010年11月23日,英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は,2012年3月までに英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)を解散し,事業の一部をイングランド芸術評議会(Arts Council England:ACE)に引き継ぐと発表した。...

E1127 - 「ぬいぐるみの図書館おとまり会」現場の様子と舞台裏(日本)

 子どものお気に入りのぬいぐるみを図書館で一晩預かり,ぬいぐるみが夜の図書館を楽しんでいる姿を写真に撮って子どもに渡すという「ぬいぐるみの図書館おとまり会」(E1088参照)が,兵庫県の宝塚市立西図書館で,2010年12月11日夕方から12日にかけて開催された。ぬいぐるみが図書館で本を読んだり遊んだりしている姿を見て図書館や読書に親しみを持ってもらうことを狙いとして実施された。当日の様子と舞台裏を,現地取材に基づき紹介する。...

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