アーカイブ - 2019年 5月

5月 31日

SAGE社、社会科学分野の研究影響力の評価指標に関する報告書を公開

2019年5月23日、SAGE社は社会・行動科学(SBS)における研究影響力の評価指標に関する報告書“The Latest Thinking About Metrics for Research Impact in the Social Sciences”の公開を発表しました。この報告書は、伝統的な文献の引用回数による研究影響力評価は、政策や実践、市民への影響力を捉えきれていないという問題意識の下、SAGE社がスローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)、Altmetric社、スタンフォード大学行動科学先端研究センター、米国社会科学研究会議等の代表者を招いて実施した2019年2月のワークショップの要点をまとめた内容となっています。

カナダの出版団体BookNet Canada、図書館利用と図書の購入の関係性について調査した報告書を公開

2019年5月28日、カナダの出版団体BookNet Canadaが、調査報告書“Looks at the Intersection of Library Use and Book Buying in Canada”を公開しました。

図書館利用と図書の購入の関係性について調査したもので、2018年の1年間を通じ、英語を話す18歳以上のカナダ人を対象にオンライン調査で行われました。 

・本を購入し図書館でも借りる人のほうが、図書館を全く利用しない人よりも、月平均でより多くの本を購入すること
・図書館で本を借りる人の41%が過去1年間に紙媒体の図書を、12%が電子書籍を、4%がオーディオブックを購入したこと
・図書館で本を借りる人は、過去1年間に少なくとも1冊は読書をしたカナダ人の平均よりオーディオブックをよく利用していること、
・図書館で本を借りる人は、毎日もしくは週に数回本を読む傾向があり、読書をする人の平均より読む頻度が高いこと
・読むための本を探すにあたって公共図書館は4番目に人気があること

等が指摘されています。

デジタルアーカイブジャパン実務者検討委員会、「第二次中間取りまとめ」を公表

内閣府知的財産戦略推進事務局に事務局を置く、デジタルアーカイブジャパン実務者検討委員会が、「第二次中間取りまとめ」(2019年4月付)を公表しています。

実務者検討委員会第二次中間取りまとめ(平成31年4月)[PDF:6.31MB]
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/digitalarchive_suisiniinkai/jitumusya/2018/torimatome2.pdf

【イベント】公開フォーラム「図書館と書店が支える山梨の読書」(6/23・甲府)

2019年6月23日、山梨県立図書館において、公開フォーラム「図書館と書店が支える山梨の読書」が開催されます。

NPO・本の学校が開催する「本の学校 春講座2019 in やまなし」の一環として開催するものであり、図書館と地域書店が連携して山梨の読書を支える取り組みである「やま読」の活動や本の楽しみについて、山梨県立図書館長の金田一秀穂氏、朗月堂書店代表の須藤令子氏、山梨県立都留高等学校司書の山崎誠也氏によるパネルディスカッションが行われます。

参加無料、定員200名(事前申込制、2019年6月1日から受付開始)とあります。

「平成30年7月豪雨」の被害を受け休館していた宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館(愛媛県)が再開

2019年5月31日付けの愛媛新聞の記事で、同日から、「平成30年7月豪雨」の被害を受け休館していた宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館(愛媛県)が再開することが紹介されています。

簡野道明記念吉田町図書館が再開(47NEWS, 2019/5/31)
https://www.47news.jp/localnews/prefectures/ehime/3620160.html

【イベント】国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」(7/10・東京)

2019年7月10日、東京都台東区の国際西洋美術館が、同館において、国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」を開催します。

19世紀フランス美術に関するカタログ・レゾネ編纂拠点として世界的に有名なウィルデンスタイン・プラットナー研究所と国立西洋美術館による共催です。

デジタル時代において一層の重要性を増しつつあるカタログ・レゾネ(特定の芸術家や美術館、コレクションの全作品を網羅した書物)に着眼点を置きつつ、その編纂過程で重要な役割を果たすアーカイヴ資料、ドキュメンテーション資料について多様な視点から考察するシンポジウムです。美術史研究の視点からアプローチすることで、従来アーカイヴの文脈では等閑視されてきた新しい論点の提示を試みるとしています。

料金は無料ですが、定員は先着90人(事前の申し込みが必要)です。

内容は以下の通りです。

・エリザベス・ゴレイエブ氏(ウィルデンスタイン・プラットナー研究所所長)
「ウィルデンスタイン・プラットナー研究所──デジタル世代に向けての新しいカタログ・レゾネとアーカイヴ調査」

ジャパンリンクセンター(JaLC)、「JaLCコンテンツ検索」画面を公開

2019年5月29日、ジャパンリンクセンター(JaLC)が、「JaLCコンテンツ検索」画面を公開しました。

会員、非会員を問わず利用可能で、検索画面から「タイトル」「著者名(作成者名)」「DOI」を指定して検索することが可能です。

お知らせ(JaLC)
https://japanlinkcenter.org/top/news/index.html
※2019年5月29日欄に「JaLCコンテンツの検索画面を新規リリースしました。会員、非会員を問わず一般の方が利用いただける検索画面を公開します。」とあります。

JaLCコンテンツ検索
https://japanlinkcenter.org/app/pub/search/

国立情報学研究所(NII)、2020年以降の目録所在情報システム(CAT2020)の適用開始日を2020年6月1日と発表

2019年5月30日、国立情報学研究所(NII)は、「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(最終まとめ)」において2020年度第一四半期の予定としていた2020年以降の目録所在情報システム(CAT2020)の適用開始日を、2020年6月1日に決定したと発表しています。

また、現在公開している『目録情報の基準 第5版』(案)及び『目録システムコーディングマニュアル(改訂版)』(案)の確定版は今年度中に公開する予定としています。

CAT2020適用開始日(2020年6月1日)について(NII目録所在情報サービス,2019/5/30)
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2019/05/cat2020202061.html

埼玉県立熊谷図書館、「ビジネスライブラリカフェ2019地域で働く外国人の声を聴く」を開催

2019年7月7日、埼玉県立熊谷図書館が、クマガヤプレイスホールにおいて、「ビジネスライブラリカフェ2019地域で働く外国人の声を聴く」を開催します。

日本で働く外国人の方がどのような課題を抱えているのかを共有し、参加者それぞれの課題と対応策についても情報交換をしながら、解決につながるヒントをさぐる講座です。

会場内で関連資料の展示も行われます。

参加費は無料ですが、定員は先着20名までで、事前申込制です。

県立熊谷図書館「ビジネスライブラリカフェ2019地域で働く外国人の声を聴く」を開催します(埼玉県、2019/5/30)
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2019/0530-11.html

5月 30日

【イベント】Wiley Research Seminar Japan 2019:パートナーシップ、イノベーションとこれからの研究・出版(7/28・東京)

2019年7月28日、東京コンベンションホール(東京都中央区)において、「Wiley Research Seminar Japan 2019:パートナーシップ、イノベーションとこれからの研究・出版」が開催されます。

「パートナーシップとイノベーション」を中心テーマに、それらが研究と出版にもたらす新しい展開について、各界の有識者による講演が行われます。また、講演の一部は英語で行われます(同時通訳あり)。

参加費無料(事前申込み要、定員あり)です。なお、午後のプログラムの一部が「学会誌出版・企業」と「大学 研究推進」の2つの分科会に分かれており、申込み時に参加を希望する分科会の選択が必要とあります。

当日の主なプログラム(予定)は次のとおりです。

【第1部: テクノロジー、イノベーションと出版の未来】
・基調講演: AIと人間
中島秀之氏(札幌市立大学・学長)

・人工知能とコラボレーションを通じた学術コミュニケーションの変革
高野泰朋氏(Paper Digest共同創業者/ 東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員)
宮入暢子氏(学術コミュニケーションコンサルタント)

Hindawi社がCharlesworthグループと提携:中国の研究者との連携強化のため

2019年5月28日、オープンアクセス(OA)出版を手掛けるHindawi社は、中国の研究者との連携強化のため、学術・専門分野に特化した出版サービスを提供し、中国市場でのコンサルティングやマーケティングサービス等も行っているCharlesworthグループとの提携を発表しました。

Hindawi社は中国を拠点とした研究者、編集者、査読者とのコミュニケーション改善及び拡大に取り組んでおり、今後Charlesworthグループのマーケティングチームとの協力を進めることや、中国のソーシャルメディアであるWeChat等を用いて研究者への情報発信を強化することが紹介されています。

『カレントアウェアネス-E』369号を発行

E2140 - 3D/VR技術と学術図書館の役割に関する報告書

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は2019年2月に報告書“3D/VR in the Academic Library: Emerging Practices and Trends”を発表した。研究・教育における3D及びVR(仮想現実)技術の利用と,これらの技術を用いた研究・教育を支援する上で学術図書館が担う役割を調査したもので,2018年3月の米・オクラホマ大学ビゼル図書館で開催された会議“3D/VR Creation and Curation in Higher Education: A Colloquium to Explore Standards and Best Practices”の内容を基に作成されている。8章立てで構成されており,様々な分野の専門家が,3Dコンテンツの作成,3D/VR技術の教育利用,保存,データキュレーション等について述べている。本稿では報告書の概要を紹介し,3D/VR技術に対する学術図書館の役割を考える材料としたい。

E2139 - NDL,「デジタル化資料活用ワークショップ」を開催<報告>

2019年3月7日,国立国会図書館(NDL)は,関西館で「デジタル化資料活用ワークショップ~図書館送信を使いこなす~」を開催した。全国から約30人の公共図書館,大学図書館の職員が集まり,NDLの図書館向けデジタル化資料送信サービス(以下「図書館送信」;CA1911参照)の更なる活用方法について学び,考える場となった。

E2138 - 文化資源学フォーラム「コレクションを手放す」<報告>

2019年2月17日に東京大学本郷キャンパスで開かれた「第18回文化資源学フォーラム コレクションを手放す―譲渡・売却・廃棄―」について記す。なお,紙幅の関係上,ここでは当日の様子を概説するに止めたい。全容に関心のある方は,東京大学大学院文化資源学研究室ウェブサイトに掲載予定の「報告書」を参照されたい。

E2137 - 「ニューヨーク公共図書館と<図書館の未来>」<報告>

2019年4月9日に日比谷図書文化館コンベンションホール(東京都千代田区)で,株式会社ミモザフィルムズ/ムヴィオラ主催のパネルディスカッション「ニューヨーク公共図書館と<図書館の未来>」が開催された。

E2136 - 起業における図書館活用(1)起業知識ゼロから飲食店経営者へ

近年,日本各地で,公立図書館による積極的なビジネス支援サービスの事例が見られるようになっている。そういった図書館のビジネス支援サービスが,住民による実際の起業において活用された事例を紹介する。

カタール国立図書館(QNL)で活動する海外の大学等に在籍する大学院生によるピアサポートネットワーク

カタール国立図書館(QNL)の2019年5月26日付のニュースにおいて、同館で私的に活動する、海外の大学等に在籍する大学院生によるピアサポートネットワークが紹介されています。

海外やオンラインの大学の博士課程に在籍しているために、1人で悩みを抱えている大学院生が多いことから、互いに支えあうために構築されたもので、月1回同館でミーティングを行い、研究方法・論文の論理構成・エビデンスや統計の使い方・研究計画書の書き方・批判的な読書方法・調査分析手法・ソフトウェアのスキルなどといった実用的な情報の共有が行われています。

同ネットワークを管理する学生は、図書館はデータベースを含めた情報源へのアクセスを提供することで博士課程に必要なスキルの開発を促進していると述べており、また、同館も、学術コミュニティの大学院生に提供する主要なサービスの一つであるとしています。

【イベント】写真史料をめぐる国際研究集会「在外写真史料の研究と歴史学」(6/27・東京)

2019年6月27日、東京都文京区の東京大学史料編纂所において、同所の古写真研究プロジェクト主催による、写真史料をめぐる国際研究集会「在外写真史料の研究と歴史学」が開催されます。

同所が進めている、国内外の写真史料(古写真)を対象とした調査・研究に係わって、在外日本関係写真史料の調査・研究成果を発表するとともに、来日中の写真史研究者ルーク・ガートラン氏による講演が行われます。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

報告1
保谷 徹氏(東京大学史料編纂所)
「高精細画像でみる幕末・明治初期日本―ブルガー&モーザーのガラス原板コレクション」

報告2
谷 昭佳氏(東京大学史料編纂所)
「写真による幕末維新期の日本イメージの形成-英・仏・独・瑞・伊・墺・露のオリジナルコレクションから」

売上金の一部を札幌市絵本基金「子ども未来文庫」に絵本として寄贈する自販機が設置される

2019年5月27日、北海道コカ・コーラボトリング株式会社は、売上金の一部を札幌市絵本基金「子ども未来文庫」に絵本として寄贈する、「子ども未来文庫」応援自販機の第1号機を、学校法人三幸学園札幌子ども専門学校に設置すると発表しました。5月29日に同校において運用開始記念セレモニーが行われました。

絵本の購入などの手続きは図書館流通センター(TRC)の協力を得て実施され、寄贈された絵本は、札幌市内の子育て支援施設や公立保育所等で、閲覧や読み聞かせ用の絵本として活用されます。

今後も札幌市子ども未来局と協働で自動販売機の設置拡大に取組むとしています。

ニュースリリース(北海道コカ・コーラボトリング株式会社)
https://www.hokkaido.ccbc.co.jp/newsrelease/release.html
※2019.5.27欄に「「子ども未来文庫応援自販機」 第1号機運用記念セレモニー開催!」とあります。

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