アーカイブ - 2019年

3月 20日

Altmetric社、大学出版局でのオルトメトリクスの活用に関するプロジェクトの報告書を発表

2019年3月4日、Altmetric社は、大学出版局でのオルトメトリクス(altmetrics)活用に関するパイロットプロジェクトの報告書である“Altmetrics for university presses: Results from the Association of University Presses and Altmetric joint pilot”を発表しました。

パイロットプロジェクトは、2017年に同社とAssociation of University Presses(AUPresses)が共同実施したもので、オルトメトリクスが大学出版局の機能をどのように支援できるかを把握することを目的としていました。

プロジェクトから得られた知見として、Altmetricsは既刊書への関心度を把握するのに役立ち、プロモーション戦略を考える参考になることなど4点を挙げています。

査読登録サービスPublonsがHindawi社とのパートナーシップ締結を発表:査読プロセスの改善・高速化のため

2019年3月13日、査読登録サービスPublonsが、オープンアクセス(OA)出版を手掛けるHindawi社と、査読プロセスの改善・高速化のためパートナーシップを締結したことを発表しました。

Publonsの査読者検索サービスであるPublons Reviewer ConnectをHindawi社の査読管理システムに組み込むこと、2019年3月中に、編集者による査読者選定の支援のためReviewer ConnectをHindawi社の231の査読誌に実装することが紹介されています。

また、Hindawi社は、査読のスピード向上と査読者の負荷軽減のために、PublonsのReviewer Availability機能を組み込み、研究者への査読依頼時に、査読を引き受けられる状況にあるかを参照できるようにすること等も計画しているとあります。

ノルウェー・Unit、Wiley社とオープンアクセス(OA)出版等で合意

ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnit(Direktoratet for IKT og fellestjenester i høyere utdanning og forskning:Norwegian Directorate for ICT and Joint Services in Higher Education and Research)が、 2019年3月14日付けで、Wiley社とオープンアクセス(OA)出版等で合意したと発表しました。

契約期間は3年間で、35のノルウェーの機関は、Wiley社のジャーナルへのアクセスが可能なほか、同機関に所属する研究者は自動的に識別されてWiley社のジャーナルにおいてOAで論文を公表することも可能です。また35の機関は、研究者のアカウントを簡単に管理し、詳細なレポートを作成するオープンアクセスアカウントダッシュボードが利用できます。

カナダ研究図書館協会(CARL)、大学図書館員の役割の要点を説明する声明を発表

2019年3月14日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、大学図書館員の役割の要点を説明する声明“The University Librarian: Providing Value to the Research University”を発表しました。

大学の研究事業や教育目標を進展させるために、情報サービス・リソース・設備の提供において大学図書館員がいかに優れた役割を果たしているかを概説したものです。

CARL Releases a Statement on the Role of the University Librarian(CARL,2019/3/14)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-releases-a-statement-on-the-role-of-the-university-librarian/

子どもと家庭の読書に関する報告書の第7版が公開(米国)

2019年3月14日、児童向けの出版・教育などを手掛ける米国のScholastic社が、隔年で実施している保護者と子どもの読書状況に関する全国調査の報告書 “Kids & Family Reading Report”の第7版を公表しました。

子どもとの音読の普及率と認知度の高まりをテーマに、6歳から17歳までの子どもとその保護者1,040組と、0歳から5歳までの子どもの保護者678組を対象に2018年9月6日から10月4日にかけて実施された調査の結果です。

調査結果として以下の点等が紹介されています。

・頻繁(週に5日から7日)に読書をする子どもの割合が9歳を境に激減する。
・需要が高い児童書のテーマの多様性。
・本へのアクセスのしやすさ、読書活動のロールモデルの存在と子どもの読書頻度の間の類似性。

次回の調査では、夏休みの読書(Summer Reading)をテーマに実施する予定です。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、「くずし字検索」を公開

2019年3月18日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、「くずし字検索」を公開しました。

日本古典籍くずし字データセットを文字または文字コードから検索できます。

2019年1月現在、古典籍28点の画像データから切り取った、くずし字4,645文字種(字形データ68万4,165文字)が検索対象です。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※「2019-03-18 くずし字検索を公開しました。」とあります。

くずし字検索 (CODH)
http://codh.rois.ac.jp/char-shape/search/

地震史料翻刻プロジェクト「みんなで翻刻」、東京大学地震研究所図書室所蔵の古文書495点の翻刻完了を発表

2019年3月19日、地震史料翻刻プロジェクト「みんなで翻刻」において、東京大学地震研究所図書室が所蔵する古文書495点全ての翻刻が完了したと発表されました。

2017年1月10日の開始以来の約2年間の成果は、参加登録者数者4,626人(アカウント数・閲覧のみを含む)、翻刻参加者約347人(アカウント数・実際文字入力した人)・総入力文字数465万文字であったと発表されています。

@CloudHonkoku(Twitter,2019/3/19)
https://twitter.com/CloudHonkoku/status/1107880344286445568

神奈川県立川崎図書館、「電子ジャーナル・データベースの使い方」(IEEE編)(Scopus編)の動画を公開

2019年3月15日、神奈川県立川崎図書館が、「電子ジャーナル・データベースの使い方」(IEEE編)(Scopus編)の動画を公開しました。

同館で利用可能なIEEE Xplore及びScopusの利用方法を案内するものです。

@kanagawa_lib(Twitter,2019/3/15)
https://twitter.com/kanagawa_lib/status/1106379594116939776
https://twitter.com/kanagawa_lib/status/1106384035507388416

電子ジャーナル・データベースの使い方(IEEE編) in 神奈川県立川崎図書館 (YouTube)
https://youtu.be/4zsfB39XdG4

3月 19日

英・Jisc、保存すべき研究データに関する調査レポート“What to Keep: A Jisc Research Data Study”を刊行

研究データに関する取組に携わっているJiscのチームによるブログ“Research Data and related topics”の2019年3月7日付け記事において、保存すべき研究データに関する調査レポート“What to Keep: A Jisc Research Data Study”の刊行が紹介されています。

研究データの増大・多様化に伴い、何を保存するかが問題となっていることを背景として、データ保持のためのユースケースや改善のための提案をまとめており、結論として、何を、なぜ保存するかだけでなく、保存先、保存場所、保存期間も考慮することが不可欠であるとしています。

Research data: To keep or not to keep? (Research Data and related topics, 2019/3/7)
https://researchdata.jiscinvolve.org/wp/2019/03/07/research-data-to-keep-or-not-to-keep/

NIIとWACREN、オープンサイエンス基盤の研究開発に関し覚書を締結

2019年3月15日、NIIは、西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(West and Central African Research and Education Network:WACREN)とオープンサイエンス基盤の研究開発に関し覚書を締結したことを発表しました。

最初のプロジェクトでは、リポジトリと研究データ管理システム(RDM)の共同開発を開始するとしています。

NII and WACREN Sign a Memorandum of Understanding on R&D of Open Science Infrastructure(NII, 2019/3/15)
https://www.nii.ac.jp/en/news/release/2019/0315.html

奈良文化財研究所、都道府県別の発掘調査報告書総目録のうち高知県編及び島根県編を公開

2019年3月18日、奈良文化財研究所は、都道府県別の発掘調査報告書総目録のうち高知県編及び島根県編を公開したことを発表しました。

作成・公開にあたり工夫した点として以下を挙げています。

・地方公共団体文化財専門職職員と協同で作成することで網羅性を高めた
・地方公共団体発行の報告書に限らず、大学等の機関が発行した報告書も収録した
・CiNiiBooks と、国立国会図書館サーチに登録された書誌情報を同定した
・CiNiiBooks、国立国会図書館、奈文研図書システムの書誌 ID、全国遺跡報告総覧の ID をそれぞれ掲載し、重複のない総目録の管理番号を付与した
・EXCELデータも公開することで、再利用性を高めた

全国遺跡報告総覧:都道府県別の発掘調査報告書総目録 高知県・島根県編の公開(なぶんけんブログ, 2019/3/18)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/03/soumokuroku02.html

埼玉県立図書館、埼玉関係データベースを提供開始

2019年3月5日、埼玉県立図書館は「埼玉関係データベース」の提供開始を発表しています。

1943年4月から2009年12月までの「埼玉新聞」の埼玉に関する記事について見出しの言葉等で検索できる「埼玉新聞記事見出し」、同館が所蔵する埼玉県内の主要郷土研究雑誌及び紀要類の記事を検索できる「埼玉関係雑誌記事見出し」、埼玉県にゆかりのある人物について記述のある資料の書誌情報(同館所蔵資料のみ)を検索できる「埼玉関係人物文献」の3つのデータベースからなります。

図書館からのお知らせ(2019年)(埼玉県立図書館)
https://www.lib.pref.saitama.jp/information/2019/index.html
※3月5日付のお知らせに「埼玉関係データベースの提供開始について」とあります。

【イベント】映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念パネルディスカッション(4/9・東京)

2019年4月9日、日比谷図書文化館コンベンションホール(東京都千代田区)において、映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念パネルディスカッションが開催されます。

第一部では、ニューヨーク公共図書館(NYPL)渉外担当役員のキャリー・ウェルチ氏によるトークと映画の紹介、第二部ではNYPLを扱った著書『未来をつくる図書館~ニューヨークからの報告』の著者である菅谷明子氏らも交えてパネルディスカッションが行われます。

入場無料、事前申し込み要(先着順)です。パネルディスカッションのパネラー、モデレーターは次のとおりです。

○パネラー
キャリー・ウェルチ氏(ニューヨーク公共図書館渉外担当役員)
菅谷明子氏(在米ジャーナリスト、ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団役員)
田中久徳氏(国立国会図書館総務部部長)
越塚美加氏(学習院女子大学国際文化交流学部教授)

○モデレーター
野末俊比古氏(青山学院大学教育人間科学部教育学科教授)

英キングス・カレッジ・ロンドン、REF2021にAltmetricの機関向けサービスを利用

2019年3月13日、Altmetric社は、英キングス・カレッジ・ロンドンが、英国の研究評価制度REF(Research Excellence Framework)の2021年版の準備を進めるにあたって、同社の機関向けサービスAltmetric Explorer for Institutionsを利用すると発表しました。

REFでは評価の対象となる研究成果や、その社会的・経済的インパクトに関する事例等を評価される機関の側が準備し、提出する必要があります。キングス・カレッジ・ロンドンは機関の研究成果に関するオンラインアクティビティをモニターするためにAltmetric Explorer for Institutionsを利用するとのことです。

【イベント】日本アーカイブズ学会2019年度大会(4/20-21・東京)

2019年4月20日から21日にかけて、東京都豊島区の学習院大学目白キャンパスにおいて、日本アーカイブズ学会2019年度大会が開催されます

4月20日は会員のみ参加可能な総会の後、松岡資明氏(元日本経済新聞記者)による講演会「アーカイブズ取材で見えた日本の病理」が行われます。

4月21日は自由課題研究発表会、ポスター研究発表の後、大会企画研究会「社会が求めるアーカイブズ」が開催されます。

日本アーカイブズ学会2019年度大会開催概要(日本アーカイブズ学会)
http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=331

参考:
【イベント】日本アーカイブズ学会2018年度大会(4/21-22・東京)
Posted 2018年3月15日
http://current.ndl.go.jp/node/35648

日本出版取次協会、「中国地方・九州地方の輸送スケジュール変更について」を発表 書籍の発売日は従来より1日遅れに

一般社団法人日本出版取次協会は、2019年3月5日、ニュースリリースとして「中国地方・九州地方の輸送スケジュール変更について」を発表しました。

リリースによれば、東京から該当地域へのトラック幹線輸送は運行管理・労務管理上、法令違反の状態にあり、該当地域の輸送会社からの要請を受け、発売日を含む輸送スケジュールを変更せざるを得ないと判断した、ということです。

具体的には2019年4月1日以降、中国地方では雑誌・書籍とも発売日が従来より1日遅くなります。九州地方(沖縄県を除く)については一部の週刊誌の発売日が変更されるとともに、書籍は中国地方同様、発売日が1日遅くなるとのことです。

中国地方・九州地方の輸送スケジュール変更について(日本出版取次協会、2019/3/5付け)
http://www.torikyo.jp/topics/news-release/20190305/file.php

【イベント】日本学術会議公開シンポジウム「欧州一般データ保護規則(GDPR)に対する日本の学術界の対応」(3/27・東京)

2019年3月27日、東京都港区の日本学術会議講堂において、日本学術会議法学委員会と同「IT社会と法」分科会主催の公開シンポジウム「欧州一般データ保護規則(GDPR)に対する日本の学術界の対応」が開催されます。

2018年5月25日からEUにおいて、一般データ保護規則(GDPR)の適用が開始され、EU域内に限らず域外においても、一定の場合には対応が求められるようになっています。しかし同シンポジウム開催趣旨によれば、GDPRについて「企業向けの解説やマニュアルは多数現れているが、非営利組織向けのものはほとんどみかけない。そのため、国際的な研究活動や学術交流活動を行っている学術組織には、GDPRに対してどのように対応すべきかについてのとまどいもみられる」とされています。そこで、「GDPRの内容を正しく理解し、日本の学術界としてどのように対応することが適切であるかについて」、3人の専門家をパネリストとして公開シンポジウムを開催する、とのことです。

質疑時間は十分に確保されており、GDPRへの対応をめぐって漠然とした疑念や不安感をいだいている学協会・研究機関関係者の参加も歓迎する、とされています。

日本図書館情報学会、『図書館情報学用語辞典』第5版の新規項目執筆者を募集

2019年3月13日、日本図書館情報学会は、『図書館情報学用語辞典』第5版に追加される新規項目について、執筆者を受け付けるWebフォームを公開しました。

新規追加項目は「API」「BIBFRAME」「DDA」「FAIR原則」など48項目で、2019年5月9日まで執筆者の募集を受け付けるとのことです。

南アフリカ国立図書館(NLSA)、#1Lib1Refキャンペーンにあわせ、Wikipediaの記事に参照文献を付与するイベント“Citeathon”を実施(記事紹介)

南アフリカ国立図書館(NLSA)が、同館のプレトリア館で2019年2月5日に実施した、Wikipediaの記事に参照文献を付与するイベント“Citeathon”の実施報告記事を掲載しています。

同イベントは、1月15日から2月5日まで行われた、すべての図書館員が参照文献を一つWikipediaに追加するキャンペーン“#1Lib1Ref”にあわせ、NLSAが運営している図書館やナレッジマネジメントの専門家養成プログラムのなかで実施され、75の参照文献が追加されました。

報告記事によると、サハラ砂漠以南のアフリカ(Sub-Sahara)の研究者は、根拠となる参照文献に欠けたコンテンツもあることからWikipediaの使用を避ける傾向がある一方で、リソースが乏しいためにWikipediaは重要な情報源としても使われているとのことです。

National Library of South Africa Hosts Citeathon #1Lib1Ref(NLSA,2019/3/18)
http://www.nlsa.ac.za/?p=958

国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定等についての答申:カラフトナヨロ惣乙名文書(北海道大学附属図書館)・彫金後藤家関係資料(東京藝術大学附属図書館等)・交代寄合西高木家関係資料(名古屋大学附属図書館)が重要文化財に指定へ

2019年3月18日、文化審議会が、3件の美術工芸品を国宝に、41件の美術工芸品を重要文化財に指定すること、2件の美術工芸品を登録有形文化財に登録することについて、文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

重要文化財への指定が答申されたものには、カラフトナヨロ惣乙名文書(ヤエンコロアイヌ文書:北海道大学附属図書館所蔵)・彫金後藤家関係資料(東京藝術大学附属図書館等所蔵)・交代寄合西高木家関係資料(名古屋大学附属図書館所蔵)などが含まれています。

文化審議会答申 ~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定及び登録有形文化財(美術工芸品)の登録について~(文化庁,2019/3/18)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1414437.html

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