アーカイブ - 2020年 1月 10日

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American Libraries誌による2019年の振り返り(記事紹介)

2020年1月2日付けのAmerican Libraries誌(オンライン)が、2019年に図書館に影響を及ぼした事柄についての振り返り記事を掲載しています。

朝日放送グループホールディングス株式会社、ウェブサイト「阪神淡路大震災25年 激震の記録1995 取材映像アーカイブ」を公開

2020年1月10日、朝日放送グループホールディングス株式会社が、ウェブサイト「阪神淡路大震災25年 激震の記録1995 取材映像アーカイブ」を公開しました。

同グループCSR活動の一環として、阪神淡路大震災の発生から25年を迎える2020年1月から、防災・減災のために広く活用されることを目的に、グループが保有する震災映像を多様な方法で公開することとしており、その第一段階として公開されるものです。

可能なかぎり動画による公開を目指すものの、取材者の名誉を傷つけないようにするため、静止画・音声・文字などのさまざまな形での公開を模索しているとしています。

2月2日には、大阪市のABCホールにおいて、25 年前の1995年8月に同社が放送した特別番組「激震の記録」をベースとした当時の映像を上映するとともに、展示会「災害映像アーカイブに学ぶ、今と未来の防災・減災ソリューション」の開催が予定されています。

名城大学附属図書館(愛知県)、2019年ノーベル化学賞受賞・吉野彰教授関連図書展示を開催

2020年1月10日、愛知県の名城大学附属図書館が、リチウムイオン電池の開発により2019年にノーベル化学賞を受賞した大学院理工学研究科・吉野彰教授の関連図書展示の開催を発表しました。

同館天白キャンパス本館2階で、リチウムイオン電池に関する本や吉野教授がノーベル賞に至るまでの研究の日々が書かれた本・化学を志すきっかけとなった本などの展示、及び同館キャラクターのぶっくまくんによる2019年にノーベル化学賞を受賞した3人の「ノーベル賞に繋がる研究」、ノーベル賞受賞者に授与される「メダルチョコレート」の紹介が行われています。展示中の図書のリストは同館ウェブサイト上で公開されています。

2019年ノーベル化学賞受賞・吉野彰教授関連図書展示【天白キャンパス附属図書館 中央展示】(名城大学附属図書館,2020/1/10)
https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_22893.html

鹿角市立花輪図書館(秋田県)、一般閲覧室展示「SDGsを知ろう!」を実施中:国連“SDG BOOK Club”のブックリストからも

秋田県の鹿角市立花輪図書館が、2020年1月4日から1月31日まで、一般閲覧室展示「SDGsを知ろう!」を実施中です。

持続可能な開発目標(SDGs)について、子ども(6歳から12歳)が学び、実際に行動することを促すことを目的に、国際連合(UN)の“SDG Book Club”が毎月公表しているブックリスト掲載の図書からも選ばれています。

@kazuno.library(Facebook, 2020/1/10)
https://www.facebook.com/kazuno.library/posts/2507487476156881

関連:
国際連合“SDG Book Club” が子ども向けブックリストを毎月公開(国際子ども図書館)
https://www.kodomo.go.jp/info/child/2019/2019-039.html

フランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体Paris Musées、各館の所蔵品画像10万点以上をCC0ライセンスで公開

フランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体Paris Muséesは、2020年1月8日付けのプレスリリースにおいて、各館の所蔵品画像10万点以上をオープンコンテンツとして公開したことを発表しました。

画像を公開する同団体のコレクションポータルには、オープンコンテンツのみを絞り込んで表示できるコーナー“IMAGES IN THE PUBLIC DOMAIN”が設けられており、画像の閲覧及びダウンロードが可能となっています。

Europeana Proの2020年1月9日付けニュースでは、今回の公開に関するParis MuséesのPhilippe Rivière氏へのインタビューが掲載されています。記事によれば、オープンコンテンツはCC0ライセンスでの公開であり、今後も著作権の慎重な確認を経た上でオープンコンテンツの追加を行う予定であること、コレクションポータルのAPIも新たに公開したこと、コンテンツ流通促進のためにWikimedia Commons、CC Search、Europeanaのような外部プラットフォームとの連携も検討していること等が述べられています。

台湾・新竹市立図書館の動物園分館がオープン(記事紹介)

台湾の聯合新聞網による2019年12月27日付けの記事で、12月28日の台湾・新竹市立動物園再オープンにあわせ、新竹市立図書館の動物園分館が開館することを紹介しています。

主題図書館として主に動植物関係及び親子関係の書籍を揃えており、それらを児童が手に取りやすい高さの棚に配置しています。リラックスして読書できる環境を目指し、天井からの採光、グリーンを基調としたデザイン等の工夫が凝らされています。

また、同館内では電子書籍アプリのHamiBookによる電子書籍サービスも利用可能となっており、約180種の電子図書、雑誌、新聞が閲覧できます。新竹市文化局図書館による2019年12月28日付けニュースによると、アプリを開き、GPSにより動物園分館内での利用であることが確認できれば閲覧できる仕組みとなっています。

新竹市立動物園のウェブサイトにも動物園分館のページが開設されており、動物園内の動植物を実際に探索するワークショップを開催すること等が紹介されています。

中国図書館学会、図書館におけるデジタルリソース管理の指針を示した文書を公開

2020年1月6日、中国図書館学会は、図書館におけるデジタルリソース管理の指針を示した文書「数字図書館資源管理指南」(2019年12月付け)を公開しました。

中国科学院の文献情報センターが起草を担当し、中国の電子図書館構築・サービスに携わる主要機関が参加する会議「全国数字図書館建設与服務聯席会議」による組織的な検討を経て公開されたものです。

デジタルリソースの構築、技術、権利、資産、評価の各面において要点をまとめるとともに、リソース管理に従事する人材育成の重視、全国レベルでのデジタルリソース統一管理の検討等にも言及しています。

文書作成の目的として、図書館におけるデジタルリソース管理の強化及び管理業務の標準化、デジタルリソースの効果的な利用・最適化・合理的な開発の保障を挙げており、中国国内の関連機関における管理計画の作成及び実務に際しての重要な参考資料となるものとあります。

《数字图书馆资源管理指南》发布(中国図書館学会, 2020/1/6)
http://www.lsc.org.cn/contents/1186/14755.html

SPARC Japan NewsLetter 第37号が公開:第2回SPARC Japanセミナー2018「オープンサイエンス時代のクオリティコントロールを見通す」の報告を掲載

2020年1月9日、国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)は SPARC Japan NewsLetter 第37号を公開しました。

2018年10月25日に開催された第2回SPARC Japanセミナー2018「オープンサイエンス時代のクオリティコントロールを見通す」の報告が収録されており、当日参加者のコメント(抜粋)や、講演やパネルディスカッションの内容を書き起こしたドキュメント等が掲載されています。

「SPARC Japan ニュースレター第37号」を掲載(SPARC Japan, 2020/1/9)
https://www.nii.ac.jp/sparc/2020/01/sparc_japan_37.html

独・プロジェクトDEAL、Springer Nature社との“Read and Publish”契約に最終合意

2020年1月9日、Springer Nature社と独・プロジェクトDEALを代表して交渉を担当している独・Max Planck Digital Library(MPDL)は、“Read and Publish”契約が正式に締結されたことを発表しました。

この契約は2019年8月22日に署名された覚書(Memorandum of Understanding)を引き継いだものです。プロジェクトDEALを構成する700以上のドイツの研究機関に所属する著者が、Springer Nature社のハイブリッド誌、及び完全オープンアクセス(OA)誌に受理された研究成果を即時OA化することが可能になります。年間1万3,000件以上の論文のOA出版が期待されています。

図書館流通センター(TRC)、令和元年台風第15号による図書室浸水被害を受けた茂原市立東中学校(千葉県)へ726冊の新品書籍を寄贈

2020年1月7日、千葉県の茂原市立東中学校は、図書館流通センター(TRC)から同校へ寄贈された図書の贈呈式を行ったことを発表しました。

報道によると、同校は令和元年台風第15号で校舎が被災したことで図書室に雨水が入り込む浸水被害が発生し、人気小説などの文学作品を中心に大量の蔵書を廃棄しなければならない事態となりました。茂原市教育委員会から相談を受けたTRCが、話題の新刊や廃棄図書と同じ小説等の書籍を中心に、同校へ新品書籍726冊の寄贈を行っています。同校図書室は台風第15号による被災以来閉鎖されていましたが、校舎の修理が2019年12月に完了し、今回のTRCからの寄贈により蔵書が確保されたことで再開の目途が立った、としています。

7日に行われた贈呈式では、TRCの担当者から同校の図書委員長に目録が贈呈され、寄贈への返礼として同校の吹奏楽部が打楽器五重奏を披露しました。

米国国立医学図書館(NLM)、臨床試験登録サイトClinicalTrials.govの機能改善に関する情報提供依頼書を公開

米国国立医学図書館(NLM)は、2020年1月7日付で投稿したブログ記事“Celebrating 20 Years of ClinicalTrials.gov and Looking to the Future”において、同館が管理する臨床試験登録サイトClinicalTrials.govの機能改善に関する情報提供依頼書(RFI)を公開していることを発表しました。

2020年2月29日に運用開始から20年を迎えるClinicalTrials.govは、患者やその家族、医療従事者、研究者等に幅広く臨床研究に関する情報を提供し、毎日14万5,000人以上のアクセスのある、世界最大の臨床試験やその結果に関するデータベースです。NLMは現在ClinicalTrials.govの機能改善に取り組んでいますが、ロードマップの作成にあたって、多様な情報ニーズへの対応・調整・優先順位の決定のため、臨床試験情報を提出するスポンサーや研究者・学術機関・非営利団体・支援団体・政府機関・一般市民等を含む幅広い関係者からのフィードバックを得ることが必要である、としています。

オランダ大学協会(VSNU)、改正著作権法第25fa条(“Taverne Amendment”)による学術成果のオープンアクセス(OA)化の実施拡大に対する支援を決定

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”の2020年1月7日付の記事で、オランダ大学協会(VSNU)が2019年末に、改正著作権法第25fa条(“Taverne Amendment”)の実施拡大に対する支援を決定したことが紹介されています。このVSNUの決定は2020年までに学術成果の全てをOA化するという目標を再加速させるためである、と説明されています。

“Taverne Amendment”は、オランダの公的助成を受けた学術論文や図書の一部は、公表後、合理的な期間を経るとOAで公開可能になるという内容の条項です。VSNUはこれによる学術成果のOA化を加速させるため、2019年1月に公表から6か月を経た学術成果の出版社版を、著者らが機関リポジトリによりOA化することを支援するパイロットプロジェクト“You share, we take care”を開始しました。2019年中、“You share, we take care”には600人以上の研究者が参加し、2,800件以上の学術成果がOA化されています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、先住民の文化・言語記録を保存する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供

2020年1月6日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内のファースト・ネーション、イヌイット、メティといった先住民の各組織が実施する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供することを発表しました。

先住民の文化・言語記録のデジタル化による保存支援事業“Listen, Hear Our Voices”へ2019年夏までに行われた申請について、LACの外部に置かれたカナダ各地のファースト・ネーション、イヌイット、メティの代表者からなる委員会が審査を行い、31のプロジェクトへの資金提供が勧告されました。資金助成の対象、プロジェクト名、助成金額に関する完全なリストはLACウェブサイトの“Listen, Hear Our Voices”内で提供されています。

日本能率協会総合研究所、MDB有望市場予測レポート「オーディオブック配信サービス」を公開:市場規模は拡大する見通し

2020年1月9日、日本能率協会総合研究所が、MDB有望市場予測レポート「オーディオブック配信サービス」を公開しました。

オーディオブック市場を調査し市場規模を推計したもので、プレスリリースによると、2024年度のオーディオブック市場を約260億円と推計し、サービス認知度の向上、提供コンテンツの充実化により、市場規模は拡大する見通しであるとしています。

MDB有望市場予測レポート「オーディオブック配信サービス」を公開(日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンク(MDB), 2020/1/9)
http://search01.jmar.co.jp/mdbds/news_list/#news-50

佐伯市(大分県)、佐伯市立佐伯図書館及び館内施設のネーミングライツ・パートナーを募集

大分県の佐伯市が、2020年1月7日の市長記者発表において、佐伯市立佐伯図書館及び館内施設(佐伯市視聴覚センター)のネーミングライツ・パートナーを募集すると発表しています。

契約期間は2020年4月1日からの3年で料金は300万円以上(3年)です。料金は、佐伯図書館の図書費として活用されます。

愛称の条件として、「公共施設にふさわしい「愛称」として、親しみやすさ、呼びやすさ、施設イメージなど、市民の理解が得られる愛称を命名してください。(一部修正をお願いする場合があります。)」等があげられています。

パートナーは、ネーミングライツ・パートナー選定委員会において、3月上旬に決定の予定です。

1月市長定例記者発表要旨 [PDF:5ページ]
http://www.city.saiki.oita.jp/mayor/kisyahappyou/20.1.7/yoshi1.7.pdf

西宮市立図書館(兵庫県)、阪神・淡路大震災25年関連の展示・イベント・上映会を実施中

兵庫県の西宮市立図書館が、阪神・淡路大震災25年関連の展示やイベントを実施しています。

中央図書館では、2020年2月11日に、阪神・淡路大震災25年事業『災害イツモ講座 ~地震から台風まで、被災者から学んだ防災の知識や技のご紹介~』が行われます。

北口図書館では、2020年1月7日から2月5日にかけて、阪急西宮北口駅周辺の震災からの復興の様子を記録した写真の展示と、震災や防災に関連する図書を紹介する「阪神・淡路大震災から25年ー西宮北口駅周辺、復興へのあゆみー」が行われています。また、1月22日には、震災によって甚大な被害を受けた阪急電車が全壊した伊丹駅の完成によってその完全復旧を果たすまでを克明に描いたドキュメンタリー「阪急電車の全記録」の上映会が行われます。

鳴尾図書館では、2019年12月6日から2020年2月5日まで「震災写真情報館」でインターネット公開している写真を展示する「震災写真展」が、また、2020年1月9日から2月5日まで、「防災」に関連する図書展示が行われています。1月17日には、NHKの阪神・淡路大震災15年特集ドラマ「その街のこども」の上映会が行われます。