アーカイブ - 2020年 4月 28日

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saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/04/23)」の結果を発表

2020年4月24日、saveMLAKが、日本の公共図書館・公民館図書室等を対象に実施した「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/04/23)」の結果を発表しました。

同調査は、2020年4月17日にsaveMLAKが公開した第2弾調査に続く、第3弾の調査として、公共図書館・公民館図書室等1,626館を対象に、2020年4月22日9時から4月23日18時にかけて実施されました。

発表によると、休館している図書館が88%となり、前回調査時点の57%から31ポイント増加しています。休館中の対応としては、来館が必要な予約受取のとりやめが見られる一方で来館の必要がない宅配サービス等に増加がみられること、動画を介した取組や情報発信における工夫等があげられています。ほかに、休業要請の影響について触れられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズライセンスのCC0で公開され、saveMLAKのウェブページからダウンロードができます。また、調査の根拠となった図書館や地方公共団体のウェブページの中で可能なものはInternet Archiveに保存され、調査時点のページを閲覧できます。

株式会社カーリル、学校向け蔵書検索サービスの無償提供を発表

2020年4月24日、株式会社カーリルが、学校図書館等を対象にインターネットからの蔵書検索と申し込みを受け付ける簡易的なシステムを無償で提供することを発表しました。

同システムは、カーリルが提供する業務用の横断検索API、国立国会図書館やopenBDの公開データを利用しています。発表の中では、蔵書検索システムの早急な整備が難しい図書館でも、簡易的なウェブサービスを立ち上げ、郵送による貸出等に活用できるとしています。

提供期間は定められていませんが、サービス開始から少なくとも24か月程度は安定的に提供されます。

COVID-19 : 学校向け蔵書検索サービスの無償提供について(カーリルのブログ, 2020/4/24)
https://blog.calil.jp/2020/04/negima.html

英IOP Publishing、欧州原子核研究機構(CERN)との間で“Publish & Read”契約を締結

2020年4月16日、英IOP Publishing(IOPP)は、欧州原子核研究機構(CERN)との間で“Publish & Read”契約を締結したことを発表しました。

CERNの研究者は、IOPPが刊行する学術雑誌42タイトルでAPC(論文処理加工料)を支払うことなく論文をオープンアクセス(OA)で公開することができます。論文はクリエイティブ・コモンズ(CC)のCC BYライセンスの下で公開されます。

CERNにとって、“Publish & Read”契約の締結は初となります。

IOP Publishing signs open access publishing agreement with CERN(IOP Publishing, 2020/4/16)
https://ioppublishing.org/news/iop-publishing-signs-open-access-publishing-agreement-with-cern/

英国国立公文書館(TNA)、臨時休館中、デジタル化記録の一部をウェブサイトで無償公開:チャットでの相談やウェビナーも開催

2020年4月24日、英国国立公文書館(TNA)、新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休館中、デジタル化記録をウェブサイトで無償公開すると発表しています。

登録利用者は、コンテンツへの需要を管理しすべての人がデジタルサービスを利用できるよう、一度に10点、30日間で50件までの制限で、請求とダウンロードが可能です。非営利の私的利用や教育目的のみとなっています。

無料でダウンロード可能な記録は、検索システム“Discovery”において、“available for download only”でフィルタリングすることで検索可能で、TNAがデジタル化し公開した、第1次・第2次世界大戦の記録・軍歴・王立海軍/輸送船団の記録・カンタベリー大権裁判所所管の遺言書・移民関係の記録・20世紀の内閣文書及び保安局のファイル・ドゥームズデイブック(土地台帳)といったものが含まれます。

TNAと連携している民間機関が運営する他のウェブサイト上のコレクションは無料の対象外で、通常は、検索は無料、閲覧やダウンロードは有料ですが、ほとんどのウェブサイトで、14日間の無料トライアルを実施していることも紹介されています。

ロックダウンによる臨時休館下のニュージーランド国立図書館(NLNZ)の活動(記事紹介)

2020年4月24日付のニュージーランド国立図書館(NLNZ)のブログで、3月26日の同国のロックダウンによる臨時休館以降の同館の業務内容を紹介する記事“Closed but partly open”が掲載されています。

限られた期間・範囲においてリモートワークをしている職員もいることや、館内環境やシステムを遠隔から制御できていることが紹介されているほか、オンラインレファレンスサービス“Ask a Librarian”は、職員のレファレンススキルとオンライン上のツール・資源を用いて継続中で、ロックダウン後に450件受け付け、そのほとんどを回答できたと紹介しています。さらに、デジタルコレクション・ツールにアクセスするためのリンクや案内をまとめたリサーチガイドをウェブサイトに掲載したほか、通常館内でのみ利用可能なデータベースをID・パスワードにより館外からもアクセス可能としています。

目録担当部署では、検索語がより正確となるよう、クリーンアップ作業を行っており、例えば、同国の地名に関して1,000件近い地理参照リンクを追加したほか、新たに入手したデジタル化資料のオンライン目録への追加を行っています。

名古屋市図書館、Twitterで動画を配信:名古屋市教育委員会「ナゴヤの子どもたちに元気を!笑顔にするプロジェクト」の一環

名古屋市図書館が、「ナゴヤの子どもたちに元気を!笑顔にするプロジェクト」の一環として、Twitterで動画を配信しています。

同プロジェクトは、名古屋市教育委員会が、新型コロナウイルスの感染拡大のため家で過ごすことが多いことから、笑顔になってもらえるような情報を発信することを目的に行っているものです。

同館では、現在、図書館見学でこんな質問ありました(第1回「透明なカバーはどうやってはっているの?」、第2回「一つの本棚には本が全部で何冊」)、新人司書と行くとしょかんツアー(その1「なぞの像」)、その他の動画(ひらいてみよう!なごやしとしょかん こどもぺーじ)といった動画を公開しています。

その他、同プロジェクトでは、名古屋市美術館が「インターネットで楽しむ名古屋市美術館」を、学校保健課がダンスの動画を公開しています。

日本図書館協会(JLA)、「図書館情報学の授業における三ツールのオンライン配信について」を発表

2020年4月24日、日本図書館協会(JLA)が、「図書館情報学の授業における三ツールのオンライン配信について」を発表しています。

4月13日に公表した「(1) 三ツールの部分的な利用」に関する措置に続き、「(2) PDFファイルによる,三ツールのオンライン配信」についての措置を示したものです。

JLAの目録委員会・分類委員会・件名標目委員会の協力のもと決定されたもので、以下の措置をとるとしています。許諾の条件と申請方法の詳細は、近々、ウェブサイト上で案内し、5月中旬よりPDFの提供を順次行うことが予定されています。

1.基本方針
 図書館情報学(司書,司書教諭,学校司書の養成のための教育課程を含む,以下同様)の科目をオンライン形態で行う場合,従来から行われていた対面式の授業形態に可能な限り近づけられるように,2020年度に限り,著作権に関する特例的な措置(利用の許諾)を講じます。

北海道ブックシェアリングによるクラウドファンディング、「「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります」が成立

北海道ブックシェアリングが、2020年4月15日の北海道学校図書館づくりサポートセンターの事業開始に向けて行っていたクラウドファンディング、「「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります」が成立したと発表しています。

クラウドファンディングで集まった財源は、学校図書館の展示物などを制作する工房(センター2F)づくりと建物の断熱工事、案内看板の設置費用に充てられます。

クラウドファンディング「学校図書館づくりサポートセンターをつくります」が成立しました!(北海道ブックシェアリング, 2020/4/24)
https://ameblo.jp/booksharing/entry-12592092131.html

「学校図書館づくりサポートセンター」をつくります(READYFOR)
https://readyfor.jp/projects/school-lib-center

鳥取県、今こそできる!じっくり読書キャンペーン「読書感想文・絵てがみコンクール」を開催:鳥取県立図書館も様々なテーマのお薦め本をウェブサイトで紹介

鳥取県が、今こそできる!じっくり読書キャンペーン~ 「読書感想文・絵てがみコンクール」を開催します。

学校の臨時休業期間中に家庭で多くの時間を過ごす児童・生徒が、多くの本に触れ合い、心を豊かにする読書活動を推進していくことを目的に開催されます。

対象は、県内の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒で、感想文部門と絵てがみ部門があります。

フィクション、ノンフィクションを問わず自由に選んだ図書で応募可能で、教科書、副読本でも可としています。また、鳥取県立図書館でも司書が様々なテーマのお薦め本をウェブサイトで紹介しています。

締切は2020年5月31日で、知事賞優秀賞等では各部門で賞状及び副賞(図書カード(最高1万円分)、県産品等)が授与されます。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館中の宇部市立図書館(山口県)、インターネット予約申し込みによる図書等をドライブスルー方式で貸出開始

2020年4月27日、山口県の宇部市立図書館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止による臨時休館中、インターネット予約申し込みされた図書等について、利用者同士の接触感染を避けるため、ドライブスルー方式で貸出手続き済資料の受渡を実施することを発表しました。

受渡期間は4月28日から臨時休館の間とされており、時間は午前9時から午後5時までです。同館の通常休館日には受渡は行われません。宇部市立図書館及び宇部市学びの森くすのきの正面玄関前ドライブスルー専用駐車区画で受渡が行われます。自動車以外で来館した利用者は、正面玄関前の臨時カウンターで資料を受け取ることができます。

宇部市立図書館のドライブスルー方式によるインターネット予約図書の貸出は、4月25日と26日の試行運用を経て実施されています。

CHORUS、加盟出版者の「データ可用性に関するポリシー」のインデックスを公開

2020年4月27日、公的助成研究成果のパブリックアクセスに向けた官民連携イニシアチブCHORUSは、加盟出版者が公表している「データ可用性に関するポリシー(Data Availability Policy)」をインデックス化した“Publisher Data Availability Policies Index”の公開を発表しました。

ここ数年、多くの出版者が、出版者レベルまたはジャーナルレベルで「データ可用性に関するポリシー」作成・公開しています。このポリシーでは、著者は研究結果を再現するために必要なすべてのデータを出版時に無制限に公開すること、法律や倫理上の制限により公開が禁止されている場合にはどのようにしてそのデータにアクセスできるかを示すこと、などが定められています。通常、出版者に論文等の研究成果物を投稿する際には、出版者の「データ可用性に関するポリシー」の順守を示した「データ可用性に関する言及(Data Availability Statement)」提出が義務付けられ、論文等が受理された場合には研究成果物の一部として出版されます。

国際パブリックヒストリー連盟(IFPH)、世界各国の新型コロナウイルス感染症に関する記録収集の取り組みをGoogleマップへマッピングするプロジェクトを実施中

2020年4月24日、パブリックヒストリー研究者の世界的なネットワークの構築・発展等に取り組む国際パブリックヒストリー連盟(International Federation for Public History:IFPH)は、世界各国の新型コロナウイルス感染症に関する記録収集の取り組みのマッピングプロジェクトを実施していることを発表しました。

IFPHのプロジェクトは、多様な手段で若年層への歴史の伝達等の活動を行う米国のイニシアチブ“Made By Us”とともに取り組まれています。Made By USが実施していた米国内の新型コロナウイルス感染症に関する記録収集の取り組みにIFPHが参加したことで、米国外も含めた国際的な規模へと収集範囲が拡大しました。

プロジェクトが収集した世界各国の取り組みは、Googleマップにマッピングされ、マップ上のピンをクリックすると該当する取り組みのリンク・収集組織・概要等が表示されます。また、専用のGoogleフォームからマップに掲載されていない取り組みをプロジェクト宛に投稿することもできます。