アーカイブ - 2018年 10月

10月 25日

米国議会図書館(LC)、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開

2018年10月24日、米国議会図書館(LC)が、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開しました。

LCが所蔵している歴史的資料のデジタル画像を、クラウドソーシングによるテキスト化等を行なうことで、検索性や読みやすさを向上させることが目的です。視覚障害者が用いるスクリンリーダーとの互換性もあると説明されています。

現在、テキスト化等の対象となっているのは、リンカーン大統領やメアリー・チャーチ・テレルの文書、クララ・バートンの日記、ブランチ・リッキーによる野球選手の評価レポート、南北戦争で障害を負った退役軍人の回顧録です。そのうち、リンカーン大統領文書のテキスト化に関する“ Letters to Lincoln Challenge”では、2018年末までの1万点の画像のテキスト化完了が呼びかけられています。11月19日には、同事業の推進のため、リンカーン大統領によるゲティスバーグ演説から155年を祝うイベントが開催されます。

今後、ローザ・パークス、女性参政権運動、南北戦争の退役軍人、米国の詩人、米国の精神医学史に関する文書の追加が予定されています。

あわせて、クラウドソーシングのためのソフトウェアもGitHub上でオープンソースとして公開されています。

広島県教育委員会、広島版「学びの変革」推進寄附金の寄附メニューを拡充し、学校図書館のリニューアルを推進すると発表

2018年10月12日、広島県教育委員会が、広島版「学びの変革」推進寄附金の寄附メニューを拡充し、学校図書館のリニューアルを推進すると発表しました。

広島県教育委員会では、2014年12月に、これからの新しい教育の方向性(学びの変革)と、その施策を整理した、広島版「学びの変革」アクション・プランを策定し、同取組を支援するための寄付金事業を実施しています。

教育委員会では、県内の多くの公立学校において古い本が長期間配架されている等、学校図書館が読書活動を行う場として十分機能していないことに鑑み、寄附メニューに「学校図書館のリニューアル」を追加し、学校図書館のリニューアルを推進するものです。

寄附金は、ふるさと納税の対象となります。

リニューアル内容としては、教育図書の充実、環境整備、その他学校図書館の活性化に係る取組があげられており、対象となる学校は県内の公立小中高等学校となっています。

リニューアルは、予算の範囲内で順次実施するとしています。

長崎県立長崎図書館、「県立長崎図書館の思い出」を募集

2018年10月25日、長崎県立長崎図書館が、「県立長崎図書館の思い出」の募集を開始しました。

同館が、「長崎県立・大村市立一体型図書館(ミライon図書館)」へ移転し、12月1日から休館することを受けて実施されるもので、寄せられた「思い出」は、ウェブサイトや「県立長崎図書館110周年記念誌(仮称)」で利用することがあるとしています。

字数は400字詰め原稿用紙3枚(1200字)以内で、締切は2019年1月31日です。

長崎県立長崎図書館 新着情報
http://www.lib.pref.nagasaki.jp/
※2018年10月25日欄に「休館にともなうイベントについて(「県立図書館の思い出」用紙ダウンロードできます)」とあります。

「県立長崎図書館の思い出」募集について(長崎県立長崎図書館)
http://www.lib.pref.nagasaki.jp/event/30event.html

国立公文書館、デジタル展示『明治の学び』を公開

国立公文書館が、デジタル展示『明治の学び』を公開しました。

明治時代の教育に関する法令や制度、小学校で使われた教材など、さまざまな「学び」を紹介するもので、同館の2014年度第4回企画展「明治の学び」を再構成したものです。

国立公文書館 お知らせ
http://www.archives.go.jp/
※「デジタル展示『明治の学び』を公開いたしましたnew」とあります。

デジタル展示『明治の学び』を公開いたしました(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20181024152954.html

デジタル展示『明治の学び』
http://www.archives.go.jp/exhibition/digital/meiji/index.html

【イベント】国立国会図書館(NDL)第29回保存フォーラム(12/21・東京)

2018年12月21日、国立国会図書館(NDL)は、第29回保存フォーラムを東京本館で開催します。

資料保存に適した建築や施設完成後に取り得る対策に関する理解を深めるため、「図書館建築と資料保存」をテーマとして開催します。

参加費は無料です。定員は80人(先着順)で、定員に達した時点で受付を終了します。

主な内容は次のとおりです。

講演「資料収蔵施設の建築と設備」(仮題)
講師:青木睦氏(国文学研究資料館准教授)

事例報告1:「東京大学経済学部資料室における建築設計の考え方」
報告者:小島浩之氏(東京大学大学院経済学研究科講師)

事例報告2:「東京都立多摩図書館―施設からみる予防的資料保存対策」
報告者:眞野節雄氏(東京都立中央図書館資料保全専門員)

事例報告3:「国立国会図書館の3施設の概要―資料保存の観点から」(仮題)
報告者:小澤恵美子(国立国会図書館収集書誌部資料保存課保存企画係長)

E2066 - 新発田市立歴史図書館の開館について

新発田市立図書館(以下「市立図書館」)は1929年に当市出身の実業家,坪川洹平氏の寄贈により「新発田町立図書館」として開館した。新潟県の北部に位置する新発田は,初代藩主溝口秀勝が1598年に領地を与えられて以来廃藩置県まで,一貫して溝口氏の城下町であった。開館以来,旧藩主溝口家をはじめ,旧藩士家から多くの古文書や典籍等の歴史資料が市立図書館に寄贈されたことから,貴重な近世資料も閲覧できる特色を併せ持つ図書館として活動してきた。

E2065 - 町民の居場所としての図書館:大槌町立図書館の開館

2018年6月10日,町の中心部に立つ複合施設「大槌町文化交流センター(おしゃっち)」を構成する一部門として大槌町立図書館(岩手県)が開館した。

『カレントアウェアネス-E』356号を発行

E2067 - SLiiiCサマー・ワーク・キャンプ2018報告

任意団体である学校図書館プロジェクトSLiiiC(スリック)は,学校図書館関係者の交流や研鑽を目的としたイベントを随時開催している。過去,様々なテーマで,8月から9月にサマー・ワーク・キャンプ(以下「SWC」)と称する,学校図書館の枠にとらわれない切り口の研修会を何度も行ってきた(E1718参照)。しかし,2018年9月に行われたSWC2018は,そのような過去のSWCの中でも,とりわけユニークで実験的なものとなった。共催した相手は小劇場の劇団員たち,開催場所は新宿区歌舞伎町にあるミニシアター,そして開催資金を得るためにクラウドファンディングに再挑戦したのである。そのSWC2018のテーマは,「学校図書館関係者のパフォーマンス&コミュニケーション力の向上」である。

E2068 - 日本学多巻資料の総目次・索引電子化プロジェクト

「日本学多巻資料の総目次・索引電子化プロジェクト」は,北米で所蔵している多巻資料(全集,雑誌などの復刻版やマイクロフィルムなど)約150セット分の索引や総目次を電子化したプロジェクトである。データは米・ワシントン大学図書館のリポジトリResearchWorksに収録し,セット毎のURIを各多巻資料のOCLC書誌データに加えた。OCLC書誌データはWorldCatで世界中どこからでも見ることができるので,電子化対象にした多巻資料の索引や総目次は日本の図書館や研究者にも利用してもらうことが可能である。

E2069 - Code4Lib JAPANカンファレンス2018,長野にて開催<報告>

2018年9月1日から2日にかけて,県立長野図書館にて「Code4Lib JAPANカンファレンス2018」が開催された。6度目の開催(E1964ほか参照)である今回は,90人が参加し,2015年の東京開催に次ぐ参加者数となった。2件の基調講演のほか,口頭発表11件,ライトニングトーク12件が行われた。本稿では,開催概要や印象に残った発表の一部を紹介し,報告としたい。

10月 24日

欧州原子核研究機構(CERN)と国立情報学研究所(NII)、次世代リポジトリの共同開発に関し覚書を締結

欧州原子核研究機構(CERN)と国立情報学研究所(NII)が、2018年9月4日に、次世代リポジトリの共同開発に関する覚書を締結したと発表しています。

CERNにおいては、CERNが開発した汎用リポジトリソフトウェア「Invenio」を、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が発表した次世代リポジトリの機能要件を満たすように拡張することが目的とされています。

また、NIIでは、次世代リポジトリソフトウェア「WEKO3」に必要な機能を開発することで、「Invenio 3」の開発に貢献するとしています。その際、次世代リポジトリの機能要件に関わる「Invenio」の新しいモジュールを作成するとともに、JAIRO Cloudを通じて開発された機能を提供することで、日本の機関が次世代リポジトリに対応できるようにするとしています。

CERNでは、開発された機能を、Zenodoや関連するデジタルライブラリにも実装するとしています。

美術図書館連絡会(ALC)、「美術図書館横断検索」の日英2か国語対応を開始

2018年10月22日、国内美術図書館のコンソーシアムである美術図書館連絡会(ALC)が、「美術図書館横断検索」の日英2か国語対応を開始しました。

The search interface is now available in English and Japanese. ウェブサイトが日英2か国語対応になりました(ALC, 2018/10/22)
http://d.hatena.ne.jp/ALCopac/20181022/1540173970

美術図書館横断検索
https://alc.opac.jp/

参考:
美術図書館連絡会(ALC)、「美術図書館横断検索」をリニューアル
Posted 2018年4月2日
http://current.ndl.go.jp/node/35785

韓国、2018年「全国図書館運営評価」における優秀図書館を発表:最優秀賞はソウル特別市・広津情報図書館及び大邱広域市・月背小学校

2018年10月23日、韓国の文化体育観光部と、大統領所属図書館情報政策委員会は、今年の「全国図書館運営評価」において優秀図書館に選ばれた図書館を発表しています。

「全国図書館運営評価」は、図書館サービスの改善を目的に、2008年から、公共・学校・専門・兵営・刑務所の図書館を対象に行われているもので、2018年は、2,399館が参加しました。

大統領表彰2館、国務総理表彰7館、副総理兼教育部長官表彰3館、文化体育観光部長官表彰33館、図書館情報政策試飲会委員長特別賞33館の計48館が選ばれました。受賞館には、優秀図書館を示すプレートと賞金が授与されます。

最優秀賞にあたる大統領表彰には、ソウル特別市の広津情報図書館(読書サークルの結成、人文学講座の拡張、3Dプリンター等を備えたメイカースペースの設置、コミュニティの構築)及び大邱広域市の月背(월배)小学校(教育課程と連携しての図書館利用教育の実施及び児童の自発的読書活動の促進)が選ばれています。

優秀図書館に選ばれた48館は、10月24日、江原道で開催されている、第55回全国図書館大会で表彰されます

多気町(三重県)の「おまめさんかなぁプロジェクト」、「発酵」をテーマとしたワークショップ「日本の伝統食の知恵」を実施:図書館司書が本等を用いて進行

2018年10月23日、三重県多気町の「おまめさんかなぁプロジェクト」が、多気町町立勢和小学校において、米と大豆を中心とした「発酵」をテーマとしたワークショップ「日本の伝統食の知恵」を実施しました。

「おまめさんかなぁプロジェクト」は、勢和小学校、多気町立勢和図書館、地域住民、多気町勢和地域資源保全・活用協議会が連携し、小学校下の遊休農地を活用して児童と一緒にさつまいも・お米・大豆を育てていこうという取組で、2013年に開始されました。大豆については、学年に応じて、きなこ・豆腐・味噌を作成します。

ワークショップは、図書館司書が本を用いて進行し、電子顕微鏡での麹菌の観察、1年物・2年物の味噌の味見、鰹節のだしのみそ汁の試食なども行われました。

次回は味噌の仕込みを行なうとしています。

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)、農業技術革新工学センターの書庫からガラス乾板が発見されたと発表

2018年10月19日、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)が、同機構の農業技術革新工学センターさいたま本所の書庫からガラス乾板が発見されたと発表しました。

発見されたガラス乾板は700枚を超えており、うち約200枚は割れ・カビ等により判別不能であったものの、残る500枚ほどを転写したところ、主に大正期から太平洋戦争末期頃と思われる写真の復元に成功したとのことです。

写真には、畜力用犂・人力脱穀機・石油エンジン・籾摺調製機といった農機具の試験・鑑定風景、農家庭先での農作業風景、出征を控えた職員の記念写真などが写されており、現在、写っている人物や場所、年代など詳細情報の特定作業を進めているとしています。

その他、古いフィルムや版木、銅板写真等も発見され、これらも順次、整理・分類を進める予定です。

同機構では、ガラス乾板の詳細情報特定のための情報の提供を呼びかけています。

10月 23日

大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)が開館10周年

2018年10月21日で、大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)が開館から10周年を迎えました。

エル・ライブラリーは2008年7月で廃止された大阪府労働情報総合プラザの運営を府から受託してきた財団法人大阪社会運動協会が、大阪社会運動資料センターと統合する形で2008年10月21日に開館した、市民ボランティアと寄付に支えられた労働専門図書館です。

エル・ライブラリー10周年!(エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)、2018/10/21付け)
http://l-library.hatenablog.com/entry/2018/10/21/164708

【開館10周年記念企画】見学会や講演会、交流会など開催(エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)、2018/8/22付け)
http://l-library.hatenablog.com/entry/2018/08/22/164018

中国・中東欧国立図書館連盟が設立される

2018年10月21日、中国・杭州図書館のウェブサイト内に設けられた「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」特設ページにおいて、中国・中東欧国立図書館連盟の設立が発表されています。

「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」は、2018年10月19日から10月22日にかけて杭州図書館で開催され、中国国外からは国際図書館連盟(IFLA)会長のGlòria Pérez-Salmerón氏や中東欧16か国の図書館館長・代表などが参加しました。

フォーラム上で、「中国・中東欧国立図書館連盟設立宣言」と「中国・中東欧国立図書館連盟2019-2020年行動計画」が採択され、中国・中東欧国立図書館連盟が正式に設立されました。連盟の事務局は杭州図書館に設置されます。

ORCID、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告のドラフト版についてコメントを募集中

2018年10月22日、ORCIDのブログで、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告のドラフト版が公開されており、2018年11月15日までコメントを募集していることが発表されました。

2018年6月にORCIDが立ち上げたリポジトリに関するタスクフォースが、今回の勧告のドラフト版を作成し公開しました。勧告の最終版は2018年12月に公開される予定です。

Inviting Your Feedback: Draft Recommendation for ORCID in Repositories(ORCID,2018/10/22)
https://orcid.org/blog/2018/10/22/inviting-your-feedback-draft-recommend...

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