アーカイブ - 2015年 10月 8日

米国議会図書館(LC)の資料の教育現場での活用を図る「ティーチャー・イン・レジデンス」、2015-2016年度の採用者が決定

2000年から開始されている、米国議会図書館(LC)の資料の教育現場での活用を図る制度である「ティーチャー・イン・レジデンス」ですが、2015-2016年度の科学分野では、ペンシルバニア州フィラデルフィア市のBoys’ Latin of Philadelphia Charter Schoolの科学の教員・スミス氏(Trey Smith)が、視聴覚資料分野では、ミズーリ―州クレイトン市RM Captain小学校の図書館員・ボバー(Tom Bober)氏が選ばれています。

「ティーチャー・イン・レジデンス」に選ばれた彼らは、教員と連携して、既存の科学分野のカリキュラムへの一次資料の統合モデルの開発や、学際的な結びつきの形成、LCの歴史的・科学的事件の一次資料を用いての生徒の知識構築支援を行なうとのことです。

Primary Sources in Science Classrooms: Introducing Trey Smith, 2015-2016 Library of Congress Science Teacher in Residence(Teaching with the Library of Congress,2015/9/22)

米国議会図書館(LC)、新聞資料を活用するための教員向けのガイドを公開

2015年10月7日、米国議会図書館(LC)は、新聞資料を活用するための教員向けのガイドを公開しました。

LCでは、生徒が、LCが所蔵する歴史的な一次資料のオンラインコレクションを深く分析できるように“primary source analysis tool”を公開していますが、今回は新聞資料についてのものであり、図書館の新聞専門家と連携し、生徒が新聞の以下のような典型的特徴を活用できることを援助するものとのことです。

・主要なアイデアの見出しとその当時の言語
・写真、スケッチ、漫画といった視覚的要素
・関連した事件についてのレポート
・文脈を構築することを助けるデータ

また質問に加えて、教員向けガイドでは、生徒が、見出し・レイアウト・時間や場所を超えての様々な視点を考えるのを助ける、複雑な3つのレベルでのフォローアップ活動のアイデアを提供しているとのことです。

Read All About It: A New Teacher’s Guide to Analyzing Newspapers(Teaching with the Library of Congress,2015/10/7)

【イベント】海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業(JALプロジェクト)の公開ワークショップ「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言 II」(11/27・東京)

2015年11月27日、東京国立近代美術館にて、海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業(略称:JALプロジェクト)の公開ワークショップ「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言 II」 が開催されます。

JALプロジェクト実行委員会は、海外日本美術資料専門家(司書)を11月15日に招へいして、11日間、東京・奈良・京都・博多の関係諸機関において研修ならびに交流事業を行います。最終日11月27日には、招へい者によるJALプロジェクト2015の報告、北米日本研究資料調整協議会(NCC)議長マクヴェイ山田久仁子氏(ハーバード大学燕京図書館)の講演、および「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言 II」を企図する公開ワークショップを開催するとのことです。

JALプロジェクト2015 「海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業」
公開ワークショップ「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言 II」開催のご案内(東京国立近代美術館)
http://www.momat.go.jp/am/wp-content/uploads/sites/3/2015/05/JAL2015WS20151127-1.pdf

JALプロジェクト2015のご案内(東京国立近代美術館)

米国議会図書館(LC)、10月12日のコロンブス・デーにあわせて主閲覧室でオープンハウスを実施

米国議会図書館(LC)は、2015年10月12日のコロンブス・デーにあわせて主閲覧室で今年2回目のオープンハウスを実施するとのことです。

レファレンスライブラリアンがサービスを実演したり、登録利用者カードをどのように入手するかを教えたり、質問に答えたりするとのことです。

多くの部門のレファレンスライブラリアンが、ファミリーヒストリーの調査方法を含めて、図書館のオンラインソースを実演し、膨大な図書館のコレクションの使用方法について説明するとのことです。

他のレファレンスサービスや閲覧室はサービスは休止され、ガイドツアーも実施されないが、解説員が、その歴史やコレクション・展示などについて開設することは行なうとのことです。

三脚などの使用は認められないが、写真撮影は許されていて、訪問者には、当日訪問できない人のために写真を撮影し、ハッシュタグ#LibraryOpenHouseを使ってTwitterやInstagram等に投稿することを推奨しています。投稿された写真の中から3つを選び、翌水曜日にLCのブログで紹介するそうです。

Main Reading Room Open House on Columbus Day(LC,2015/9/15)
http://www.loc.gov/today/pr/2015/15-161.html

国際図書館連盟(IFLA)の公共図書館常任委員会、世界の公共図書館の現状を紹介する“'Guest Blogger' series”を開始

国際図書館連盟(IFLA)の公共図書館常任委員会は、6大陸の19か国からの23のメンバーを誇っていますが、世界の公共図書館で何が起こっているかを把握するため、常任委員会のメンバーが毎月1回ブログに投稿する“'Guest Blogger' series”を開始するとのことです。

第1回目はスウェーデンのマルメ公共図書館の館長ニルソン(Torbjorn Nilsson)氏による“‘Reading Holiday’ in Sweden”です。

Public Libraries 'Guest Blogger' series(IFLA,2015/10/8)
http://www.ifla.org/node/9917

米国デジタル公共図書館(DPLA)、デジタル化研修のセルフガイドを公開

米国デジタル公共図書館(DPLA)では、Public Library Partnerships Project(PLPP)を通じ、DPLAのサービスハブと共同で、公共図書館員のデジタル技術の研修を、 Digital Commonwealth,、Digital Library of Georgia、Minnesota Digital Library、Montana Memory Project、Mountain West Digital Libraryのトレーナーと連携して行なってきたとのことです。

今回、このプロジェクトの終了にあたって、様々な文化遺産機関のデジタル化業務の初心者向けに、この研修のセルフガイドを公開したとのことです。

各々の科目は、動画、注釈つきのパワーポイント資料、スライドのpdf版から構成されていて、自由に共有、再利用、翻案してよいとのことです。

New Self-Guided Curriculum for Digitization(DPLA,2015/10/7)
http://dp.la/info/2015/10/07/new-self-guided-curriculum-for-digitization/

Planning for Digitization(DPLA)

国立国会図書館、『アジア情報室通報』13巻3号を刊行 「中央アジア関連資料収集の展望 ―ウズベキスタンを中心に―」等の記事を掲載

国立国会図書館(NDL)は、「アジア情報室通報」の第13巻第3号(2015年9月号)をウェブサイトに掲載しました。本号では、「中央アジア関連資料収集の展望 ―ウズベキスタンを中心に―」と題する記事等が掲載されています。

中央アジア関連資料収集の展望―ウズベキスタンを中心に―(アジア情報室通報 13巻3号)
http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/bulletin13-3-1.php

アジア情報室の刊行物(『アジア情報室通報』)
http://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/asia-pub.php

韓国国立中央図書館(NLK)の国立障害者図書館、障害者に対する郵送貸出サービス「책나래サービス」の2015年度の優秀図書館を発表

2015年10月7日、韓国国立中央図書館(NLK)の国立障害者図書館が、障害者に対する郵送貸出サービス「책나래サービス」の2015年度の優秀図書館として以下の3館を発表しています。

・南山図書館
・大田学生教育文化館
・韓国視覚障害者福祉財団点字図書館

2015년『책나래 서비스 우수도서관』선정결과 발표(NLK,2015/10/7)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/notice_view.jsp?board_no=8204&notice_type_code=1&cate_no=4&site_code=nl

Knowledge Unlatched、学術書のオープンアクセスの第2弾を開始へ

学術出版物の継続的なオープンアクセス(OA)出版を支援するKnowledge Unlatched(KU)が、昨年の学術書のオープンアクセスの試行が成功したのを受けて、その第2ラウンドの開始について発表しています。

少なくとも世界の300の図書館が2016年1月31にまでに誓約すれば、78の新しい人文科学・社会科学の図書がOAで公開されるとのことです。

KUのコレクションは5つの分野(考古学、歴史学、文学、メディア・コミュニケーション・政治学)の78冊の図書で、以下の26の学術出版社から提供されるものとのことです。

・Amsterdam University Press
・Berghahn Books
・Bloomsbury Academic
・Brandeis University Press
・Brill
・Cambridge University Press
・University Press of Colorado
・Dartmouth College Press
・De Gruyter
・Duke University Press
・Edinburgh University Press
・Fordham University Press
・Leiden University Press

米国議会図書館(LC)の“Chronicling America”で公開されている歴史的新聞が1,000万ページを突破

2015年10月7日、米国議会図書館(LC)は無料の米国の歴史的な新聞の検索サイト“Chronicling America”において全米の歴史的新聞をデジタル化して公開していますが、このたび、公開されている新聞が1,000万ページを突破したと発表しています。

容量としては74テラバイトで、38の州・属領・ワシントンDCの新聞1,900紙からなるとのことです。

2007年にLCと全米人文科学基金(National Endowment for the Humanities :NEH)によって開始された“Chronicling America”は、1836年から1922年までに米国で発行された歴史的に重要な新聞への恒久的なアクセスを提供しているもので、全米電子新聞プログラム(National Digital Newspaper Program:NDNP)の一部として、2つの機関と40の州・属領との連携して任務を果たしているとのことです。

“Chronicling America”は簡単な操作で同日の同地域や全国で出版された新聞を絞り込めるほか、APIで一括ダウンロードが可能であるため、コンピュータや言語学的な分析を通した新しい研究のアプローチを振興できるとのことです。

米国議会図書館(LC)、立法情報提供システムCongress.govに“Senate Executive Communications”など新機能を追加

米国議会図書館(LC)は、立法情報提供システムCongress.govの2015年10月期の更新で、米国上院に対して大統領、行政府の役員、州や地方公共団体から送られた法案を検索できる“Senate Executive Communications”をTHOMASから移転させたと発表しています。

また、以下の二つをCongress.govのブラウズ画面に追加したとのことです。

・Legislative Subject Terms(立法件名項目からの検索)
・Popular and Short Titles(通称や略称からの検索)

Now over 1,000,000 Items to Search on Congress.gov: Communications and More Added(Law Librarians of Congress LC,2015/10/7)
http://blogs.loc.gov/law/2015/10/now-over-1000000-items-to-search-on-congress-gov-communications-and-more-added/

Search Senate Executive Communications(Congress.gov)

島根大学附属図書館等、国指定重要文化財である鳥取県の「河本家住宅」が所有する古典籍をADEACで追加公開

島根大学附属図書館は、鳥取県東伯郡琴浦町の国指定文化財河本家住宅保存会との共同で、河本家「稽古有文館」が所蔵する古典籍をデジタル画像化していますが、4月の第一期公開に続き、2015年10月5日に、第二期公開として、「稽古有文館」に伝わる「礼儀類典」など貴重な資料を高精細画像閲覧システムADEACから公開しました。

また、デジタルアーカイブ間連携実証実験として、島根大学附属図書館デジタルアーカイブで既に公開されている島根大学の「桑原文庫」約700点も、ADEACシステムから閲覧することができるとのことです。

2015年10月11日には関連イベントとして河本家住宅にて講演会が開かれるそうです。入場料は300円です。

国指定文化財河本家住宅に伝わる貴重資料をインターネット公開(第2期)
http://www.shimane-u.ac.jp/docs/2015100200036/

ADEAC
https://trc-adeac.trc.co.jp/

和泉市立和泉図書館、和泉市内に残る昔話や伝説について図書館資料を基に再話した『和泉のむかしばなし』をデジタルアーカイブシステム“ADEAC”で公開

2015年10月7日、和泉市立和泉図書館、和泉市内に残る昔話や伝説について図書館資料を基に、子ども向けに書き直した『和泉のむかしばなし』のデジタル版をデジタルアーカイブシステム“ADEAC”で公開しました。

当該資料は印刷以外の工程は、すべて和泉図書館のスタッフの手作りによるものです。

『和泉のむかしばなし』(ADEAC)
https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/BookletView/2721915100/2721915100100010/izumimukasi01/

和泉市立和泉図書館 和泉のむかしばなし(ADEAC)
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/2721915100

ADEAC(アデアック):デジタルアーカイブシステム
https://trc-adeac.trc.co.jp
※2015/10/7付けで「新着情報」欄に「『和泉市立和泉図書館 和泉のむかしばなし』を公開しました。」とあります。

関連:
子どもたちに、地域の昔話を伝えたい!!『和泉のむかしばなし』出版@和泉市立図書館(株式会社図書館流通センター(TRC))
https://www.trc.co.jp/topics/event/e_izumi.html