アーカイブ - 2015年 10月 21日

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会、「多文化サービス実態調査」(公共図書館向け)を実施(~11/30)

日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会では、大学・短期大学・高等専門学校図書館等を対象とした「留学生等への図書館サービスに関する調査」に引き続き、2015年11月30日まで、公共図書館の多文化サービス実態調査を実施するとのことです。今回の調査は、1988年及び1998年に実施した多文化サービス実態調査に続く、第3回目の全国調査となるとのことです。

調査結果は、集計後報告書として刊行するほか、日本図書館協会多文化サービス委員会のウェブサイトにも掲載する予定とのことです。

日本図書館協会 お知らせ
http://www.jla.or.jp/
※「2015/10/21「多文化サービス実態調査」(公共図書館向け)実施のお知らせ」とあります。

「多文化サービス実態調査」(公共図書館向け)(JLA)
http://www.jla.or.jp/committees/tabunka/tabid/202/Default.aspx#notice2

DANSとBrill社が人文社会科学分野のデータジャーナルを創刊

2015年10月20日、オランダの学術情報の収集・提供機関であるData Archiving and Networked Services(DANS)とBrill社は、人文社会科学分野のデータジャーナルを創刊しました。このジャーナルは、Online onlyのオープンアクセス査読誌で、特に歴史学・考古学・言語学・文学をカバーし、年2回刊行するとのことです。

このジャーナルにはデータ論文が含まれ、データセット、研究の背景、研究課題、方法論について記述されています。データ論文にはデータセットやリストについての幅広い説明が掲載され、また、各論文は永続的な識別子を取得するとのことです。

DANS and Brill Publishers launch online journal on research data(DANS、2015/10/20)
http://www.dans.knaw.nl/en/current/news/dans-and-brill-publishers-launch-online-journal-on-research-data

Research Data Journal for the Humanities and Social Sciences(Brill)

盗まれていた野球カードがニューヨーク公共図書館(NYPL)に30年ぶりに戻る

2015年10月19日付のDaily News紙によると、少なくとも30年前にニューヨーク公共図書館(NYPL)から盗まれた、ナショナルリーグが形成される7年前に印刷された貴重な野球カードが戻ってきたとのことです。

NYPLのセキュリティーチームは、スポーツ記念品販売業者ラッキー(Leon Lucky)氏が、2000年にオークションで1万ドルで購入した収集品を同館に譲渡することに合意したため、先月、シンシナティーレッドストッキングスの1869年の野球カードを取り戻すためテキサス州に赴いたとのことです。

米国・連邦捜査局(FBI)は、その野球カードが、図書館のアルバート・スポルディングコレクション (Albert Spalding Collection)から数十年前に盗まれたかどうかを判断するためにNYPLと今年の初めに公的に連携したとのことです。

同コレクションは、19世紀の野球のパイオニアであり有名スポーツ用品店の共同創設者であるスポルディング(Albert Spalding)氏の死去6年後、その家族が、約3,000ものカード・文献・野球に関する記念品を1921年に図書館に寄贈したものですが、1987年の監査で、1869年のレッドストッキングスの野球カードが他の数百点とともに図書館から盗まれていたことが明らかになっていたとのことです。

凸版印刷株式会社と唐招提寺、鑑真の半生を描いた「東征伝絵巻」をデジタル化し、唐招提寺新宝蔵で、『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』として特別公開を開始することを発表

2015年10月20日、凸版印刷株式会社と奈良県の唐招提寺は、唐招提寺の開祖、鑑真和上の半生を描いた、延べ83メートルの幅の絵巻であり、重要文化財でもある「東征伝絵巻」をデジタル化し、絵巻全体を一度に鑑賞できるデジタル絵巻コンテンツ『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』として、10月21日から11月3日まで、唐招提寺新宝蔵で特別公開することを発表しました。

同社が開発した文化財専用のスキャナーが用いられ、高精細なデジタル化が可能となったようです。絵巻をデジタルコンテンツ化することにより、通常の展示では難しかった絵巻全体を一度に鑑賞することができるだけでなく、場面を選択したり、拡大するなどして鑑賞できる、としています。

また、公開期間中には、同寺僧侶のナビゲートによる上演を予定しているとのことです。

観覧には、拝観料と入蔵料がそれぞれ必要とのことです。

唐招提寺と凸版印刷、延べ83mの重要文化財「東征伝絵巻」(全5巻)を完全デジタル化。絵巻全体を一度に鑑賞できるデジタル絵巻コンテンツ『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』を10月21日から唐招提寺新宝蔵にて特別公開(凸版印刷, 2015/10/20)
http://www.toppan.co.jp/news/2015/10/newsrelease151020_2.html

関連:

札幌市中央図書館「中央図書館から始める世界の旅~留学生文化紹介セミナー2015~」を開催(11/14)

札幌市中央図書館が、2015年11月14日、「中央図書館から始める世界の旅~留学生文化紹介セミナー2015~」を開催するとのことです。

札幌市内の大学に通う留学生が、出身国について紹介するセミナーを開催するもので、今年は「中国」と「キルギス共和国」とのことです。

セミナーに合わせて、11月1日から14日まで、所蔵資料展示「中国・キルギスの文化」が行われるとのことです。

中央図書館から始める世界の旅~留学生文化紹介セミナー2015~(札幌市の図書館,2015/10/21)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/gyoji/chuo/bunkashoukaisemina-.html

英国物理学会出版局と英国研究情報ネットワーク、物理学者の情報活動に関する調査報告書“Information practices in the physical sciences”を公表

2015年10月1日、英国物理学会出版局(IOP Publishing)と英国研究情報ネットワーク(RIN)が共同で、調査報告書“Information practices in the physical sciences”を公表しました。

物理学者が研究情報を如何に発見・利用・共有・普及させているか、また、情報活動(information practice)が新しいデジタル技術により如何に変化しているのかを調査した報告書とのことです。

報告書によると、71%の回答者が、過去5年間に自身の学部以外の研究者と公式に連携したこと、また、16%が非公式に連携したことが判明したとのことです。

また、この報告書は、研究論文の個人的なコレクションを構築するための物理学者で広まっている好みを割り出しており、87%の回答者が読んだ論文を電子的に保存していると回答しているとのことです(29%は紙媒体で保存)。

普及に関しては、物理学分野における査読誌は、依然として正式な研究成果の共有のための標準的な媒体であり、79%の回答者は、主に研究成果・データ・コードを伝統的な雑誌での発表を通じて普及しているとのことです。

米・Rovi社、ミシガン州立大学(MSU)に85万点からなる録音・映像資料、ビデオゲームを寄贈

2015年10月19日、映像コンテンツに関する様々なソリューションを有する企業である米国Rovi社が、ミシガン州立大学(MSU)に対して、85万点ものCD、DVD、Blue-Ray、ビデオゲームを寄贈したと発表しています。

約2,000万のデータポイントから構成されるメタデータ要素の目録もあわせて提供されたようです。

寄贈された資料はMSUの中央図書館に収蔵され、教員や学生の調査に使われることで、音楽やポピュラーカルチャー、映画研究、ゲームプログラムのカリキュラムを強化するとのことです。

寄贈資料のうち、CDは1990年代初頭からの米国で販売されたもので、欧州からの輸入品も含まれ、DVDはDVDが発売されて年以来のもので、米国で商業的に販売された大部分を含むとのことです。ビデオゲームについては、1993年から2014年までのゲーム機やPC用のもので、いくつかは80年代初頭にさかのぼるとのことです。

寄贈資料は、MSU図書館の目録を通じてMSU関係者が利用できるほか、ミシガン州の電子図書館目録MelCatを通じてミシガン州の住民もILLサービスで利用できるとのことです。貸出は1週間で、紛失・破損した場合は罰金が科せられるとのことです。

小牧市、建設予定の新図書館について基本設計業務及びアドバイザリー業務の受注者と契約解消する方向性を表明し、現在の建設計画の検証のための市議会への協力を要請

2015年10月20日、小牧市は2018年度に供用開始を予定している新図書館について、10月4日に実施された住民投票の結果を受け、公募型プロポーザルによって決定した基本設計業務及びアドバイザリー業務の受注者について、それぞれと協議の上契約を解消する方向であることを表明しました。

なお、アドバイザリー業務の受注者は、CCC・TRC共同事業体で、基本設計業務の受注者は、株式会社日建設計名古屋オフィスです(CCCはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、TRCは、株式会社図書館流通センター)。

住民投票の実施決定を受け、9月11日から作業は中止されていたとのことで、また、今後、市議会の意見を聴いたうえで現在の計画の検証を行うため、同市は市議会に協力要請を行ったとのことです。

市議会への協力要請について(小牧市, 2015/10/20)
http://www.city.komaki.aichi.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/010/859/271020puresu.pdf

新図書館の建設(小牧市)
http://www.city.komaki.aichi.jp/shogaigakushu/library/010859.html

参考:

Project MUSE、2016年から提供開始予定の電子書籍のタイトルリストを発表

人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、2016年のMUSE/UPCC書籍コレクションの価格を決定し、そのタイトルリストを公開しました。

新しいコレクションは、MUSEでの利用に限定されている、全ての参加出版社の2016年の全書籍、分野コレクション、領域研究コレクション、新シリーズコレクションが含まれるとのことです。

また、MUSEでは新しく以下の4つの出版社と提携したようです。

・Cubanabooks
・SEAP Publications, 東南アジアプログラム (コーネル大学)
・ブリティシュコロンビア大学出版局
・ユタ大学出版局

Project MUSE Announces New 2016 Book Collections (Project MUSE)
https://t.e2ma.net/message/tg7n1b/98vyl

2016 Complete Title List
http://muse.jhu.edu/about/docs/books_title_lists/2016_Complete.xls

参考:
Project MUSE、2012年から提供開始予定の人文・社会科学の電子書籍の内容を発表
Posted 2011年10月14日

米国デジタル公共図書館(DPLA)、児童・生徒の学習のための米国の歴史・文学・文化についての一次資料のセットを公開

2015年10月20日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、児童・生徒の学習用の米国の歴史・文学・文化についての一次資料のセットを公開したと発表しています。

これらのセットは、6~12年生及び高等教育において、生徒や教師によって利用されるために、“Education Advisory Committee”によって開発・点検されたもので、各々セットには、概説、10~15の一次資料、追加資料へのリンク、教育用ガイドが含まれるとのことです。

今後もこのプロジェクトには新しいセットが追加される予定のようです。

なお、このプロジェクトはWhiting財団から助成金を獲得しているとのことです。

New Primary Source Sets for Education(DPLA,2015/10/20)
http://dp.la/info/2015/10/20/new-primary-source-sets-for-education/

Primary Source Sets(DPLA)
http://dp.la/primary-source-sets

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、教育への影響拡大のため、Whiting財団から助成金を獲得
Posted 2015年6月10日

静岡県立中央図書館、静岡県行政資料デジタルライブラリーで閲覧できる静岡県発行の行政資料を追加

静岡県立中央図書館が、静岡県行政資料デジタルライブラリーで閲覧できる静岡県発行の行政資料を追加し、2015年10月現在で、公開資料が136点となったとのことです。

デジタルライブラリーで閲覧できる静岡県発行の行政資料を追加しました(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2015/gyousei_tuika.html

参考:
静岡県立中央図書館、pdf化されインターネットで公開されている静岡県発行の行政資料の一部をデジタルライブラリーで公開
Posted 2015年7月6日
http://current.ndl.go.jp/node/28842

長崎外国語大学、「長崎外国語大学リポジトリ」を公開 NIIの共用リポジトリサービス“JAIRO Cloud”を利用

2015年10月15日、長崎外国語大学が「長崎外国語大学リポジトリ」を公開しました。国立情報学研究所が提供するJAIRO Cloud(共用リポジトリサービス)を利用しているとのことです。

本学の機関リポジトリを公開しました。(長崎外国語大学教育研究メディアセンター)
http://www.nagasaki-gaigo.ac.jp/media_c/library/news_events/news/post_30.html

長崎外国語大学 機関リポジトリ運用指針
https://nufs.repo.nii.ac.jp/?action=common_download_main&upload_id=41

長崎外国語大学リポジトリ
https://nufs.repo.nii.ac.jp/

参考:
名古屋学院大学、名古屋学院大学リポジトリの正式運用を開始 NIIの共用リポジトリサービス“JAIRO Cloud”を利用
Posted 2015年10月16日
http://current.ndl.go.jp/node/29665

NIIのJAIRO Cloud、参加申請機関数が200機関突破
Posted 2014年4月22日
http://current.ndl.go.jp/node/25977

「楽天いどうとしょかん」が北海道で運行開始 電子図書館の利用体験も可能

2015年10月20日、楽天株式会社が10月28日から、車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」を北海道で運行開始することを発表しました。北海道との地域活性に向けた包括連携協定による官民共同事業の一環としての実施となっています。

移動図書館車には、1,200冊の書籍が搭載されるとのことで、かつ従来の書籍や電子書籍リーダーに加え、メディアドゥの提供によるOverDrive社のサービスを利用し、200タイトルのコンテンツを用意し、国内の移動図書館としては初めてとなるという電子図書館の利用を体験できる機会を提供するとのことです。

また、北海道が巡回先の希望照会を関係機関に行い、同社が日程調整等を担当するとのことです。また、同社の発表によると、これまでの保育園や学童保育クラブに加え、新たに病院施設や認定子ども園を巡回するほか、同社が支援している道内の児童養護施設も巡回するとのことです。

10月28日には、恵庭市黄金ふれあいセンターでオープニングイベントが開催されます。

楽天と北海道、官民共同事業として「楽天いどうとしょかん」を運行- 国内の移動図書館としては初めて電子図書館の利用体験を提供 -(楽天株式会社, 2015/10/20)
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2015/1020_02.html

【イベント】神戸市東遊園地で「アウトドアライブラリー」の第2弾が開催(11/11-23・兵庫)

神戸市の中心に立地する東遊園地で、神戸市と神戸パークマネジメント社会実験実行委員会が連携して、2015年11月11日から23日までの間、社会実験「アーバンピクニック」の一環として「アウトドアライブラリー」が開催されます。「アーバンピクニック」、「アウトドアライブラリー」は2015年6月にも実施されたものです。

「アウトドアライブラリー」は、屋外に本棚を設置するほか、カフェをオープンするなどして読書できる場と機会を提供するとともに、市民から本の寄贈をうけ、来場者と本の提供者、「本棚オーナー」との本を通じた相互交流の場を創るイベントとなります。

今回の「アウトドアライブラリー」では、会場に設置される本棚のテーマを決めたり、20人の「本棚オーナー」が募集されていて、10月26日までが応募期限となっているようです。

OUTDOOR LIBRARY(URBAN PICNIC)
http://urbanpicnic.jp/library

本棚オーナー募集(URBAN PICNIC)
http://urbanpicnic.jp/form

第二回東遊園地パークマネジメント社会実験「アーバンピクニック」(神戸市, 2015/10/1)