アーカイブ - 2017年 8月 17日

米国図書館協会・北米研究図書館協会、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と反対派の衝突を受け声明を発表

米国図書館協会(ALA)と北米研究図書館協会(ARL)は、2017年8月12日に発生した、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と反対派の衝突事件を受け、各々声明を発表しています。

ALA会長のニール(Jim Neal)氏は、声明において、白人至上主義団体等の行動やメッセージはALAの中核的な価値と全く異なると指摘し、そのような脅迫や差別を非難すると共に、より公平で多様で包摂的な社会の実現のための支援を続けると述べています。

また、ARLは、暴力やコミュニティメンバーを脅かすあらゆる行為を誘発するヘイトスピーチは容認できず、発見・教育・革新の促進を通じた社会の発展という図書館の使命に反していると指摘するとともに、多様・公平・平等・包摂・社会正義を言動で明らかにすることで図書館利用者の尊厳と安全を守るために力を尽くすと述べています。また、避難する場所を求める利用者に図書館を提供するとともに、これらの事件を記録しようと努めているバージニア大学図書館の職員を賞賛しています。

カナダ・Portage、“Federated Research Data Repository”の検索ツールを用いた研究データの発見性向上のためのパイロット事業のレポートを公開

2017年8月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)の研究データ管理(RDM)に関するプロジェクト“Portage”が、レポート“Portage Data Discovery Expert Group - Collections Development Working Group : Phase One Report”を公開しました。

開発中のプラットフォーム“Federated Research Data Repository ”(FRDR) の検索ツールを用いた、カナダの10の研究データリポジトリの研究データの発見性向上のためのパイロット事業の第1段階において明らかになった、課題・推奨事項・次の段階に向けての提案が述べられています。

米国デジタル公共図書館、オープンソースのハーベスタ“Spark OAI Harvester”を公開

2017年8月16日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、OAI準拠のリポジトリ用のハーベスタ“Spark OAI Harvester”をオープンソースとして公開しました。

DPLAがこれまでしばしば直面した課題に対応するため、分散処理エンジンApache Sparkを用いて、ハーベスト作業の高速化・大規模化を実現するとともに、収取した複雑なメタデータの分析を容易にしています。

DPLA Launches Open-Source Spark OAI Harvester(DPLA,2017/8/16)
https://dp.la/info/2017/08/16/dpla-launches-open-source-spark-oai-harvester/

医学中央雑誌刊行会、「医中誌Web」「最新看護索引Web」のリンク先に機関リポジトリを追加

2017年8月16日、医学中央雑誌刊行会が、「医中誌Web」「最新看護索引Web」からのリンク先に機関リポジトリを追加したと発表しています。

これまでCiNii経由でリンクしていたものを、各機関リポジトリの該当論文ページへの「医中誌Web」「最新看護索引Web」からの直接リンクを実装したものです。

検索結果に表示されるリンクアイコンは、医中誌が用意したアイコン、もしくは、掲載許諾を得た各機関のオリジナルアイコンが用いられおり、リンクアイコンをマウスを重ねると、リンク先の機関リポジトリ名がヒントテキストとして表示されます。

「機関リポジトリ」リンク対象は、JAIRO収載文献のうち、フルテキストのPDFが存在する、 リリース時点で約220の機関リポジトリに搭載された延べ11万件で、これにより、医中誌Webからリンクされている無料のフルテキストは、全体で約100万件となったと説明されています。

また、「機関リポジトリ」リンク追加に伴い、法人管理者メニューにて、各機関リポジトリの表示・非表示の設定項目が追加されています。

【イベント】KU-ORCAS キックオフセミナー「デジタル・アーカイブ化の先にあるものー新しい人文学研究のあり方をめぐってー」(9/22・東京、吹田)

2017年9月22日、関西大学東京センターと関西大学千里山キャンパスにおいて、「KU-ORCAS キックオフセミナー」が開催されます。

このセミナーは関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)の設立を記念したもので、テーマは「デジタル・アーカイブ化の先にあるものー新しい人文学研究のあり方をめぐってー」です。同センターは、デジタルアーカイブの構築を通して東アジア文化研究のオープン・プラットフォームの形成を目指しています。

セミナーは二会場同時開催で、二元中継されます。参加は無料で、事前申込が必要です。

講演 東京会場
永崎研宣(一般財団法人人文情報研究所 主席研究員)
「SAT 大蔵経テキストデータベース ー東アジア文化研究デジタルアーカイブのオープン・プラットフォームとしてー」
久永一郎(大日本印刷株式会社 C&I事業部コンサルティング本部IM&Sコンサルティング室室長)
「ルーヴル美術館・DNP 共同プロジェクト"Lonvrev-DNP Museum lab"鑑賞システムの開発プロセスと認知科学的実証(論文)の紹介」
「BnF(フランス国立図書館)所蔵 天球儀・地球儀の超高層細3次元計測の技術紹介」

【イベント】デジタルアーカイブサロン2017年秋番外編「ゲームの保存と目録 ー立命館大学における活動を通じてー」(9/8・京都)

2017年9月8日、京都市の立命館大学衣笠キャンパスにおいて、アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会とデジタルアーカイブブサロンの主催により、デジタルアーカイブサロン2017年秋番外編「ゲームの保存と目録 ー立命館大学における活動を通じてー」が開催されます。

立命館大学が進めているゲームアーカイブ事業に関して、立命館大学ゲーム研究センターの収蔵庫見学会と、ゲーム保存活動の概要やゲームの目録・メタデータを中心とした日本のデジタルアーカイブの課題と今後の方向性を探る研究会が行われます。

見学会・研究会の参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

『ゲームの保存と目録 -立命館大学における活動を通じて-』デジタルアーカイブサロン2017年秋 番外編(Facebook)
https://www.facebook.com/events/506300139708507/