アーカイブ - 2009年 9月 - book

9月 11日

4.2 生涯学習機関としての図書館 ~高齢者サービス~

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北陸学院短期大学 コミュニティ文化学科  髙島 涼子(たかしま りょうこ)

 公立図書館は他の施設と並んで生涯学習の重要な機関として認識されており、高齢者向けの学習プログラムも大学、美術館、博物館、教会、シニアセンター、病院、退職者コミュニティ、高齢者デイケアセンターなどと共に図書館でも開催されている。現在、全米の動向を知る際に、高齢者への図書館サービスについては「アメリカ図書館協会高齢者に対する図書館サービス委員会(American Library Association Library Services to an Aging Population)」や「アメリカ合衆国全国図書館情報学委員会(U.S. National Commission on Libraries and Information Science:NCLIS)」が主要な情報提供源となっている。

4.1 公共図書館における地域情報の提供

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筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科  吉田 右子(よしだ ゆうこ)

(1) 地域情報サービスとは

 米国の公共図書館は地域社会と密接な関係を保って発展してきた。個々の図書館はコミュニティに根ざしており、利用者にコミュニティの情報を提供することが、図書館の重要な役割の1つとなっている。図書館はコミュニティに関する情報をコミュニティ・インフォメーション・ファイルとして用意するとともに、利用者のニーズに応じて他機関への照会サービスを行ってきた。公共図書館におけるこうしたコミュニティ情報源に関する情報提供サービスを、米国ではコミュニティ情報・照会サービス(community information and referral service)と呼ぶ。

 地域情報サービスは、すでに1920年代には米国の公共図書館で実施されていた。

3.4 読書プログラムの現状と課題

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京都ノートルダム女子大学 人間文化学科・人間文化研究科  岩崎 れい(いわさき れい)

はじめに

 図書館の中では、公共図書館の成立した早い時期から、読み聞かせやストーリーテリングなどの読書プログラムが行われてきたが、現在注目されているのは、むしろ、全米規模・各州規模で実施されている、より幅広い概念の読書プログラムである。本稿では、米国連邦教育省が推進している計画の全体像を概観し、また、各団体や図書館が具体的に取り組んでいるプログラムを紹介する。

(1) 米国連邦教育省の計画

 米国連邦教育省のコミュニケーション・アウトリーチ局では、高等教育、成人教育、遠隔教育など、多様な分野にわたって、教育支援プログラムを設けている(1)。この中で、読書プログラムと位置づけられているのは5種類である。

3.3 公共図書館が教育やリテラシーに果たす役割

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金城学院大学 文学部  薬師院 はるみ(やくしいん はるみ)

 今日の米国において、公共図書館は、教育やリテラシーに貢献すべき機関だとみなされている。例えば、1998年に米国公共図書館協会が定義した公共図書館が担うべき13の責務の中にも、「基礎的リテラシー」、「正規学習課程支援」「情報リテラシー」、「生涯学習」等の項目が掲げられている(1)

3.2 大学図書館が教育・リテラシーに果たす役割 ~情報リテラシー教育とインフォメーション・コモンズ~

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関西学院大学図書館利用サービス課  魚住 英子(うおずみ えいこ)

はじめに

 大学図書館のミッションは、学術情報の収集や提供によって、その大学における教育と研究を支援することである。そのミッションの実現のために、現代の大学図書館は伝統的な図書館業務に加えて、さらに能動的かつ主体的に大学教育に関わろうとしている。

 大学図書館の従来のイメージといえば、ずらりと本が並んだ書架に囲まれた重厚かつ静謐な空間で黙々と読書に励む学生の姿であるが、今や図書館の内部にワークステーションやソファーなどが配置された明るくカジュアルな雰囲気の場が出現し、小人数のグループがパソコンのモニターを見ながらディスカッションしている様子が日常的に見られる。このように、21世紀の大学図書館は、情報の収集・整理・交換・発信の基地として機能するよう変化しつつある。

 その変化は、大学図書館が学内の教務やシステムなどの部署と連携して、全学的な学生の情報リテラシー教育に積極的に加担していることから生じている。

3.1 米国の学校図書館の概況 ~NCLB法の影響を中心に~

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同志社大学 社会学部教育文化学科  中村 百合子(なかむら ゆりこ)

はじめに

 現ブッシュ(George W. Bush)政権は教育改革に重点的に取組んでおり(1)、その影響は学校図書館にも当然及んでいる。特に公立学校は、2002年1月8日に落ちこぼれを作らないための初等中等教育法(1965年初等中等教育法の改正法)(No Child Left Behind Act of 2001: NCLB 法)が制定されてから、大きな変化が求められている。本稿では、同法を概説したうえで、その学校図書館への影響について、次の2点に注目して述べる。ひとつには、同法のリテラシー向上施策の学校図書館への影響である。もうひとつには、同法によっても促されている、公教育の根本からの問い直しに繋がるような、学校運営の改革の学校図書館への影響についてである。

2.2 ホームレスにとっての公共図書館の役割

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第一福祉大学 人間社会福祉学部  清重 知子(きよしげ ともこ)

 アメリカのホームレスの数は推定年間350万人と言われ、これは総人口の約1%に相当する(1)。このうち18歳以下の児童は推定135万人(約39%)、世帯別に見ると児童を含む世帯の占める割合は約33%であり、児童及び児童を含む世帯がホームレス者の内訳として近年最も増加している。ホームレス化の要因としては、安価な賃貸住宅の減少、貧困の拡大、社会保障の縮小、障害者やDV被害者への社会的支援の不足などが挙げられる。ホームレスは経済的困窮の結果住居を失った状態であるだけでなく、社会的排除、すなわち、制度的、社会的居場所を失い、異質な存在として周縁化された状態でもある。私的生活空間を失ったホームレスは公共空間での生活を余儀なくされ、日常的に誰の目にもとまる存在でありながら、もはや通常の社会の中に属さない者として排除され生きている人たちと言える。

9月 10日

2.1 Serving Multicultural Populations by Increasing Our Cross-Cultural Awareness in Libraries : Japan and the USA serving Latin Americans, Brazilians, Latinos and Hispanics.

第3章 社会的な論点と図書館

3.2. 多様性
3.2.1 Serving Multicultural Populations by Increasing Our Cross-Cultural Awareness in Libraries : Japan and the USA serving Latin Americans, Brazilians, Latinos and Hispanics.

Sandra Rios Balderrama
RiosBalderrama Consulting, Recruitment, Consultation & Presentations for Libraries

1.1 知的自由をめぐる事例

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獨協大学 経済学部  井上 靖代(いのうえ やすよ)

 ここでは、2001年の9.11テロ事件以降、既存の関係諸法律を改正強化する形で成立した「愛国者法」PATRIOT ACTの影響を受けて発生した知的自由侵害の事例を含めて、近年のアメリカの公共図書館での事例を中心に紹介する。詳細はアメリカ図書館協会(ALA)知的自由部のサイトやブログで報告・議論されている(1)。近年の傾向として、法政策の動向の影響を直接に受けた図書館における事例が多くなっている。法律に関する分野については、「知的自由に関する法的動向」で詳しく述べられているので、そちらを参照してほしい。

アメリカの知的自由をめぐる事例や動向としては、
 

 (1) 図書館資料に対する焚書・検閲

 (2) 図書館施設利用に対するクレーム

4.2 The Levin Library at Curry College: A Small Academic Library in New England

第2章 米国の一般的な図書館のすがた

4. 大学図書館
4.2 The Levin Library at Curry College: A Small Academic Library in New England

David Miller
Associate Professor / Librarian of the Levin Library

with Hedi BenAicha
Professor / Librarian of the Levin Library

Leslie Becker
Supervisor Library Circulation of the Levin Library

Jane Lawless
Associate Professor / Librarian of the Levin Library

Frances Reino
Sr.

4.2 カリー・カレッジのレヴィン図書館:ニューイングランドの小さな大学図書館

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David Miller
Associate Professor / Librarian of the Levin Library
(レヴィン図書館准教授兼司書  デイビッド・ミラー)

with Hedi BenAicha
Professor / Librarian of the Levin Library
(レヴィン図書館教授兼司書  ヘディ・ベンアイチャ)

Leslie Becker
Supervisor Library Circulation of the Levin Library
(レヴィン図書館貸出利用担当課長  レスリー・ベッカー)

Jane Lawless
Associate Professor / Librarian of the Levin Library
(レヴィン図書館准教授兼司書  ジェイン・ローレス)

4.1 The University of the Pacific Library: Serving a Medium-Sized Comprehensive University

第2章 米国の一般的な図書館のすがた

4. 大学図書館
4.1 The University of the Pacific Library: Serving a Medium-Sized Comprehensive University

Jean Purnell
Associate Provost and Dean of the Library

   The University of the Pacific is an independent university with about 6,250 students on three campuses in Northern California. A comprehensive university, Pacific offers undergraduate, graduate, and professional degree programs in nine colleges.

4.1 パシフィック大学図書館~中規模の総合大学図書館として~

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Jean Purnell
Associate Provost and Dean of the Library
(パシフィック大学図書館副学長兼図書館長  ジーン・プーネル)

 パシフィック大学はカリフォルニア州北部に位置する学生数6,250人の独立した大学(independent university)である。総合大学として9つのカレッジで学部、大学院、そして専門職大学院のプログラムを提供している。9つのカレッジのうち7校はストックトンのメインキャンパスにあり、サンフランシスコとサクラメントが歯科大学院と法科大学院のある場所である。本学のミッション(使命)は、「一般教養科目と専門教育を統合した、優れた学生中心の学習経験を提供し、個人がその職業生活と地域社会において、たえず成果をあげ、責任あるリーダーシップを発揮できるように育成する」ことである。

3.1 図書館運営について~ニューメキシコ州アルバカーキー市ドロレス・ゴンザレス校の場合~

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ニューメキシコ州アルバカーキー市ドロレス・ゴンザレス校・元図書館司書  リーパーすみ子

 我が校は、生徒の98%がヒスパニック系で占められている。これは、アメリカにおいてそう特殊なケースではない。ヒスパニック系、アジア系、アフロ・アメリカンにアラブ系など、同じ人種が固まって一か所に住む傾向があるからである。しかも、我が校は、1日の内の50%は英語で、後の50%はスペイン語での授業を推奨している。これは、推奨で、父兄が全部英語でという希望であれば、英語のみのクラスに生徒をいれることも出来る。ヒスパニック系がアメリカで人口の増加率第1位なので、スペイン語が堪能であるということは、将来、役に立つからである。最近特に見直されているバイリンガル教育の先端をになっている。

 アルバカーキー地区の学校は、高校が11校、中学校26校、小学校79校。ライブラリー・メディアスペシャリストは、小、中、高校のどこへいっても給料の差はなく、小学校から高校まで校種を超えた異動が可能である。

2.1 アメリカの私立図書館について

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獨協大学 経済学部  井上 靖代(いのうえ やすよ)

 私立図書館は大きく分けて、貸出をおこなう図書館(lending library)と参考調査のみをおこなう図書館(research library)の2種がある。アメリカの私立公共図書館は会員制図書館からはじまったものや、19世紀終わり頃から登場した個人あるいはその一族が資産を投じて設立した図書館などがある。ここでは一般に公開(公共化)していない個人所有の文庫や図書館は除外する。利用条件は様々であるが、会費を支払うことで利用可能としている市民に公開された「公共」図書館を取り上げる。

 貸出図書館の多くは設立時に集団で設立資金を投資し、建物や資料費、人件費など運営費用を拠出したもので、一定の職種集団が次世代の労働者養成のため設立した学校等に付属して設立されたものや一定の階級(社会経済的・人種民族的・文化地理的などで仮想的に限定された集団)を利用者とみなすものなどが多い。

1.2 アメリカの小さな図書館 -サン・プレイリー図書館 (Sun Prairie Public Library)-

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獨協大学 経済学部  井上 靖代(いのうえ やすよ)

所在地: 1350 Linnerud Dr., Sun Prairie, WI 53590
URL: http://www.sunprairiepubliclibrary.org

<プロフィール>

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1.1 The Kellogg-Hubbard Library in Montpelier, Vermont, USA

第2章 米国の一般的な図書館のすがた

1. 公共図書館
1.1 The Kellogg-Hubbard Library in Montpelier, Vermont, USA

Grace Worcester Greene
Children’s Services Consultant, Vermont Department of Libraries

Description of library and community

   The Kellogg-Hubbard Library is located in Montpelier, the capital of the state of Vermont. Vermont is the eighth smallest state in the country in area, and the forty-ninth in population, having only 623,050 people as of the 2005 census estimate.

1.1 ヴァーモント州モンペリエのケロッグ・ハバード図書館

第2章 米国の一般的な図書館のすがた

1. 公共図書館
1.1 ヴァーモント州モンペリエのケロッグ・ハバード図書館

Grace Worcester Greene
Children’s Services Consultant, Vermont Department of Libraries
(ヴァーモント州図書館庁児童サービス・コンサルタント グレース・ウースター・グリーン)

図書館とコミュニティについて

 ケロッグ・ハバード図書館はヴァーモント州の州都、モンペリエにある。ヴァーモント州は面積がアメリカで8番目に小さな州で、人口では49番目、2005年の国勢調査の推定では人口わずか623,050人の州である。さらにモンペリエはアメリカ最小の州都で、人口わずか8,000人である。モンペリエに加えて、当館は周囲の5つの町の図書館でもある。東モンペリエ、ベルリン、ウースター、カレイそしてミドルセックスである。これらの街をあわせての人口はおよそ17,700人である。

4.5 SLA(専門図書館協会)の概要と最近の動向について

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アサヒビール株式会社 技術情報室(現アサヒビール株式会社 商品開発第二部)
藤澤 聡子(ふじさわ さとこ)

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