アーカイブ - 2018年 9月 14日

国際図書館連盟(IFLA)、“Trend Report”の2018年版を公開

2018年8月28日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Trend Report”の2018年版を公開しました。

IFLA Trend Reportは、図書館をめぐる最新の社会動向に関し、図書館界と各分野の専門家による対話を経て作成されたものです。2013年に初めて公開され、2016年からは毎年更新版が公開されています。

2018年版は、今年3月にスペイン・バルセロナで開催された“IFLA President's meeting”での発表をベースとしており、「シナリオ・プランニングと図書館」「攻撃を受けている図書館」「図書館が考慮すべき問題」「図書館とコミュニティのネットワーク」という、各分野の専門家による4つの論考を掲載しています。

Facing the Future with Confidence: IFLA’s Trend Report Update 2018(IFLA,2018/8/28)
https://www.ifla.org/node/67015

生物多様性遺産図書館(BHL)、新しいバージョンのAPIを公開

2018年9月10日、生物多様性に関する文献をデジタル化して提供している「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library:BHL)が、新しいバージョンのAPI(Version 3)を公開したと発表しました。

Version 3では、SOAPインターフェースの廃止、メソッドの追加・変更・廃止、データ項目名の変更などが行われています。Version 2とは別のエンドポイント(APIへのアクセス用URL)を設けており、現状ではVersion 2と3のエンドポイントが併存していますが、将来的にはVersion 2のエンドポイントの削除が予定されています。

Version 3 of the BHL API Now Available(BHL Blog,2018/9/10)
https://blog.biodiversitylibrary.org/2018/09/version-3-of-the-bhl-api-now-available.html

Wiley社とClarivate Analytics社が連携し、Clinical Genetics誌にオープンピアレビューのワークフローを導入

2018年9月13日、Wiley社とClarivate Analytics社は、両社が連携し、オープンピアレビューのワークフローを導入したことを発表しています。

Wiley社が発行するClinical Genetics誌に、Clarivate Analytics社の査読登録サービスPublonsとオンライン投稿・査読システムScholarOneを導入してオープンピアレビューのワークフローを実現させたもので、多様な出版プロセスに適用可能な拡張可能なモデルを開発することを目的としています。

査読プロセスの各要素にもDOIが付与されます。

COUNTERプロジェクト、研究データの評価指標に関する実務指針の第1版を公開

2018年9月14日、COUNTERプロジェクトが、研究データの評価指標に関する実務指針“Code of Practice for Research Data Usage Metrics”の第1版を公開しました。

カリフォルニア電子図書館(CDL)、DataCite、DataONE、からなる研究データの評価指標に関するMake Data Count(MDC)プロジェクトとCOUNTERプロジェクトが共同で策定したものです。

「COUNTER実務指針第5版」の内容と可能な限り調整されていますが、研究データ固有のものに関しては、「COUNTER実務指針第5版」から離れて特別に対応しています。

COUNTERプロジェクトでは、あわせて第1版への意見を募集しており、寄せらせた意見は第2版に反映させるとしています。

@ProjectCounter(Twitter,2018/9/14)
https://twitter.com/ProjectCounter/status/1040263879539011585

OCLC Researchとカナダ研究図書館協会(CARL)、研究図書館界の動向・優先事項等に関する調査を実施中

2018年9月13日、OCLCは、OCLC Researchが、カナダ研究図書館協会(CARL)と連携し、カナダの31機関を対象に研究図書館のイノベーションの動向と優先事項に関する調査を実施していると発表しています。

研究図書館界における動向・能力・優先事項に関する知見を得るために行なわれているもので、今後のOCLC・OCLC Research・CARLの連携の可能性を明らかにすることが期待されています。

同調査は、英国・オランダ・ドイツ・オーストリア・スイス・デンマーク・スペイン・フランス・イタリアの238機関を対象に2017年に行った調査に続くもので、今後は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)との連携のもと、オーストラリア・ニュージーランドの研究図書館を対象とした調査も行われる予定です。

韓国図書館協会・文化体育観光部、ワークライフバランスの定着を目的に職場で人文学系プログラムを実施する事業の対象企業・団体を発表

2018年9月12日、韓国図書館協会(KLA)と文化体育観光部は、忙しい社会人のために職場で人文学系プログラムを実施する事業「訪問社会人人文学」事業の対象企業・団体15か所を発表しました。

同事業は「図書館道の上の人文学」事業の一環として2016年から中小企業・団体を対象に行われているもので、2018年度は、日々の生活で疲れているものの、繁忙のために文化系のプログラムに参加して仕事や生活の価値を見出し、再充電のための時間を過ごすことができない社会人を対象にカスタマイズしたプログラムも実施されます。

プログラムでは、電話相談室員を対象とした対話方法に関する講演や、コールセンターに勤務する外国籍の従業員を対象としたラップによるストレス発散といった内容のほか、建築・広告・音楽・食文化・対人関係・健康といったワークライフバランスに資するための講演や体験型イベントが行われます。

また、文化体育観光部では、ワークライフバランスに取り組む社会人を対象に、余暇時間に参加できる「図書館道の上の人文学」事業の社会人プログラムを今年度後半に全国7つの図書館で実施するとしています。

【イベント】アート・ドキュメンテーション学会第11回秋季研究集会(10/13・東京)

2018年10月13日、東京都文京区のお茶の水女子大学で、アート・ドキュメンテーション学会(JADS)第11回秋季研究集会が開催されます。

9件の研究発表に加え、お茶の水女子大学歴史資料館及び同大学附属図書館の見学会、大学資料整理についての講演が行われます。参加費は正会員が1,000円、非会員が1,500円です。定員は120人で、申込みが必要です。

内容は次のとおりです。

発表1:酒井晶氏(東京国立博物館)
アート・ドキュメンテーションにおける“弁当型”検索の親和性と展望

発表2:黒澤美子氏(公益財団法人石橋財団ブリヂストン美術館学芸課司書)
石橋財団アートリサーチセンターライブラリーの取り組みについて

発表3:住広昭子氏(東京国立博物館学芸企画部情報資料室)
ミュージアム・ライブラリーにおける館蔵文化財情報と文献情報の関連付けについて--東京国立博物館資料館の試み

発表4:グッド長橋広行氏(ピッツバーグ大学図書館)
JALプロジェクト参加者、現場からの報告

講演:長嶋健太郎氏(お茶の水女子大学図書・情報課大学資料担当)
お茶の水女子大学の資料整理について(仮題) 

【イベント】専門図書館協議会イブニングセミナー(関東地区)「大学図書館における研究・学習支援としてのレファレンス・サービスのあり方」(9/20・東京)

2018年9月20日、専門図書館協議会が、日本図書館協会会館において、イブニングセミナー(関東地区)「大学図書館における研究・学習支援としてのレファレンス・サービスのあり方」を開催します。

同セミナーでは、早稲田大学図書館の長谷川敦史氏による、現場の事例の質的分析に基づいた大学図書館のレファレンス・サービスの実態など、大学図書館の研究支援・学習支援の現状とレファレンス・サービスの課題についての講義が実施されます。

参加費は同協議会の会員は無料で、非会員は有料です。定員は50人(先着順)で、事前の申し込みが必要です。