アーカイブ - 2020年 7月 15日

Elsevier社、「研究計量に関するライデン声明」への支持を表明

2020年7月14日、Elsevier社は、「研究計量に関するライデン声明(“Leiden Manifesto for Research Metrics”)」への支持を表明しました。

「研究計量に関するライデン声明」は、研究評価者・評価対象者・研究指標の設計者・提供者など、研究評価に携わる人々を対象に、研究評価実践のための10原則を示した声明です。同社は2019年に設立した研究評価のあり方を検討するための国際センター“The International Center for the Study of Research”(ICSR)において、同声明の推奨事項に基づいた研究評価ツールやサービスの開発を進めることを表明しています。

障害のある学生12人へのインタビューに基づく米国の大学図書館ウェブサイトのアクセシビリティに関する課題と推奨事項(文献紹介)

2020年7月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.81, no.5に、米・イリノイ大学シカゴ校のヘルスサイエンス図書館でリエゾン・ライブラリアンを務めるブランスキル(Amelia Brunskill)氏による論文““Without That Detail, I’m Not Coming”: The Perspectives of Students with Disabilities on Accessibility Information Provided on Academic Library Websites”が掲載されています。

同氏は、米国の多くの大学図書館のウェブサイトには、障害のある利用者向けに情報提供するページがありますが、これらのページに対する利用者のニーズや使い勝手、期待等を調査した研究がほとんど存在しないことを背景に、同校に在籍する障害をもつ学生12人に対してインタビュー調査を実施しました。インタビューでは学生に対して、大学図書館の障害者向けウェブサイトにおける、導線や使用される文言、ウェブサイトのデザイン全体、ページの構成、提供されるコンテンツ等の印象についての質問が行われています。

山陰歴史資料ネットワーク、令和2年7月豪雨をうけ、「島根県西部豪雨水害に際する歴史資料の保存について」を公表

2020年7月15日、山陰歴史資料ネットワーク(山陰史料ネット)が、令和2年7月豪雨による、江の川中下流域での氾濫をうけ、「島根県西部豪雨水害に際する歴史資料の保存について」を公表しています。

被災者に対し、家財を処分する際に、古い記録や民具等が含まれていないか確認のうえ、処分する前に、専門家に相談するよう呼びかけています。また、保存すべき資料の選択や保存方法等について、山陰史料ネットにおいて相談を受け付けるとしています。

@sanin.siryou.net(Facebook,2020/7/15)
https://www.facebook.com/sanin.siryou.net/photos/a.973598616128739/1643806562441271/

国立国会図書館デジタルコレクションで資料2点が臨時的にインターネット公開:著作権者・出版者及び一般社団法人日本出版者協議会の協力により実施

2020年7月15日、国立国会図書館デジタルコレクションは、資料2点を臨時的にインターネット公開したことを発表しました。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、多くの図書館においてサービスが制限され、図書館利用者が不便な状況に置かれていることに対する緊急的な措置として、著作権者・出版者及び一般社団法人日本出版者協議会の協力により臨時公開が実施されました。

2020年7月のお知らせ(国立国会図書館デジタルコレクション)
https://dl.ndl.go.jp/information?targetInformationMonth=2020-07
※2020年7月15日付けのお知らせで、資料2点を臨時的にインターネット公開したことを発表しています。

鹿児島歴史資料防災ネットワーク、「歴史資料保全のお願い」を掲載

2020年7月11日、鹿児島歴史資料防災ネットワークが、「歴史資料保全のお願い」を掲載し、水害で被害を受けて汚損した資料であっても、破棄せずに保管するよう呼び掛けています。

また、鹿児島歴史資料防災ネットワーク事務局の連絡先や「歴史資料保全情報提供フォーム」へ連絡することを求めています。

歴史資料保全のお願い(鹿児島歴史資料防災ネットワーク, 2020/7/11)
http://kagoshima-shiryounet.seesaa.net/article/476142188.html

参考:
熊本県、令和2年7月豪雨に伴う文化財レスキュー事業を開始
Posted 2020年7月14日
https://current.ndl.go.jp/node/41496

【イベント】オンライン会議「Zoomで繋がる専門図書館」(7/21・オンライン)

2020年7月21日、専門図書館協議会が、オンライン会議「Zoomで繋がる専門図書館」を開催します。

新型コロナウイルス感染症や、度重なる水害を踏まえ、専門図書館のサービスや対策の状態や、課題、今後などについて、報告が行われます。

同会議は、オンライン会議ツールZoomを用いて実施され、参加者の質問をチャット等で受け付けるとしています。参加費は無料であり、7月21日の午後1時までに申込が必要です。

プレゼンターは以下の通りです。

・九州経済調査協会BIZCOLI 岡野氏

・大阪産業労働資料館 エル・ライブラリー 谷合氏

・大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)情報ライブラリー スタッフ 久野氏

・トヨタ博物館図書室 小室氏

・日本交通公社 旅の図書館 大隅氏

・機械振興会館 BICライブラリ 結城氏

米・アイオワ大学、“Black Lives Matter”に関する大学構内のスプレーペイントの写真を保存

2020年7月9日、米国のアイオワ大学が、“Black Lives Matter”に関する大学構内のスプレーペイントを写真に撮り、保存を行うことについて記事を掲載しました。

同大学では、建築年数や建材への特別な処置の必要性を踏まえて、建物におけるスプレーペイントの除去作業が進められています。記事の中では、スプレーペイントが持つメッセージを残し、偏見やバリアを取り除くためのガイドとすることを今回の取組の目的として挙げられています。写真は、同大学図書館が運営するアーカイブに保存される予定としています。

Libraries preserving images of spray-painting from Black Lives Matter protests(University of Iowa, 2020/7/9)
https://now.uiowa.edu/2020/07/libraries-preserving-images-graffiti-black-lives-matter-protests

新潟歴史資料救済ネットワーク、令和2年7月豪雨の資料保全活動に対し新潟県立歴史博物館が提供可能な支援物資等のリストを公表

2020年7月10日、新潟歴史資料救済ネットワークが、令和2年7月豪雨の資料保全活動に対し新潟県立歴史博物館が提供可能な支援物資等のリスト(7月9日付)を公表しています。

支援資材の品名・数量のほか、同館で資材輸送が可能であること(公用車にて現地まで輸送) 、梱包・輸送要員として同館職員等を2、3名派遣可能であることや、資料の仮保管場所の提供が可能であることが示されています。

日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会、令和2年7月豪雨に関する情報を掲載

日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会が、2020年7月14日付で同会のウェブページを更新し、令和2年7月豪雨に関する情報を掲載しています。

被災館および会員に対し、安全の確保ができた後、被災状況がわかるような写真を撮影すること、公共図書館であれば域内の県立図書館や日本図書館協会(図書館災害対策委員会)に被害の一報をすることを求めるとともに、今後の対応で困った場合には、日本図書館協会(図書館災害対策委員会)で相談を受け付けるとしています。

また、被災地以外の図書館に対しては、被災館の図書館員の多くが、災害応急対応や通信障害などにより、被災情報の発信や支援の要望をあげる余裕がないことが予想されることから、図書館の被災情報が得られ場合、日本図書館協会(図書館災害対策委員会)に情報を寄せるよう求めています。

図書館災害対策委員会(JLA)
http://www.jla.or.jp/tabid/600/Default.aspx
※2020年7月14日付の更新で、令和2年7月豪雨に関する情報が掲載されています。