アーカイブ - 2019年 10月 4日

ノルウェー・Unitが組織するコンソーシアム、Taylor & Francis社と“Read and Publish”契約で合意

2019年10月4日、ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnit(Direktoratet for IKT og fellestjenester i høyere utdanning og forskning:Norwegian Directorate for ICT and Joint Services in Higher Education and Research)は、ノルウェーの研究機関を代表して、Taylor & Francis社と“Read and Publish”契約で合意したことを発表しました。契約期間は2020年から2022年までの3年間です。

この契約にはノルウェー国内の23の研究機関が参加しています。契約参加機関の研究者は、理学・工学・医学・社会科学・人文科学にまたがるTaylor & Francis及びRoutledgeのジャーナルへアクセス可能になると同時に、それらのジャーナルで追加費用を支払うことなく研究成果をオープンアクセス(OA)化することができます。

コールド・スプリング・ハーバー研究所、bioRxivに投稿されたプレプリントに並べて査読内容を掲載する試行プロジェクト“Transparent Review in Preprints(TRiP)”を開始

2019年9月30日、生命医学分野のプレプリントサーバbioRxivを運営するコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)は、投稿されたプレプリントに並べて査読内容を掲載する試行プロジェクトとして、“Transparent Review in Preprints(TRiP)”を開始することを発表しました。

プロジェクトにはウェブアノテーションツールHypothesisが利用され、プロジェクト参加組織は、事前のオプトインにより参加意思を示した著者について、bioRxiv上の関連するプレプリントへピアレビューを投稿することができます。

多くのジャーナルでウェブサイトにピアレビューを表示させることが行われていますが、通常はレビュー対象となったバージョンではなく最終的に出版されたバージョンとともに表示されます。TRiPでは投稿バージョン・レビュー対象となったバージョンとともに表示可能であることが特徴です。

オープンアクセス誌eLife、欧州分子生物学機構(EMBO)、査読サービスPeerage of Science、EMBOとASAPbioプロジェクトにより2019年後半立ち上げ予定の査読サービスReview Commonsがプロジェクトの最初の参加組織となります。また、米国植物生物学会やPLOS等の他団体も参加予定です。

2019年度グッドデザイン賞発表:図書館・博物館等も受賞

2019年10月2日、公益財団法人日本デザイン振興会が、2019年度のグッドデザイン賞を発表しています。

「グッドデザイン大賞」など特別賞は10月31日に発表予定です。

受賞者には図書館、美術館等も含まれます。

グッドデザイン賞概要
https://www.g-mark.org/activity/2019/outline.html

2019年度グッドデザイン賞受賞結果
https://www.g-mark.org/award/search?from=2019&to=2019&keyword

市民交流センター [須賀川市民交流センターtette](福島県)
https://www.g-mark.org/award/describe/49506

【イベント】デザイン基礎学セミナー「デザイン図書館というデザイン」(10/21・福岡)

2019年10月21日、九州大学大橋キャンパス(福岡市南区)において、九州大学大学院芸術工学研究院・芸術工学部未来構想デザインコース・芸術工学図書館が共催する第11回デザイン基礎学セミナー「デザイン図書館というデザイン」が開催されます。

登壇者は株式会社リ・パブリックの市川文子氏と丸善雄松堂株式会社の増井尊久氏であり、海外の大学図書館に関するトレンドや事例を通じて、誰もがクリエイターになり得る時代の大学図書館のありかたを考える内容とあります。

参加費無料、事前申し込み不要です。

第11 回デザイン基礎学セミナー「デザイン図書館というデザイン」開催のご案内(九州大学)
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/events/view/747

【イベント】講演会「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」(10/9・東京)

2019年10月9日、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)において、講演会「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」が開催されます。

講師は研究データ同盟(RDA)の事務局長であるHilary Hanahoe氏です。RDAの成り立ちや現在の活動について紹介が行われるとともに、オープンサイエンスパラダイムに向けた研究データ基盤の在り方や、周辺のガイドライン作成とその承認等を実際に進めるための障壁、課題についての意見交換が行われる予定とあります。

使用言語は英語であり、参加希望者は10月7日午後5時までの事前申し込みが必要となっています。

講演会(フォーサイト・セミナー)「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」開催(10/9)の御案内(NISTEP)
https://www.nistep.go.jp/archives/42682

周南市立徳山駅前図書館(山口県)、「ラグビーワールドカップ2019™日本大会 パブリックビューイング 日本対サモア」を実施

2019年10月5日、山口県の周南市立徳山駅前図書館が 「ラグビーワールドカップ2019™日本大会 パブリックビューイング 日本対サモア」を実施します。

徳山大学ラグビー部、新南陽高校ラグビー部OB会、KRY山口放送との共催で、地元紙の報道によると、徳山大学ラグビー部選手25人による「ラグビー体験イベント」や、試合中は、選手らによる解説も行なわれるとのことです。

申込は不要で、定員150人です。

ラグビーワールドカップ2019™日本大会 パブリックビューイング 日本対サモア (周南市立徳山駅前図書館)
https://shunan.ekimae-library.jp/ja/event_page/4855

徳山駅前図書館でラグビー日本対サモア戦PV 徳大ラグビー選手による体験も(周南経済新聞,2019/10/5)
https://shunan.keizai.biz/headline/668/

清代末期から中華民国期にかけて中国で刊行された新聞のデジタルコレクション“Late Qing and Republican-Era Chinese Newspapers”が公開:研究図書館センター(CRL)とEast View Information Servicesとの協力プロジェクトの成果

2019年9月23日、北米の研究図書館センター(Center for Research Libraries: CRL)は、East View Information Servicesとの協力プロジェクトの成果として、中国の清代末期から中華民国期に刊行された新聞のデジタルコレクション“Late Qing and Republican-Era Chinese Newspapers”をオープンアクセスで公開したことを発表しました。公開はEast View社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive”上で行われています。

2019年9月24日付けのEast View社によるプレスリリースでは、現時点で13のタイトルからなる17万5,000ページ超のコンテンツが含まれていること、最終的には2019年末までに数百タイトル、約50万ページの規模となる予定であることを紹介しています。

米・電子図書館連合(DLF)、電子図書館に関する分野のレッスンプランをまとめたツールキットを公開

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が2019年10月3日に刊行した“CLIR Issues”131号において、“New Releases”として、CLIRに属する電子図書館連合(DLF)のワーキンググループが“#DLFteach Toolkit 1.0: Lesson Plans for Digital Library Instruction”を新たに公開したことを紹介しています。

“#DLFteach Toolkit”は電子図書館に関する分野のレッスンプランをまとめたツールキットであり、各レッスンプランには、学習目標、必要な前提知識、アウトラインが示されているほか、レッスンに応じた追加資料も公開されています。

現時点では、重要な情報リテラシーとデジタル出版、データとマップ、プロジェクトの開発と管理、テキスト分析とエンコーディング、デジタル展示とアーカイブの各分野に関する21のレッスンプランが収録されています。

茨城大学図書館、特別展示「菅文庫修繕資料お披露目展」を開催:クラウドファンディングで修繕した資料を工程とともに数点展示

茨城大学図書館が、2019年11月1日から11月17日まで、特別展示「菅文庫修繕資料お披露目展」を開催します。

同館では、所蔵資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを実施し、9点の資料のカビの除去や虫損の補修を行ないました。

展示では、修繕した資料が、修繕工程とともに数点展示されます。

茨城大学図書館特別展示「菅文庫修繕資料お披露目展」を開催します(11/1-11/17)(茨城大学図書館,2019/10/3)
http://www.lib.ibaraki.ac.jp/news/index.php?id=277

参考:
茨城大学図書館、貴重資料「菅文庫」の修繕をめざすクラウドファンディングを開始
Posted 2019年3月12日
https://current.ndl.go.jp/node/37755

SPARC Europe、欧州の研究助成団体を対象としたオープンアクセス(OA)方針・研究データポリシーに関する調査報告書を公開

2019年9月30日、SPARC Europeは、欧州の研究助成団体を対象としたオープンアクセス(OA)方針・研究データポリシーに関する調査報告書“Insights into European research funder policies and practices”の公開を発表しました。

この調査は2019年春、SPARC Europeを中心に欧州のアカデミー組織連盟であるAll European Academies(ALLEA)・欧州財団センター(European Foundation Centre:EFC)・Science Europe等の団体との協議の下で実施されました。調査に対して29か国の62団体から回答があり、この回答に基づいて報告書が作成されています。回答した団体の中には主要国の助成団体(約半数)や欧州規模の助成団体、各国・地域の学術機関、慈善団体等が含まれています。

SPARC Europeは調査結果から得られた主要な知見として以下の5点を挙げています。

OCLC、リモートアクセス用ソフトウェア“EZProxy”の新バージョン6.6.2を公開

2019年9月26日、OCLCは、リモートアクセス用ソフトウェア“EZProxy”の新バージョン6.6.2を公開したことを発表しました。OCLCは新バージョンの主な特徴として以下の点を挙げています。

・セキュリティ強化のため、シングルサインオン(SSO)時のユーザーネーム暗号化と2019年3月にリリースされたOpenSSL 1.0.2sへの対応を実施した

・デバッグツールFiddlerに準拠したログファイル生成により図書館が迅速にアクセスに関するトラブルへ対処可能になった

・図書館と大学のSSOサービスがより密接に統合可能になった

また、ポート番号で中継先を振り分けするオプションEZproxy’s Proxy by Portについて、多くの一般的な電子リソースサイトとの互換性がないことから、2020年9月30日をもってサポートを終了することが合わせて発表されています。同オプションを利用している場合には、サポート終了後は中継先をホスト名で振り分けするように案内しています。

北米の研究図書館センター(CRL)、冊子体雑誌の共同保存に関するデータベースPAPRの機能拡張を実施

2019年9月20日、北米の研究図書館センター(CRL)は、冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)について、機能拡張を実施したことを発表しました。

CRLは主な機能拡張として以下の3点を挙げています。

・他のデータベースからのレコード取り込み機能についてフォーマットを指定することにより、JSTOR、HathiTrust、Scholars Portalなどからレコードを追加することが可能になった

・各タイトルについて、紙資料の所蔵情報とデジタル資料の保有情報を区別して表示することが可能になった

・各タイトルについて、FLAREやScholars Trustのような資料保存プログラムに関する情報を表示することが可能になった

PAPR Database Enhanced(CRL,2019/9/20)
http://www.crl.edu/news/papr-database-enhanced