アーカイブ - 2016年 8月 - book

8月 18日

E1833 - 2016年ISO/TC46国際会議<報告>

 2016年5月9日から13日まで,ニュージーランドのウェリントンでISO/TC46(International Organization for Standardization/Technical Committee 46)の国際会議(E1693ほか参照)が開催された。TC46は「情報とドキュメンテーション」を担当する専門委員会である。今回はTC46総会と5つの分科委員会(Subcommittee:SC)の総会及び作業部会が開催され,日本から4名が参加した。筆者は「識別及び記述」(Identification and Description)を担当する第9分科委員会(SC9)の国内委員としてSC9の作業部会,総会及びTC46総会に参加した。以下SC9の会議内容を中心に報告する。

E1832 - Internet Archiveによるウェブアーカイブの現状・課題等調査

 Internet Archive(IA)は2016年に,同団体によるウェブアーカイブ事業の開始から20年を迎えるにあたり,世界のウェブアーカイブの動向を把握し今後のサービスを見直すため,現在のIAのサービスの使われ方や,IAに対する期待等について調査を実施した。調査期間は2015年11月から2016年3月までで,調査対象は国立図書館18館を中心とした30機関と個人である。調査は,直接の面談やメール・Skypeを通じたインタビュー方式で行われた。このたび調査報告書“Web Archiving at National Libraries - Findings of Stakeholders’ Consultation by the Internet Archive”が公開されたので,その概要を紹介する。

E1831 - 研究データ利活用協議会の設立

 2016年6月3日,「研究データ利活用協議会」(以下「協議会」)が発足した。近年,日本においても,内閣府の「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」や,日本学術会議「オープンサイエンスの取組に関する検討委員会」において検討が行われ,第5期科学技術基本計画にも明記されるなど,オープンサイエンス推進の気運が高まっている。この状況下,協議会は,研究データの利活用について関心を持つさまざまなステークホルダが会し,各々の活動や知識を共有しつつ議論を行うことにより,オープンサイエンスへの意識を醸成し,日本における推進に寄与することを目的としている。

E1830 - オープンアクセスリポジトリ推進協会の発足

2016年7月27日,日本における機関リポジトリの振興とオープンアクセス(OA)並びにオープンサイエンスの推進を目的とした「オープンアクセスリポジトリ推進協会」(Japan Consortium for Open Access Repository:JPCOAR,以下協会)が発足した。

 

 

E1829 - 2016年日本建築学会賞(作品)の図書館複合建築をめぐって

◯選ばれた2つの図書館複合建築
 日本建築学会の作品賞は,戦後間もない1949年に創設され,以来60年以上にわたって,日本の建築界において最も権威のある賞として数多くの建築を選出してきた。2016年は,受賞対象として,「近年中,国内に竣工した建築(庭園・インテリア,その他を含む)の単独の作品であり,社会的,文化的,環境的見地からも極めて高い水準が認められる独創的なもの,あるいは新たな建築の可能性を示唆するもので,時代を画すると目される優れた作品」と規定した。応募総数は49件に上り,書類審査を経て8件が現地審査の対象となり,10人の審査員による厳正な審査を経て,千葉県流山市の「流山市立おおたかの森小・中学校,おおたかの森センター,こども図書館」(2015年竣工),東京都武蔵野市の「武蔵野プレイス」(2011年竣工),高知市の「竹林寺納骨堂」(2011年竣工)の3件が選ばれた。

 

E1828 - 都道府県立図書館サミット2016<報告>

 2016年7月1日,長野県の塩尻市市民交流センター(えんぱーく)で「信州発・これからの図書館フォーラム・都道府県立図書館サミット2016『直接・間接・併用の議論を超えて-新しい都道府県立図書館モデル』」が開催された。本イベントは県立長野図書館の事業「信州発・これからの図書館フォーラム」の一環として,全国の都道府県立図書館の現状と将来像を集約・共有し,これからの時代の都道府県立図書館のモデルを確立することを目指して開催されたものである。当日は,全国34の都府県立図書館の職員を含む150名の参加があった。