アーカイブ - 2020年 2月 3日

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国立情報学研究所(NII)、米国の非営利団体Center for Open Science(COS)と国際交流協定を締結:「GakuNin RDM」の基礎技術としてCOSの研究プロジェクト管理システムを採用

2020年1月28日、国立情報学研究所(NII)は、米国の非営利団体Center for Open Science(COS)との事業協力に関する国際交流協定(Memorandum of Understanding:MOU)を2019年10月29日に締結したことを発表しました。

この協定により、両機関は研究データ管理の基盤技術の研究・開発において、連携・協力を図り、オープンサイエンスのより一層の推進に貢献することを目指す、としています。NIIのオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)が2021年3月の運用開始を目指して研究・開発を進める、実施中研究プロジェクトに関する研究データの管理基盤「GakuNin RDM」の基礎技術として、COSの研究プロジェクト管理システム“Open Science Framework(OSF)”の採用が決定しており、NIIは締結された国際交流協定によるCOSとの協力体制の下、大学・研究機関のニーズに応じた研究開発に取り組んでいくことを発表しています。

米国国立衛生研究所(NIH)、データサイエンス・オープンサイエンスに従事する図書館員に必要なスキルセット特定を目的とした2019年4月開催ワークショップの報告書を公開

米国国立衛生研究所(NIH)が2020年1月17日付で、非営利団体Center for Open Science(COS)の提供するオープンソースプレプリントサービスOSF Preprints上に、報告書“Developing the Librarian Workforce for Data Science and Open Science”が公開されました。

同報告書は、2019年4月15日・16日に、NIHの一部門である米国国立医学図書館(NLM)で開催されたデータサイエンス・オープンサイエンスに従事する図書館員に必要なスキルセットの特定を目的としたワークショップについて、その議論や主要テーマを要約したものです。ワークショップにはデータサイエンス・オープンサイエンスに関するサービスを提供する実務者や学術研究の場におけるデータサイエンス・オープンサイエンスの推進に携わる図書館情報学分野の教員等が参加しました。

ワークショップでは、主に次の5つのテーマに関する議論が行われています。

国際図書館連盟(IFLA)、“IFLA/Systematic Public Library of the Year Award 2020”への応募受付開始

2020年1月30日、国際図書館連盟(IFLA)の公共図書館分科会が、“IFLA/Systematic Public Library of the Year Award 2020”への応募の受付開始を発表しました。

受付期間は2月1日から4月15日までで、応募にはIFLAの会員である必要はなく、地方政府の新図書館の担当も応募が可能です。

創造的なITソリューションとオープンで機能的な建物を組み合わせ、デジタルの発展と地域の文化を考慮に入れた図書館を対象に贈られる賞で、2010年1月1日から12月31日までの間に建設されたか、図書館以外の建物を改修して設置されたものが対象です。

「環境や地域文化との相互作用」「建築の質」「柔軟性」「持続可能性」「学習空間」「デジタル化」の6点が評価基準としてあげられています。

受賞館は、8月15日から21日にアイルランド・ダブリンで開催されるIFLA年次大会で授与されます。

英国読書協会、子どものメンタルヘルス等を支援するためのブックリスト“Reading Well for children”を公開

「子どものメンタルヘルス週間2020(Children's Mental Health Week 2020)」の初日にあたる2020年2月3日、英国読書協会(Reading Agency)が、子どものメンタルヘルスや幸福を支援するためのブックリスト“Reading Well for children”を 公開しました。

学校が児童期・青年期メンタルヘルスサービス(CAMHS)に開校日平均183件紹介を行っており、そのうちの56%が小学校からであったとの王立小児科小児保健学会(Royal College of Paediatrics and Child Health)の2018年の調査報告や、読書関連団体Booktrustによる4歳から11歳の子どもの親の3分の1以上が少なくとも週に1回は子どものメンタルヘルスを心配しているとの調査結果を受けて作成されたもので、公共図書館において無料で入手できます。

同リストは、メンタル面での健康に関する図書のリストを公共図書館を通じて提供するReading Wellプログラムの一環として、慈善団体Libraries Connectedと連携して作成され、王立公衆衛生協会(Royal Society for Public Health)からの承認も受けています。

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、関西大学デジタルアーカイブで公開している大阪画壇の絵画を基に塗り絵を作成・オンラインで公開

2020年2月3日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、関西大学デジタルアーカイブで公開している大阪画壇の絵画を基に塗り絵を作成し、特設ページで公開したことを発表しました。

作品11点の塗り絵と、それらをまとめた冊子が公開されており、作品別・冊子体のいずれでもダウンロードが可能となっています。

また、ニューヨーク医学アカデミー(The New York Academy of Medicine)の図書館が2016年に開始した塗り絵のイベントである“ColorOurCollections”の紹介と、今回公開された塗り絵を用いた同イベントへの参加の呼びかけも掲載されています。

“ColorOurCollections”は、世界中の図書館、アーカイブ等の文化機関を対象としており、各機関は所蔵コレクションを基にした塗り絵を提供し、ユーザーはそれらを着色した画像をハッシュタグ#ColorOurCollectionsを付与してSNS上で共有するというイベントです。通常年に一度、2月はじめの一週間を開催期間としており、2020年は2月3日から7日までの開催となっています。

写真共有プラットフォーム“Unsplash”で米国議会図書館、Europeana、英国図書館等がアカウントを開設し画像を公開:無料ダウンロード・商用利用可能

写真共有プラットフォーム“Unsplash”は、2020年1月30日付けのmediumでの投稿において、米国議会図書館、米・ニューヨーク公共図書館、Europeana、英国図書館等、複数の文化機関がUnsplashでアカウントを開設し、画像を公開していることを紹介しています。

Unsplashは2019年7月に教師・生徒向けに写真をキュレーションして提供する“Unsplash for Education”を開始しており、デジタル化された文化的アーカイブの可視性を高めるために、各国の文化機関との共同作業を行っていました。

Unsplashのライセンス条項によると、Unsplashで公開された写真は商用・非商用を問わず無料で使用可能となっています。

Unsplashによる同じく2020年1月30日付けのmediumでの投稿“How to become an Education Partner on Unsplash”によれば、Unsplash ライセンスとCC0ライセンスとの違いとして、前者にはUnsplashが公開する写真を利用して類似又は競合サービスを構築する権利までは含まれていないことを挙げています。

Cactus Communications、UNSILO社の買収を発表

2020年1月28日、インド・ムンバイに本社を置く国際的なサイエンス・コミュニケーション企業であるCactus Communicationsは、出版社に対しAI技術によるソリューションの提供を行っているデンマークのUNSILO社を買収したことを発表しました。

プレスリリースによれば、今回の買収は外国の投資を呼び込み、テクノロジー分野におけるフロントランナーとしてのデンマークを紹介するために、デンマーク政府による戦略の一環として行われたとあります。

UNSILO joins the CACTUS family!(UNSILO, 2020/1/28)
https://unsilo.ai/2020/01/28/unsilo-joins-the-cactus-family/

広島市立中央図書館、ADEACで「広島市立図書館貴重資料アーカイブ」を公開:公開記念講演会も開催

2020年2月1日、広島市立中央図書館は、歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”で「広島市立図書館貴重資料アーカイブ」を公開したことを発表しました。

浅野氏広島城入城400年記念事業として実施されたものであり、2019年度の公開対象として、同館が所蔵する浅野文庫の絵図29点と郷土資料1点が収録されています。

2020年2月22日には、公開記念講演会「デジタルアーカイブで見る 広島藩江戸屋敷・大坂蔵屋敷」も同館で開催されます。定員は60人であり、要申込・先着順となっています。

浅野氏広島城入城400年記念事業 「広島市立図書館貴重資料アーカイブ」を公開しました(広島市立図書館, 2020/2/1)
http://www.library.city.hiroshima.jp/news/chuou/2020/02/2318.html

【イベント】デジタルアーカイブ産学官フォーラム(2/26・東京)

2020年2月26日、国立国会図書館東京本館(東京都千代田区)において、内閣府知的財産戦略推進事務局が主催するデジタルアーカイブ産学官フォーラムが開催されます。

特にデジタルアーカイブの長期保存/長期利用保証、利活用促進の問題に焦点を当てた内容となっており、産学官の関係者とアーカイブ機関の取組、課題等について情報共有・意見交換が行われます。また、ジャパンサーチの正式版公開に向け、試験版の機能拡充、活用事例の共有を行うとしています。

参加費無料であり、定員300人(要事前申込み、先着順)です。当日の主な内容は次のとおりです。

〇第1部(プレゼン)
〈コンテンツのデジタル化と保存について〉
・原画(漫画)に忠実なデジタルデータ化とその利活用事例について
横手市増田まんが美術館
・映画フィルムのデジタル化とデジタルリマスターの取り組みについて
株式会社KADOKAWA/国立映画アーカイブ

〇第2部(好事例発表とパネルディスカッション)
〈利活用促進について〉
・企業アーカイブおよび公的アーカイブ機関の利活用事例について

第28回台北国際ブックフェアの開催が2020年5月に延期:新型コロナウイルスの感染拡大を受けて参加状況等を考慮

2020年1月30日、台湾の文化部は、毎年延べ60万人近くが来場する大型イベントである第28回台北国際ブックフェア(Taipei International Book Exhibition:TIBE)の延期を発表しました。

当初は2020年2月4日から9日までの開催予定でしたが、延期後の開催スケジュールは2020年5月7日から5月12日までとなっています。延期理由として、新型コロナウイルスの感染拡大下における参加状況及びイベントの質低下への懸念を挙げています。

Taipei book fair postponed to May over participation, quality concerns(文化部, 2020/1/30)
https://www.moc.gov.tw/en/information_196_108108.html

渋川市立図書館(群馬県)や蒲郡市(愛知県)内の学校で行なわれている、使わなくなった目録カードボックスを用いた「おみくじ企画」

群馬県の渋川市立図書館や愛知県の蒲郡市内の学校で、使わなくなった目録カードボックスを用いた「おみくじ企画」が行なわれています。

渋川市立図書館では、2020年1月31日から3月14日まで、「バレンタインデー恋おみくじ♡」が行われています。同館の広報担当が、同ボックスを「神社仏閣にあるおみくじ棚」と勘違いしたことがきっかけとなった行われているイベントです。

カウンターで引いた「おみくじ棒」の数字に該当する棚の番号の引き出しから1枚、おみくじをひくことができます。おみくじには、広報担当が作成した「恋に関するおすすめ本案内」と、その本を引き当てたことから推測される恋の運勢が書かれています。

また、蒲郡市立図書館の指定管理者であるNPO法人ブックパートナーの2月1日付のTwitterでは、市内の学校において、おみくじで引いた番号の引き出しに入っている、学校図書館支援員が選んだお薦め本を読むという企画が行われていることが紹介されています。

静岡県立中央図書館、中国・浙江図書館からの研修員が同館蔵の江戸幕府旧蔵書「葵文庫」等から選んだ漢籍を展示する貴重書展示 「中世・近世の漢籍」を開催中

静岡県立中央図書館が、2020年2月1日から27日まで、貴重書展示 「中世・近世の漢籍」を開催中です。

静岡県と中国・浙江省の友好交流事業の一環として同館にて研修を行っている浙江図書館の孫暁清氏が同館蔵の江戸幕府旧蔵書「葵文庫」等から選定した漢籍を、同氏による解説を添えて展示するものです。

2020年2月の貴重書展示 「中世・近世の漢籍」(静岡県立中央図書館)
https://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/library/ref_tenji/tenji_202002.html

参考:
奈良県立図書情報館、中国陜西省図書館と友好協定を締結
Posted 2010年3月15日
https://current.ndl.go.jp/node/15927

今井書店(島根県)による企業主導型保育所「本のほいくえん」が開所:園児が自由に手に取ってみられる蔵書が約2,000冊

2020年2月1日、島根県の今井書店による企業主導型保育所「本のほいくえん」の入園式が行われました。

地域の待機児童対策への貢献と、スタッフの多くが女性である書店現場の働きやすさの向上を目的に開所・運営するもので、同園には、約2,000冊の絵本があり、園児が自由に手に取ってみられるようになっていると紹介されています。

今日は入園式でした。(本のほいくえん, 2020/2/1)
https://honnohoikuen.com/2020/02/01/%e4%bb%8a%e6%97%a5%e3%81%af%e5%85%a5%e5%9c%92%e5%bc%8f%e3%81%a7%e3%81%97%e3%81%9f/

くまもと森都心プラザ図書館(熊本県)、ビジネスライブラリアンが図書館における「情報収集術」を紹介する「就活に役立つ情報収集術2020」を開催

2020年2月26日、熊本市のくまもと森都心プラザ図書館が、くまもと森都心プラザの会議室において「就活に役立つ情報収集術2020」を開催します。

現在、就職活動中、もしくは、これから就職活動に取り組む人を対象に、ビジネス支援の専門的な知識を身につけたビジネスライブラリアンが、図書館における「情報収集術」を紹介するものです。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は40人です。

2/26 「就活に役立つ情報収集術2020」(くまもと森都心プラザ, 2020/1/28)
https://stsplaza.jp/library/news/2020/01/226_2020.html

参考:
三重県立図書館、就活生向けビジネスセミナー「ES(エントリーシート)を書く前に。企業研究はDBで!」を開催
Posted 2019年4月4日
https://current.ndl.go.jp/node/37948

山形県立図書館、リニューアルオープン:対面朗読室・アクティブラーニングルーム・ビジネス支援コーナー等を新設

2020年2月1日、山形県生涯学習センター遊学館内にある山形県立図書館がリニューアルオープンしました。

中庭を臨むデッキエリア、子どもエリア内のおはなしのへや、対面朗読室、東西の壁一面がホワイトボードで電子黒板システムも備えたアクティブラーニングルーム、ビジネス支援コーナーが新たに設けられたと紹介されています。

2月1日から2日にかけて各種リニューアルイベントも開催されました。

また、地元紙の報道によると、同日、山形県公文書センターも遊学館内に移転開館したとのことです。

リニューアルオープン日が令和2年2月1日に決まりました!(山形県立図書館)
https://www.lib.pref.yamagata.jp/?page_id=444

【速報】2月1日、2日リニューアルオープンイベントのお知らせ (山形県立図書館)
https://www.lib.pref.yamagata.jp/?page_id=459