アーカイブ - 2020年

10月 29日

三重県立図書館、「書名川柳」を募集中:読書週間にちなんだイベント

2020年10月27日から11月10日まで、三重県立図書館が、読書週間にちなんだイベントとして、複数の署名を組み合わせて作る「書名川柳」を募集しています。

参加方法は、ハッシュタグ「#みえりぶ」「#書名川柳」を付けてのTwitterへの投稿と、同館への来館の2種類です。

作品は同館の展示コーナー等で紹介されます。

【読書週間イベント】「書名川柳」を募集します(三重県立図書館)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/index.php?key=jo4b0vkvu-105#_105

参考:
本の背とTwitterを使って「#文庫川柳」:図書館も挑戦中
Posted 2016年5月20日
https://current.ndl.go.jp/node/31638

REALM Project、同プロジェクトの各種資料の理解や使用を助けるツールキットを公開:第6回目のテストも実施中

2020年10月22日、博物館・図書館・公文書館の職員や利用者への新型コロナウイルスへの影響を軽減するための資料の取扱方法について、科学的根拠に基づいた情報を作成・普及させることを目的とするREALM Projectが、同プロジェクトの各種資料の理解や使用を助けるツールキット(Resources)を公開しました。

新型コロナウイルス感染症や同プロジェクトの基本情報、意思決定のためのチェックリスト、これまでの結果を対照するための視覚資料が掲載されており、今後、同プロジェクトの進展にあわせて追加されていくとしています。

公文書館、図書館、博物館・美術館の館種別に選ぶことができます。

また、10月8日から、大理石(床やカウンター)、分対塗装されたスチール(ロッカー・書架・ブックトラック等)、ラミネート(カウンターの表面)、真鍮製の建具・手すり、ガラス(窓・展示ケース)を対象に、新型コロナウイルスの除染手段としての自然減衰に関する第6回目のテストが行われています。11月下旬には結果が発表される予定です。

法務省、読書週間にあわせ、特別矯正監等の推薦図書を全国の刑事施設・少年院で紹介する「読書の日2020」を実施中

法務省が、読書週間にあわせ、2020年10月27日から11月9日まで、同省の特別矯正監等の推薦図書をポスターを用いて全国の刑事施設・少年院で紹介する「読書の日2020」を実施中です。

コロナ禍による、同省の特別矯正監・矯正支援官等の民間協力者による矯正施設訪問等の活動の代わりとなる試みとして、同取組により、受刑者や少年院在院者の読書への興味を高め、読書を通じて自身の生き方、生命の尊さ、基本的人権等を考えさせることで、改善更生の一助とすることを意図したものです。

同取組は、一般財団法人日本出版クラブが後援しています。

上川陽子法務大臣が,「読書の日2020」企画に関し,杉特別矯正監等の表敬を受けました(令和2年10月23日)(法務省)
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho06_00174.html

大阪市港区の築港エリアに公民連携ブックストアがオープン:大阪市立港図書館が協力

2020年10月13日、大阪市が、同市港区の築港エリアでの公民連携ブックストアのオープンを発表しています。オープンは10月18日です。

同区では、「築港・天保山まちづくり計画」を裁定し、築港地域の活性化に向けた様々な取組を行っており、この計画の一環として、同区と連携協定を締結している株式会社美想空間が運営する複合施設「KLASI COLLEGE」内に新たにブックストア「KLASI BOOKs」をオープンさせるものです。

大阪市立港図書館(愛称:ゆめホーム「ゆめ」かなえる港図書館)が公民連携で協力をしており、選定した書籍を「KLASI BOOKs」内で月替わりに展示し、さらに興味を持った利用者には同館でより詳しい書籍を紹介できるようにしていくとしています。

今後は、「KLASI BOOKs」と同館が連携した書籍フェアも開催予定と発表されています。

港区築港エリアに公民連携ブックストアがオープンします(大阪市,2020/10/13)
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/minato/0000515936.html

大阪大学附属図書館、『卒論・研究きちんとスタート!シリーズ』として2種類のe-learning教材を公開

2020年10月28日、大阪大学附属図書館は、論文検索や論文入手の基礎についてe-learningで学ぶことのできる2種類の自習用教材『卒論・研究きちんとスタート!シリーズ』を公開したことを発表しました。

シリーズ①の「学部4回生・大学院生のための日本語論文検索のキソ」は、人文社会科学系の学部4年生・大学院生を対象とした教材です。日本語論文検索データベースCiNii Articlesを事例とした研究テーマに関連する論文の情報を効果的に探す方法や、論文検索の必要性・データベースの使い分けを紹介する内容です。

シリーズ②の「学部4回生・大学院生のためのフルテキスト入手法」は、全分野の学部4年生以上の学生、大学院生、研究者を対象とした教材です。データベース検索結果や参考文献リストから、論文フルテキストを手に入れる効率的な方法や、同大学の環境での操作方法を紹介する内容です。

大阪大学附属図書館のウェブサイト上で、PDFファイル形式の教材のスライド、教材のスライドに基づく音声解説が収録されたmp4ファイル形式の動画、教材の事後課題などが提供されています。

CHORUSとDatacite、相互のリンク充実と発見可能性の向上を目的とした覚書を締結

2020年10月28日、公的助成研究成果のパブリックアクセスに向けた官民連携イニシアチブCHORUSは、2年間の覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を締結したことを発表しました。

CHORUSとDataciteが締結した覚書は、研究成果物へのアクセス・利用状況等の報告を管理するための識別子・標準の採用に向けた取り組みの調整を目的としています。研究者・研究成果・研究助成元・所属機関の間に信頼のおけるリンクを構築することは、学術的な成果物への広範なアクセス提供に不可欠であるという認識の下、両者は共に学術情報流通における発見可能性の向上を支援する非営利機関として、その貢献をさらに深化させるために覚書を締結しました。

両者は締結した覚書に基づいて、以下のような取り組みを協力して進める予定です。

・データセット・研究者・研究助成元の間を繋ぐ明確なリンク構築に向けた支援
・CHORUSのコンテンツとDataciteの付与したDOI間のリンクをCHORUSのダッシュボード及び生成されるレポート上に表示
・Dataciteのサービスへの研究助成機関の認知度向上
・研究成果物の公開支援を目的とした研究者・研究機関に対する永続的識別子の利用奨励

欧州委員会(EC)、「オープンソースソフトウェア戦略 2020-2023」を承認

2020年10月21日、欧州委員会(EC)は、「オープンソースソフトウェア戦略 2020-2023(Open source software strategy 2020-2023)」を承認したことを発表しました。

欧州委員会は同戦略を、欧州のデジタルトランスフォーメーション等に関する包括的戦略“European Commission Digital Strategy”の目標達成に向けた重要な一歩に位置づけています。オープンソースの持つ変革・革新・協調の可能性や、その原則・開発実践等を奨励・活用するための見通しを示し、ソフトウェアや専門知識の共有・再利用を通して、欧州社会の利益の増進・コストの削減・サービス改善を目指す内容です。

戦略では主要な目標として以下の4点を掲げています。

・欧州独自のアプローチによってデジタル分野における自律性確立を推進すること
・“European Commission Digital Strategy”を実践すること
・ソフトウェア、アプリケーション、データ、情報、知識の共有と再利用を奨励すること
・ソースコードの共有によって知識社会へ貢献すること

尼崎市立歴史博物館(兵庫県)が2020年10月10日に開館:同館地域研究史料室が旧地域研究史料館の公文書館機能を承継

2020年10月10日、尼崎市立歴史博物館(兵庫県)が、2018年度に着工したリニューアル工事を終えて開館しました。

尼崎市立歴史博物館は、歴史遺産の収集・保存・展示・利用等の役割を担っていた文化財収蔵庫と、市史編集事業を受け継ぎ公文書館機能を担っていた地域研究史料館を統合した新しい博物館として誕生しました。「ボランティアや市民団体等が活動に参画する市民と共にあゆむ博物館」「子どもたちの初めての博物館体験を大切にした学校教育との積極的連携」「体験・交流型の活動や市民の歴史研究の場としてレファレンスを重視」の3方針に基づく運営が行われ、原始・古代から近・現代までの尼崎の歴史を紹介する常設展示室や、特定のテーマに基づく特別展や企画展を開催する企画展示室が設置されています。地域研究史料館が担っていた公文書館機能の同館の3階に設置された地域研究資料室(あまがさきアーカイブズ)へ承継されています。

また、2020年10月28日には、同館のウェブサイトが開設しています。

学術雑誌の研究データポリシーの強度に影響を与える要因(文献紹介)

2020年10月13日、オープンアクセスジャーナルPeer Jが、”Data sharing policies of journals in life, health, and physical sciences indexed in Journal Citation Reports”と題した論文を公開しました。著者は韓国・梨花女子大学校のJihyun Kim氏ら5名です。

多くの学術雑誌は、データに関するポリシーを設けてきており、データ共有の実施、提出するデータの種類等が定められています。論文では、インパクトファクター、主題分野、ジャーナル出版者の種別、出版者の地理的位置等の要因が、データ共有ポリシーの強度にどのように関連しているかについて探られています。

対象となったジャーナルは、Web of Scienceの2017年版のJournal Citation Reportsの178の各カテゴリの各四分位数(Q1、Q2、Q3、Q4)のトップジャーナルです。このうち、生命科学、健康科学、物理科学の分野の700件が対象となりました。これらのジャーナルのWebサイトを著者が個別に閲覧することで、ジャーナルのデータ共有ポリシーを分類し、個々のジャーナルの特性を抽出しています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、新サービス”Shelf Help”を開始

2020年10月26日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が新サービス”Shelf Help”を開始しました。このサービスは、新型コロナウイルス感染症拡大によって館内での図書のブラウジングが制限されていることを受けて開始されたものです。

利用者は、オンラインフォームまたは電話等で、関心のあること、希望する本のジャンル、本の受け取り先とするNYPLの分館等を通知します。入力された利用者の情報に基づいて、図書館員が5冊の本を選びます。利用者は後日、選択した図書館で、5冊の本を受け取ります。

NYPLの読者サービス部門のアソシエイトディレクターであるLynn Lobash氏は、「読者が新たに大好きな本を見つけたとき、セレンディピティの素晴らしい瞬間があります。Shelf Helpによって、図書館はこの経験を再現しようとしています」と述べています。

ChronosHub、論文の投稿先選定と投稿プロセスにおいて研究者を支援するツール“Journal Finder”のベータ版を公開

2020年10月22日、研究コミュニティを対象としたオンラインプラットフォームChronosHubは、2020年のオープンアクセスウィークへの支援として、論文の投稿先選定と投稿プロセスにおいて研究者を支援するツール“Journal Finder”のベータ版公開を発表しました。

“Journal Finder”のベータ版では、出版社から直接収集したデータを、英・Jiscの最新版Sherpaサービス、DOAJ、Lens.org、Scopus、Web of Scienceといったオンライン情報源と組み合わせて利用しており、助成機関のオープンアクセスポリシーに準拠した投稿先の案内を行います。同社の“Journal Finder”のページによれば、サービスの利用は無料となっています。

台湾国家図書館、児童書を全面的にCIPプログラムの対象とすることを発表

2020年10月27日、台湾国家図書館は、児童書を全面的にCIP(Cataloging In Publication)プログラムの対象とすることを発表しました。

CIPプログラムでは、出版者は図書出版に先立ち校正刷等を国立図書館やその他全国書誌作成機関に提出し、それら機関において書誌情報が作成されます。その後、作成された書誌情報を出版者が当該図書の奥付等に印刷し、出版が行われます。

発表によれば、児童書のCIP申請に当たり、これまではページ数が50ページに満たないために同館のCIPプログラムの対象外となるケースが多く見られました。同館の曽淑賢館長は「国家図書館にとっては大きな業務負担増となるが、出版界・図書館の双方にメリットがある目録サービスである」とし述べています。出版者側のメリットとして、同館のウェブサイトや出版物を通じた情報流通による可視性向上を、図書館側のメリットとして、(CIPデータの利用による)各館での書誌作成業務の負担軽減、各館での分類一致による利用者の利便性向上を挙げています。

CIPプログラムにより作成された書誌情報は同館のデータベース「全国新書資訊網」に登録され、検索・ダウンロードが可能となっています。

『カレントアウェアネス-E』401号を発行

『カレントアウェアネス-E』401号を発行しました。

■E2315■ 移動図書館がつくるウィズコロナでの豊かな日常の可能性
佐倉市資産管理経営室・榊田大輔

■E2316■ University Journals:出版を大学や研究者に取り戻す挑戦
京都大学東南アジア地域研究研究所・設樂成実

■E2317■ ジャパンサーチ正式版の機能紹介
電子情報部電子情報企画課次世代システム開発研究室

■E2318■ 第4回デジタルアーカイブ産学官フォーラム<報告>
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館・中西智範

■E2319■ CMSを利用したデジタルアーカイブの構築<報告>
筑波大学附属図書館・大久保明美

E2315 - 移動図書館がつくるウィズコロナでの豊かな日常の可能性

佐倉市(千葉県)では,老朽化した市立佐倉図書館を取り壊して新たに「(仮称)佐倉図書館等新町活性化複合施設」(以下「新佐倉図書館」)に建て替える計画が進んでいる。

E2316 - University Journals:出版を大学や研究者に取り戻す挑戦

「学術雑誌の危機」が問題になり久しい。大手出版社による市場の寡占化が進み,雑誌の価格が高騰を続け研究成果へのアクセスに不均衡が生じている。大学図書館のコンソーシアムによる価格交渉やオープンアクセス(OA)ジャーナルの刊行など様々な手が打たれているが,論文掲載料など新たな問題も生じ,いまだ根本的な解決には至っていない。こうした状況に風穴を開けようと,欧州4か国から13大学が協力し,機関リポジトリをもとにしたOA出版のためのプラットフォームの運用に向けたプロジェクト, University Journalsが進んでいる。本稿では,このプロジェクトについて,主に季刊誌“LIBER QUARTERLY”の第30巻に掲載されたオランダ・ライデン大学図書館のSaskia Woutersen-Windhouwer氏らの論文の要約を行いながら以下に紹介する。

E2317 - ジャパンサーチ正式版の機能紹介

ジャパンサーチは,日本が保有する豊かな文化的・社会的資産であるコンテンツの利活用のため,さまざまな分野のデジタルアーカイブと連携し,そのメタデータを集約して,利活用しやすい形で提供するプラットフォームとなることを目指したサービスである。国立国会図書館は,内閣府知的財産戦略推進事務局が庶務を務めるデジタルアーカイブジャパン推進委員会及び実務者検討委員会で決定される方針のもとで,システム運用と連携調整を担当している。2020年9月末現在,ジャパンサーチは,24機関(つなぎ役)の111データベースと連携しており,合計約2,130万点のメタデータを統合して検索できる。

E2318 - 第4回デジタルアーカイブ産学官フォーラム<報告>

2020年9月10日,内閣府知的財産戦略推進事務局と国立国会図書館(NDL)の主催により「デジタルアーカイブ産学官フォーラム(第4回) ジャパンサーチの挑戦 ~ポストコロナ社会とデジタルアーカイブ~」が開催された。ジャパンサーチの正式版(以下「JPS」;E2317参照)が,2020年8月25日に公開されたことを受けてのイベント開催である。コロナ禍の影響をうけ,オンライン形式で開催されたが,国内外740人を超える参加となり,JPSへの関心の高さがうかがえる。

E2319 - CMSを利用したデジタルアーカイブの構築<報告>

2020年9月11日,筑波大学附属図書館研究開発室は,Zoomによるオンラインワークショップ「CMSを利用したデジタルアーカイブの構築」を,筑波大学人文社会国際比較研究機構との共催により開催した。

10月 28日

【イベント】児童青少年委員会公開オンラインセミナー「学校図書館の現場から公共図書館のYAサービスに期待すること」(12/7・オンライン)

2020年12月7日、日本図書館協会(JLA)の児童青少年委員会により、セミナー「学校図書館の現場から公共図書館のYAサービスに期待すること」がオンラインで開催されます。

講師は横山道子氏(神奈川県立藤沢工科高校 学校司書)であり、高校生と学校図書館について、公共図書館のヤングアダルト(YA)サービスへの期待について話されます。

定員は90人(先着順・要事前申込)であり、参加費は無料です。

お知らせ一覧(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※2020年10月28日付で、「児童青少年委員会 公開オンラインセミナー「学校図書館の現場から公共図書館のYAサービスに期待すること」開催のご案内」と掲載されています。

成田市(千葉県)、給食センター玉造本所・分所において、読書週間にあわせ「おはなし給食」を提供中

2020年10月27日、千葉県の成田市が、給食センター玉造本所・分所において、読書週間(10月27日から11月9日まで)にあわせ、「おはなし給食」を提供中であると発表しています。

中学校の教員からの提案をきっかけに、給食センターと学校図書館の司書が共同で、2017年度から実施しています。

展示コーナーを設けておすすめの本と関連メニューを紹介している学校図書館もあると紹介されています。

読書週間に合わせて「おはなし給食」を実施しています(成田市,2020/10/27)
https://www.city.narita.chiba.jp/kosodate/page0151_00004.html

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