アーカイブ - 2019年 9月 11日

英・Jisc、英国の研究・教育機関向けに無料の3Dスキャニングサービスを提供するパイロット事業を実施

2019年9月9日、英・Jiscは、英・ロンドンを拠点とする技術系スタートアップReality Zero Oneの最新ハードウェアを使用し、英国の研究・教育機関向けに無料の3Dスキャニングサービスを提供するパイロット事業を開始したことを発表しています。

各機関がJiscにスキャン対象を送付すると専門家がスキャニング作業を行う仕組みとなっており、作業への立ち合いも可能です。出力結果のデータは各機関で自由に利用できるとともに、Jiscは運用コストを賄うために他機関へのライセンス供与の権利を保持するとあります。

本事業は、高価かつ複雑なスキャニング設備が希少である高等教育において、格差の解消に寄与するものであるとしています。英・バッキンガム大学の歴史・美術史学部長Sarah Fitzpatrick氏によるコメントも掲載されており、重要作品の高品質画像へのアクセスを学生に提供することは大変楽しみで、学生は芸術的手法と保存・修復に関する詳細な問題をよりよく理解できるようになる、と述べています。

北海道・安平町、「胆振東部地震デジタルアーカイブ~未来へ伝えるあびらの記録~」を公開

2019年9月6日、北海道・安平町は、2018年9月6日に発生した胆振東部地震からちょうど1年が経過し、復興に向けた取り組みを進めていることを紹介するとともに、「胆振東部地震デジタルアーカイブ~未来へ伝えるあびらの記録~」を開始したことを発表しました。

胆振東部地震を「未来へ伝える」「今の安平町を伝える」デジタルアーカイブとしており、コンテンツとして、「胆振東部地震について」「タイムラインでみる胆振東部地震」「写真をみる」「映像をみる」「資料をみる」が設けられています。

「当サイトについて」のページでは、震災の様子が記録された紙資料、写真・映像資料の収集を行っていることが紹介されており、資料の所有者に対し提供を呼び掛けています。

また、デジタルアーカイブとあわせて、ソフトバンク株式会社の協力により、安平町復興に向けた町民参加型の寄付事業を開始したことも発表しています。

胆振東部地震から1年経過しました(安平町, 2019/9/6)
https://www.town.abira.lg.jp/oshirase/46/10798

Elsevier社、米国国立衛生研究所(NIH)傘下National Center for Advancing Translational Sciences(NCATS)の希少疾患データベースを同社の臨床判断支援製品へ統合する計画を発表

2019年9月4日、Elsevier社は、米国国立衛生研究所(NIH)傘下National Center for Advancing Translational Sciences(NCATS)と、NCATSの希少疾患データベースへElsevier社のアクセスを許可する内容の契約を締結したことを発表しました。

Elsevier社はこのデータベースを同社の新しい臨床判断支援製品へ統合する予定である、としています。

NCATSは2012年に正式に発足したNIH傘下の先端医療に関する研究センターです。希少疾患や遺伝性疾患に関する最新で信頼性の高い情報を英語・スペイン語で提供するGenetic and Rare Diseases Information Center(GARD)への資金提供やデータベース開発等を行っています。

Clarivate Analytics社、バイオテクノロジー・製薬・化学業界へ特許配列情報や検索技術を提供するSequenceBaseの事業を買収

2019年9月9日、Clarivate Analytics社はバイオテクノロジー・製薬・化学業界へ特許配列情報や検索技術を提供するSequenceBaseの事業を買収したことを発表しました。

この買収の結果、同社の特許情報ソリューションDerwentが提供する、生物学的配列に関するデータベースGENESEQ™や特許研究プラットフォームDerwent Innovation™が補完され、特許内の配列データのコンテキストを簡単に検索、分析、発見可能な機能が整備される予定である、としています。

台風15号の影響により臨時休館中の八街市立図書館(千葉県)、自主避難所の中央公民館ロビーで新聞の最新号を提供

台風15号の影響により、2019年9月16日まで臨時休館中である千葉県の八街市立図書館が、自主避難所として開設されている中央公民館ロビーで新聞の最新号を提供しています。

自主避難所開設期間のみ、読売新聞・毎日新聞・朝日新聞・千葉日報・日本経済新聞・産経新聞・スポーツニッポン・日刊スポーツが提供されています。

【臨時休館のお知らせ】[PDF:1ページ]
https://www.library.yachimata.chiba.jp/toshow/html/132126341577296336/20190911%E4%BC%91%E9%A4%A8%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第8弾「写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ」を開始

2019年9月10日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第8弾「写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ」を開始しました。

今回は、同館が所蔵する、劇場の売店などで売られていた明治末期から戦前にかけての「歌舞伎ブロマイド」(歌舞伎の舞台写真や俳優の扮装写真(演じる役の衣裳を着け化粧をして撮影している写真))約1万枚をデジタル化して、画像での閲覧と考証を行って整理を進めることで、同資料がより活用されるようにすることを目的としています。

また、公開可能な写真についてはウェブ上で公開することも計画されています。

デジタル撮影及びアーカイブ構築は、立命館大学アート・リサーチセンターが行い、デジタル化作業終了後は、株式会社資料保存器材が制作する保存容器に保管する計画です。

募集期間は10月30日までで、目標金額は250万円(図書館の令和元年度運営資金170万円、「歌舞伎ブロマイド」のデジタル化・保存容器費用80万円)と設定されています。

“Google Arts & Culture”で、日本の食文化を伝える「Flavors of Japan - 奥深き日本の食文化を召し上がれ」が公開

2019年9月10日、Googleは、 日本の食文化を伝える「Flavors of Japan - 奥深き日本の食文化を召し上がれ」を“Google Arts & Culture”で公開したと発表しています。

農林水産省、立命館大学アート・リサーチセンター、慶應義塾図書館といった20の機関と協力して実現した取り組みで、 3,000点以上の高解像度の画像や動画、ストリートビューを用い、100を超えるオンライン展示を見ることができます(日本語と英語)。

慶應義塾図書館からは、同館が所蔵する「ボン浮世絵コレクション」のデジタル画像が用いられています。

Flavor of Japan - 奥深き日本の食文化を召し上がれ (Google Japan Blog,2019/9/10)
https://japan.googleblog.com/2019/09/meshiagare-flavors-of-japan.html

“BIbliobattle of the Year 2019”の大賞は佐世保市立図書館(長崎県)

2019年9月10日、ビブリオバトルの活動をさらに盛り上げていくことを目的にビブリオバトル普及委員会が実施している“Bibliobattle of the Year”の2019年の大賞が、長崎県の佐世保市立図書館に決定したと発表されました。

大賞は、ビブリオバトルの発展に最も寄与した活動を行った個人または団体の功績に対する賞で、7月29日に発表された優秀賞受賞者のなかから、8月1日から31日にかけて実施された会員および非会員による投票によって決定されました。

11月13日、パシフィコ横浜で開催される図書館総合展において授賞式が行われます。

同館が優秀賞を受賞した際の受賞理由として、2016年に定期開催を始めて以来積極的に館外活動も行って他の連携イベントへの開催協力も増えていることや、2018年にはバトラーが全て“お坊さん”という「ボウズ・ビブリオ」を開催したことなど、斬新な企画でビブリオバトルの普及に尽力する活動が高く評価されたとされています。

総務省、「主権者教育等に関する調査報告書」を公表

2019年9月10日、総務省が、「主権者教育等に関する調査報告書」を公表しました。

今後の主権者教育推進の参考資料とするため、全国の選挙管理委員会に対して、選挙出前授業などの取組状況について調査したものを取りまとめたものです。

出前授業以外での大学・専門学生・親子・若手社会人向けの取組の具体例として、図書館での親子向けの模擬投票の実施があげられています。

主権者教育等に関する調査の結果(総務省,2019/9/10)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei15_02000239.html

主権者教育等に関する調査の概要 [PDF:6ページ]
http://www.soumu.go.jp/main_content/000643892.pdf

千葉歴史・自然資料救済ネットワーク、台風15号の被害状況に関する情報を収集中

2019年9月10日、千葉歴史・自然資料救済ネットワーク(千葉資料救済ネット)が、台風15号の被害状況に関する情報を収集中であることを発表しています。

ご意見・ご要望などがあれば千葉資料ネットに知らせるよう呼びかけています。

台風15号の被害状況を確認中です(千葉歴史・自然資料救済ネットワーク,2019/9/10)
http://chibasiryounet.blog.fc2.com/blog-entry-249.html

参考:
「千葉歴史・自然資料救済ネットワーク」が発足へ
Posted 2012年2月10日
http://current.ndl.go.jp/node/20148

神奈川県博物館協会、博物館関係の救援要請・相談等があれば連絡するよう呼びかけ

2019年9月11日、神奈川県博物館協会が、台風15号による被害に関し、博物館関係の救援要請・相談等があれば連絡するよう呼びかけています。

神奈川県博物館協会災害時相互救済活動要綱に基づくもので、博物館資料に加え、協会加盟館園の施設等も救援の対象となります。

@KNGW_kenpakukyo(Twitter,2019/9/11)
https://twitter.com/KNGW_kenpakukyo/status/1171556748156530688

神奈川県博物館協会
http://kanagawa-kenpakukyo.server-shared.com/