アーカイブ - 2018年 5月

5月 31日

デジタル教科書の利用に対応した学校教育法改正法案が成立

2018年5月25日、第196回通常国会の参議院本会議で、学校教育法の一部を改正する法律が可決され、成立しました。小学校・中学校・高等学校等では紙の教科書の使用が義務付けられていますが、今回の法改正により、紙の教科書の内容を記録した「デジタル教科書」がある場合には、教育課程の一部で、通常の紙の教科書に代わりにデジタル教科書が使用できるようになります。

ただし、視覚障害や発達障害等のため通常の紙の教科書での学習が困難な児童生徒に対しては、文字の拡大や音声読み上げ等が学習の補助となる場合、教育課程の全部において、デジタル教科書を使用できるようになります。

また、特別支援学校や工業高校など高等学校の専門教科等で検定済教科書が無い場合等に使用する図書についても同様に、その内容を電磁的に記録した教材を使用できるようになります。

施行日は2019年4月1日です。

韓国図書館協会(KLA)と韓国書店組合連合会(KFOBA)、「本の生態系活性化のための業務協約」を締結

韓国図書館協会(KLA)と韓国書店組合連合会(KFOBA)が、2018年5月29日に、「本の生態系活性化のための業務協約」を締結したと発表しました。

全国規模で、または、地域の書店と図書館とが協力できる多角的なプログラムの開発や、本の生態系活性化に関連する課題への共同対応が締結の目的です。

また、地域の文化活動活性化のために地域の書店や図書館の情報を定期的に共有し、今後の読書振興や情報弱者の読書文化の活性化のための協力も行なうとされています。

[안내]한도협-한국서련, 책 생태계 활성화를 위한 업무협약식 개최(KLA,2018/5/29)
http://www.kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=55304

『カレントアウェアネス-E』347号を発行

E2026 - 繁華街での文化発信「立誠図書館」

2018年4月1日から運用を開始した「立誠図書館」(京都市)は,江戸時代初めに角倉了以が開削した高瀬川のほとりにある。この地域はもともと鴨川の河原であったが,高瀬川が通じて以降,流通の拠点として繁栄し多くの人と物が行き交う場となった。

E2025 - 「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館」実施報告

三重県立図書館では,2018年2月18日(休館日)に「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館~年1回の蔵書点検日を活用した貸切撮影会~」を今回初めて開催した。

E2027 - 成蹊大学図書館におけるIoT技術を用いた学習環境評価

2006年竣工の成蹊大学図書館(東京都武蔵野市)は,ガラス張りのアトリウムとその中空に設置された多目的室が特徴の近未来的な建築物としてよく紹介される。こうした特異な構造物ゆえ,設計されたとおりの室内環境が実現されているかどうかは実際に計測してみないとわからないのが実情である。事実,盛夏において最上階の一部で暑いなどの苦情があるが,状況を定量的に把握できていなかった。

E2029 - 研究データ同盟第11回総会<報告>

「障壁なきデータ共有」をスローガンとする研究データ同盟(RDA;E1972ほか参照)の第11回総会は,“From Data to Knowledge”をテーマに,2018年3月21日から23日にかけてドイツのベルリンで開催された。RDAには136の国・地域から6,700人以上が登録している(第11回総会時点)。本総会には661人が参加し,日本からは18人が参加した。参加者の属性は主にデータ共有に関する研究者,データ管理者,図書館員等である。

E2028 - 2018年NCC25周年会議・CEAL及びAAS年次大会<報告>

2018年3月,米国・ワシントンD.C.において,20日に北米日本研究資料調整協議会(NCC)創立25周年のプレカンファレンス,21日から22日まで東亜図書館協会(CEAL)年次大会(E1909ほか参照),さらに22日から25日までアジア学会(AAS)の年次大会が開催された。国立国会図書館(NDL)からは,筆者を含む3人の職員が参加した。

潮来市立図書館(茨城県)、「親子で楽しむプログラミング講座」を定期開催

茨城県の潮来市立図書館が、2018年度、「親子で楽しむプログラミング講座」を定期開催しています。

同館が独自で作成したテキストをもとに解説し、図書館のノートパソコンを使って子ども向けの無料のビジュアルプログラミング言語Scratchでゲームをつくりながらプログラムを学ぶもので、小学生(親子)向けと、子どもにプログラミングを学ばせたい大人(保護者)向けの講座があります。

2018年度、小学生(親子)向けの講座は月1回ペースで、大人(保護者)向けの講座は年4回開催する予定とされています。

参加は無料ですが事前の申し込みが必要です。また、ノートパソコンを持ち込んでの参加も可能です。USBメモリ(2G程度)を持参すれば作成したゲームを持ち帰ることも可能です。

親子で楽しむプログラミング講座(潮来市立図書館)
https://lib.itako.ed.jp/3/32/320.html#oyako%20programs5-7

米国議会図書館(LC)、コレクターから漫画本や大衆芸術に関する大規模コレクションの寄贈を受けたと発表

2018年5月30日、米国議会図書館(LC)は、コレクターのStephen A. Geppi氏から漫画本や大衆芸術に関する3,000点を超すコレクションの寄贈を受けたと発表しています。

コレクションには漫画本以外にも、写真、映画ポスター、新聞、ボタン、ピンバッジ、バッジがあり、ミッキーマウスの絵コンテの原本、ビートルズの記念品、漫画本や政治家の宣伝のために作成された指輪等も含まれています。

同氏は、今後も収集を続け、再度LCに寄贈することを検討していると紹介されています。

今夏には展示会も開催される予定です。

Library Receives Donation of Popular Art Valued in the Millions (LC,2018/5/30)
https://www.loc.gov/item/prn-18-072/

京都府立京都学・歴彩館、「京の記憶アーカイブ」に古典籍・図書543点のデジタル画像を追加:閲覧制限資料を除く貴重書指定の全資料の閲覧が可能に

2018年5月31日、京都府立京都学・歴彩館が、「京の記憶アーカイブ」に、古典籍・図書543点(貴重書263点を含む)のデジタル画像を追加したと発表しました。

今回の追加により、一部閲覧制限のある資料を除き、貴重書指定の全資料の閲覧が可能となったとしています。

お知らせ(京の記憶アーカイブ)
http://www.archives.kyoto.jp/?page_id=100
※2018年05月31日欄に「『都すずめ案内者』、『四季漬物塩嘉言』、『毛吹草』などの古典籍・図書543点(貴重書263点を含む)のデジタル画像を新たに追加しました。」とあります。

米・カリフォルニア電子図書館(CDL)とデータリポジトリDryadが連携

2018年5月30日、米・カリフォルニア電子図書館(CDL)とデータリポジトリDryadの連携が発表されています。

両者の連携は、データの公開を研究者のワークフローに簡便な形で組み込み、研究データに関する商用サービスに代わる信頼できる持続可能な製品を開発することを目的としています。

また、連携により、出版者に対しては、論文投稿システムとの直接的な統合や、より包括的なキュレーションサービスを、研究機関に対しては、出版者・図書館・研究者間にある壁をなくし世界中からアクセス可能で、コミュニティー主導の、低価格なインフラ・サービスを提供できるとしています。

Letter to the Community: CDL and Dryad Partnership(CDL,2018/5/30)
https://www.cdlib.org/cdlinfo/2018/05/30/letter-to-the-community-cdl-and-dryad-partnership/

エルゼビア社、学術雑誌の評価指標“CiteScore”の2017年版を公開

2018年5月30日、エルゼビア社が、学術雑誌の評価指標“CiteScore”の2017年版を公開したと発表しています。

CiteScore 2017 metrics now available(Elsevier,2017/5/30)
https://blog.scopus.com/posts/citescore-2017-metrics-now-available

Scopus CiteScore
https://www.scopus.com/sources

参考:
エルゼビア社、学術雑誌の新評価指標“CiteScore”を発表
Posted 2016年12月9日
http://current.ndl.go.jp/node/33077

5月 30日

富山県立図書館、平成30年度「県立図書館アクションプラン」を公表

富山県立図書館が、平成30年度「県立図書館アクションプラン」を公表しています。

重点目標を

(1)魅力向上と業務効率化
(2)地域情報発信と情報化
(3)学校教育への支援、関係機関等との連携とネットワークの構築

の3点とし、重点事項として、

(1)では地域資料や電子版行政資料の収集・提供、職員養成や県内図書館支援、雑誌スポンサー制度の充実などが、(2)では文献リストやパスファインダーの作成やSNSでの広報などが、(3)では県立学校等図書館への団体貸出や大学図書館・県議会図書室との連携などがあげられています。

富山県立図書館 お知らせ
http://www.lib.pref.toyama.jp/
※「★平成30年度県立図書館アクションプランを掲載しました★ NEW」とあります。

磐田市(静岡県)、地域開放型の図書館を含む施設一体型小中一貫校の基本設計を発表

静岡県磐田市が、2018年5月25日の市長の定例記者会見において、地域開放型の図書館「(仮称)ながふじ図書館」を含む施設一体型小中一貫校「ながふじ学府一体校」の基本設計を発表しています。

2018年度中の実施設計、2019年度から2020年度にかけての建設工事、2021年4月の開校が予定されています。

定例記者会見(平成30年5月)(磐田市)
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shichou/kishakaiken.php

資料1:“ながふじ学府一体校”基本設計完成(PDF:334KB)
http://www.city.iwata.shizuoka.jp/shichou/pdf/kishakaiken/h3005-01.pdf

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、ケーブルテレビ局HBOと連携した夏休み読書推進プログラム“#ReadingIsLit”の実施を発表

2018年5月30日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)と米国のケーブルテレビ局HBOが連携し、書かれた言葉・物語の力を称賛し、人々が文学を読み・語り・楽しむ読書推進プログラム“#ReadingIsLit”の今夏の実施を発表しました。

同キャンペーンでは、HBOが放送する番組の著名な作家・演奏家・クリエイターの、読書・刺激を受けた話・推薦図書の共有や、動画・インタビュー・SNS等を通じた、図書館訪問・利用者カード作成促進活動が行われます。

その他、NYPL・HBOのウェブサイトでの図書館員からの推薦図書や利用者カード作成に関する情報の発信、NYPLの分館での図書展示が行われます。

また、HBOは国内の25館に本棚を寄付します。

@nypl(Twitter,2018/5/30)
https://twitter.com/nypl/status/1001509250961694720

Clarivate Analytics社、アラビア語の引用索引“Arabic Citation Index (ARCI)”の開発を発表

2018年5月29日、Clarivate Analytics社が、エジプト政府による電子図書館・オンラインのナレッジハブであるEgyptian Knowledge Bank (EKB) と連携し、初のアラビア語の引用索引“Arabic Citation Index (ARCI)”を開発すると発表しました。2030年までの知識経済への転換を目標とするエジプト政府のビジョンの一環として2020年に公開予定です。

ARCIはEKBの助成により構築され、Web of Scienceのアラビア語インターフェイスを導入するとともに、アラビア語の雑誌等から専門的に選定された学術論文の書誌情報や引用情報へのアクセスを提供します。

ARCIは、Web of Scienceに基づいた地域別の引用索引としては、Chinese Science Citation Database、SciELO Citation Index、Russian Science Citation Index、KCI-Korean Journal Databaseに次いで5番目となります。

英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、ウェルカム・トラストによるオープンアクセス(OA)ポリシーの全体的な見直しに対する回答を発表

2018年5月29日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、ウェルカム・トラストによるオープンアクセス(OA)ポリシーの全体的な見直しに対する回答を発表しました。

ハイブリッドジャーナルでの出版への助成は制約が大きいこと、論文処理費用(APCs)に上限を設けるべきことを主張しています。

SCONUL Wellcome consultation response (SCONUL,2018/5/29)
https://www.sconul.ac.uk/news/sconul-wellcome-consultation-response

米国図書館協会(ALA)図書館史ラウンドテーブル (LHRT) 、2018年度の論文賞を発表

2018年5月29日、米国図書館協会(ALA)の図書館史ラウンドテーブル (LHRT) が、2018年度の論文賞(Donald G. Davis Article Award)を発表しました。

選ばれたのは、米・アイオワ大学図書館情報学部の准教授・ピアース(Jennifer Burek Pierce)氏が2016年に発表した論文“The Reign of Children: The Role of Games and Toys in American Public Libraries, 1877-1925”です。

昔のおもちゃ・ゲームに関する詳しい描写を踏まえて、それらが19世紀後半から20世紀初頭の米国の公共図書館出現期の児童サービスの本質にかかわる図書館専門家の議論に如何に影響したのかを鋭く分析していることや、児童研究の学際的分野への貢献に加え、19世紀から20世紀初頭の米国の公共図書館でのおもちゃ・ゲームを使ったサービスが、今日の図書館の実践に与えることができるものについて考察していることが評価されています。

同賞は、偶数年に、米国・カナダの図書館史に関する英語で書かれた論文を対象として選ばれるものです。

ALAの年次総会開催中の6月24日に授賞式が行われます。

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