アーカイブ - 2020年 6月 4日

キハラ株式会社、アンケート「新型コロナウイルスによる業務影響について」の結果を公開

2020年6月1日、キハラ株式会社が、アンケート「新型コロナウイルスによる業務影響について」の結果を公開しました。

同アンケートは、4月24日から5月15日にかけて、同社のウェブページ上で実施されたもので、図書館関係者を中心に371件の回答が寄せられました。

集計結果によると、アンケート実施時点で行っている業務としては「資料整理・本の修繕」が多く、困っている業務としては「除菌・抗菌対策」や「情報収集・発信」の回答が多くなっています。また、新型コロナウイルス感染症の影響で新たに行った業務やサービスについて、除菌、新型コロナウイルス感染症関連情報をはじめとした掲示、電子図書館の導入等をはじめとした貸出・レファレンス・資料に関する業務、座席数削減等ソーシャルディスタンシングの取組、動画配信や特設ページ等の情報発信・収集、利用者の制限等の館内利用に関する取組の具体例が挙げられています。

オランダ科学研究機構(NWO)、同機構の研究助成により刊行された単行書のオープンアクセス(OA)化を支援するプロジェクト“Open Access Books”を開始

2020年6月2日、オランダ科学研究機構(NWO)は、同機構の研究助成により刊行された単行書のオープンアクセス(OA)化を支援するプロジェクト“Open Access Books”の実施を発表しました。

学術論文のOA化は一般的となり、NWOの助成した研究成果物としての学術論文は、60から70%がOAで利用可能になっていますが、学術単行書のOAへの転換の動きは学術論文に比べると遅れています。このため、NWOは同機構の研究助成により刊行された単行書のOA化に向けた取り組みを強化するプロジェクトとして、“Open Access Books”が実施されます。

同プロジェクトには年間50万ユーロの予算が用意され、2020年6月1日からNWOから助成を受けた研究プロジェクトのプロジェクトリーダー等は、1刊行物当たり1万ユーロを上限としてOA出版のための費用を申請することができます。同プロジェクトにはNWOの予算が続く限り申請を行うことが可能で、当面2022年まで申請が受付されています。

日本学術会議、提言「オープンサイエンスの深化と推進に向けて」を公表

2020年6月3日、日本学術会議が、提言「オープンサイエンスの深化と推進に向けて」(2020年5月28日付け)を公表しました。

この提言は、日本学術会議オープンサイエンスの進化と推進に関する検討委員会における、研究データ共有の促進と共有のためのプラットフォームの重要性を明らかにすることを目的とした審議の結果を取りまとめたものです。

提言の中では、研究データ共有の重要性が高まる中、データの公開と産業展開を踏まえた非公開といった協調と競争のバランス、データ利用の法制度等が現状における課題として挙げられています。また、研究データに着目したオープンサイエンスの環境整備に関する国内外の動向や、各学術分野の状況を整理した上で、以下が提言されています。

1.データ活用に関する法規制の集約・整理等、データが中心的役割を果たす時代のルール作りの必要性

2.膨大なデータの収集・キュレート・アノテート・メタデータ付与・保存等を推進するための、データプラットフォームの構築・普及の必要性

3.研究成果のもとになった第1次試料・資料の永久保存の必要性

英国医学院、英国の新型コロナウイルス感染症の前臨床薬の研究に関するデータベースを公開

2020年6月1日、英国医学院(The Academy of Medical Sciences)は、新型コロナウイルス感染症の前臨床薬(preclinical drug)の研究に関するデータベース“COVID-19 preclinical drug development database”を公開しました。

同データベースは、関連する研究者をつなげること、研究者にアイデアや研究方法等を共有する機会の提供、研究の重複やギャップを減らすことでの効率の向上、研究情報の提供による政策立案者や助成機関の意思決定への寄与を通し、新型コロナウイルス感染症に関する研究の支援を行うことを目的としています。データベースでは、英国の研究者により投稿・更新される、新型コロナウイルス感染症の治療に関する研究プロジェクトの情報を調べることができます。

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、新型コロナウイルス感染症拡大下における子どもの心のケアを目的とした絵本・学習キットの配布事業を開始

2020年6月2日、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、子どもの心の健康・ケアのために絵本や学習キットの配布を開始することを発表しました。

同事業は、読書や読み聞かせによる子どものストレス緩和、在宅での活動の提供、ワークを通した海外事情の学習が目的とされ、取り組んだ感想をオンライン上で他の子どもと共有する場が設けられます。また、小学校高学年生や中学生にはボランティアの機会も提供されます。

【COVID-19】心のケアを目的とした絵本・学習キット配布事業を開始~新型コロナウイルス感染拡大の不安から子どもたちを守る(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会, 2020/6/2)
https://sva.or.jp/wp/?news=38518

和歌山市民図書館の新館が2020年6月5日に開館

和歌山市民図書館の2020年6月1日付のお知らせとして、商業施設「キーノ和歌山」内の同館新館が、商業施設のグランドオープンと同日の2020年6月5日に開館することが発表されています。

新和歌山市民図書館は新型コロナウイルス感染症対策として一部のサービスに限定して運営していましたが、感染拡大防止の対策が講じられ、6月5日の開館により、全フロアの利用が可能になります。

新和歌山市民図書館は年中無休で午前9時から午後9時まで開館します。図書の貸出・返却等のサービスの他、館内Wi-Fiの利用や館内iPadでの図書検索等が可能です。また、4階こどもとしょかん内のプレイスペースや屋上芝生広場や、1階に併設されたスターバックス、蔦屋書店を利用することもできます。

お知らせ(和歌山市民図書館)
https://wakayama.civic-library.jp/info_list
※2020年6月1日付けのお知らせに「新和歌山市民図書館の開館について」とあります。

研究データ同盟(RDA)、新型コロナウイルス感染症拡大下におけるデータ共有に関する提言及びガイドラインの最終案を公開

2020年5月28日、研究データ同盟(RDA)は、新型コロナウイルス感染症拡大下におけるデータ共有に関するガイドラインの最終案“RDA COVID-19; recommendations and guidelines, 5th release 28 May 2020”を公開したことを発表しました。

同資料はRDAの新型コロナウイルス感染症に関するワーキンググループ“RDA COVID-19 Working Group”が作成したものであり、6月8日までパブリックコメントを実施しています。

発表によると、同ガイドラインは診療情報(clinical data)、疫学(epidemiology)、社会科学(social sciences)をカバーし、法的・倫理的配慮や研究用ソフトウェア、コミュニティの参画、先住民に関するデータにも焦点を当てています。また、新型コロナウイルス感染症対応において、以下の事項について重要性を特に強調しています。

・タイムリーかつ信頼できる方法での診療情報の共有

・論文と共にデータを公開すること

・疫学のデータが感染症に関する戦略や基準の迅速な策定を支えること

・感染症研究の重要なデータを収集し関連付けるために一般的ガイドラインを提供すること

アイルランド政府、公共図書館のオンラインサービス需要の大幅増への対応として図書館による電子書籍・オーディオブック整備に20万ユーロの追加支援を実施

2020年5月31日、アイルランドの農村・コミュニティ開発省(Department of Rural and Community Development)のMichael Ring大臣は、公共図書館の電子書籍・オーディオブック整備に20万ユーロの支援を実施することを発表しました。

この政府による支援は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大幅に増加した公共図書館のオンラインサービス需要への対応として行われ、感染症拡大初期の2020年3月に行われた20万ユーロの支援への追加として実施されます。また、アクセシブルな電子書籍再生用ソフトウェア“EasyReader”向けコレクションの充実へ2万ユーロの支援を行うことも併せて発表されています。

アイルランド政府は、新型コロナウイルス感染症による社会活動の制限の撤廃に向けた計画として、“Roadmap for reopening society and business”を発表しており、公共図書館は2020年6月8日に開始予定の第2段階において、人数制限・ソーシャルディスタンシングの確保・厳格な手指消毒等の条件の下で、再開館する見込みです。

韓国国立中央図書館(NLK)、第14回図書館革新アイデア・優秀事例の募集を発表:新型コロナウイルス感染拡大以後に変化した図書館政策やサービス等がテーマ

韓国国立中央図書館(NLK)が、2020年7月1日から8月31日まで、第14回図書館革新アイデア・優秀事例の募集を行うと発表しました。応募対象は、全国の司書及び図書館・文化機関の職員、大学生・大学院生、海外の韓国資料室の運営者です。

今回の公募のテーマは、新型コロナウイルスの感染拡大以後に変化した図書館政策方針とサービス、人工知能(AI)時代の図書館の革新を主導する図書館運営と利用の活性化、です。

応募されたアイデアや事例は、書類審査・面接審査を経て、9月末に8点の入賞作が発表されます。最優秀賞1点には文化体育観光部長官賞及び賞金200万ウォン、優秀賞2点には文化体育観光部長官賞及び150万ウォン、奨励賞5点には国立中央図書館長賞及び賞金100万ウォンが授与されます。

図書館運営・サービス向上のための資料として活用されることを目的に、優秀作を集めた資料集を制作して全国の図書館に配布します。

清教学園中・高等学校図書館リブラリア、休校期間中にライブ配信した、「恋愛」や「読み返したくなる本」をテーマに教員や司書が本について語るトークライブの動画を公開

大阪府河内長野市にある清教学園中・高等学校図書館リブラリアが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校期間中にライブ配信した、教員や司書が「本」について語るトークライブの動画を公開しています。

公開されたのは、2020年4月30日にライブ配信した「恋愛」をテーマに図書館担当の職員(司書)が本を紹介する会と、5月18日に配信した「読み返したくなる本」をテーマに図書館担当の職員(司書)が国語科の教員をゲストに迎えて配信したトークライブです。

5月18日のライブ配信では、生徒や職員50人程が視聴したとのことです。

@seikyolibraria(Twitter,2020/5/20)
https://twitter.com/seikyolibraria/status/1262955165415550987

聖学院中学校・高等学校図書館、同館スタッフが演奏に挑戦した動画「星野源「うちで踊ろう」を演奏してみた」を同館のYouTube公式チャンネルで公開

2020年5月16日、聖学院中学校・高等学校図書館が、同館スタッフ5人が星野源「うちで踊ろう」の演奏に挑戦した動画「星野源「うちで踊ろう」を演奏してみた」を、同館のYouTube公式チャンネルで公開していました。

5月28日には、聖学院中学校・高等学校の教職員14人による演奏の動画も公開されています。

『うちで踊ろう』チャレンジしました(聖学院中学校・高等学校図書館,2020/5/16)
http://library.seig-boys.org/posts/post205.html

『うちで踊ろう』教職員バージョン、公開です(聖学院中学校・高等学校図書館,2020/5/28)
http://library.seig-boys.org/posts/post207.html

大阪市淀川区、「交流型ワイガヤ図書館」を含む「もと淀川区役所跡地等活用事業」の事業予定者が決定したと発表

2020年6月3日、大阪市淀川区が「もと淀川区役所跡地等活用事業」の事業予定者が決定したと発表しました。2025年6月供用開始予定です。

隣接民有地を活用した、まちの新たなランドマークとなる複合施設が提案されており、複合施設の中には「交流型ワイガヤ図書館」という図書館が整備されます。図書館周辺の空間は、図書館運営へのプラス効果が期待され、区政の推進にも寄与し、図書館との親和性もある施設計画となっていると説明されています。

事業予定者の計画提案書によれば、「交流型ワイガヤ図書館」とは、複合施設内の市立図書館と、隣接して設置する地域住民のコミュニケーションスペース「みんなで育てるライブラリー」を、有機的に連携させて運営するものです。「みんなで育てるライブラリー」は、同施設内に誘致する医療・スポーツ系の専門学校を経営する学校法人が所有・運営することで同活動を地域に根ざした持続的な活動とするとしています。また、市立図書館の上階には学童・保育施設が配置され、図書館の利用を促進するとしています。