アーカイブ - 2017年 10月

10月 23日

英・ケンブリッジ大学、理論物理学者のホーキング氏の博士論文をOAで公開

2017年10月23日、英・ケンブリッジ大学は、同学のリポジトリApolloにて、理論物理学者のホーキング(Stephen William Hawking)氏の博士論文“Properties of expanding universes”(1966年)をオープンアクセス(OA)で公開したことを発表しました。

同氏の博士論文は本人から公開の許可を得て、2017年10月23日から10月29日までのオープンアクセスウィークに合わせて公開されました。

同学では、2017年10月以降の博士号取得者に博士論文をOAで公開することを要求しています。また、歴史的な学位論文の公開の許可を得ることが難しい場合があると述べ、今回のホーキング氏の例がノーベル賞受賞者を含むかつての研究者に博士論文のOA化を促すことを望んでいます。

同学の学術コミュニケーション部門と図書館は、今後本人からの希望があれば、博士論文をデジタル化し同リポジトリにてOAで公開すると、卒業生に呼びかけてています。

国公私立大学図書館協力委員会、「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版)を公開

2017年10月17日、国公私立大学図書館協力委員会の大学図書館著作権検討委員会が、「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版)をオンラインで公開しました。同文書の日付けは2017年10月6日付です。

「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版) [pdf] を公開しました。(国公私立大学図書館協力委員会,2017/10/17)
https://julib.jp/blog/archives/1433

「大学図書館における著作権問題Q&A」(第9版)(国公私立大学図書館協力委員会大学図書館著作権検討委員会)
https://julib.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/07/copyrightQA.pdf

Europeana、文化遺産機関が人々の生活に与えている影響を評価する方法を指南する“Impact Playbook”の“PHASE I: Impact Design”を公開

2017年10月18日、Europeanaが、ミュージアム、図書館、アーカイブの日常日々活動が人々の生活に与えている影響を評価する方法を指南する“Impact Playbook For Museums, Libraries, Archives and Galleries”の“PHASE I: Impact Design”を公開しました。

文化遺産機関が人々の生活に与えている、もしくは、与えようとしている影響を特定するためのプロセスを案内するもので、文化遺産機関全体で適用できる共通の方式として、文化遺産や評価の専門家によって作成されました。

今回公開されたものは、影響評価を企画する最初の段階について知ることができるようになっており、6つに分けられた各ステップでは、明確な目標とアウトカムに焦点があてられています。

米国議会図書館、デジタル化した貴重書や特別コレクションを利用できるポータルサイトを公開

2017年10月20日、米国議会図書館(LC)は、デジタル化した同館の貴重書・特別コレクション部が所管する資料が利用できるポータルサイトを公開したと発表しています。

現時点で1,000点の資料が公開されており、今後も改善や資料の追加が行われます。

New Online: A Digital Treasure Trove of Rare Books(LC,2017/10/20)
https://blogs.loc.gov/loc/2017/10/new-online-a-digital-treasure-trove-of-rare-books/

「絵本ミュージアム協議会」が設立

2017年10月28日に長野県の軽井沢町で開催される、第二回「全国絵本ミュージアム会議in軽井沢」において、「絵本ミュージアム協議会」 設立記念式典が行われます。

「絵本ミュージアム協議会」は、全国の絵本をテーマにしたミュージアムが集まって相互の連携強化を図り、ひいては地域を越えた全国的な絵本文化活動の一役を担う目的に設立されるものです。

@ehonmuseumkaigi(Facebook,2017/10/6)
https://www.facebook.com/ehonmuseumkaigi/photos/a.797678683772857.1073741828.796520473888678/797677243773001/?type=3&theater

【イベント】国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」(11/11-12・神戸)

2017年11月11日と11月12日に、神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホールにおいて、科学研究費補助金基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立-東日本大震災を踏まえて-」研究グループ主催の国際シンポジウム「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立をめざして」が行なわれます。

東日本大震災後の実践的研究を踏まえながら、地域の歴史遺産を保全するための国際的なネットワークに着目し、これからの地域歴史資料学を展望するものです。

参加費は無料で、事前の申し込み不要です。

主な内容は以下の通りです。

●11月11日(土) ~災害資料の保存と活用~
・[趣旨説明]奥村弘氏(神戸大学)
・[基調講演]アンドルー・ゴードン氏(ハーバード大学)「災害が喚起する歴史保存と歴史認識の課題」
・[報告]イ・ユンギョン氏(韓国国家記録院/神戸大学)「韓国の災害資料の管理・活用の現状-公共機関を中心として-」
・[コメント]エリザベス・マリ氏(東北大学災害国際研究所)、白井哲哉氏(筑波大学)、佐々木和子氏(神戸大学)
・討論

弘前大学資料館、第17回企画展「被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー 」を開催

青森県弘前市にある弘前大学資料館が、2017年10月28日から12月16日まで、第17回企画展「被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー 」を開催します。

2017年4月に締結した弘前大学人文社会科学部と国立歴史民俗博物館間の教育研究連携協定に基づき、弘前大学人文社会科学部と国立歴史民俗博物館を拠点とする研究ユニット「地域における歴史文化研究拠点の構築[人間文化研究機構広領域連携型基幹研究プロジェクト[日本列島における地域社会変貌・災害からの地域文化の再構築]」が被災地で取り組んできた文化財レスキューやボランティアの活動を紹介するとともに、被災地の生活文化もあわせて紹介するものです。

弘前大学資料館第17回企画展 被災地と向き合う -文化財レスキューの取り組みー (弘前大学資料館)
http://shiryokan.hirosaki-u.ac.jp/exhibitions/1805

10月 20日

米国国立医学図書館、新しい検索アルゴリズムとモバイル端末優先のユーザーインターフェイスを備えたPubMedの試験版を“PubMed Labs”で公開

2017年10月19日、米国国立医学図書館(NLM)が、新しい検索アルゴリズムとモバイル端末優先のユーザーインターフェイスを備えたPubMedの試験版を“PubMed Labs”で公開したと発表しています。

試験版には限られた機能しか搭載されていないものの、それは、搭載されていない機能がPubMedから削除されることを意味するのではなく、現在テストを実施していないだけであると説明されています。

試験項目は、クエリに最も合致するように最適化した新しいランキングアルゴリズム、モバイル端末を優先したレスポンシブウェブデザインのインターフェイス、論文のAbstractから検索語やその類義語を強調するスニペット表示の3点で、3つの項目への意見を募集しています。

松竹大谷図書館、「組上燈籠絵」検索・閲覧システムを公開

2017年10月20日、松竹大谷図書館が、「組上燈籠絵」検索・閲覧システムを公開しました。

同館が所蔵する「組上燈籠絵」161点が検索・閲覧できるシステムで、クラウドファンディング・プロジェクト「【第5弾】歌舞伎や映画、鮮やかな日本文化の遺産を守り復元する。」で募集した支援金により構築されました。

システムの開発及び公開は、同館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、立命館大学アート・リサーチセンターが実施しています。

「組上燈籠絵」検索・閲覧システムを公開しました(松竹大谷図書館,2017/10/20)
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/171019.html

米国議会図書館、議会データを活用したデータチャレンジの開始を発表

2017年10月19日、米国議会図書館(LC)が、議会データを活用したデータチャレンジ“Congressional Data Challenge”の開始を発表しています。

立法情報提供システムCongress.gov等に掲載されている議会データを用いて、ユーザーフレンドリーな形式でそれらを分析・解釈・共有できるデジタル作品を開発するコンペティションで、インタラクティブな視覚化作品、モバイルアプリ、ウェブアプリ、ウェブサイトなどといった形式で応募できます。

応募は2018年4月2日まで受け付けられており、応募作品は、有用性・創造性・デザインの3点で評価され、優秀賞には5,000ドルが、 “Best high school project”には1,000ドルが授与されます。

Library of Congress Launches Congressional Data Challenge (LC,2017/10/19)
https://www.loc.gov/item/prn-17-132/

国家デジタル管理連盟(NDSA)、デジタルコンテンツの保存のための職員配置や組織に関するレポート“Staffing for Effective Digital Preservation 2017”を公開

2017年10月17日、米国の国家デジタル管理連盟(National Digital Stewardship Alliance:NDSA)のStaffing Survey Working Groupが、デジタルコンテンツの保存のための職員配置や組織に関するレポート“Staffing for Effective Digital Preservation 2017”を公開したことを発表しました。

2017年に実施した調査の結果をまとめたもので、133の組織から回答がありました。組織の種別や規模、デジタルコンテンツ保存に関する組織や職員配置に対する現状認識、職員の能力や研修の必要性に対する組織の考え、などが紹介されており、また2012年の調査結果とも比較しています。レポートだけでなく、調査のデータも公開しています。

主な統計と調査結果の概要は次のとおりです。

・14か国から133の組織が回答。78%は米国の組織。
・政府機関、博物館、歴史関係の学会、公共図書館、営利企業等、13分野の組織が回答。46%は大学の図書館や文書館等。
・58%の組織では50TB以下のコンテンツを管理。

東京大学大学院数理科学研究科図書室、「オープンアクセスウィーク」にさきがけ、オープンアクセスポスターのコンペを実施中

2017年10月23日から10月29日かけて実施される、2017年の「オープンアクセスウィーク」にさきがけ、東京大学大学院数理科学研究科図書室が、10月27日までオープンアクセスポスターのコンペを実施しています。

作品は5種類で、好きな作品に投票できるようになっています。

東京大学附属図書館は「オープンアクセスウィーク」の取組に参加し、キャンペーンの様子をFacebookのアルバムで随時公開すると発表しています。

@utms_library(twitter,2017/12/20)
https://twitter.com/utms_library/status/921200149463932928

@UTokyoNewLib(twitter,2017/12/20)
https://twitter.com/UTokyoNewLib/status/921206272711475200

「全国条例データベースpowered by eLen」、正式リリース:年明けには「一般ユース版」も公開

2017年10月12日、鹿児島大学司法政策教育研究センターが、「全国条例データベースpowered by eLen」を正式リリースしたと発表しています。

2017年7月20日前後に各地方公共団体のウェブサイトからリンクされていた例規集から収集した、1,669自治体・1,228,938本の例規が収録されており、現在、全国の地方公共団体の法務・議会部局宛にアカウントが配布されています。

あわせて、2018年1月9日を目処に、現在のID・パスワードを必要とするバージョンをプロユース版と位置付け、その一部の機能を限定して例規の検索のみができるものを「一般ユース版」をリリースすることも発表されています。

鹿児島大学司法政策教育研究センター トピックス
http://lawcenter.ls.kagoshima-u.ac.jp/
※「2017.10.12 「全国条例データベースpowered by eLen」が正式リリースしました 」とあります。

【イベント】2017年NDLデジタルライブラリーカフェ(第1回11/29、第2回12/2・東京)

2017年11月29日と12月2日、国立国会図書館(NDL)は、NDL東京本館において、2017年「NDLデジタルライブラリーカフェ」を開催します。

科学者と市民が気軽に科学の話題について語り合う「サイエンスカフェ」の手法を取り入れ、ゲストがデジタルライブラリーに関する最新の話題を紹介し、参加者を交えて語り合います。

参加費は無料です。事前の申込が必要です。

<第1回>
2017年11月29日 13時30分~16時30分
「NDL×データ可視化」
矢崎 裕一(東京大学空間情報科学技術センター協力研究員、Code for Tokyo代表)

<第2回>
2017年12月2日 13時~17時
「地域資料を最新規格でお手軽に使いやすくしてみよう」
永崎 研宣(人文情報学研究所主席研究員)

10月 19日

米国議会図書館、オーラルヒストリーに関するパネルディスカッションを開催

2017年10月25日、米国議会図書館(LC)の、退役軍人のオーラルヒストリーや手紙・写真・回顧録を保存するプロジェクト“Veterans History Project”がパネルディスカッション“On the Other Side of the Mic: Perspective from the Interviewer”を開催します。

オーラルヒストリーの収集が 、ベトナム戦争50周年を記念するプログラム“U.S. American Vietnam War Commemoration”やLCの活動、さらには、研究者から一般市民までにとってどのように役に立つかや、インタビューという行為がオーラルヒストリーの収集にどのように影響するか等について議論します。

パネルディスカッションの開催にあわせて、“American Vietnam War Commemoration”は、LCに対して、約100点のデジタル化されたオーラルヒストリーを寄贈します。

英国図書館、ドキュメントサプライサービス“British Library On Demand”の対象を「後発開発途上国」に拡大

2017年10月17日、英国図書館(BL)が、国内の非営利機関向けドキュメントサプライサービス“British Library On Demand”の対象を「後発開発途上国」(least developed countries )に拡大すると発表しています。

同館が、2016年7月に、利用が減少したことから、国外の非営利の図書館を介して非商用目的のエンドユーザへ著作権料金を減免した特別な固定価格でコピーを提供する“International Non-Commercial Document Supply”(INCD)サービスを終了したことにより、研究資源へのアクセスの選択肢が限定されてしまった国々の科学者や研究者を支援することが目的です。

2017年度グッドデザイン賞発表:図書館・美術館・資料館なども受賞

2017年10月4日、公益財団法人日本デザイン振興会が、2017年度のグッドデザイン賞を発表しています。

図書館、美術館等に関するものとしては、以下のものがあります。

2017年度グッドデザイン賞受賞結果を発表(日本デザイン振興会,2017/10/4)
https://www.jidp.or.jp/2017/10/04/news1004

太田市美術館・図書館(群馬県)
http://www.g-mark.org/award/describe/45761?token=hMDYJkxj0W

市立米沢図書館・よねざわ市民ギャラリー(山形県)
http://www.g-mark.org/award/describe/45766?token=hMDYJkxj0W

E1963 - LISSASPAC日本支部設立会・記念研究講演会<報告>

2017年8月12日,アジア太平洋図書館情報学会(Library and Information Science Society for Asia and the Pacific:LISSASPAC)日本支部の設立セレモニー及び記念研究講演会が,大阪府立中之島図書館において開催され,32人の参加があった。

『カレントアウェアネス-E』335号を発行

E1964 - Code4Lib JAPANカンファレンス2017,熊本にて開催<報告>

2017年9月2日から3日にかけて,熊本学園大学にてCode4Lib JAPANカンファレンス2017が開催された。5度目の開催(E1851ほか参照)となる今回は39人が参加し,基調講演1件,発表8件,ライトニングトーク14件が行われた。本稿では開催概要や発表の一部を紹介し,報告としたい。

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