アーカイブ - 2015年 11月 9日

韓国・高陽市、利用者自身が希望する図書を直接選書できる「책 채움(図書を満たす)」イベントを開催

韓国・高陽市が、図書館が購入する図書を直接選書する「책 채움(図書を満たす)」イベントを11月7日と14日に行うとのことです。

図書の購入は司書が図書館全体の蔵書構成を考慮して、必要な書籍を選定する固有の領域と考えてきたけれども、市民が利用しない資料は意味がないとして、図書館を利用する市民が直接図書を選書する「市民参加の図書館の具現」のため、今回の行事を実施することにしたとのことです。

現在はオフラインで希望図書を申請して受け付けていますが、同イベントでは図書館を訪れた市民が誰でも新刊図書の中で購入を希望する資料を1人当たり3冊まで申請できるとのことです。申請された図書は登録手続きを経て、図書館の書架に配架され、貸出し可能となるとのことです。

고양시, 시민이 직접 도서관 책 선정하고 채운다(高陽市,2015/10/29)
http://www.goyang.go.kr/kr/intro/sub05/03/index.jsp?bdId=41229&bbsMode=view

参考:
CA1734 - 研究文献レビュー:蔵書構成 / 安井一徳
カレントアウェアネス No.306 2010年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1734

大学図書館で学生による選書広がる(日本)

ウガンダ国立図書館、子どもの読書支援のため電子書籍リーダーを国内の図書館で導入

ウガンダ国立図書館は、英国の慈善団体“Book Aid International”と世界の識字率向上に関する取組みを行っている非営利組織“Worldreader”と連携して、国内の図書館で子どものために電子書籍リーダーを導入しているようです。

ウガンダ国内の10の各々の図書館で、200タイトルが含まれている20台の電子書籍リーダーが現在導入されているようです。

図書館がある地域の多くの小学校には学校図書館がなく、あったとしても教科書しかないような状況だそうですが、電子書籍リーダーにはアフリカやウガンダに関連するタイトルをふくむ世界中のデータが入っているとのことです。

トレーニングは、“Worldreader”によって、図書館員と子どもたちに提供されており、図書館員は、子どもたちと協力し、彼らが彼らの自然な才能を探検し、読書を通じて、興味を持っているものを見つけ、さらにそれらを構築することを支援するためのスキルを身に着けたとのことです。

電子書籍リーダーで子どもに読書に親しませるこのプロジェクトは、さらには紙媒体の書籍を手にすることを後押しし、英語の識字率を向上させると考えられているようです。

東京都港区の寺(多聞院)に、お寺や仏教、お坊さんに関するマンガ等を集めた「お寺の漫画図書館」がオープン

2015年10月31日、東京都港区にある多聞院の中に「お寺の漫画図書館」がオープンしました。

毎週土曜日、月曜日に開館していて、漫画を借りることはできませんが、1年ほどの改築を経て開設されたもので、誰もが気軽に仏教に親しめるコミュニティスペースを作ることをねらいとしたものとされ、ウェブサイトやTwitterのアカウントも開設されています。

10月12日にはレセプションも催されたようです。

お寺の漫画図書館 毎週(月)・(土)にて開館中(漫画図書館日記, 2015/11/7)
http://mangatosyokan.com/2015/11/07/4171

お寺の漫画図書館が10月31日(土)にオープンします(漫画図書館日記, 2015/10/8)
http://mangatosyokan.com/2015/10/08/4081

10月12日(月・祝)にレセプションを行いました(漫画図書館日記, 2015/10/18)
http://mangatosyokan.com/2015/10/18/4091

Twitter(@oteramanga)
https://twitter.com/oteramanga

関連:
開館日(お寺の漫画図書館)
http://mangatosyokan.com/calendar

【イベント】“DOI Outreach Meeting 2015 in Tokyo”(12/3・東京)

2015年12月3日、科学技術振興機構東京本部で、国際DOI財団 (The International DOI Foundation:IDF)主催のイベント“DOI Outreach Meeting 2015 in Tokyo”が開催されます。

DOI管理を担うIDFは、毎年冬に一般の人々が参加可能な、Outreach meetingを各国で開催してDOIの普及活動を行っているとのことで、今回はJaLCが事務局となり東京で開催され、日本およびアジア地域でのDOI普及を目指すものとのことです。

プログラムには以下の内容が含まれます。

・「研究データへのDOI登録実験プロジェクト」最終報告
・研究データにDOIを登録しているRAとのショートトーク
・DOIを登録することによるメリット ~海外のDOI登録機関によるユースケースの紹介~
・多様化するDOI登録対象

言語は、日本語と同時通訳付の英語で、参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。

DOI Outreach Meeting, 3 December 2015, Tokyo, Japan(Digital Object Identifier System)
https://www.doi.org/topics/outreach_dec15.html

スウェーデン王立図書館が“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟

2015年11月6日、スウェーデン王立図書館が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟したと発表されています。

OLHは学会主導で、著者から料金を徴取しないゴールドオープンアクセス出版社で、資金は、アンドリューWメロン財団から得ており、また、プラットフォームにかかるコストは、国際的な図書館のコンソーシアムによって支援されているとのことです。

National Library of Sweden joins OLH LPS model(OLH,2015/11/6)
https://about.openlibhums.org/2015/11/06/national-library-of-sweden-joins-olh-lps-model/

National Library of Sweden joins Open Library of Humanities(National Library of Sweden,2015/11/6)

米国・インディアナ大学、所蔵する録音映像資料63万5千点をデジタル保存へ

2015年10月31日付のInside Indiana Business誌によると、米国・インディアナ大学が、代替のきかない63万5千点の録音・映像・フィルムをデジタル保存イニシアチブのもとで保存すると発表しているとのことです。

これらのコレクションは、現在、インディアナ大学ブルーミントン校、インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校や地域キャンパスで、50の形式(カセットテープ、CD-R、オープンリール、VHS、Uマチック、ベータ―マックス、ラッカー盤、ワイヤ記録、ろう管など)、80のユニットで保管されているとのことです。

同プロジェクトでは、今後5年間で、1,500万ドルを受け取り、2020年までに、デジタル保存し、メディアが普遍的に利用できるようにすることを目標としているとのことです。

IU to Restore Massive Media Collection(Inside Insiana Business,2015/10/31)
http://www.insideindianabusiness.com/story/30394844/iu-to-restore-massive-media-collection

Digital rescue(Research IU Bloomington,2015/10/13)

Yahoo!(米国)画像検索の対象にFlickrへの登録画像も含まれるように

Yahoo!(米国)の画像検索が改良され、ウェブサイト上の画像だけでなくFlickrに登録されている画像も検索対象となるとのことです。

Yahoo!にログインしている場合、Flickrで自身が登録している写真、自身がフォローしている人の写真、一般公開の画像が検索結果に表示されてくるとのことです。

その他、色やサイズによる検索オプション、メニューから自身が必要な写真の「ライセンス」をドロップダウンメニュで選択して検索できるようです。

Yahoo Image Search Now Includes Personalized Flickr Results(Yahoo!,2015/11/6)
http://yahoosearch.tumblr.com/post/132666694610/yahoo-image-search-now-includes-personalized

【イベント】南海電鉄和歌山市駅へ移転予定の和歌山市民図書館、「図書館づくり講演会・ワークショップ」開催(和歌山)

2015年11月から12月にかけて、和歌山市民図書館は「図書館づくり講演会・ワークショップ」を開催します。同館が南海和歌山市駅の建物へ移転するにあたり、策定した基本計画の中で掲げられた基本目標「人と人とのつながりを育む図書館づくりをめざします」に関連した講演会及びワークショップとのことです。

講演会は2015年11月17日、「みんなでつくろう未来の図書館」をテーマとし、和歌山大学附属図書館館長の渡部幹雄氏を招いて和歌山市民図書館で開かれ、対象は中学生以上の市民で定員は60名となっています。

またワークショップは4回(11月21日、28日、12月6日、12日)開催されます。会場は28日が「みんなの学校」であるほかは、全て和歌山市民図書館です。

こちらも対象は中学生以上の市民、定員は60名で、全4回通しで参加できる人が望ましいようです。

図書館づくり講演会・ワークショップの開催について(参加者募集)(和歌山市民図書館)
https://www.lib.city.wakayama.wakayama.jp/news/2015/n20151107_01.html
https://www.lib.city.wakayama.wakayama.jp/news/items/workshop.pdf

学術研究懇談会(RU11)、「自由な発想に基づく独創性豊かで多様な研究を継続的に支援することの重要性について(提言)」を発表

2015年11月6日、学術研究懇談会(RU11)は、日本人研究者の2015年ノーベル医学生理学賞・物理学賞受賞を受けて、日本の科学研究の未来のために提言「自由な発想に基づく独創性豊かで多様な研究を継続的に支援することの重要性について」を取りまとめました。

提言は、以下の3点にまとめられています。

(1)基盤的研究費(国立大学運営費交付金ならびに私学助成の確保)
(2)科学研究費補助金の充実II 研究人材を取り巻く環境の整備
(3)競争的研究費における間接経費の適切な措置

提言:自由な発想に基づく独創性豊かで多様な研究を継続的に支援することの重要性について(学術研究懇談会, 2015/11/06)
http://www.ru11.jp/blog/2015/11/06/%E6%8F%90%E8%A8%80%EF%BC%9A/

参考:
学術研究懇談会(RU11)、「グローバル化時代における我が国の責務としての研究基盤の抜本的強化にむけて(提言)」を発表
Posted 2014年8月26日
http://current.ndl.go.jp/node/26869

学術研究懇談会(RU11)、「大学における学術研究資源を活用した基盤の戦略的強化について(RU11緊急声明)」を発表
Posted 2014年7月7日

愛媛県立図書館、愛媛県立図書館デジタルアーカイブを公開

2015年11月8日、愛媛県立図書館が、愛媛県立図書館デジタルアーカイブを公開しています。

愛媛県立図書館が所蔵する貴重な郷土資料や古文書等をデジタル化し、公開しているとのことです。

愛媛県立図書館デジタルアーカイブ
http://www.ehimetosyokan.jp/contents/darchive/darchive.htm
※「平成27年(2015)11月8日公開開始」とあります。

参考:
図書館振興財団、2013年度振興助成事業の助成先8団体を発表
Posted 2013年2月18日
http://current.ndl.go.jp/node/22909

【イベント】国立文化財機構文化財防災ネットワーク推進本部、「文化遺産防災国際シンポジウム-文化遺産を大災害からどう守るか:ブルーシールドの可能性-」を開催(12/13・京都)

2015年12月13日、京都国立博物館で文化遺産防災国際シンポジウム「文化遺産防災国際シンポジウム-文化遺産を大災害からどう守るか:ブルーシールドの可能性-」が開催されます。国立文化財機構文化財防災ネットワーク推進本部が主催し、「明日の京都」文化遺産プラットフォーム、国際博物館会議(ICOM)日本委員会が共催するものです。

ユネスコは非常時の文化遺産の保護救援のための、関連国際NGO国内委員会からなるブルーシールド国内委員会の設置とその国際的国内的な貢献を求めていて、英国、米国、オーストラリアなどの先進的経験に学びつつ、大地震とそれに伴う大火災発生時の文化遺産救援活動が課題となっている京都と日本での今後のあり方を検討していくものとのことです。

聴講は無料で、同時通訳付、定員は200名で事前申込が必要なようです。

文化遺産防災国際シンポジウム―文化遺産を大災害からどう守るか:ブルーシールドの可能性―
http://www.chdrm2015.com/index.html

文化遺産防災国際シンポジウム開催のお知らせ(文化財防災ネットワーク)
http://ch-drm.nich.go.jp/event/event04

日本脚本アーカイブス推進コンソーシアム、藤本義一氏の執筆脚本などを収録したデジタルアーカイブ「藤本義一アーカイブ」を公開

2015年10月30日、日本脚本アーカイブス推進コンソーシアムは「藤本義一アーカイブ」を公開しました。放送作家、小説家、TV司会者などであった藤本義一氏の執筆脚本などが収録されています。脚本の他にもプライベート写真や画文集や交遊録、寄稿文を収録しているとのことです。

なお、本デジタルアーカイブは同コンソーシアムが公開している「市川森一の世界」に続いて第二弾の取組みとなるようです。

藤本義一アーカイブ
http://fujimotogiichi.nkac.or.jp/

日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム(NKAC)
http://www.nkac.jp/

関連:
「市川森一の世界」
http://ichikawa.nkac.or.jp/

【イベント】国立国会図書館第26回保存フォーラム(12/18・東京)

2015年12月18日、国立国会図書館(NDL)東京本館において、第26回保存フォーラムが開催されます。

第26回保存フォーラムでは、「その展示、本を傷めていませんか?-保存と展示の両立を考える-」をテーマに、展示環境に関する講演とさまざまな機関の展示の実例から、展示における保存対策について考えます。

東京文化財研究所文化遺産国際協力センター国際情報研究室長・加藤雅人氏による講演「紙資料の展示環境」(仮題)の後、一橋大学附属図書館・印刷博物館・熊本県菊陽町図書館・NDLからの実例報告を行ないます。

定員は80名(先着順)です。

第26回保存フォーラムのご案内(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/library/news/1212620_1484.html

【イベント】国立女性教育会館、平成27年度女性情報アーキビスト養成研修を開催:基礎コース(12/9-10・埼玉)、実技コース(12/10-11・埼玉)

国立女性教育会館が、平成27年度女性情報アーキビスト養成研修を開催します。女性関連施設職員、図書館の実務担当者、地域女性史編纂関係者を対象に、アーカイブの基礎的な保存技術や整理方法を紹介する基礎コース(2015年12月9日-10日)と、実習を通してより実践的に学ぶための実技コース(12月10日-11日)の2つのコースが開催されるとのことです。

基礎コースの参加費は無料ですが、実技コースは実習材料費が必要とのことです。申込み期限は11月20日とのことです。

平成27年度女性情報アーキビスト養成研修(基礎コース)+(実技コース)参加者募集(国立女性教育会館)
http://www.nwec.jp/jp/archive/archivist2015.html

国立女性教育会館
http://www.nwec.jp/

国際基督教大学図書館、自身に最適なデータベースや、図書・論文の入手方法を見つけられる「資料探索チャート」3種を公開

2015年11月7日、国際基督教大学図書館は、「資料探索チャート」を公開しました。ウェブサイト上に設けられたシステムで簡単な質問に答えることで、自身に最適なデータベースや図書や論文の入手方法を見つけることができる、というものです。

「資料探索チャート」は3種が公開されていて、
・データベース探索チャート
媒体・言語・分野を選び、図書館で契約しているデータベースの中で最適のものを提案
・図書の探し方チャート
同館や、他大学図書館での図書の探し方がわかるもの
・雑誌記事・論文の探し方チャート
同館や、他大学図書館での雑誌記事・論文の入手方法がわかるもの

があります。
2~4択程度の設問に対し、何回か回答すると、おすすめのデータベースと当該データベースへのリンクなどが表示されるようです。

資料探索チャート(国際基督教大学図書館)
http://www-lib.icu.ac.jp/database/searchingchart/

「資料探索チャート」3種、堂々完成!(国際基督教大学図書館, 2015/11/7)
http://www-lib.icu.ac.jp/news/7151/

Twitter(@ICU_Lib, 2015/11/7)

長崎大学附属図書館、学部や授業に沿った内容の図書を、講義室付近に運んで貸出等を行う「出前図書館」のサービス開始

2015年11月6日、長崎大学附属図書館では、「出前図書館」のサービスを開始しました。講義室付近まで学部や講義に沿った内容の図書を出前して貸出等を行うものとのことで、貸出冊数は図書館での通常貸出の際と同じです。同館のブログでは、「黄色い「のぼり」と、看板が目印です。」と紹介されています。

ウェブページも作成されていて、スケジュールやサービスに関する情報が提供されています。

出前図書館(長崎大学附属図書館)
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/index.html

「出前図書館」始めました!(ぶらりらいぶらり : 長崎大学図書館ブログ, 2015/11/6)
http://nulib.blog7.fc2.com/blog-entry-390.html

山形県、寒河江市に「山形県公文書センター」を開設

2015年11月9日、山形県は寒河江市に「山形県公文書センター」を開設しました。

同県の公文書で、保存年限を経過した文書の中から、主要な県政の推移や県民生活、社会情勢を反映しているものを選定し保存するものとのことで、2015年10月26日現在、約1,200冊が保存されているとのことです。

山形県公文書センターの開設について(山形県, 2015/10/26)
http://www.pref.yamagata.jp/pickup/interview/pressrelease/2015/10/26110919/
http://www.pref.yamagata.jp/pickup/interview/pressrelease/2015/10/26110919/press_file01.pdf
http://www.pref.yamagata.jp/pickup/interview/pressrelease/2015/10/26110919/press_file02.pdf
※2つ目のリンクは報道発表資料、3つ目のリンクは保存されている公文書の紹介資料です。

参考:
国立公文書館、歴史公文書等の移管について、法的根拠、移管基準、移管された特定歴史公文書等の利用方法を取りまとめた「公文書移管関係史料集」を作成・公開
Posted 2015年6月1日