アーカイブ - 2020年 9月 9日

ニュージーランド学校図書館協会(SLANZA)、教育省へ国内全校への学校図書館設置・財政支援等を求めた全国キャンペーン“School Libraries Transform”を開始

2020年9月1日の午後4時から、ニュージーランド学校図書館協会(SLANZA)が全国キャンペーン“School Libraries Transform”を開始しています。

同キャンペーンは、教育のあらゆる段階で、児童・生徒が読書や学習を支援する学校図書館サービスを利用できるようにすべきであるという理念の下、国内全ての学校コミュニティへ高機能な学習環境を提供するため、全ての児童・生徒が専門司書が十分な予算・時間を割いてサービスを実施する学校図書館を利用できることについて、その価値と必要性の周知を使命としています。国内全ての児童・生徒が、専門司書が在籍し同省の資金援助を受けた学校図書館へアクセスできるように、同国の教育省に制度化させることを目標としています。

SLANZAは同キャンペーンの特設ウェブサイトを開設し、キャンペーンの背景となる国内の窮状などともにキャンペーンの意図を説明した教育大臣宛ての嘆願書“Save our school libraries”へ署名を求めています。

米国の州図書館協会におけるロビー活動と政治的アドヴォカシー(文献紹介)

2020年8月28日付で、図書館のアドヴォカシー・政策・資金調達といったテーマを扱うオープンアクセス(OA)誌“The Political Librarian”の第4巻第2号に、論文“Lobbying and Political Advocacy: A Review of the Literature and Exploratory Survey of State Library Associations”が公開されています。

同論文は、図書館専門職におけるロビー活動と政治的アドボカシーの問題を、米国の州図書館協会に対する予備的研究によって得られた知見の提示とともに論じた内容です。米国の各州は、図書館専門職の専門性やメンバーの利益、図書館サービスの向上のために機能する図書館協会を置いています。著者らは政治的アドヴォカシーは図書館サービスの維持・向上に不可欠な実践であるという認識の下、このテーマに関する文献レビューを行い、資金調達・立法プロセス・ロビー活動に関する知識を有する全国の州図書館協会責任者に実施したアンケート調査の結果、調査から得られた知見等を論じています。

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始

2020年9月8日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始しました。

発表によると、同プロジェクトは、図書館運営費および戦前の歌舞伎座の絵本番付と筋書のデジタル化と保存を目的としており、東京歌舞伎座の戦前までの劇場プログラムのデジタル撮影とアーカイブ構築が行われます。

撮影されたデジタル画像については、同館の「芝居番付検索閲覧システム」に統合し、公開可能なものについてはオンライン公開するとされています。

募集期間は9月8日から10月28日までで、目標金額は250万円(同館の2020年度運営資金150万円、「絵本番付・筋書」のデジタル化・保存容器費用100万円)です。

ネットを通じて当館への支援募集を開始いたしました(松竹大谷図書館, 2020/9/8)
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/200908.html

日本学術会議、報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」を公開

2020年9月8日、日本学術会議が、報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」を公開しました。

同報告書は、日本学術会議史学委員会歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会での審議結果を踏まえて同分科会において取りまとめられたものです。

2019年10月から11月にかけて開催された、日本学術会議設立70周年の記念展示「日本学術会議の設立と組織の変遷—地下書庫アーカイブズの世界—」に関して、展示の企画・提案までの経緯等についてまとめられています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/index.html
※新着情報(提言・報告等)の欄に、2020年9月8日付で「報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」」が公開されています。

どのように図書館は新型コロナウイルス感染症感染拡大下でリテラシー向上の使命を果たしてきたか(記事紹介)

2020年9月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における図書館によるリテラシー向上のための取組に関する記事“Literacy Cannot Wait: How Libraries Have Continued to Fulfil their Mission to Promote Literacy during COVID-19”を掲載しました。

記事では、図書館がこれまでリテラシーの向上において重要な役割を果たしてきたこと、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、リテラシー教育も含んだ教育や学習全般に混乱が生じていること等に触れ、以下をはじめとした図書館の取組について事例を挙げています。

・オンラインや図書館外での読み聞かせ
・オンラインでの読書チャレンジ(reading challenge)の実施
・電子書籍や郵送サービスといった、リモートでの情報源へのアクセスの提供
・コミュニティで話される言語が母語でない人を対象とした会話クラス(conversation class)の実施

名古屋市鶴舞中央図書館、司書の顔がうっすら見えるマガジン『めがね』第三回を発行:コロナ禍で一変してしまった暮らしの中で図書館職員にできることは何かを特集

2020年9月9日、名古屋市鶴舞中央図書館が、司書の顔がうっすら見えるマガジン『めがね』第三回を発行し、9月19日から同館1階玄関前等で配付すると発表しています。

同誌は図書館で働く司書の素顔がうっすら見えるフリーペーパーで、第三回となる今回は「誠実であるということ。」をテーマに、コロナ禍で一変してしまった暮らしの中で図書館職員にできることは何かを考えた号となっています。

鶴舞中央図書館 司書の顔が(うっすら)見えるマガジン「めがね」第三回を発行します!(名古屋市図書館,2020/9/9)
https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_gyouji/entries/20200909_04.html

三条市立図書館(新潟県)、創立100周年を記念して100周年デザイン限定利用カードの発行等のイベントを開催

三条市立図書館(新潟県)が2020年の9月から10月にかけて、2020年10月30日の同館創立100周年を記念したイベントを開催します。

2020年9月22日から、三条市立図書館の図書館利用カードとして「100周年デザイン限定利用カード」が1,000枚限定で発行されます。三条市立図書館の本館・栄分館・下田分館で、同市に在住・在勤・在学の利用者に対して発行されます。

2020年10月1日から、三条市立図書館本館で100周年を迎える同館へのメッセージを紅葉やいちょうの形のメッセージカードに寄せる企画「図書館への手紙」が実施されます。メッセージカードは同館内の木のオブジェに飾り付けられる予定です。

2020年10月31日には、三条市立図書館本館で「100グラムの本を当ててみよう!」が開催されます。同館の蔵書の中から重さが100グラムの本を探す企画です。何度でもチャレンジ可能であり、先着100人に参加賞として雑誌付録がプレゼントされ、ピタリ賞には「手作りペン立て&つまようじ入れ」がプレゼントされます。また、午前10時と午後2時に、同館の館長から来場者へ感謝の気持ちを伝える館内アナウンスが流れます。

三条市立図書館は1920年10月30日に、三条尋常高等小学校の一室に三条町立図書館として開館しました。

文化庁、文化審議会著作権分科会の法制度小委員会に設置された「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第1回)」の議事次第・配布資料を公開

文化庁のウェブサイトにおいて、2020年8月27日に文部科学省旧文部省庁舎5階テレビ会議室で開催された「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第1回)」の議事次第と配布資料が公開されています。

「図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム」は、2020年7月29日付の文化庁文化審議会著作権分科会法制度小委員会決定「ワーキングチームの設置について」に基づいて設置されました。2020年11月まで5回に分けて、絶版等資料へのアクセスの容易化・図書館資料の送信サービスといった検討課題を審議し、11・12月頃に開催予定の2020年度第2回の法制度小委員会において、ワーキングチームとしての一定のとりまとめの報告等を行う予定です。

図書館関係の権利制限規定の在り方に関するワーキングチーム(第1回)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/toshokan_working_team/r02_01/

新温泉町立加藤文太郎記念図書館(兵庫県)、町内在住の児童・生徒を対象としたプログラミング実習室「ぶんちゃんラボ」を開催

兵庫県の新温泉町立加藤文太郎記念図書館が、2020年9月16日、町内在住の小学生・中学生・高校生を対象としたプログラミング実習室「ぶんちゃんラボ」を開催します。

参加料は無料で定員は5人(先着順)です。

報道によると、システムエンジニアだった図書館職員が講師を務めており、2019年夏に特別教室を実施したところ好評だったため、2020年1月から毎月1回の定期開催となったとのことです。記事では、プログラミングに関する本を集めたコーナーも設置されているとも紹介されています。

『広報しんおんせん』180号(2020年9月)
https://www.town.shinonsen.hyogo.jp/uppdf/1598484941.pdf
※p.12の同館に関するページに記載があります。

岸和田市立図書館(大阪府)内設置の「まちライブラリー@岸和田としょかん」、岸和田ブックフェスタ企画第1弾「どうぞお越しください、女の子だけの「読ばな会」(語り合い会)~女の子だって○○読むもん!」を開催

2020年10月4日、大阪府の岸和田市立図書館1階フロアに設置されている「まちライブラリー@岸和田としょかん」が、岸和田ブックフェスタ企画第1弾「どうぞお越しください、女の子だけの「読ばな会」(語り合い会)~女の子だって○○読むもん!」を開催します。

9月20日から10月18日まで開催される「ブックフェスタジャパン2020」の一環として行われるものです。

読書に対する想いは各自異なるものの「女子」だからこその読後感や読書観は必ずあるとして、「読書女子」が集まって、女子会を行なうと説明されています。参加にあたっては、大好きな本や語りたい本を持参し(持参しなくても参加は可能)、イベント後に、「まちライブラリー@岸和田としょかん」への寄贈を依頼しています。

参加にあたっての申し込みは不要ですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止・変更になる場合があります。