アーカイブ - 2015年 10月

10月 29日

米国議会図書館(LC)、2015年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2015年10月28日、米国議会図書館(LC)は2015年の“Library of Congress Literacy Awards”の受賞団体を発表しました。同賞は、米国や世界における非識字問題の軽減や活字離れ等に取り組む団体を支援するプログラムで、慈善活動家David M. Rubenstein氏がスポンサーとなっています。2015年の受賞団体は以下の3団体です。

識字レベルの増加に顕著で、測定可能な貢献をし、識字の発展へのコミットメントに例外的で持続的な深さと幅が実証されている組織に授与される“David M. Rubenstein Prize” ($150,000)には、米国およびカナダにおいて、低所得世帯で成長した何百万もの子供たちの書籍や教育資源不足に取り組むことで教育の平等性を促進する活動を行っている“First Book”が選ばれました。

識字やリテラシーの重要性について国民の意識を高めることに重大かつ測定可能な貢献をした団体に授与される“The American Prize” ($50,000)には 物理的に離れている軍人の家族に一緒の読書を促進することで、現役の兵士が自身の子どもたちのリテラシーを開発させる活動を行っているUnited Through Readingが選ばれました。

東京都立図書館、企画展示「図書館が魅せます!TOKYO名所探訪」 を東京都庁南展望室で開催(11/19-21)

東京都立図書館が、2015年11月19日から21日まで、東京都庁南展望室で、企画展示「図書館が魅せます!TOKYO名所探訪」 を開催します。

1点目は、Tokyo名所案内として、歌川広重作「名所江戸百景」で取り上げられたスポットを、当時の浮世絵と現代の写真で比較、その歴史をたどるとともに、これらのスポットに関連する資料も展示、アート、カルチャー、グルメ方面からも東京の魅力に迫るとのことです。

2点目は、都立図書館紹介で、都立中央図書館の快適な環境、各種サービス、豊富な資料について紹介するとのことです。また、2017年1月に移転予定の都立多摩図書館の建物模型も公開するとともに、浮世絵をはじめとした貴重資料を館外からインターネットで閲覧できる「江戸東京デジタルミュージアム」も大型パネルで体験できるとのことです。

【東京都立図書館】企画展示「図書館が魅せます!TOKYO名所探訪」 を東京都庁南展望室で開催します。(11月19日から21日まで)(東京都立図書館,2015/10/28)
http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=1229

国立情報学研究所(NII)、“CiNii Dissertations”を正式公開

2015年10月22日、国立情報学研究所(NII)は、日本国内の大学および独立行政法人大学評価・学位授与機構が博士の学位を授与した論文のメタデータを検索できるデータベース「CiNii Dissertations - 日本の博士論文をさがす」を正式公開しました。

2015年6月11日に試験公開されていたものです。

CiNii Dissertations 正式公開について(NII,2015/10/28)
https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20151028

参考:
E1697 - NII,“CiNii Dissertations”を試験公開
カレントアウェアネス-E No.286 2015.08.06
http://current.ndl.go.jp/e1697

版元ドットコム、版元ドットコムで利用している書誌データをISBNを指定することで取得することができるAPIを公開

2015年10月26日、版元ドットコムが、版元ドットコムで利用している書誌データをISBNを指定することで取得することができるAPIを公開したと発表しています。書影も自由に利用できるとのことです。

版元ドットコム公式Facebook(2015/10/26付け)
https://www.facebook.com/hanmotocom/posts/1096116460406830

このサイトのAPI(版元ドットコム)
http://www.hanmoto.com/about_api

参考:
国立国会図書館、API(OAI-PMH)についての技術文書を公開
Posted 2015年10月2日
http://current.ndl.go.jp/node/29566

札幌市立中央図書館、レファレンス資料ミニ展示「広辞苑と言の葉展」を開催 図書館で実際に受けた調査事例のうち、身近な事例やちょっと興味深い事例を回答までの調査プロセスも含めて紹介

2015年10月29日から2016年1月12日まで、札幌市立中央図書館においてレファレンス資料ミニ展示「広辞苑と言の葉展」が開催されます。

広辞苑や言葉に関する辞典等のレファレンス資料のほか、図書館で実際に受けた調査事例のうち、身近な事例やちょっと興味深い事例を回答までの調査プロセスも含めて紹介するとのことです。

レファレンス資料ミニ展示「広辞苑と言の葉展」(札幌市の図書館,2015/10/29)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/gyoji/chuo/tenji20151029.html

OCLC、2014/2015年度の年報を公表

OCLCが、2015年度の年報を公表しています。
タイトルは“Moving forward with purpose”です。

OCLC公式Facebook(2015/10/28付け)
https://www.facebook.com/20530435726/photos/a.10151524165465727.842769.20530435726/10156360093535727/

OCLC公式Twitter(2015/10/28付け)
https://twitter.com/OCLC/status/659357656369471488

Moving forward with purpose 2014-2015 Annual Report(Web版))
http://www.oclc.org/en-US/annual-report/2015/home.html

Moving forward with purpose 2014-2015 Annual Report(pdf版)
http://www.oclc.org/etc/designs/oclc/oclc-annualreport-15/images/215510-2014-2015OCLCAnnualReport.pdf

参考:
OCLC、2013/2014年度の年報を公表

インディアナ州立図書館の1階に教育センターを設置 2016年10月開設予定

2015年10月27日、米国インディアナ州は、1816年創立のインディアナ州の創立200周年の間に教育センターを設立する公式計画を発表しています。センターは、1,800平方フィートの展示ホールとして、インディアナ州立図書館の1階に配置されるとのことです。

2016年10月に開設の予定で、同所は、州議会議事堂と図書館が毎年招いているたくさんの訪問者のためのアクティブラーニングの場所として機能するとのことです。

教育センターでは、学校のグループ、家族連れやツアー客のための動的な参加型展示を提供するとのことです。訪問客は、政府が如何に機能しているかを立証するロールプレイングゲームに参加し、図書館のコレクションから資料を発見・調査し、若いインディアナ州住民に関係する課題について投票をするとのことです。

教育センターの学習展示は、社会科と言語科目カリキュラムをサポートし、州政府の三権についての学習体験を向上させるとのことです。また、センターでは、ツアーの後の合間を埋める、教師、学生とその家族のためのフォローアップの資料を提供するとのことです。

State Library to Receive New Education Cente(STATE OF INDIANA,2015/10/27)

カナダ・ユーコン準州の航空写真がオンラインで公開

2015年10月25日付のCBC NEWSによると、10,000枚のカナダ・ユーコン準州の航空写真がデジタル化されオンラインで公開されたとのことです。デジタル化は全体の10%しか終了していないと州政府の図書館員は述べています。

写真のほとんどは数年前のものですが、1940年代にさかのぼるものもあるとのことです。

コレクションは、炭鉱者が鉱脈を見つけたり、気候変動の研究者が、最近の10年間で氷河が如何に変化をしているかを調査したり、ハイカーとハンターが、未開地の小道を探すのに使用されたりするとのことです。

Massive archive of Yukon aerial photos now online(cbc news,2015/10/25)
http://www.cbc.ca/news/canada/north/massive-archive-of-yukon-aerial-photos-now-online-1.3286580

SkyLine Air Photo Locator(Yukon Government)
http://www.emr.gov.yk.ca/library/skyline.html

参考:
20世紀前半の英国を上空から―16,000枚以上の航空写真アーカイブ“The Britain from Above”が公開

人文・社会科学分野の単行書のOAを推進する欧州のコンソーシアムOAPENがホスティングしているオープンアクセスの図書がGoogle Scholarで索引化

2015年10月28日、人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPENと学術出版物の継続的なOA出版を支援するKnowledge Unlatchedが、OAPENがホスティングしているOAの図書が、Google Scholarで索引化されたと発表しています。

Google Scholar Indexes Open Access Books(Knowledge Unlatched,2015/10/28)
http://www.knowledgeunlatched.org/press-release/
http://www.knowledgeunlatched.org/wp-content/uploads/2015/10/KU_Press_Release_Google_Scholar_28Oct2015.pdf

Ancestry.comがAncestry Mexicoを公開 1500年代にさかのぼるメキシコの出生記録・結婚・死亡記録2.2億件以上が検索可能に

2015年10月28日、家系図情報を提供するAncestry.comが、1500年代にさかのぼるメキシコの出生記録・結婚・死亡記録2.2億件以上をオンラインで公開したと発表しています。

2015年10月28日から11月2日までは無料ですが、その後は有料サービスとなるようです。

Ancestry Mexico Launches with More than 220 Million Searchable Mexican Historical Records(Ancestry.com,2015/10/28)
http://blogs.ancestry.com/ancestry/2015/10/28/ancestry-mexico-launches-with-more-than-220-million-searchable-mexican-historical-records/

10月 28日

米国における公共放送の歴史的コレクションを提供する“American Archive of Public Broadcasting”が音声映像資料の提供を開始

ボストンの公共放送局であるWGBHと米国議会図書館(LC)が、米国における公共放送の歴史的コレクションを提供するデータベース“American Archive of Public Broadcasting (AAPB)” において音声・映像資料をOnlineで公開したと発表しています。

全国の100以上の公共メディア機関の貢献により、現在、AAPBのウェブサイトでは1940年代から2010年代のものをストリーミングで視聴することが可能とのことです。

250万件の目録情報で2015年春に開始したAAPBのウェブサイトでは、今回、全国の公共メディア・ステーションから集めた歴史的なコンテンツ約7,000件がストリーミングファイルで閲覧できるようになったとのことです。

6万8千のデジタルファイルからなる4万時間近い、歴史的な公共放送のコンテンツが既に保存されており、ウェブサイトでは、そのうち、1940年代にさかのぼる、7千に近い米国のラジオとテレビ番組が公開されているとのことです。

4万時間にも及ぶ全てのコレクションは、研究目的のために、WGBHとLCの館内で視聴ができるとのことです。

AAPBは特徴的で歴史的に重要な資料の焦点をあてた以下の3つの展示も始めたとのことです。

マサチューセッツ州の住民、地域の図書館を通じて、マサチューセッツ大学アマースト校図書館の資料を借りることが可能に

2015年10月26日、マサチューセッツ州の住民は、州立大学のマサチューセッツ大学アマースト校(UMass Amherst)図書館の資料をマサチューセッツ州図書館コミッショナーズ理事会が運営するCommonweaith Catalogを検索することで、地域の図書館を通じて借りることができるようになったと発表しています。

Libraries Give Massachusetts Residents New Borrowing Privileges(UMass Amherst,2015/10/26)
http://www.library.umass.edu/news/announcements/comcat/

Commonweaith Catalog
https://commonwealthcatalog.org/mvc/

カリフォルニア大学がOA方針を拡大

2015年10月23日、米国カリフォルニア大学は、オープンアクセスポリシーで扱う研究文献の範囲を拡大したと発表しました。新ポリシーでは、臨床系の教授、講師、研究員、ポスドク、大学院生や図書館職員によって執筆された膨大な数の学術研究へのアクセスが可能になるとのことです。

2012年5月にカリフォルニア大学サンフランシスコ校でオープンアクセス方針が採択され、その後2013年8月に全校でオープンアクセス方針が採択されていましたが、今回、教員のガバナンスシステム以外の人にも同じ権利を拡大したとのことです。

Groundbreaking University of California policy extends free access to all scholarly articles written by UC employees(University of California、2015/10/26)
http://osc.universityofcalifornia.edu/2015/10/groundbreaking-presidential-oa-policy-covers-all-employees/

UC Presidential Open Access Policy(University of California、2015/10/23)

Springer社、北京理工大学出版局との連携を発表

2015年10月27日、Springer社が、北京理工大学出版局と、同大学の強力な研究分野をカバーする書籍・雑誌・データベースの出版について連携したと発表しています。

最初の連携プロジェクトは、国際的な書籍のシリーズである“Key Technology for New Energy Vehicles”の出版とのことです。

Springer to collaborate with the Beijing Institute of Technology Press(Springer,2015/10/27)
http://www.springer.com/gp/about-springer/media/press-releases/corporate/springer-to-collaborate-with-the-beijing-institute-of-technology-press/4115022

国立国語研究所、ひまわり版「洒落本コーパス」(Ver.0.5,短単位情報付き)とひまわり版「人情本コーパス」(Ver.0.1,テキスト検索のみ)を公開

2015年10月27日、国立国語研究所が、『日本語歴史コーパス 江戸時代編』の試作版として、ひまわり版「洒落本コーパス」(Ver.0.5,短単位情報付き)とひまわり版「人情本コーパス」(Ver.0.1,テキスト検索のみ)をクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下で公開しました。

国立国語研究所コーパス開発センター 最新情報
http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/
※「2015/10/27 日本語歴史コーパス「洒落本コーパス」「人情本コーパス」の試作版を公開しました」とあります。

ひまわり版「洒落本コーパス」Ver. 0.5(江戸時代編Ⅰ 洒落本)
http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/chj/edo.html

ひまわり版「人情本コーパス」Ver. 0.1(江戸時代編Ⅱ 人情本)
http://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/chj/edo.html

参考:
歴史言語学関係コーパスの研究データリポジトリ“LAUDATIO”がオープンアクセスで公開
Posted 2013年9月17日
http://current.ndl.go.jp/node/24385

SPARC Africaが創設される

アフリカの研究コミュニティのための学術コンテンツへのアクセスの極めて重要な必要性に対応して、新しいSPARCの支部であるSPARC Africaが創設され、2015年8月14日の国際図書館連盟(IFLA)の大学・研究図書館分科会のサテライトミーティングで活動を開始したとのことです。

SPARC Africaの主な焦点は、アフリカの学術コンテンツの不足を緩和する手段として科学的知識への無料アクセスを支持するためにアフリカの大学・研究分野にその資格を与えるであろうとのことです。

SPARC Africaは、アフリカにおける、大学・研究機関、図書館、情報専門職団体、助成金機関、学生団体、半官半民の組織を招待するとのことです。

また、南アフリカ図書館情報協会(LIASA)がSPARCアフリカの形成期のためのインフラとサポートを提供するとのことです。

SPARC Africaでは、オープンアクセスウィーク2015の期間中に参加へ関心を寄せるアフリカの他の期間への招待を拡大するとのことです。

SPARC Africa: capacitating Africa towards access to Open Scholarship(Open Access Week,2015/10/19)

英国でアーカイブの利用促進キャンペーン“Explore Your Archive”が開催(11/14-11/22)

英国の国立公文書館(TNA)と、英国とアイルランドのアーカイブズ・記録協会(Archives and Records Association )は、2015年11月14日から22日まで“Explore Your Archive”を開催するとのことです。

英国とアイルランドの各地のアーカイブズで展示が行われたり、Twitter上でアーカイブについてハッシュタグを用いてツイートするイベントが行われたりするようです。

Explore Your Archive
http://www.exploreyourarchive.org/

Explore Your Archive on Twitter(TNA,2015/10/27)
http://blog.nationalarchives.gov.uk/blog/explore-archive-twitter-2/#.Vi9yYhssmis.twitter

ポーランドの憲法裁判所、電子書籍の付加価値税への軽減税率適用不可に対して異議申し立て

2015年10月26日付のBookseller紙によると、ポーランドの憲法裁判所が、電子書籍の付加価値税(VAT)は標準的なレートで課税される必要があるとして、ECによる「電子書籍へは軽減税率を適用できない」というルールに異議を申し立てたとのことです。

またEU議会がEUのVAT免除のリストの編集の立法手続きにおいて議論しなかったという理由によりその見直しを要求したとのことです。

紙媒体と電子書籍の購入の価値が、EUによって強要されたVATの取り扱いによって歪められてはいけないと主張しているとのことです。

参考:
国立国会図書館、『外国の立法』2015年4月号でEUの電子書籍軽減税率についての記事を掲載
Posted 2015年4月13日
http://current.ndl.go.jp/node/28315

欧州委員会、電子書籍の付加価値税引き下げに関してフランスとルクセンブルクを提訴へ
Posted 2013年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/22964

欧州委員会、フランスとルクセンブルクによる電子書籍の付加価値税引き下げはEU法違反であると通告
Posted 2012年7月6日
http://current.ndl.go.jp/node/21312

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