アーカイブ - 2015年 10月 15日

米国政府印刷局(GPO)、連邦官報(Federal Register)の1936年の創刊号からのデジタル化を計画 

米国政府印刷局(GPO)が、米国国立公文書館連邦官報事務局(OFR)と提携して、1936年の創刊号まで遡る14,587号分の連邦官報(Federal Register)、200万ページをデジタル化するとのことです。

プロジェクトは2016年に完了する予定です。

なお、1994年以降現在までの物はデジタルバージョンがあり、GPOの政府刊行物提供サイト“Federal Digital System”(FDsys)で閲覧することができます。

GPO TO DIGITIZE TWO MILLION PAGES OF THE FEDERAL REGISTER(GPO,2015/10/14)
http://www.gpo.gov/newsroom-media/presspage/15presspage20.htm
http://www.gpo.gov/pdfs/news-media/press/15news20.pdf

FDsys FEDERAL REGISTER
http://www.gpo.gov/fdsys/browse/collection.action?collectionCode=FR

参考:
国立国会図書館、明治16年の創刊号から昭和27年までの官報約2.1万点や、英語版官報約2千点(全号)等をインターネット公開

米国国立公文書館(NARA)、FamilySearch及びAncestry.comとのデジタル化の連携協定を更新

2015年10月14日、米国国立公文書館(NARA)が、系図記録を収集・保存する非営利団体FamilySearch及び家系図情報を提供するAncestry.comとのデジタル化の連携協定を更新したと発表しています。

FamilySearchとは2007年に、Ancestry.comとは2008年に連携して以来、FamilySearchでは1億2,800万の、Ancestry.comでは1億7,000万以上のNARAの記録の画像をオンラインで公開してきたとのことです。

更新された連携協定では、両機関は誕生・結婚・死去・移住・兵役といった歴史的コンテンツをデジタル化することを継続するものの、全てのコレクションが完成するまで待つよりも、大規模なコレクションの断片を投入することができるとのことです。

この変更は、これまでより速やかに、重要な歴史的な記録への重大なアクセスを提供するもので、また、個人情報保護の確認に関してNARAの継続的な関与を述べており、もし個人情報の保護が確認された場合には、特に両機関の責任について詳しく説明されます。

Ancestry.comとの協定では、エンバーゴ期間が1~2年となり、コレクションが公開されてからではなく、スキャニングが完成してからカウントするということになったようです。

千代田区立図書館、「業務資料から見る千代田図書館の歴史展 関東大震災前後の東京市立図書館」を開催(10/26-1/23)

千代田区立図書館が、2015年10月26日から1月23日まで「業務資料から見る千代田図書館の歴史展 関東大震災前後の東京市立図書館」を開催します。

同展では、千代田図書館に残る大正から昭和初期の業務日誌や写真などを通して、東京市立だった頃の千代田図書館について前期・後期にわけて紹介するとのことです。

前期の10月26日から12月15日は「一橋図書館と震災」と題して、震災前後の東京市立一橋図書館に焦点を当てるとのことです。公共図書館の創成期に東京市立図書館の中心的な役割を担った一橋図書館は、大正12年に関東大震災で焼失しましたが、被災時の様子や、復興への道のりを紹介するとのことです。

後期の12月16日から2016年の1月23日は「駿河台に完成した復興図書館」と題して、昭和5年に開館した東京市立駿河台図書館に焦点を当てるとのことです。震災の教訓を踏まえて完成した時代の先端をゆく建物や設計から、当時どのように図書館が利用されていたのかを具体的に読み取るとのことです。

また、展示に合わせて、2016年1月22日に関連講演会として「一橋・駿河台図書館をつくった図書館員」「東京市立図書館を利用するには」が開催されます。定員50名で事前申し込みは不要ですが、先着順とのことです。また、立見可とのことです。

東京大学総合文化研究科・教養学部駒場博物館が、駒場図書館が所蔵する狩野文書を用いて「教育者・蒐書家・鑑定人 狩野亨吉 生誕150周年記念展」を開催(10/17-12/6)

2015年10月17日から12月6日まで、東京大学総合文化研究科・教養学部駒場博物館にて「教育者・蒐書家・鑑定人 狩野亨吉 生誕150周年記念展」が開催されます。

同展は、狩野が残した来簡やメモ、授業ノート、日記や目録など、駒場図書館の所蔵する狩野文書から、多才にすぎてとらえがたい狩野の実像に迫ろうとするものとのことです。

また、同展にあわせて、狩野が第一高等学校に寄贈した図書を、駒場図書館のロビーに10月17日から25日まで展示するとのことです。

「教育者・蒐書家・鑑定人 狩野亨吉 生誕150周年記念展」(東京大学総合文化研究科・教養学部駒場博物館)
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/exihibition.html#kanokokichi

E1722 - ビッグデータ,リトルデータ,ノーデータ<文献紹介>

 近年,ビッグデータの活用やオープンサイエンスを支える基盤としてのオープンデータに世界的に注目が集まっている。このような中でカリフォルニア大学ロサンゼルス校のボーグマン(Christine L. Borgman)氏は,データの収集,分析及び利用を扱う「データ・スカラシップ」に関する注目すべき著作を発表した。

E1721 - Code4Lib JAPANカンファレンス2015,東京にて開催<報告>

 2015年9月5日から6日にかけて,リクルート本社アカデミーホールにてCode4Lib JAPANカンファレンス2015が開催された。同カンファレンスは,「図書館と技術,Web,ITをむすぶ,図書館員や技術者,その他すべての関係者が集い,アイデアやツールを紹介しあい,先進的な試みを共有し,関係者が出会い,つながるイベント」である(E1486参照)。3度目の開催となる今回は91名が参加し,基調講演1件,通常発表10件,ライトニングトーク21件が行われた。本稿では,今回初めて参加し,発表を行った筆者の視点から,当日の様子および印象に残ったことを中心に報告したい。

E1720 - ウェブサイト・「佛教大学図書館施設ガイド」の構築と公開

 佛教大学図書館(以下当館)では,2015年7月1日に「佛教大学図書館施設ガイド」(以下「施設ガイド」)と称するウェブサイトを公開した。「施設ガイド」では,当館内の施設を視覚的に理解できるように,360度のパノラマ画像を用いたバーチャルツアーを提供しているほか,さまざまな当館の機能について,施設画像を通じて理解を深めていけるような工夫を行っている。ここでは「施設ガイド」を構築するに至った背景と構築の過程について,報告しておきたい。

E1717 - お茶の水女子大学「図書館入試」実施に向けたプレゼミナール

○「新フンボルト入試」とは
 本学では,2017年度入学者を選抜する入試から,従来のAO入試を改革した「新フンボルト入試」を開始する。改革の目的は,潜在的な能力,とりわけ大学入学後の学びや社会に出た後に,その能力を大きく伸ばせる「のびしろ」を持った学生の選抜にあり,定員は現AO入試の2倍の20名となる。1810年のベルリン大学創立の立役者であり,潮木によれば「現場密着型の研究と教育の一体化を提唱」した,ヴィルヘルム・フォン・フンボルトに因んで命名された。一次選考を兼ねる文理共通のプレゼミナールと,二次選考(文系「図書館入試」,理系「実験室入試」)の二段構えで,単に知識の多寡を問うのではなく,「課題を探求・発見」し,「必要な資料やデータを活用」し,「オリジナルな解を導き出す」力を測定する。

『カレントアウェアネス-E』290号を発行

E1718 - 学校図書館プロジェクトSLiiiC “SWC2015”<報告>

 学校図書館プロジェクトSLiiiC(スリック)は,学校図書館支援を目的とした任意団体である。ウェブサイトのユーザー登録者数は279 人で,Facebookのスタッフ用グループメンバー数は14人である(2015年9月28日現在)。SLiiiCは,もともと筑波大学大学院で図書館情報学を学ぶ学生たちが2006年に立ち上げた団体で,ウェブサイトでの学校図書館支援に関する各種情報提供や様々なイベントの企画運営を行っている。

米国デジタル公共図書館(DPLA)と“DigitalNZ”、最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”を開催(10/12-11/21)

2015年10月12日から11月21日まで、米国デジタル公共図書館(DPLA)と、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“DigitalNZ”は、Europeanaやオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”と連携して、国際的なコンペティションである“GIF IT UP 2015”を開催しています。

“GIF IT UP”は、DPLA・DigitalNZ・Europeana・Troveのサイトから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使って作成された最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティションで、2014年に第1回目が開かれています。

作品は、パブリックドメインで、著作権の制限がないことを宣言するか、再利用可能なクリエイティブコモンズであることが条件とのことです。

作品は国際的な委員会で審査され、優勝者と3人の次点者を選ぶとのことです。Tumblrの ‘notes’に最も書き込まれたGIFには“people’s choice award” が与えられ。ニュージーランドの児童・生徒向けにも特別な賞があるようです。

【イベント】国立国会図書館(NDL)、「国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン」を開催(11/28-29・東京)

国立国会図書館(NDL)は、2015年11月28日と29日に、「LODチャレンジ2015」「アーバンデータチャレンジ2015」の開催に合わせて、「国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン」を開催します。

ハッカソンでは、NDLのデータの新しい使い方についてアイデアを練り、アプリケーションやツールを試作する作業を、2日間かけて、参加者がチームに分かれて行います。

NDLのデータを使って仕事に役立つツールを試作したい図書館の方、出版物のメタデータの可視化やテキストマイニングを試みたい方、NDLのデータを使った面白いスマートフォン用アプリを開発してLODチャレンジやアーバンデータチャレンジに応募したい方など、NDLのデータの利活用に関心のある方の参加を募集しています。

定員は15人程度で、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

「国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン」を開催します(NDL Lab,2015/10/15)
http://lab.ndl.go.jp/cms/?q=node/36

「国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン」のご案内(NDL Lab)
http://lab.ndl.go.jp/cms/?q=hack2015

LODチャレンジ2015

米・OverDrive社、30万タイトルの電子書籍を追加 利用も増加傾向

2015年10月13日、米国・OverDrive社は、100以上の大企業からの提供を受けて、30万タイトルの電子書籍を追加したと発表しています。漫画が原作のテレビ番組や映画が国際的になってきたことから漫画も追加しているとのことです。

これにより、50言語・200万タイトルの電子書籍が、世界30か国の34,000の図書館や学校で利用可能となっているようです。

日本、デンマーク、韓国、イギリス、スイス、南アフリカ、アイルランド、ドイツ、タイ、スウェーデン、トルコ、ルクセンブルク、シンガポール、マレーシア、アイルランドでは新しく参加した図書館・学校があるとのことです。

今年だけで300万の初めての利用者を含む数百万人の利用者によって、2015年の1月から9月までに1億2,000万タイトルが貸し出されており、毎年20%ずつ増えているとのことです。

OverDrive社では増加する要求に対応するため新しいプラットフォームやアプリを提供したり、オリジナルの漫画のスタイルで読書できるよう2バイト文字対応や左から右へのページ送りにも対応したとのことです。

More than 300,000 digital titles added to industry-leading global eBook catalog(OverDrive,2015/10/13)

さいたま市図書館(埼玉県)、小学校低学年向けの読書手帳「としょ丸どくしょてちょう」を作成

さいたま市図書館(埼玉県)が、小学生にもっと本を好きになってもらうために、図書館のキャラクター「としょ丸」を表紙にあしらった、低学年向けの読書手帳を作成したとのことです。

2015年10月21日から、各図書館で配布するとのことです。

面白かった分だけ手裏剣に色を塗れる仕組みとなっているようです。

さいたま市図書館 図書館からのお知らせ
http://www.lib.city.saitama.jp/
※「低学年向けの読書手帳「としょ丸どくしょてちょう」を作成しました(2015.10.14)」とあります。

としょ丸どくしょてちょう(さいたま市図書館)
http://www.lib.city.saitama.jp/issue/toshomarudokushotechou/

参考:
CA1841 - 読書通帳の静かなブーム / 和知 剛
カレントアウェアネス No.323 2015年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1841

井手町図書館(京都府)、9月1日から読書通帳を開始
Posted 2015年8月31日
http://current.ndl.go.jp/node/29304

岐阜県海津市の図書館が「読書通帳」導入、全国6例目
Posted 2014年4月3日

国立国会図書館、『びぶろす』誌で「地図を読む」を特集

国立国会図書館(NDL)の刊行する『びぶろす』誌(行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌)の70号(2015年10月)で、「地図を読む)」をテーマとする特集が掲載されました。

特集では以下の記事が掲載されています。

・国立国会図書館地図室について~地図室所管資料の概要、保管及び利用について~
(国立国会図書館 利用者サービス部人文課)
・都市圏活断層図の紹介 ~知ることから防災・減災へ~
(国土交通省国土地理院応用地理部 三谷麻衣)
・海図について ~安全な航海のための必須アイテム~
(海上保安庁海洋情報部航海情報課)
・東京都立中央図書館所蔵江戸図のご紹介
(東京都立中央図書館サービス部情報サービス課 西田美奈子)

びぶろす- Biblos
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/index.html

医学中央雑誌刊行会、医中誌Webに収録されているノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授の文献リストを公開

2015年10月13日、医学中央雑誌刊行会が、医中誌Webに収録されている、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授の文献リストを公開しています。

大村教授が筆頭著者である文献情報 146件 (内訳:原著論文 70、会議録(学会抄録) 46、総説 4、解説的記事 5、特許に関する記事 21) を、新しい順に掲載しているとのことです。

書誌情報については、転載等、自由に利用できるとのことです。

大村智 北里大学特別栄誉教授の医中誌収録文献(医学中央雑誌刊行,2015/10/13)
http://www.jamas.or.jp/news/20151013_omuralist.html

参考:
ノーベル医学生理学賞の受賞を記念して、Wiley社が、大村智・北里大学特別栄誉教授がWiley社から出版した著作・論文を無料公開(12月10日まで)
Posted 2015年10月7日
http://current.ndl.go.jp/node/29596

京都大学図書館機構、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の論文情報をまとめて紹介
Posted 2012年10月9日
http://current.ndl.go.jp/node/22023

京都大学、益川敏英名誉教授のノーベル賞受賞論文を機関リポジトリで公開