アーカイブ - 2020年 4月 10日

国立国会図書館、東京本館・国際子ども図書館の来館サービス休止期間を延長:新たに関西館も来館サービスを休止

2020年4月10日、国立国会図書館は、今般の政府による緊急事態宣言を受け、東京本館及び国際子ども図書館における来館サービス休止期間の延長を発表しました。また、これまで開館してきた関西館においても、来館サービスが休止となります。

来館サービスの休止期間は以下の通りです。

・東京本館、国際子ども図書館
2020年3月5日から5月20日まで
・関西館
2020年4月11日から5月20日まで

来館サービス休止中も、以下のサービスは利用可能です。

・来館せずに利用できるサービス(レファレンス・資料案内、図書館間貸出し(図書館のみ))
※遠隔複写サービスの継続については、追ってホームページでお知らせします。
・国立国会図書館ホームページ上で提供するデータベース・コンテンツ

【重要】東京本館・関西館・国際子ども図書館の来館サービス休止のお知らせ(4月11日以降)(国立国会図書館, 2020/4/10)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/200410_01.html

出版社による図書館向け電子書籍提供状況と図書館のコレクション構築に関する調査報告書(オーストラリア)

2020年4月1日付の国際図書館連盟(IFLA)著作権等法的問題委員会(CLM)のお知らせで、オーストラリア・メルボルン大学ロースクールのギブリン(Rebecca Giblin)准教授らが新たに公開した調査報告書“Driven By Demand: Public Library Perspectives on the Elending Market”が紹介されています。

ギブリン准教授らによる調査は、同准教授らが主導する電子書籍貸出に関する調査研究プロジェクト“eLending Project”の一環として行われました。出版社による図書館向け電子書籍ライセンスの提供状況が各図書館の電子書籍選書の意思決定にどのような影響を与えているか、各図書館は電子書籍タイトルの不足とコミュニティの多様なニーズとのバランスをどのようにとっているかの調査を目的として、オーストラリア全土の図書館を対象としたアンケート調査が行われ、アンケート結果に基づいて調査報告書が作成されました。

米・ジョンズホプキンス大学図書館、教育用資料のデジタル化による遠隔授業支援を実施

米国のジョンズホプキンス大学のニュースセンター“Hub”に2020年4月1日付で、同大学の図書館スタッフが書籍・論文・動画資料・録音資料等のデジタル化によって、大学の遠隔授業支援を実施していることが紹介されています。

ジョンズホプキンス大学は2020年の春学期中は遠隔授業を実施する予定です。同大学のSheridan図書館は、教員が遠隔授業を実施するために必要な書籍・論文・動画資料・録音資料等のデジタル化を進めています。同館では書籍を1ページごとにスキャンし、スキャンした資料を編集後、リンク可能なPDFに変換して授業の講師と共有すること、動画資料や録音資料を講師が授業に組みこめるように適切なファイルフォーマットに変換することなどを通して授業支援を実施しています。

米・公共図書館協会(PLA)、新型コロナウイルス感染拡大下の公共図書館の対応状況の調査結果を発表

2020年4月9日、米・公共図書館協会(PLA)が、新型コロナウイルス感染拡大下の公共図書館の対応状況の調査結果を発表しました。

調査は3月24日から4月1日にかけて、PLAが他の図書館団体とともにオンラインで実施したもので、米国の公共図書館の28%から回答がありました。各州少なくとも1館からの回答があり、43州では10%以上の館が回答しています。

98%の館が休館していると回答していますが、図書館は同状況下において急速にサービスを適応させており、オンラインの更新ポリシーの延長(76%)、電子書籍やストリーミングメディアといったオンラインサービスの拡大(74%)、オンラインでのプログラムの実施(61%)等が行われています。また、自由記述欄においては、紙資料の購入予算のデジタル資料購入への割当変更、デジタル技術に不慣れな人への電話でのアウトリーチ等を行っているといった記載もあったとしています。

行なわれているサービスの具体的としては、3Dプリンターを用いたフェイスシールドの作成、地方政府の事業継続計画のための人員の提供、オンラインでの読み聞かせや編み物教室、電子書籍等を利用するためのオンライン図書館カードの発行などがあげられています。

株式会社カーリル、新型コロナウイルス感染症による全国の公立図書館への影響の調査結果を発表

2020年4月9日、株式会社カーリルが日本の公立図書館における新型コロナウイルス感染症の影響の網羅的な調査を実施し、結果を発表しました。
 
同調査は、カーリルの検索対象となっている公立図書館・公民館図書室等1,409館を対象に、2020年4月8日18時から4月9日18時にかけて実施されました。発表では、調査対象の46パーセントが休館を発表していること、予約受取をはじめとした休館中の対応、閲覧席の利用制限等の開館している図書館の対応、蔵書検索サービスへの影響がまとめられています。

なお、同調査のデータはクリエイティブコモンズライセンスのCC0ライセンスで公開され、カーリルのブログからダウンロードできます。

COVID-19 : 多くの図書館が閉館しています(カーリルのブログ, 2020/4/9)
https://blog.calil.jp/2020/04/stay-at-home.html

韓国国立中央図書館(NLK)、自宅から接続可能な有料オンラインデータベースを拡大:新型コロナウイルス感染症による臨時休館の延長に対応

2020年4月9日、韓国国立中央図書館(NLK)が、自宅から接続可能な有料オンラインデータベースを段階的に拡大すると発表しています。

新型コロナウイルス感染症による臨時休館が4月19日まで延長されたことに伴うもので、4月9日からは、9種類(DBpia、koreascholar、E-article、MarketLine Advantage、Nature、SAGE、Springer、Taylor&Francis、Wiley)が追加され、これにより、同館の定期利用カード所持者は、ウェブサイトを通じて全部で36種類のデータベースを利用できます。

同館では、今後も拡大する計画です。

국립중앙도서관 온라인 학술자료 서비스 제공 확대(国立中央図書館オンライン学術資料サービス提供拡大)(NLK, 2020/4/9)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=36623&schBcid=normal0302

福井県文書館、「デジタルアーカイブ福井」において新たな資料を公開:明治期新聞画像(文化庁長官の裁定制度も活用)・越前松平家資料群・福井藩士菅沼家文書

2020年4月6日、福井県文書館が、4月10日に「デジタルアーカイブ福井」において新たな資料を公開すると発表しています。

公開されるのは、文化庁長官の裁定制度も活用して公開した明治期(明治15年から明治24年)の新聞(第一次福井新聞など)画像1,800日分、同館及び福井市立郷土歴史博物館・福井市立図書館の3施設で分蔵されている越前松平家関連資料群の集約公開、福井藩の上級藩士である菅沼家の子孫が所蔵する古文書等約120点です。

文書館における新たな資料公開について事前説明を行います(福井県, 2020/4/6)
http://www2.pref.fukui.jp/press/view.php?cod=b7481S158556841086