アーカイブ - 2010年

12月 14日

デジタル教科書教材協議会、DiTTアクションプランを発表

2010年12月10日、デジタル教科書教材協議会(DiTT)は、学校教育におけるデジタル教科書教材の普及に向けた計画として、「DiTTアクションプラン」を公表しました。これは、2015年度までにデジタル教科書を普及させることを目標と定めたもので、具体的には、2015年度までに、全小中学生に情報端末を配布、全教科のデジタル教材を開発、全授業のうち約3割での利用等を掲げているようです。なおDiTTは、年度内には、アクションプランを踏まえた活動指針「DiTTビジョン」を発表するとのことです。

DiTTアクションプラン
http://ditt.jp/files/2010/12/DiTTactionplan.pdf

「DiTTアクションプラン」発表のお知らせ (2010/12/10付け デジタル教科書教材協議会のニュース)
http://ditt.jp/news/1213

12月 13日

NACSIS-ILLによるBLDSC依頼サービスが2011年3月で終了へ

国立情報学研究所(NII)は、NACSIS-ILLを経由した英国図書館原報提供センター(British Library Document Supply Centre; BLDSC)への依頼サービスについて、2011年3月24日をもって終了する予定であると発表しています。

NACSIS-ILLによるBLDSC依頼サービスの終了について(NIIの目録所在情報サービスのページのニュース)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/bldsc.html#0

アイルランド国立図書館、18世紀末から19世紀半ばまでの作曲家の楽譜等のデジタルアーカイブを開設

2010年12月13日付けのアイルランド国立図書館のニュースによると、同館は、18世紀末から19世紀半ばにかけてのアイルランドの作曲家の楽譜等を公開するデジタルアーカイブ“National Archive of Irish Composers”を開設したようです。公開されている資料は、アイルランド国立図書館の所蔵する楽譜コレクションをデジタル化したものとのことです。

National Archive of Irish Composers
http://www.naic.ie/

Launch of the National Archive of Irish Composers (2010/12/13付け National Library of Irelandのニュース)
http://www.nli.ie/en/list/latest-news.aspx?article=8a5e2c51-dd93-45fa-a76e-04beaa15320a

スペイン国立図書館長、図書館の未来を語る(記事紹介)

2010年12月7日付けのスペインのEl País紙に、スペイン国立図書館(BNE)のペーレス・サルメロン(Glòria Pérez-Salmerón)館長による「ポケットの中にすべての知」(Todo el saber en el bolsillo)と題された記事が掲載されています。記事では、インターネット技術の進展によって、今後10年のうちに図書館のモデルが完全に変わってしまうであろうということ、近い将来「図書館」はかばんやポケットに収まってしまい、どこからでもアクセスできるようになるだろうということ、情報が溢れる時代にあっては、図書館は情報のフィルターとしての役割を果たし、信頼できる情報を提供することに専念するだろうということ、国立図書館は、知識をもたらすような信頼できる情報の「カプセル」やコンテンツを生み出す存在となると同時に、紙の図書だけでなくインターネット上のデジタル資料も含めて貴重な資料を守る守護者としての存在となるだろう等と述べられているようです。

Todo el saber en el bolsillo (2010/12/7付け El Paísの記事)
http://www.elpais.com/articulo/sociedad/Todo/saber/bolsillo/elpepisoc/20101207elpepisoc_2/Tes

英国図書館(BL)、同館の利用体験談共有のためのウェブサイトを開設

2010年12月10日、英国図書館(BL)は“Your Stories”と題するウェブサイトを新たに開設しました。これは、ベストセラー作家や企業家、環境科学者等の同館利用者のビデオクリップや利用体験談を公開し、他の利用者がそれに対してコメントを付与したり、あるいは自身の体験を公開することができるウェブサイトのようです。BLは、同館が利用者の目標達成にとってどのように役立っているのかを利用者に共有してもらいたいと、このウェブサイトの開設理由について述べているようです。

Your Stories : Tell us your story
http://www.bl.uk/yourstories/

米国ミシガン大学図書館、学内各館の学習用スペースに関する情報提供を開始

米国のミシガン大学図書館が、学内各館の学習用スペースに関する情報を同館のウェブサイトで提供しています。図書館のレファレンスデスクでも、特定の時間に利用できるスペースの情報等を提供するとのことです。学生が学習用スペースを見つけることが難しい時期になったため、この情報提供サービスを開始するに至ったようです。

Study Spaces(ミシガン大学図書館のニュースリリース)
http://www.lib.umich.edu/news/study-spaces

Study Spaces
http://www.lib.umich.edu/study-spaces

紀伊國屋書店、電子書籍配信サービス「紀伊國屋書店BookWebPlus」を開始

紀伊國屋書店が、電子書籍配信事業「紀伊國屋書店BookWebPlus」の第1弾として、パソコン向けの電子書籍配信サービスを2010年12月10日に開始した、と発表しています。サービス開始時には、約1,100タイトルが提供されているとのことです。第2弾としてiPhone/iPad向けのサービスが予定されているようです。

紀伊國屋書店 電子書籍配信サービス『紀伊國屋書店BookWebPlus』を開設 まずはパソコン向けの電子書籍配信から開始(紀伊國屋書店のプレスリリース)
http://prw.kyodonews.jp/open/release.do?r=201012103364

紀伊國屋書店BookWebPlus
http://bookwebplus.jp/

「国立国会図書館サーチ」のスマートフォン版がリリース

「国立国会図書館サーチ」(開発版)のスマートフォン版が2010年12月10日にリリースされました。iPhoneやAndroid端末等のスマートフォンのブラウザから利用できるもので、PC版とほぼ同等の機能が利用できますが、PC版の機能のうち、検索結果一覧画面から提供元サイトへの直接遷移リンク、関連キーワードによる再検索、検索結果のサムネイル表示等の機能は備わっていません。

「国立国会図書館サーチ(スマートフォン)」
http://iss.ndl.go.jp/sp/

国立国会図書館サーチ スマートフォン版 リリースのお知らせ(2010年12月10日)
http://iss.ndl.go.jp/information/2010/12/10_release/

参考:
E1087 - 統合検索サービス「国立国会図書館サーチ」開発版が公開
http://current.ndl.go.jp/e1087

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、2017年までのデジタルサービス拡充計画を発表

2010年12月7日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、建国150周年を迎える2017年までのデジタルサービスの充実に向けた計画を発表しました。計画は、資料等へのアクセスを容易にするためのサービス変更と業務プロセスの変更、そして、デジタルコンテンツを充実させること、の大きく3つに分けられているようです。サービスの変更としては、紙媒体での資料複写提供を2011年4月までに段階的に廃止し、デジタル形式での資料複写に切り替えること、2011年までにカナダの総合目録全件へのアクセスを可能とすること、2014年までにLACは国内の大学からの学位論文の受け入れを電子媒体のみとすることが挙げられています。業務プロセスに関することでは、2017年までにLACは連邦政府の全てのアーカイブズのボーンデジタルを収集・保存し、それを利用しやすい形に整えること、また同じく2017年までに、LACは信用に足るデジタルリポジトリを構築して、永続的に、カナダのデジタル遺産の保存と提供体制を整えるとのことです。そして、デジタルコンテンツの充実のために、2011年以降、LACが提供するオンラインコンテンツをこれまでの2倍に増加させることも発表しているようです。

Library and Archives goes digital (2010/12/7付け LACのプレスリリース)

12月 10日

神奈川県立川崎図書館、建築の専門家を招いて建築分野の資料についての研修を実施

神奈川県立川崎図書館では、11月の館内整理日に、建築の専門家を招いて、同館で所蔵する建築関係の資料についてアドバイスを受けるという研修を実施したとのことです。神奈川県立図書館のブログ記事には、「司書という立場ではなかなか気が付かないようなコメントも多く、職員もメモをしたり、日頃感じている仕事の疑問を質問したり、密度の濃い研修になりました。」「書庫の中で「お宝本」も見つけていただきました。」などとあります。

建築の専門家、川崎図書館の品ぞろえをチェック(2010/12/9付け神奈川県立図書館のブログの記事)
http://kana-lib.life.coocan.jp/recommend/?p=296

OCLC Research、RLGの統合から5年間の業績を公表

OCLCの研究部門であるOCLC Researchが、RLGと統合した2006年から2010年までの業績をまとめたものを公表しています。

OCLC Research and the RLG Partnership: A Five Year Overview of Accomplishments Now Available(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/research/news/2010-12-09.htm

OCLC Research and the RLG Partnership: A Five Year Overview of Accomplishments
http://www.oclc.org/research/partnership/highlights/2006-2010.pdf

米国ミシガン図書館、予算と人員の削減によりサービス内容を変更

米国のミシガン図書館(Library of Michigan)が、予算と人員の削減により、2011年1月からサービス内容を変更するようです。所蔵資料の利用を館内のみに限定、図書館相互貸借(ILL)による他館への貸出の取りやめ、ミシガン州の総合目録“MeLCat”への不参加、土曜日と日曜日の休館などが予定されているとのことです。

Library of Michigan
http://www.michigan.gov/mde/0,1607,7-140-54504---,00.html

Springer社、LOCKSS Programに参加

デジタルコンテンツの保存プロジェクト“LOCKSS Program”は、Springer社が同プロジェクトに参加すると発表しています。Springer社は、約42,000件の電子書籍、2,000件以上の電子ジャーナル等の保存に合意したとのことです。

Springer Partners with the LOCKSS Program(LOCKSSのニュースリリース)
http://www.lockss.org/lockss/News

参考:
3.3.2 電子書籍の保存の社会的意義(図書館研究リポートNo.11 電子書籍の流通・利用・保存に関する調査研究)
http://current.ndl.go.jp/node/14633

12月 9日

キース・リチャーズ氏、ニューヨーク公共図書館で蘭の花をダメにしてしまう

ローリング・ストーンズのギタリストのキース・リチャーズ氏が2010年10月にニューヨーク公共図書館(NYPL)でトークイベントを行った際、控え室となっていたCullman Centerの部屋で、タバコを吸うために窓を開け、灰皿代わりに蘭の花の受け皿を使ったとのことです。窓から入ってきた冷風などにより、蘭の花はダメになってしまったとのことです。リチャーズ氏はその受け皿にサインをしたとのことで、写真が公開されています。

‘Keith Richards Killed My Orchid’(2010/12/8付けNYPLのTumblrの記事。写真あり)
http://nypl.tumblr.com/post/2145422701/keith-richards-killed-my-orchid

Keith Richards Discusses 'Life' and Mick Jagger at the New York Public Library(2010/11/1付けSpinnerの記事)
http://www.spinner.com/2010/11/01/keith-richards-life-memoir/

Elsevier社、電子書籍を音声読み上げ対応に

Elsevier社の出版するEPUBフォーマットの電子書籍の全てで、音声読み上げ(text-to-speech)が可能になったとのことです。

Elsevier Enables Its E-Books to Read Aloud, Increasing Access for People with Print Disabilities(2010/12/8付けElsevierの発表)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01780

ニュージーランド国立図書館、チャットレファレンスサービスを終了へ

2010年12月9日、ニュージーランド国立図書館(National Library of New Zealand)は、同館がこれまで実施してきたチャットレファレンスサービス“Ask Now”を12月17日に終了すると発表しました。同館はその理由について、“Ask Now”が始まった2002年当時と比べて情報を取り巻く環境が変化したために、チャットレファレンスの利用が減少し、図書館の利用の仕方が変化したからと述べているようです。

Closure of the AskNow chat service (2010/12/9付け National Library of New Zealandのニュース)
http://www.natlib.govt.nz/about-us/news/closure-of-the-asknow-chat-service?body_language=en

投稿料が学術雑誌のオープンアクセス化で果たす役割について調査した報告書が公開される(英国)

2010年12月3日付けの英国情報システム合同委員会(JISC)のニュースによると、JISCがKnowledge Exchangeに委託して実施した研究の報告書“Submission fees -- A tool in the transition to Open Access?”が公開されているようです。これは、学術雑誌への投稿料(Submission fees)がオープンアクセスジャーナルのビジネスモデルにとって果たす役割について調査したもので、その結果、特に論文がリジェクトされる比率の高い雑誌にとっては、投稿料の制度は出版社に利益をもたらすこと等が明らかになったようです。

Submission Fees - A tool in the transition to open access? Summary of report to Knowledge Exchange
http://knowledge-exchange.info/Admin/Public/DWSDownload.aspx?File=%2fFiles%2fFiler%2fdownloads%2fOpen+Access%2fKE_Submission_fees_Short_Report_2010-11-25.pdf

Report on Submission fees

日本医学図書館協会、「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書(PDF版)を公開

2010年12月9日、日本医学図書館協会が、PDF版で2010年5月28日付けの「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書を同協会のホームページで公開しています。

「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/pro/hokoku2010.pdf

「専門職能力開発に関するアンケート調査」報告書 (2010/12/9付け 日本医学図書館協会のお知らせ)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/index.html

米国議会図書館、Wikileaksへのアクセスをブロック

米国議会図書館(LC)が、機密情報を公開しているWikileaksへの同館からのアクセスを2010年12月3日からブロックしているとのことです。LCのブログにはその理由について、法律により連邦機関は機密情報を保護する必要があり、不認可の暴露行為によって機密状態が変化させられてはならないため、と記載されています。また、Library Journalで紹介されている、LCの対応に対する図書館関係者の反応には、知る権利を侵害している、検閲になっている、といった否定的なものが多いようです。

Why the Library of Congress Is Blocking Wikileaks(Library of Congress Blog 2010/12/3付けの記事)
http://blogs.loc.gov/loc/2010/12/why-the-library-of-congress-is-blocking-wikileaks/

Library of Congress Blocks WikiLeaks Site Access(Library Journal 2010/12/8付けの記事)

米国ミシガン州立大学、鳥の鳴き声等のデータベースを公開

2010年12月7日付けの米国ミシガン州立大学のニュースによると、同大学の鳥類音声センター(Avian Vocalizations Center:AVoCet)が、世界中の鳥類の鳴き声等を収録したデータベースを公開したとのことです。AVoCetは、世界45か国3,190種を超す鳥類から10,200件以上の鳴き声を収録したとのことで、データベースでは、鳴き声の他にも、その鳴き声を視覚的にグラフ化した「ソノグラム」や、鳥の写真、鳴き声を収録した場所等の情報が公開されているようです。

Avian Vocalizations Center
http://avocet.zoology.msu.edu/

Bird call database nests on public website (2010/12/7付け Michigan State Universityのニュース)
http://news.msu.edu/story/8678/

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