アーカイブ - 2020年 9月 11日

米国学校図書館員協会(AASL)、新型コロナウイルス感染拡大下で新学年を迎える学校図書館の現状調査の結果を公表

2020年9月10日、米国学校図書館員協会(AASL)が、新型コロナウイルス感染拡大下で新学年を迎えた学校図書館の現状調査(Back-to-School Survey)の結果を公表しました。

8月5日から8月12日にかけて、学校/学校図書館の開校・開館状況、学校図書館の利用状況、予想されるコレクションの損失、予算編成に関して調査を行ったもので、全50州の、各館の学校司書、学区の責任者、学校図書館員を養成する大学教員等から1,117の回答が得られました。

学校の開校に関して大多数が完全な遠隔教育やハイブリット型で授業を開始する予定となっていること、完全に変更点なしに学校図書館を開館すると回答があったのは学区レベルでは17%・館レベルでは12%であったこと、活動は許可されていないものの図書館は開館しているとの回答は学区レベルで45%・館レベルで29%であったこと、学校図書館が図書館での授業以外に使われているとの回答は学区レベルでは25%・館レベルでは17%であったこと、図書館が使用できない場合には教室に本をブックトラックで運んで貸出を行なったり(50%)、遠隔で指導したり(55%)、教室で教員と共同で指導している(38%)との回答が寄せられたことが紹介されています。 

次回調査は9月10日から9月17日にかけて行われます。

米・アイビー・プラス図書館連合、中華圏のアーカイブズのウェブアーカイブ“Greater China Archival Resources Web Archive”を公開

2020年9月9日、米国のアイビー・プラス図書館連合が、中華圏のアーカイブズに関するウェブアーカイブ“Greater China Archival Resources Web Archive”を公開したことを発表しました。

中華圏にある文書館のウェブサイトや、中華圏における、あるいは中華圏に関するアーカイブプロジェクトに関するウェブサイトが収集対象です。発表の中では、これらのウェブサイトには、各文書館のコレクションだけではなく方針、お知らせ、報告書、記事、アーカイブ運営に関する刊行物等が含まれていると述べられています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、黒人女性の参政権運動に関するデジタルコレクション“Black Women’s Suffrage Digital Collection”を公開

2020年9月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、黒人女性の参政権運動に関するデジタルコレクション“Black Women's Suffrage Digital Collection”を公開したと発表しました。

1850年代から1960年代にかけての黒人女性の参政権運動に関する写真、動画、日記、オーラルヒストリー等、約20万件の資料をオンラインで閲覧することができます。同コレクションのウェブサイトには、黒人女性の参政権運動の歴史をまとめたタイムラインも掲載されています。

また、発表の中では、同コレクションの公開を記念して9月8日に開催されたイベントの録画映像が公開されている事にも触れられています。

DPLA launches Black Women's Suffrage Digital Collection(DPLA, 2020/9/10)
https://dp.la/news/dpla-launches-black-womens-suffrage-digital-collection

周南市立徳山駅前図書館(山口県)、新型コロナウイルス感染拡大下で適切に対処するためのワークショップ「救急の日 心肺蘇生法を知る」を開催

2020年9月9日、山口県の周南市立徳山駅前図書館において、新型コロナウイルス感染拡大下で適切に対処する事を目的としたワークショップ「救急の日 心肺蘇生法を知る」が開催されました。

周南市消防本部警防課の主催で、周南市立徳山駅前図書館が共催しています。報道によると、周南市消防本部では、市民を対象に定期的に救命講習会を行っており、新型コロナウイルス感染症の影響を受け開催を見合わせていたものの、コロナ禍では、救助者の感染を予防しながら、傷病者を救うことが求められているため、その方法を市民に対し広く普及することを目的に企画したとのことです。

約30人が参加し、普段押せない電車や踏切、駅のホームに設置されているSOSボタンを押してみる、「JR徳山駅 非常ホタン体験」も行われました。

救急の日 心肺蘇生法を知る(周南市立徳山駅前図書館)
https://shunan.ekimae-library.jp/ja/event_page/6772

Springer Nature社とResearchGate、記事のResearchGate上での公開に係る試行プログラムを長期的なものへと拡大:試行プログラムを評価したホワイトペーパーも公表

2020年9月10日、Springer Nature社と研究者向けのSNSであるResearchGateは、2020年第4半期から、2019年に開始された両者による試行プログラムの第2フェーズを、長期的なコンテンツシンジケーション連携へと拡大させると発表しました。

これにより、出版社版(version-of-record :VoR)の記事を直接ResearchGate上で公表できるようになり、権限のあるユーザーは、Springerのジャーナルに過去5年間に掲載された記事、および 過去3年間のNature Research社のジャーナルを読むことができます。新しい記事は掲載された時点で毎日公開されます。権限のないユーザーは、メタデータ・図・1ページ目・アブストラクト等のみ閲覧可能です。

イスラエル科学財団(ISF)、F1000 Researchと提携して同財団の研究助成による成果物をオープンアクセス(OA)出版するゲートウェイ“ISF Gateway”の運用を開始

2020年9月9日付のF1000 Researchのプレスリリースにおいて、イスラエルの研究助成機関であるイスラエル科学財団(Israel Science Foundation:ISF)が、F1000 Researchのオープンアクセス(OA)出版プラットフォームを利用して、同財団の研究助成による成果物をOA出版するゲートウェイ“ISF Gateway”の運用を開始したことが発表されています。

ISF Gatewayにより、ISFの研究助成を受けた研究者は、共有したい研究成果やデータを迅速で透明性のある形でのOA出版等が可能となります。ISFはISF Gatewayについて、策定中のOA方針の実践に向けた重要な節目とみなしており、助成を受けた研究者の成果の意義を最大化するために、オープンリサーチに求められる全ての原則を支持するような専用の出版プラットフォームとなることを意図しています。

文化庁、文化審議会著作権分科会の法制度小委員会に設置された「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第2回)」の議事次第・配布資料を公開

文化庁のウェブサイトに、2020年9月9日に文部科学省旧文部省庁舎5階テレビ会議室で開催された「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第2回)」の議事次第と配布資料が公開されています。

第2回のワーキングチームでは、学術著作権協会、日本写真著作権協会、日本書籍出版協会・日本雑誌協会、日本新聞協会、日本美術著作権連合、日本文藝家協会、日本漫画家協会の権利者団体からのヒアリング、及び制度設計等に関する自由討議などが行われました。

図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第2回)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/toshokan_working_team/r02_02/

国際STM出版社協会、発展途上国を含む包括的で公平なオープンアクセス(OA)への転換を検討するホワイトペーパーを公開

2020年9月7日、国際STM出版社協会は、Elsevier社の研究評価のあり方を検討するための国際センター“The International Center for the Study of Research(ICSR)”が提供するショートレポートシリーズ“ICSR Perspectives”から、ホワイトペーパー“Achieving an equitable transition to open access for researchers in lower and middle-income countries”を公開したことを発表しました。

八王子市図書館(東京都)、「市民の読書環境等に関する緊急アンケート調査」を実施中:新型コロナウイルス感染症拡大による読書環境の変化や図書館へのニーズ把握等のため

2020年9月4日、東京都の八王子市図書館が、新型コロナウイルス感染症拡大による読書環境の変化や、図書館へのニーズを把握し、「新たな生活様式」に基づく読書環境の整備に活用するため、9月15日を回答期限とする緊急アンケート調査を実施していることを発表しました。

同館の「市民の読書環境等に関する緊急アンケート調査」は、八王子市内在住者から無作為抽出した2,000人と、同市に在住し図書館利用者登録済の利用者から無作為抽出した2,000人が調査対象です。同館は調査対象者に郵送でアンケート調査協力の案内を送付しています。