アーカイブ - 2020年 4月 23日

行橋市(福岡県)、図書館等複合施設「リブリオ行橋」の開館にあわせ「行橋市デジタルアーカイブ」を公開

福岡県行橋市が「行橋市デジタルアーカイブ」を公開しています。

報道によると、2020年4月1日の図書館等複合施設「リブリオ行橋」の開館に合わせ、市歴史資料館・増田美術館の所蔵作品や史料をデジタル化し公開したものです。

『行橋市史』中巻・下巻から、通史編にあたる「中世」・「近世」・「近代」と「年表」のほか、市歴史資料館所蔵の「大橋村 行事村 宮市村見取図」や、増田美術館の日本画・工芸・書・彫刻といったコレクションから代表的な12作品が公開されています。

@librio.yukuhashi(Facebook, 2020/4/12)
https://www.facebook.com/librio.yukuhashi/posts/247679243300598

Clarivate Analytics社、Journal Citation Reports(JCR)のジャーナル詳細情報にオープンアクセス(OA)に関するデータを追加

2020年4月23日、Clarivate Analytics社は、学術出版におけるオープンアクセス(OA)モデルの透明性を向上させるため、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)のジャーナル詳細情報(profile)にOAに関するデータを追加したことを発表しました。

この新機能により、助成機関・出版社・図書館員・研究者等はゴールドOAの学術論文について、学術雑誌全体のコンテンツに占める割合や引用への貢献状況に関する中立的な情報を得ることができるとあります。またハイブリッドジャーナルについて、論文の本数と引用状況をOA・非OAに分けて容易に比較することが可能になります。

この新機能は2020年6月に最新の2020年版が公開されるまで、ベータ版として提供されます。

米国議会図書館(LC)、設立220周年を記念して同館のデジタルコレクションを検索・閲覧・共有可能なモバイルアプリ“LOC Collections”を公開

2020年4月22日、米国議会図書館(LC)は、設立220周年を記念して同館のデジタルコレクションを検索・閲覧・共有可能なモバイルアプリ“LOC Collections”を公開したことを発表しました。

LOC Collectionsは、LCの多様なデジタルコレクションを容易に検索・閲覧可能な機能に加えて、ユーザーがコレクションを好みに応じてキュレートしてギャラリーを構築し共有する機能も備えています。アプリ上では、録音資料・単行書・動画・写本・地図・新聞・楽譜など多様な資料を利用することが可能です。

LCのウェブサイト、またはiTunes StoreからiOS・iPad用のアプリを入手することができます。Android用のアプリも2020年後半の公開が予定されています。

LCは2020年4月24日に設立から220周年を迎えます。

Celebrate the Library's 220th Birthday with the LOC Collections App(LC,2020/4/24)
https://www.loc.gov/item/prn-20-032/

Wi-Fiホットスポットを備えた移動図書館を活用して地域にインターネットアクセスを提供する米国の図書館(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)によるアドヴォカシーのためのイニシアチブ“ilovelibraries”の2020年4月21日付の記事で、移動図書館を活用して地域にインターネットアクセスを提供する米国の図書館の取り組みが紹介されています。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、学校や企業がその機能をオンラインへ移行させているため、インターネットへのアクセスはかつてないほど重要性が高まっています。しかし、米国では数百万人にのぼる人々が自宅にブロードバンドインターネット接続環境を持たない状況にあります。デジタル格差の解消に長く取り組んできた図書館独自の手法として、Wi-Fiホットスポットを備えた移動図書館を地域に送り出すことで、地域のソーシャルディスタンシングを維持しながら住民にインターネットアクセスを提供する取り組みが報告されています。

記事では、学校・食料品店・コミュニティセンター・矯正施設・公園・ホテル等の駐車場へWi-Fiホットスポットを備えた移動図書館を送り、地域の住民へインターネットアクセスを提供する図書館の取り組みが、図書館員へのインタビューとともに紹介されています。

国立国会図書館、リサーチ・ナビにコンテンツ「新型コロナウイルスに関する主な新聞社ウェブサイトの特集ページまとめ」「新型コロナウィルスに関するウェブサイト集」を掲載

2020年4月22日、国立国会図書館(NDL)は、調べ物に役立つリソースを紹介するNDLのウェブサイト「リサーチ・ナビ」に、コンテンツ「新型コロナウイルスに関する主な新聞社ウェブサイトの特集ページまとめ」「新型コロナウィルスに関するウェブサイト集」を掲載しました。

新着情報一覧(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2020年4月22日付け新着情報で両コンテンツの掲載が発表されています。

新型コロナウイルスに関する主な新聞社ウェブサイトの特集ページまとめ(リサーチ・ナビ)
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-1148.php

欧州研究図書館協会(LIBER)、著作権に関する緊急対応を求める声明を発表:新型コロナウイルス感染拡大下における遠隔教育及び研究の支援のため

2020年4月14日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、新型コロナウイルス感染拡大下における遠隔教育及び研究の支援のため、著作権に関する緊急対応を求める声明を発表しました。

欧州委員会(EC)や加盟国政府に対しては、著作権指令の期間限定かつ目的論的解釈(purposive interpretation)の導入等を、出版社や著者、業界団体に対しては、特定個人への文献全文の提供、施設内閲覧に限定されている電子書籍への研究目的でのリモートアクセス、児童・学生・研究者のみを対象とした録音・録画及びストリーミングによる教育活動での著作物利用、公共図書館によるインターネット上での読み聞かせを可能とすることを求めています。

また、対策が求められる長期的な課題として、オープンアクセスモデルへの速やかな移行や、医学・環境・経済上の危機に備えた公益的保護(public interest defences)を国際・国内の著作権法に盛り込むこと等を挙げています。

第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019の報告書が公開

ICOM(国際博物館会議)日本委員会のFacebookアカウントによる2020年4月16日付けの投稿で、第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019の報告書(日本語版)の公開が発表されています。

公開はICOM日本委員会のウェブサイト上で行われており、報告書日本語版・英語版のPDFがダウンロード可能となっています。

@icomjapan.org(Facebook, 2020/4/16)
https://www.facebook.com/icomjapan.org/posts/3272336989445497

事務局からのお知らせ(ICOM日本委員会)
https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/office.php
※「ICOM京都2019最終報告書を掲載しました。」とあり、報告書のPDFへのリンクが掲載されています。

国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」の報告書が公開

国立西洋美術館は、2020年4月16日付けのTwitterにおいて、国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」の報告書(デジタル版)を公開したことを発表しました。

同シンポジウムは、国立西洋美術館とウィルデンスタイン・プラットナー研究所の共催により、2019年7月に国立西洋美術館で開催されました。報告書は国立西洋美術館出版物リポジトリ上で公開されています。

@NMWATokyo(Twitter, 2020/4/16)
https://twitter.com/NMWATokyo/status/1250642445924089857

国際シンポジウム報告書 カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション(国立西洋美術館出版物リポジトリ)
http://id.nii.ac.jp/1263/00000753/

『カレントアウェアネス-E』389号を発行

『カレントアウェアネス-E』389号を発行しました。

■E2247■ 基山町立図書館による「きやまRESASデジタルアカデミー」
基山町立図書館・江上真太郎

■E2248■ 「過去のビッグデータ」を探る欧州タイムマシン研究計画
ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所・北本朝展

■E2249■ 「ごっこ遊び」で学ぶ電子情報保存:ボードゲームレビュー
関西館電子図書館課・北島顕正

■E2250■ 研究データの公開・利用条件指定ガイドラインの策定
国立情報学研究所・南山泰之

E2248 - 「過去のビッグデータ」を探る欧州タイムマシン研究計画

1,000年以上の歴史が生み出した欧州の文化遺産に,革新的なデジタル化技術や人工知能(AI)技術などを適用することで,誰もがアクセスでき,欧州の文化産業や観光,教育などにも有用な「過去のビッグデータ(Big Data of the Past)」を作り出す。これが欧州タイムマシン(Time Machine Europe)プロジェクト(以下「TMプロジェクト」)の目標である。

E2252 - 第2回SPARC Japanセミナー2019<報告>

2019年12月20日,筑波大学東京キャンパス文京校舎において第2回SPARC Japanセミナー2019が開催された。テーマは「オープンサイエンスを支える研究者情報サービスとその展望」である。これまで論文やデータあるいはそれらの格納場所について語られることの多かったオープンサイエンスであったが,今回は論文の著者である研究者の情報とのつながりが主眼に置かれたものとなった。

E2251 - アーキビスト認証制度創設の検討について

国立公文書館では,国民共有の知的資源である公文書等の適正な管理を支え,かつ永続的な保存と利用を確かなものとする専門職を確立するとともに,その信頼性及び専門性を確保することを目的として,2020年度からアーキビストの認証を開始する。本稿では,これまでの検討状況及び今後のスケジュールについて概要を紹介する。

E2250 - 研究データの公開・利用条件指定ガイドラインの策定

研究データの流通・利活用の促進に当たっては,データに明確な利用条件が付与されることが不可欠である。著者が委員長を務める研究データ利活用協議会(RDUF)研究データライセンス小委員会(以下「ライセンス小委員会」)では,研究データの利用条件を分かりやすく表示・確認することを目的とした「研究データの公開・利用条件指定ガイドライン」を2019年12月に策定し,2020年2月に公開した。本ガイドラインの想定読者は,データを公開または再利用する研究者(大学・企業等)や技術者のみならず,データ公開を支援する機関(学術機関,図書館,学協会,学術出版社等)の担当者をも含む。以下では,策定までの背景や経緯及び構成の概要について紹介する。

E2249 - 「ごっこ遊び」で学ぶ電子情報保存:ボードゲームレビュー

目が覚めるとあなたは,とある研究所の資料係になっていた。3ペタバイトの画像データを30年間,決して外部に流出しないよう保存する方法を探す必要がある。あるいはあなたは,とある美術館の職員になっていた。外国で大切に保存されている美術品を撮影した画像データを,国内向けに保存・提供する必要がある。リソースが限られる中,あなたは資料保存の理想に優先度をつけ,今できることを確実に実施していくことになる。本稿では,そんな体験ができるボードゲーム“Preservation Storage Criteria Game”を紹介する。

E2247 - 基山町立図書館による「きやまRESASデジタルアカデミー」

基山町立図書館(佐賀県)では,2017年より毎年「きやまRESASデジタルアカデミー」事業を行っている。当事業は経済産業省と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供する地域経済分析システムRESAS(リーサス)を活用し,全国の地方公共団体のビッグデータで町を分析しながら,まちづくり関係の本も参考にしつつ,将来の町の課題を考えていくものとなっている。当事業は2019年には図書館総合展にて第5回図書館レファレンス大賞の奨励賞を受賞した。本稿では当事業について紹介する。