アーカイブ - 2018年 7月

7月 5日

新発田市立歴史図書館(新潟県)が7月7日にオープン

新潟県新発田市の広報誌『広報しばた』2018年7月2日号で、2018年7月7日にオープンする、新発田市立歴史図書館が紹介されています。

1984年に足軽長屋をイメージして建てられた、旧新発田市立図書館をリニューアルしたものです。

同館では古文書・書籍・絵図類など、歴史関係の図書約2万点を所蔵しており、今後も歴史や郷土に関する資料の収集・保存を行なっていくとしています。

1階には展示室があり、年4回展示換えを行なって資料を公開するほか、2階には資料閲覧室があり、所蔵資料を利用することができます。

3階には歴史資料を適切に保存できる「特別収蔵庫」があり、見学者用窓から内部を見ることができるようになっています。

今後、地域の歴史に関するイベントや、古文書の読解や城下町のまち歩きなどの講座も開催するとともに、子どもが郷土愛を育む施設となることも目指すとしています。

7月 4日

欧州研究図書館協会(LIBER)、オープンサイエンスに関するロードマップを公開

2018年7月3日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、オープンサイエンスに関するロードマップを公開しました。

オープンサイエンスは社会に肯定的な影響を与える力を持っているものの、まだ一般的に行なわれていないとして、研究図書館としてその実現を支援できるよう作成されたものです。

図書館が、組織内外でオープンサイエンスを支援するために取り得る行動を概観しており、「学術出版」「FAIRデータ」「研究インフラとEOSC」「指標と報奨」「オープンサイエンスの技術」「研究の完全性」「シチズンサイエンス」の7つの重点領域における課題、機会、実践的な手順が述べられています。

LIBER Launches Open Science Roadmap(LIBER,2018/7/3)
https://libereurope.eu/blog/2018/07/03/liber-launches-open-science-roadmap/

英国図書館(BL)、他の文化機関と連携し、オープンソースのプラットフォームを用いたリポジトリの構築事業を開始を発表

2018年7月2日、英国図書館(BL)は、他の文化機関と連携しての、オープンソースのプラットフォームを用いたリポジトリ構築事業の開始を発表しました。

文化機関が生み出した研究成果の可視性や影響度を高め、調査や活用を容易化することを目的としています。

オープンアクセス(OA)出版社のUbiquity Pressがリポジトリの構築を担当し、BLに加えて、大英博物館、テート、スコットランド国立博物館、ロンドン考古学博物館の研究成果が公開される予定となっており、同事業では、IROコンソーシアムやその他参加を希望する団体のための同サービスのワークフローと技術の開発も行われます。

リポジトリは、オープンソースのリポジトリソフトウェア“Samvera Hyku”を用いて構築され、2018年の後半には立ち上げられる予定です。

カレントアウェアネス・ポータルに英文コンテンツを追加しました。

2018年7月4日、カレントアウェアネス・ポータルで新しく英文記事1件を公開しました。

新たな英文コンテンツは、『カレントアウェアネス』に掲載した、スタンフォード大学東アジア図書館におけるウェブアーカイブプログラムに関する記事の原語版です。

今回の新しい記事に加えて、今後もコンテンツの追加を予定しております。

CA1930e - A Snapshot Model for Web Archiving: Stanford East Asia
Library’s Japanese Web Archive / Regan Murphy Kao
http://current.ndl.go.jp/en/ca1930_en

カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)、“Scholars Portal Books”を正式公開

2018年7月3日、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)は、5月にBeta版として公開していた、OCULが運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”の書籍版“Scholars Portal Books”の正式版の公開を発表しています。

New Scholars Portal Books Platform Now Live(OCUL,2018/7/3)
https://ocul.on.ca/books-platform-now-live

Scholars Portal Books
https://books.scholarsportal.info/

国際図書館連盟(IFLA)、世界各国の図書館による議論を通じた将来ビジョン策定の取組“IFLA Global Vision”の概要報告書の日本語版を公開

国際図書館連盟(IFLA)が、世界各国の図書館による議論を通じた将来ビジョン策定の取組“IFLA Global Vision”の概要報告書“Global Vision Report Summary Top 10 Highlights and Opportunities”の日本語版をウェブサイトで公開しています。

Global Vision Report Summary(IFLA)
https://www.ifla.org/node/11905
※“Translations”に「日本語 – Japanese」があります。

グローバルビジョン報告概要 図書館の注目すべき役割と目指すべき活動 トップ10[PDF:4ページ](IFLA)
https://www.ifla.org/files/assets/GVMultimedia/publications/gv-report-su...

韓国・国会図書館、大学生を対象に同館のSNSサポーターズを募集

韓国・国会図書館が、2018年7月4日から7月25日まで、同館のSNSサポーターズを募集しています。

FacebookやInstagram等のSNSをよく利用し、図書館への関心が高い大学生を対象に募集を行なっており、SNSサポーターズに選ばれた大学生は7月から12月にかけての6か月間活動します。

活動内容は、同館のSNSのためのコンテンツの作成、同館のSNSへのコメントやシェア、自身のSNSを用いた同館の広報、同館発展の為のアイデアの提案です。

コンテンツが採用された際には原稿料が支払われ、年末には活動実績を踏まえ賞が贈られます。

국회도서관에서는 SNS를 활발히 사용하고 도서관에 관심과 열정이 있는
대학생을 대상으로 SNS 서포터즈를 모집합니다.(韓国・国会図書館,2018/7/4)
https://www.nanet.go.kr/usermadang/notice/noticeDetail.do?searchNoSeq=2477

韓国・文化体育観光部、公共図書館3館を選定して設置する「メイカースペース」の名称公募の結果を発表

2018年7月3日、韓国・文化体育観光部が、公共図書館3館を選定して設置する「メイカースペース」のハングルでの名称公募の結果を発表しました。

同部では、第4次産業革命時代の人材育成の基盤作成のため、図書館内の施設や資源を用いて、本とIT技術を融合させた多様な創作プログラムの計画や運営モデル構築事業を準備中で、6月1日から6月15日にかけて、図書館内のそのような創作活動スペースのハングルでの愛称を募集していました。

最優秀賞は「多様な工房」(별별공방)、優秀賞は、「創作の間」(창작마루)、「創作の泉」(창작샘터)で、その他推奨賞が3つ選ばれています。

공공도서관 메이커스페이스(가칭) 명칭 공모 선정 결과 알림(韓国・文化体育観光部,2018/7/3)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/notice/noticeView.jsp?pSeq=13330

7月 3日

国立国会図書館(NDL)、国立国会図書館サーチの出版情報登録センター(JPRO)との連携強化による機能改善を発表

2018年6月28日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館サーチの出版情報登録センター(JPRO)との連携強化による機能改善を発表しました。

国立国会図書館サーチによる近日中に刊行される図書に関する情報(近刊情報)の提供機能を大幅に改善したもので、改善内容は以下の通りです。

・JPROメタデータの国立国会図書館サーチAPIでの提供開始
・書影APIの提供開始
・国立国会図書館サーチで提供するJPROメタデータの充実・提供期間延長
・国立国会図書館サーチの詳細検索機能の拡充

現時点で、上記の各機能は基本的に利用可能ですが、現時点のデータは、6月14日時点のものとなっており、データ更新及びOAI-PMHのデータ提供は7月9日に開始予定です。

また、同日(6月28日)、国立国会図書館サーチには、IIIF(トリプルアイエフ)マニフェストURIの出力機能も追加されています。

国立国会図書館(NDL)、「国立国会図書館資料デジタル化の手引 録音資料編(カセットテープ、ソノシート)」を公開

2018年6月29日、国立国会図書館(NDL)は、「国立国会図書館資料デジタル化の手引 録音資料編(カセットテープ、ソノシート)」を公開しました。

音声のデジタル化に特化したもので、NDLが実施したデジタル化作業の成果を踏まえ、作業の方法のほか、カセットテープ及びソノシートの規格に係る情報やデジタル化に必要な機器の解説なども掲載しています。

新着情報(NDL)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2018年6月29日欄に「国立国会図書館資料デジタル化の手引 録音資料編(カセットテープ、ソノシート)を掲載」とあります。

「国立国会図書館資料デジタル化の手引 録音資料編(カセットテープ、ソノシート)」(音声のデジタル化)(NDL)
http://www.ndl.go.jp/jp/preservation/digitization/guide.html

Clarivate Analytics社、Journal Citation Reports(JCR)の2018年版をリリース

2018年6月26日、Clarivate Analytics社が、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)の2018年版をリリースしました。

2018年版では、自然科学と社会科学の論文の2017年の引用データを含んでおり、80か国、234分野における11,655タイトルの学術雑誌の情報が収録されています。今回は276の学術雑誌に初めてインパクトファクターが付与されました。JCR全体の平均で、各誌のインパクトファクターが10%増加したと発表しています。2018年度版から新たにBook Citation Indexが引用データに追加されています。

ハッシュタグ「#LibrarianFashion」をつけて、自分の写真をソーシャルメディアに投稿しよう! IFLA NPSIGが図書館員に呼びかけ

国際図書館連盟(IFLA)の若手図書館員のための活動を行っているグループ“New Professionals Special Interest Group”(NPSIG)が、世界中の図書館員に対し、自身の仕事の際の装いをハッシュタグ「#LibrarianFashion」を付与してソーシャルメディア(Twitter、Facebook、Instagram)に投稿するよう、呼びかけています。呼びかけ期間は2018年7月2日から、2018年8月15日までです。

これは2018年8月に開催されるIFLA年次大会の中で、NPSIGが実施するセッション”Librarian Fashion: What does the way we dress say about us?”にあわせて行われている企画です。このセッションでは図書館員のファッション、それが利用者やコミュニティ、同僚に与えるイメージ等について議論することが予定されています。

Simba Informationがオープンアクセス市場に関するレポートを公表 OA市場の売上は予想を大きく上回る

2018年6月21日、メディア・出版業界に関する市場調査会社Simba Informationは、オープンアクセス(OA)に関する市場の現況と直近の展望をまとめたレポート”Open Access Journal Publishing 2018-2022”を公表しました。本文は有料ですが、プレスリリース等で内容の一部が紹介されています。

リリースによれば、2015年から2017年にかけて、学術雑誌市場全体の売上の増加率は年1%を超える程度であったのに対し、OA雑誌については年利二桁%の伸びを見せていたとのことです。Simba Informationは2014年からOAに関する市場レポートを作成していますが、当時はOA市場の伸びに必ずしも楽観的ではなかったのに対し、実際にはその後、予想を裏切る拡大を見せているとのことです。特にElsevierやSpringer Nature等、購読型雑誌出版を担ってきた従来から存在する出版者における、ハイブリッドOAが拡大していることが指摘されています。ハイブリッドOA論文は購読型雑誌論文のうちの数%を占めるにすぎませんが、大手出版者は2,000誌以上の雑誌を有することもあり、ハイブリッドOA論文の割合が1~5%増えるだけでも数億ドルの増収につながるとされています。

【イベント】三田図書館・情報学会、第175回月例会「日本の大学図書館における質問相談サービスの現状調査」(7/28・東京)

2018年7月28日、三田図書館・情報学会は慶應義塾大学三田キャンパスにおいて第175回月例会「日本の大学図書館における質問相談サービスの現状調査」を開催します。発表者は早稲田大学図書館の長谷川敦史氏です。

開催概要によれば、私立大学図書館協会東地区部会研究部レファレンス研究分科会(2016/2017年度)が日本国内の国公私立大学図書館を対象に行った、質問相談サービスの提供方法に関する質問紙調査の結果について扱われるとのことです。同調査では、(1) レファレンスカウンター以外も含めた図書館内における質問相談サービス、および(2 )バーチャルレファレンスサービス(電子メール、ウェブサイト、チャットなど)の2点が調査されていました。

三田図書館・情報学会 月例会
http://www.mslis.jp/monthly.html

内閣府、「国立研究開発法人におけるデータポリシー策定のためのガイドライン」を公表

2018年6月29日、内閣府の「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会」が、「国立研究開発法人におけるデータポリシー策定のためのガイドライン」を公表しました。

このガイドラインは2018年6月15日に閣議決定された「統合イノベーション戦略」の中で、国立研究開発法人において2020年度末までにデータポリシーを策定すること、この策定を促進するためのガイドラインを内閣府が策定することなどが挙げられていたことを受け、とりまとめられたものです。国立研究開発法人におけるデータポリシー策定の参考となるよう、研究データの管理と利活用についてのポイントや、データポリシーで定めるべき項目、および基本的な記述内容がまとめられています。このうちデータポリシーで定めるべき項目としては、以下の6点が挙げられています。

(1) 機関におけるポリシー策定の目的について
(2) 管理する研究データの定義、制限事項について
(3) 研究データの保存・管理・運用・セキュリティについて
(4) 研究データに対するメタデータ、識別子の付与、フォーマットについて
(5) 研究データの帰属、知的財産の取り扱いについて
(6) 研究データの公開、非公開及び猶予期間並びに引用について

大阪市、「(仮称)こども本の森 中之島」施設基本方針(素案)を公開 パブリックコメントを実施

大阪市が「(仮称)こども本の森 中之島」施設基本方針(素案)を公開するとともに、2018年6月29日から7月27日にかけてパブリックコメントを受け付けています。

同施設は大阪出身の建築家である安藤忠雄氏からの、「本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を育む施設として活用するため、中之島公園内に『(仮称)こども本の森 中之島』を整備し、大阪市に寄附する」、「運営費用については、広く賛同者を募り大阪市への寄附を呼びかけていきたい」という提案を契機に、建築が検討されているものです。2017年12月には負担付き寄附の受納について、市議会で議決されています。

今回公開された素案(概要)によれば、中之島公園内に延床面積約800平方メートル、3階建ての施設を建築し、2万5千冊の蔵書を大きな吹き抜けを囲う壁一面の本棚に設置するとのことです。メインターゲットは乳幼児から中学生までのこどものその保護者で(その他の方も入場可)、入場料は無料、指定管理者による運営を検討しているとされています。

出版ニュースブログhon.jp DayWatch、日本独立作家同盟によるベータ運用開始

2018年7月1日、NPO法人日本独立作家同盟が出版ニュースブログ「hon.jp DayWatch」のベータ運用を開始しました。

hon.jp DayWatchは電子書籍業界のニュース配信等を行っていましたが、株式会社hon.jpの廃業に伴い、2018年1月31日にサイトを閉鎖していました。その後、日本独立作家同盟との間で事業譲渡契約が締結され、今回の運用再開に至りました。

現在はアルファテスト中に執筆されていた記事がまとめて公開されています。本格運用の開始は2018年10月1日を予定しているとのことです。

【お知らせ】ニュースブログのベータ運用を開始します(hon.jp DayWatch、2018/7/1付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/11803

7月 2日

アフリカ諸国の多様な学術成果の共有を目的としたプレプリントサービス“AfricArXiv”が公開

2018年6月25日、アフリカ諸国の多様な科学分野の学術成果の共有を目的としたプレプリントサービスとしてAfricArXiv(African Science Archive)が公開されました。

非営利団体Center for Open Science(COS)と共同で開設されたもので、ガーナで開催されたAfrican Open Science Hardware Summitにおいて、アフリカにおけるオープンサイエンスのためのリポジトリの必要性が浮上したことに対して、COSのエグゼクティブディレクターがアフリカのためのプレプリントリポジトリを提案したことにより実現したものです。

米・コミック弁護基金(CBLDF)、図書館でのグラフィックノベルの蔵書構築支援を目的とした入門書を公開

2018年6月22日、米・コミック弁護基金(CBLDF)が、“Comics - Start Here!”を公開しました。

グラフィックノベルの蔵書構築の方法を紹介するもので、組織化過程の合理化支援、グラフィックノベル・マンガの基礎的情報の提供、図書館でのコミックに関する課題への対応が作成目的です。

CBLDF Debuts Comics - Start Here! At ALA in New Orleans(CBLDF,2018/6/22)
http://cbldf.org/2018/06/comics-start-here-at-ala-in-new-orleans/

Comics - Start Here! [PDF:12ページ]
http://cbldf.org/wp-content/uploads/2018/06/ALA-Comics-Start-Here.pdf

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究図書館のための学術指標の提言をまとめた報告書を公開

2018年6月28日、欧州研究図書館協会(LIBER)のInnovative Metrics Working Group が、報告書“Scholarly Metrics Recommendations for Research Libraries: Deciphering the Trees in the Forest”を公開しました。

同報告書では、研究図書館や情報基盤による学術指標の取り扱い方法や、そのことを支えるサービスの開発を始める方法について、“Discovery and Discoverability”“Showcasing Achievements”“Service Development”“Research Assessment”の4つに分類して提言しています。

また、欧州諸国の状況が多様であることに配慮し、提言は、初級・中級・上級の3つのレベルにわけて構成されており、各館では、現在の学術指標への関与度に基づいて提言を選択することが可能となっています。

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