アーカイブ - 2020年 4月

4月 23日

第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019の報告書が公開

ICOM(国際博物館会議)日本委員会のFacebookアカウントによる2020年4月16日付けの投稿で、第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019の報告書(日本語版)の公開が発表されています。

公開はICOM日本委員会のウェブサイト上で行われており、報告書日本語版・英語版のPDFがダウンロード可能となっています。

@icomjapan.org(Facebook, 2020/4/16)
https://www.facebook.com/icomjapan.org/posts/3272336989445497

事務局からのお知らせ(ICOM日本委員会)
https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/office.php
※「ICOM京都2019最終報告書を掲載しました。」とあり、報告書のPDFへのリンクが掲載されています。

国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」の報告書が公開

国立西洋美術館は、2020年4月16日付けのTwitterにおいて、国際シンポジウム「カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション」の報告書(デジタル版)を公開したことを発表しました。

同シンポジウムは、国立西洋美術館とウィルデンスタイン・プラットナー研究所の共催により、2019年7月に国立西洋美術館で開催されました。報告書は国立西洋美術館出版物リポジトリ上で公開されています。

@NMWATokyo(Twitter, 2020/4/16)
https://twitter.com/NMWATokyo/status/1250642445924089857

国際シンポジウム報告書 カタログ・レゾネ──デジタル時代のアーカイヴとドキュメンテーション(国立西洋美術館出版物リポジトリ)
http://id.nii.ac.jp/1263/00000753/

『カレントアウェアネス-E』389号を発行

『カレントアウェアネス-E』389号を発行しました。

■E2247■ 基山町立図書館による「きやまRESASデジタルアカデミー」
基山町立図書館・江上真太郎

■E2248■ 「過去のビッグデータ」を探る欧州タイムマシン研究計画
ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所・北本朝展

■E2249■ 「ごっこ遊び」で学ぶ電子情報保存:ボードゲームレビュー
関西館電子図書館課・北島顕正

■E2250■ 研究データの公開・利用条件指定ガイドラインの策定
国立情報学研究所・南山泰之

E2248 - 「過去のビッグデータ」を探る欧州タイムマシン研究計画

1,000年以上の歴史が生み出した欧州の文化遺産に,革新的なデジタル化技術や人工知能(AI)技術などを適用することで,誰もがアクセスでき,欧州の文化産業や観光,教育などにも有用な「過去のビッグデータ(Big Data of the Past)」を作り出す。これが欧州タイムマシン(Time Machine Europe)プロジェクト(以下「TMプロジェクト」)の目標である。

E2252 - 第2回SPARC Japanセミナー2019<報告>

2019年12月20日,筑波大学東京キャンパス文京校舎において第2回SPARC Japanセミナー2019が開催された。テーマは「オープンサイエンスを支える研究者情報サービスとその展望」である。これまで論文やデータあるいはそれらの格納場所について語られることの多かったオープンサイエンスであったが,今回は論文の著者である研究者の情報とのつながりが主眼に置かれたものとなった。

E2251 - アーキビスト認証制度創設の検討について

国立公文書館では,国民共有の知的資源である公文書等の適正な管理を支え,かつ永続的な保存と利用を確かなものとする専門職を確立するとともに,その信頼性及び専門性を確保することを目的として,2020年度からアーキビストの認証を開始する。本稿では,これまでの検討状況及び今後のスケジュールについて概要を紹介する。

E2250 - 研究データの公開・利用条件指定ガイドラインの策定

研究データの流通・利活用の促進に当たっては,データに明確な利用条件が付与されることが不可欠である。著者が委員長を務める研究データ利活用協議会(RDUF)研究データライセンス小委員会(以下「ライセンス小委員会」)では,研究データの利用条件を分かりやすく表示・確認することを目的とした「研究データの公開・利用条件指定ガイドライン」を2019年12月に策定し,2020年2月に公開した。本ガイドラインの想定読者は,データを公開または再利用する研究者(大学・企業等)や技術者のみならず,データ公開を支援する機関(学術機関,図書館,学協会,学術出版社等)の担当者をも含む。以下では,策定までの背景や経緯及び構成の概要について紹介する。

E2249 - 「ごっこ遊び」で学ぶ電子情報保存:ボードゲームレビュー

目が覚めるとあなたは,とある研究所の資料係になっていた。3ペタバイトの画像データを30年間,決して外部に流出しないよう保存する方法を探す必要がある。あるいはあなたは,とある美術館の職員になっていた。外国で大切に保存されている美術品を撮影した画像データを,国内向けに保存・提供する必要がある。リソースが限られる中,あなたは資料保存の理想に優先度をつけ,今できることを確実に実施していくことになる。本稿では,そんな体験ができるボードゲーム“Preservation Storage Criteria Game”を紹介する。

E2247 - 基山町立図書館による「きやまRESASデジタルアカデミー」

基山町立図書館(佐賀県)では,2017年より毎年「きやまRESASデジタルアカデミー」事業を行っている。当事業は経済産業省と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供する地域経済分析システムRESAS(リーサス)を活用し,全国の地方公共団体のビッグデータで町を分析しながら,まちづくり関係の本も参考にしつつ,将来の町の課題を考えていくものとなっている。当事業は2019年には図書館総合展にて第5回図書館レファレンス大賞の奨励賞を受賞した。本稿では当事業について紹介する。

4月 22日

韓国・国立世宗図書館、自宅から接続可能な電子書籍サービスを段階的に拡大:新型コロナウイルス感染症の長期化に対応

2020年4月20日、韓国・国立世宗図書館が、新型コロナウイルス感染症の長期化に対応し、自宅から接続可能な電子書籍サービスを段階的に拡大すると発表しています。同館の貸出会員が対象です。

4月1日から8月30日まで、韓国の電子書籍学術論文サービスKRpiaを館外から利用できるようにし、国内電子書籍サービスBookRailを提供します。また5月から12月まで、国内の新刊図書要約情報等を提供するBOOKZIPを通して7,000冊の人文教養書を提供します。

海外の電子書籍については、5月から12月まで、OverDriveを通して、英語の原書が利用可能なほか、子どもの英語教材として活用されている“Highlights ELibrary”を提供する予定です。

今後とも継続的に電子書籍サービスを拡大するとしています。

日本図書館協会(JLA)、「緊急事態宣言のもとでの図書館の対応について」を発表

2020年4月21日、日本図書館協会(JLA)が、「緊急事態宣言のもとでの図書館の対応について」を発表しています。

・2月28日に発表した「新型コロナウィルス感染症による学校休校に係る図書館の対応について」における基本的な考え方が現在の状況にもあてはまること

・「図書館の自由に関する宣言」を引いて図書館が閉じていることを問題視する声に対しては、今般の情勢における最大の配慮事項は人命の尊重で、それをまずは優先すべきであり、その上で、こうした状況のもとでも実行できる方法を探り、図書館の役割を可能な限り果たしていくことが「宣言」の精神に沿うものとなるはずこと

・海外の図書館の動向では様々な努力をしている事例が確認できることから、日本の図書館においても、関係者が互いの智慧を共有し、情報交換を密にすることにより、図書館の機能を十二分に発揮して、その存在意義を高める機会とすること

・JLAとしても、多様な対応事例を調査し、紹介できるようにすること、また、新たな図書館サービスの展開につながるよう、関係機関に働きかけていくこと。各館での新たな取り組みを知らせて欲しいこと。

等が述べられています。

帝京大学メディアライブラリーセンター、学生を対象に貸出希望図書の無料配送サービスを開始:新型コロナウイルスによる臨時休館中の学習支援の一環

2020年4月21日、東京都八王子市の帝京大学メディアライブラリーセンターは、八王子キャンパスの学生(短大生、大学院生含む)を対象に、同館所蔵資料を送料無料で自宅へ配送するサービスを開始したことを発表しました。

帝京大学メディアライブラリーセンターは、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、2020年5月10日まで臨時休館していますが、臨時休館中の学習支援の一環として、同サービスを導入した、としています。

同館のOPACから申し込むことでサービスを利用することができます。同サービスにより貸出可能な点数は、すでに貸出中の資料も含めて、学部生・短大生は10点まで、大学院生等は15点までです。サービスを利用して貸出した図書の返却は、同大学の授業開始後の来館時に行うように案内されています。

なお、同館所蔵資料の自宅配送サービスは、八王子キャンパス所属の教職員も利用可能ですが、送料が自己負担となります。

神戸市立北神図書館、自宅でマスクをつけたまま子どもへ読み聞かせを行う際に利用可能な「おはなしマスク」の作り方と型紙を提供

神戸市立中央図書館のFacebookアカウントによる2020年4月21日付けの投稿で、神戸市立北神図書館の「おはなしマスク」が紹介されています。

同館は自宅でマスクをつけたまま子どもへ絵本の読み聞かせ等を行う際に、無表情に見えがちなマスク姿を変身させる道具として「おはなしマスク」をおすすめしています。「おはなしマスク」のイラストは、外国の王様風・動物風など複数用意されており、読み聞かせを行う絵本の内容に合わせて使い分けることができます。

「おはなしマスク」の作り方と型紙は同館ウェブサイトからダウンロード可能です。ダウンロードした型紙を印刷して切り取り、布マスクのひもに通すことで「おはなしマスク」を作成することができます。

@kobe.municipal.library(Facebook,2020/4/21)
https://www.facebook.com/kobe.municipal.library/posts/1274485842740401

英・Jisc、加盟機関を対象にShibboleth認証システムのヘルスチェック実施を発表

2020年4月20日、英・Jiscは、加盟機関を対象にShibboleth認証システムのヘルスチェックを無料で実施することを発表しました。

英国では新型コロナウイルス感染症の影響により、教育機関が遠隔学習へ大きく依存する状況が継続しています。様々なオンライン資料へのアクセスにおいてシングルサインオン(SSO)認証を提供するShibbolethのシステムは、高等教育機関が都市封鎖(lockdown)中も継続して教育機能を果たすにあたって重要な基盤となっています。

Jiscのヘルスチェックは、機関が利用者認証のために設置するShibboleth Identity Provider(IdP)が完全かつ安全に機能しているかを確認する目的で、専門のTrust and identity consultancy teamによって遠隔により行われます。ヘルスチェックの内容には、サポート期間内のバージョンのShibbolethを利用しているか、オペレーティングシステム(OS)が安全で正しくパッチが適用されているか、IdPが正しい属性情報を発信しているかなどが含まれています。

Jiscはメールで加盟機関からヘルスチェックの申し込みを受付しており先着順で実施する、としています。

OAPEN、OAPEN Libraryの新プラットフォーム運用を開始:DSpace上に構築・ONIXフォーマットのメタデータインポート等の新機能も追加

2020年4月15日、単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPENは、OAPEN Libraryの新しいプラットフォームの運用を開始したことを発表しました。

OAPEN LibraryはOAPENが運用する査読付きのOA単行書の検索サービスを兼ねたフルテキストのリポジトリです。OAPEN Libraryは今回のリニューアルで、オープンソースのリポジトリシステムDSpace上に構築された新しいプラットフォームへ移行しています。また、プラットフォームの移行に伴い、コンテンツマネジメントシステム(CMS)のStrapiを導入して、ウェブサイトのリニューアルも行われています。

新しいOAPEN Libraryでは、ライセンスや出版タイプ別の表示オプション、図書館からのフィードバックによるMARCXML・MARC 21フォーマットのメタデータの改善、OAPEN Library検索システムでの利用を想定したREST APIの追加などが実施されています。また、出版業界のデータ交換で広く利用されるONIXフォーマットのメタデータに対応し、ONIX XMLをOAPEN Libraryへインポートして新規レコードを作成する機能が追加されています。

フィンランド国立図書館、統合検索サービス“Finna”の新しいビジョンを発表

2020年4月14日、フィンランド国立図書館が、フィンランドの公文書館、図書館、博物館等が所蔵する資料のデジタルコンテンツや書誌データを統合的に検索できるサービス、”Finna”の2021年から2025年にかけてのビジョンに関する記事を掲載しました。

この新しいビジョンは、社会全体に参加型でスマートな情報へのアクセスを提供することを目的とし、特に、情報や生涯学習へのアクセスの促進、最高のユーザエクスペリエンスの提供、連携の強化に焦点を当てています。

記事の中では、パーソナライズしたコンテンツ等、より簡単な情報探索やシームレスに統合されたサービスを提供すること、教員との協力体制を強化してコンテンツを用いた教育・学習資料作成のためのツールを提供すること、ビジョンを実現するための”Finna”参加館の協力や利用者からの意見の重要性等、今後の展望について記載されています。

図書館流通センター(TRC)が提供する電子図書館サービスの2020年3月貸出実績が前年対比255%に増加:新型コロナウイルス感染症拡大による公共図書館の休館等の影響

2020年4月20日、図書館流通センター(TRC)は、TRC電子図書館サービスの2020年3月貸出実績が前年対比255%に増加したと発表しました。

発表では、新型コロナウイルス感染症の拡大による公共図書館の休館・業務縮小、小中学校や高校の休校に伴い、来館せずに利用できる電子図書館サービスの利用が増えたとしています。

国内導入実績 No.1のTRC電子図書館サービス今年3月貸出実績が前年対比255%大幅増!(TRC, 2020/4/20)[PDF:2ページ]
https://www.trc.co.jp/information/pdf/TRCrelease_20200420.pdf

saveMLAK、全国の図書館による新型コロナウイルス感染症への対応に関する調査“covid-19-survey”の結果を公表

2020年4月17日、saveMLAKが、日本の公共図書館・公民館図書室等の新型コロナウイルス感染症への対応に関する調査”covid-19-survey”の結果を発表しました。

同調査は、2020年4月9日に株式会社カーリルが発表した調査結果を受けた第2弾の調査として、公共図書館・公民館図書室等1,549館を対象に、2020年4月15日9時から4月16日18時30分にかけて実施されました。

発表では、休館が57%に増加していること、予約資料の貸出や貸出冊数を増やす・貸出期間の延長といった休館期間中の工夫、開館を継続している館の対応、ウェブサイトでの情報発信等について触れられています。

同調査のデータは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0で公開され、報告書に記載されているURLからダウンロードができます。

また、第3回の調査が2020年4月22日から4月23日に実施されます。

Knowledge Unlatched(KU)、“Open Research Library”に関するアジア太平洋地域の図書館員向けウェビナーを4月28日に開催

2020年4月28日、Knowledge Unlatched(KU)により、オープンアクセス(OA)の学術成果を利用できる“Open Research Library(ORL)”に関する、アジア太平洋地域の図書館員向けのウェビナー“Open Research Library Webinar for Librarians”が開催されます。

同ウェビナーでは、2020年1月に正式公開されたORLについての概要、主要機能のデモンストレーション等が行われます。開始時間は日本時間午後2時からで、45分ほど実施される予定です。

参加には事前にフォームからの申し込みが必要です。

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