アーカイブ - 2020年 7月 13日

ニュースパーク(神奈川県)、緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」を開催

神奈川県のニュースパーク(日本新聞博物館)が、2020年7月18日から9月27日まで、緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」を開催します。

同企画展は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う情報の氾濫「インフォデミック」が発生したことを踏まえて、情報リテラシーとメディアの役割を考えるものです。発表によると、新型コロナウイルス感染症に関する報道を振り返る新聞紙面と報道写真、過去に流行した感染症がどのように報じられたかを紹介する当時の新聞紙面、情報との付き合い方を考えるためのジャーナリズムや公衆衛生学等の研究者からのコメント等が展示されます。

緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」(ニュースパーク)
https://newspark.jp/exhibition/ex000208.html

米・コネチカット大学の図書館と工学部による手書き文字の認識技術開発(記事紹介)

2020年7月9日付で、米国のコネチカット大学が、同大学図書館と同大学工学部による、機械学習を用いた手書き文字の認識技術開発の取組に関する記事を公開しています。

同館が運営するデジタルアーカイブ“Connecticut Digital Archive”では、歴史的資料がオンラインで提供されています。しかし、手稿は光学文字認識(OCR)処理を行えないため、デジタル化後も検索ができない状況であり、米国の図書館等のネットワークLYRASISからの助成を受けて、同館は解決に取り組んでいます。

同館はマサチューセッツ歴史協会や同大学工学部等と協力し、22種類の文字の1万6,000枚以上の画像を2019年の夏に作り、そのパターンを識別するための、ニューラルネットワークを構築するアルゴリズムを作成しました。結果として、22文字すべてを対象とした際には86パーセント、4文字を対象とした際には96パーセント以上の正確さで、文字を認識できたとしています。

取組の目標としては、データセットの拡充、ニューラルネットワークの調整、改良版の一般公開が挙げられています。

天草市(熊本県)、ウェブサイトに「歴史資料保全のお願い」を掲載し、古い記録・美術工芸品等を捨てないよう呼びかけ

2020年7月10日、熊本県の天草市は、令和2年7月豪雨をうけ、ウェブサイトに「歴史資料保全のお願い」を掲載し、古い記録・美術工芸品等を捨てないよう呼びかけています。

災害復旧ボランティアに対して、被災した建物から古文書や美術工芸品などが出てきた際に、処分する前に所蔵者に確認することや、所蔵者に対して、安易に廃棄・売却などをせず、市文化課または熊本被災史料レスキューネットワークに連絡するように、としています。

歴史資料保全のお願い(天草市,2020/7/10)
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji0037224/index.html

参考:
歴史資料ネットワーク(史料ネット)、「2020年九州豪雨被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表
Posted 2020年7月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41451

人吉城歴史館(熊本県)、令和2年7月豪雨により、展示品・収蔵品の水没等の被害

2020年7月10日に熊本県災害対策本文会議が開催した「令和2年7月豪雨に係る熊本県災害対策本部会議(第8回)」の会議資料によると、人吉城歴史館は、床上浸水、展示品・収蔵品の水没、窓ガラスの破損等の被害を受けたとのことです。

令和2年7月豪雨に係る情報について(熊本県)
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_34110.html
https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=34110&sub_id=46&flid=242879
※二つ目のリンクが「令和2年7月豪雨に係る熊本県災害対策本部会議(第8回)」の会議資料[PDF:7.53MB]です。58ページ目に人吉城歴史館の被害状況の記載があります。

ドイツ連邦政府、フランクフルト・ブックフェア2020の開催支援のため同国の経済刺激プログラム“NEUSTART KULTUR”の枠内で400万ユーロの助成を実施

2020年7月10日、ドイツのグリュッタース(Monika Grütters)文化大臣は、同国の経済刺激プログラム“NEUSTART KULTUR”の枠内で、フランクフルト・ブックフェアに対して400万ユーロの助成を実施することを発表しました。

ドイツ政府の財政支援は、新型コロナウイルス感染症の影響下で2020年10月14日から18日の開催が予定されているフランクフルト・ブックフェア2020について、可能な限り多くの出展者が参加できるようにすることを目的として行われます。また、デジタルフォーマット上で、出版社が自社の製品を発表しブックフェアへ参加可能とするための資金としても活用されます。

フランクフルト・ブックフェア2020では、政府の支援を活用して48平方メートルまでのブースの出展料金割引等を実施します。

“NEUSTART KULTUR”は、ドイツ連邦政府による総額10億ユーロの新型コロナウイルス感染症の流行に対する救済プログラムであり、出版・書籍産業に対して最大2,500万ユーロの支援が予定されています。

電子情報の保存・管理に関する標準手法“Oxford Common File Layout(OCFL)”のVesion 1.0が公開:英米の大学図書館員を中心とした2年以上の策定作業の成果

2020年7月7日付で、電子情報の保存・管理に関する標準手法“Oxford Common File Layout(OCFL)”のVesion 1.0が公開されました。

OCFLは、英米の大学図書館員を中心とした編集チームと電子情報の保存や技術に関するコミュニティの2年以上の策定作業の成果として公開されました。構造的で透明性が高く予見可能な方法による、特定のアプリケーションに依存しない電子情報の保存手法を示しています。設計の意図として、デジタルリポジトリ内でオブジェクトを長期にわたって管理するためのベストプラクティスの採用を促進すること、手法を標準化することによってアプリケーション間におけるコンテンツのマイグレーションや転送を容易にすることが挙げられています。

設計上の目標、及び活用することによる利点は以下の6点である、と説明しています。

福井大学附属図書館医学図書館、展示『昭和の作曲家 古関裕而と福井医科大学学歌~完成までのあしあと』を開催中

福井大学附属図書館医学図書館が、2020年7月6日から31日まで、展示『昭和の作曲家 古関裕而と福井医科大学学歌~完成までのあしあと』を開催しています。

同館の展示は、福井大学松岡キャンパス(福井県永平寺町)で、作曲家・古関裕而氏による旧福井医科大学学歌制作に関する資料が発見されたことを受けて、発見資料と共に旧福井医科大学と同氏のつながりがわかる資料を展示する目的で実施されています。

地元紙の報道によると、発見された資料は、同氏が作曲した、旧福井医科大学の学歌の手書き楽譜や歌が収録されたオープンリールの原盤などです。旧福井医科大学の開学40年を迎え、福井大学の記念誌発行委員会が過去の資料を整理する中で、文書庫内に「昭和59年9月29日」付けのマスター版テープや手書きの楽譜2枚、同氏の手紙のコピー等が保管されていたことを確認した、と紹介されています。

医学図書館展示『昭和の作曲家 古関裕而と福井医科大学学歌~完成までのあしあと』(福井大学附属図書館,2020/7/6)
https://www.flib.u-fukui.ac.jp/content/news/20200706

学校図書館問題研究会、「2019年度 三重県小・中学校の学校司書配置調査結果」を公表

2020年7月12日、学校図書館問題研究会が、「2019年度 三重県小・中学校の学校司書配置調査結果」〔2020年6月8日修正版〕を公表しています。

同会三重県支部が、2020年1月から3月にかけて県内29市町村教育委員会を対象に実施した調査の結果です。

三重支部 学校司書配置調査 2019年度(学校図書館問題研究会,2020/7/12)
http://gakutoken.net/joi0fnf0s-1391/#_1391
http://gakutoken.net/joi0fnf0s-1391/?action=common_download_main&upload_id=1299
※二つ目のリンクが調査結果の本文です[PDF:3ページ]

西日本自然史系博物館ネットワーク、「令和二年豪雨災害に関連して」を公表

2020年7月9日、西日本自然史系博物館ネットワークが、「令和二年豪雨災害に関連して」を公表しています。

自然史資料の水損への対処に関し、必要な相談に応じるとしています。

令和二年豪雨災害に関連して(西日本自然史系博物館ネットワーク,2020/7/9)
http://www.naturemuseum.net/blog/2020/07/post_74.html

参考:
歴史資料ネットワーク(史料ネット)、「2020年九州豪雨被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表
Posted 2020年7月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41451

芦北町立図書館(熊本県)、令和2年7月豪雨による浸水被害のため蔵書の多くが水損

2020年7月11日付けの産経新聞(オンライン)が、熊本県の芦北町立図書館が、令和2年7月豪雨による浸水被害を受け、蔵書の多くが水損したと報じています。

記事には、被害の状況や、水損した資料の応急処置作業が行われている様子を撮影した動画も掲載されています。

【動画】図書館浸水 片付けに追われ 熊本・芦北町(産経新聞,2020/7/11)
https://www.sankei.com/west/news/200711/wst2007110012-n1.html

参考:
CA1891 - 水損資料を救うために / 正保五月
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1891