アーカイブ - 2019年 11月 22日

2019 Hiroshima Active Library協働事業:広島市域を中心とした公共図書館15館と大学図書館19館が「広島」をテーマとする講演会、映画上映、展示等を同時期に開催

広島市立図書館の2019年11月21日付のお知らせで、広島市域を中心とした公共図書館15館と大学図書館19館が「2019 Hiroshima Active Library協働事業」として、「広島」をテーマとする講演会、映画上映、展示等を同時期に開催することが発表されています。

「Hiroshima Active Library協働事業」とは、広島市域を中心とした公共図書館15館と大学図書館19館が、同一テーマで事業を実施するものです。2019年度は「広島」をテーマとして2019年12月1日から12月7日まで開催されます。

2019年12月1日には講演会として、広島市立中央図書館と広島大学図書館の主催の下、広島市立中央図書館3階セミナー室において、資料展示「ヒロシマに挑む~原爆投下の広島で実相究明に取り組む医学者たちの始動期の軌跡~」と広島の城郭建築に関する講演会が実施されます。講演会の定員は60人(先着順)で参加申込が必要です。

2019年12月4日には文化映画観賞会として、広島市映像文化ライブラリーにおいて、広島県の民俗芸能を記録した「ふるさとの民俗芸能」のシリーズの中から、北広島町の新庄のはやし田や、庄原市の神弓祭など4作品の上映が行われます。文化映画観賞会には鑑賞料が必要です(小中学生は無料)。

東京大学附属図書館、「電子版 黒木文庫」をリニューアル公開:公開された画像・書誌データは特段の手続きなく自由に利用可能・画像データはIIIFに準拠

2019年11月21日、東京大学附属図書館は、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として、同大学教養学部国文・漢文学部会が管理する「電子版 黒木文庫」をリニューアル公開したことを発表しました。

同館はリニューアル公開による主な変更点として、公開された画像・書誌データは特段の手続きなく自由に利用可能になったこと、公開する画像データが効果的・効率的な共有を行うことができる国際規格IIIFに準拠したことの2点を挙げています。

「黒木文庫」は、旧制東京高等学校教授で近世演劇と音楽の専門家の黒木勘蔵氏が収集した資料群で、東京大学教養学部国文・漢文学部会が管理していたコレクションです。2003年度から2005年度まで交付された日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究〔A〕)によりデータベースが構築され、2006年から「電子版 黒木文庫」として公開されていました。

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで蔵経書院文庫の「蔵経書院本」54点と「日蔵未刊本」20点及び修験道文献集成「島田文庫」92点を公開

2019年11月20日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで蔵経書院文庫の「蔵経書院本」54点と「日蔵未刊本」20点及び修験道文献集成「島田文庫」92点を公開したことを発表しました。

京都蔵経書院が寺院あるいは僧堂の宝庫または筐底より採集した仏典とその類縁典籍の集積である蔵経書院文庫の中から、『大日本続蔵経』の底本となった仏典類である「蔵経書院本」54点と、刊行が準備されていた『日本大蔵経』第2部の底本として収集された「日蔵未刊本」20点が、新たにデジタル化・公開されています。科学研究費助成事業研究成果公開促進費(採択課題番号:19HP8002)の助成により、一部資料をデジタル化したことが併せて紹介されています。

「島田文庫」は、明治時代の仏教学者島田蕃根が、島田家伝世の文書記録に蕃根自身の収書を加えた、修験道文献の集成です。同文庫のデジタル化は、京都大学が拠点大学として参加する国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)の一環として実施されています。

2019年11月20日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万4,328タイトル、129万729画像となっています。

米・カーネギーメロン大学、米国の大学として初めてElsevier社とオープンアクセス(OA)出版モデルへの「転換契約」を締結

2019年11月21日、米・ペンシルベニア州のカーネギーメロン大学は、Elsevier社とオープンアクセス(OA)出版モデルへの「転換契約(transformative agreement)」を締結したことを発表しました。米国の大学と同社の「転換契約」締結は初めての事例となります。

契約に基づき、カーネギーメロン大学の研究者はElsevier社の全ての学術雑誌にアクセスすることが可能になります。また、2020年1月1日以降、Elsevier社を通じて公表された、責任著者が同大学の所属者である論文は、追加費用の支払不要でOA化することが可能になります。

カーネギーメロン大学のElsevier社とのライセンス契約は2018年12月31日に期限を迎えていましたが、同大学は2018年中から同社とOA化の保証を含む新たな契約交渉に従事しており、契約期限後も同社のジャーナルへのアクセスが維持されたまま議論が続けられていました。

カーネギーメロン大学図書館は同館ウェブサイト内にFAQを設けるなどして、大学構成員向けにこの契約と研究へ与える影響に関する情報提供を進めています。

独・OA2020-DE、オープンアクセス(OA)出版のための資金調達要件に関する調査レポートを公開

2019年10月29日、学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を目指すイニシアチブ“OA2020”のドイツにおける連絡窓口“OA2020-DE”は、OA出版のための資金調達要件に関する調査レポートとして、“Transformationsrechnung: Mittelbedarf für Open Access an ausgewählten deutschen Universitäten und Forschungseinrichtungen”を公開したことを発表しました。

購読型の学術雑誌が、論文処理費用(APC)の支払によるOA化という現在国際的学術誌で支配的なビジネスモデルへ移行するにつれて、機関の学術雑誌への財政負担の構造に変化が生じます。各機関で学術雑誌のOA化に適切に対応し積極的な役割を果たすためには、予想される機関のAPC支払総額について信頼できる推定が必要となります。OA2020-DEは、機関が学術雑誌のOA化への転換に備えコストモデルを形成できる方法を解説することを目的として調査レポートを作成しています。

【イベント】第6回全国史料ネット研究交流集会(2/8-9・神戸)

2020年2月8日から9日にかけて、神戸市の御影公会堂で、第6回全国史料ネット研究交流集会が開催されます。

阪神・淡路大震災を機に始まった災害時の歴史資料や文化財の保全活動の各地への広がりをうけ、2015年から開催してきた研究交流集会を、阪神・淡路大震災から25年の節目に当たる2020年に再び神戸で開催するとしています。

第6回全国史料ネット研究交流集会を開催します(2/8・9)(歴史資料ネットワーク, 2019/11/20)
http://siryo-net.jp/event/20200208-9-koryushukai-kobe/

参考:
CA1743 - 被災資料を救う:阪神・淡路大震災からの歴史資料ネットワークの活動 / 川内淳史
カレントアウェアネス No.308 2011年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1743