アーカイブ - 2018年 9月 11日

米・公共図書館協会(PLA)、「勇気」をテーマとした小説コンテストを実施:優勝者は短編小説の無料プリンターで作品を発表

米・公共図書館協会(PLA)が、「勇気」をテーマとした全国規模での小説コンテストを2018年9月25日から実施すると発表しています。募集期間は、10月30日までです。

PLAの“Fostering Creative Community Connections”の一環として、住民の、読書、作文、そして地元の図書館への関心を高めることを目的に実施されるもので、優勝者は1,000ドルを授与されるとともに、世界中に設置されている仏・Short Edition社製の短編小説の無料プリンター(Short Story Dispensers)で作品を発表することができます。

欧州委員会(EC)、Europeanaの評価と今後の進展に関する報告書を公開

2018年9月6日、欧州委員会(EC)が、Europeanaの評価と今後の進展に関する、欧州議会及び欧州理事会宛の報告書“REPORT FROM THE COMMISSION TO THE EUROPEAN PARLIAMENT AND THE COUNCIL on the evaluation of Europeana and the way forward”を公開しました。

同報告書では、Europeanaは、標準化や相互運用性、ネットワーク構築などにより、欧州のデジタル文化遺産を欧州全体に行きわたらせる上で、重要な役割を果たしたとしています。

一方で、量的は期待を上回っているものの質的にはまだ問題があるとし、扱っている地理・テーマ・文化の範囲や、メタデータの多言語対応・詳細さ・正確さ、ポータルの技術インフラ改善・多言語対応・検索及びフィルタリンク機能の追加などの課題を指摘しています。

また、評価に基づき、今後のEuropeanaの進展に関し、

・データプロバイダやアグリゲーターがEuropeanaのサービスを利用しやすくする

・AI、言語処理、ビッグデータを活用して出来るだけ自動化した、欧州各国の文化遺産の幅や深さを効果的に紹介するためのコンテンツのキュレーションの実施

米国議会図書館(LC)、一次資料(primary source)を活用したK-12の児童・生徒向け教育用ウェブアプリ2点を公開

2018年9月7日、米国議会図書館(LC)が、同館の一次資料(primary source)を活用し、教育機関と協力して開発した、K-12の児童・生徒向けの教育用ウェブアプリ2点を公開しました。

今回公開されたものは以下の2点です。

・DBQuest:証拠の識別・評価方法を教授することで、児童・生徒のエビデンスに基づいた推論と、文書に基づいた探求を強化するモバイルアプリ

・Case Maker:一次資料による教育に関する“Teaching with Primary Sources(TPS)”プログラムで開発された「観察、熟考、質問」の枠組みをモデル化したもので、児童・生徒が、課題に挑戦し、証拠を集め、論理的に自分の首長を述べることができるように指導するアプリ

Library of Congress Launches New Set of Educational Apps for Back to School (LC,2018/9/7)
https://www.loc.gov/item/prn-18-112/

米・公共図書館協会(PLA)、戦略計画“2018-2022 Strategic Plan”を公表

2018年9月7日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、戦略計画“2018-2022 Strategic Plan”を公表しました。

2014年に発表された前戦略では、組織目標として、(1)リーダシップ開発、(2)評価指標、(3)ファミリーエンゲージメント、(4)デジタルリテラシー、が掲げられていましたが、その成功を受け、新戦略では、(1)変化、(2)リーダーシップ、(3)アドヴォカシーと認知度、(4)公平・多様・包摂・社会的正義、(5)組織的優秀性、を掲げています。

PLAでは既に目標達成のため、公平・多様・包摂・社会的正義に関する図書館職員向けの研修を2019年から開始予定であり、また、協会の新しいトレンドやモデルと追及し組織的優秀性を達成するための措置を採っているとしています。

また、計画に掲載されている主な成果目標として、

米国図書館協会(ALA)、新設されたグラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)の会員募集を開始

2018年9月5日、米国図書館協会(ALA)が、新設されたグラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(Graphic Novels & Comics Round Table:GNCRT)の会員募集を開始しました。

GNCRTは、蔵書構築・プログラム・アドヴォカシーといったグラフィックノベルスやコミックスを担当している図書館・図書館職員を支援することを目的としており、図書館関係会議での発表やコミックス関係のイベントへの参加、助成金の管理、グラフィックノベルスやコミックスを担当している図書館員や研究者のネットワーク構築などを実施します。

東京都立中央図書館、マンガ大賞受賞作品などを中心に約1,000冊のコミックを展示するコーナーを開設

東京都立中央図書館が、2018年9月12日に、マンガ大賞受賞作品などを中心に約1,000冊のコミックを展示するコミックコーナーを開設すると発表しています。

設置場所は同館1階の新聞閲覧コーナー及び3階中央部で、複製原画や作家の直筆メッセージ等も展示されます。

9月12日(水)にコミックコーナーを開設します。(東京都立図書館)
https://www.library.metro.tokyo.jp/guide/information/5005_20180910.html

参考:
E2039 - 漫画で伝える「図書館」と「法律」
カレントアウェアネス-E No.350 2018.07.12
http://current.ndl.go.jp/e2039

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」ほか、部局所蔵資料を公開

2018年9月7日、京都大学図書館機構は、画像コレクション「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」ほか、部局所蔵資料を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開しました。

「京都大学所蔵資料でみる博物学の時代」は、同大学理学研究科、医学図書館、附属図書館が所蔵する博物学資料を集めたコレクション、「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」は東南アジア地域研究研究所が所蔵する、太平洋戦争期にタイで出版された新聞3紙のコレクションです。

これらの2コレクションの画像は以前旧システム上でも公開していましたが、今回画像の解像度を上げて新たに公開したものです。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「博物学の時代」「太平洋戦争期のタイ新聞コレクション」ほか、部局所蔵資料を公開しました(京都大学図書館機構、2018/9/7)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1379495

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、経典資料にSAT大蔵経DBへのリンク情報を記載

2018年9月7日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開している経典資料画像の書誌情報に、SAT大蔵経DBへのリンク情報を記載しました。2018年9月7日現在では、119件の書誌にリンク情報が記載されています。

SAT大蔵経DBは、SAT大蔵経テキストデータベース研究会が提供する大正新脩大藏経テキスト部分85巻の全文検索サービスです。今回のリンク記載により、経典資料閲覧時に、該当する大正新脩大藏経のテキストデータが書誌詳細画面から1クリックで参照できます。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 経典資料にSAT大蔵経DBへのリンクを記載しました(京都大学図書館機構, 2018/09/07)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1379494

千葉大学アカデミック・リンク・センター、千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)を公開

2018年9月10日、千葉大学は、千葉大学学術リソースコレクション(Chiba University Academic Resource Collections:c-arc(シーアーク))を公開したと発表しました。

デジタルコンテンツを活用した研究・教育・学習を実現するための新しい教育研究基盤である「デジタル・スカラシップ」構築の一環として、同大学アカデミック・リンク・センターが制作しました。2018年9月6日から公開を開始しており、収録資料には、江戸時代から伝わる医学書や園芸書のような歴史的リソースに加え、カビの顕微鏡写真のような自然科学分野の資料も含まれます。

公開にあたりIIIF(トリプルアイエフ)を採用したほか、Rights Statementsの定める 「No Copyright – Contractual Restrictions」と表示されているコンテンツ(著作権保護期間が満了しているコンテンツなどに表示)は、千葉大学附属図書館が提供するデジタルコンテンツであることの明示や、改変して利用した場合の明示といった要件を満たす場合、特別な手続きなく利用できます。

北海道博物館協会、加盟館園の被災状況調査を実施

北海道博物館協会が、2018年9月11日から、加盟館園の被災状況調査を実施すると発表しています。

調査後は、被災現況リストを公開し、必要な支援内容を把握した上で、支援機関への要請へとつなげていきたいとしています。

また、情報集約作業の重複をさけるため、同様(類似)の調査を行う機関に対して、同協会も調査を行っていることを知らせ、協会事務局のメールアドレスを伝えるよう依頼しています。

加盟館園の被災状況調査の実施について(北海道博物館協会,2018/9/10)
http://www.hk-curators.jp/archives/3800

参考:
平成30年北海道胆振東部地震による博物館等への影響
Posted 2018年9月7日
http://current.ndl.go.jp/node/36622