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3月 14日, 2019

3月 13日

2月 28日

E2112 - 北米の研究図書館におけるラーニングアナリティクスの取組

2018年9月,北米研究図書館協会(ARL)が“SPEC Kit”第360号を刊行した。SPEC Kitは,図書館に関する特定のテーマをめぐり,ARLが自らの加盟館に行った質問調査を報告書としてまとめたシリーズである。第360号ではラーニングアナリティクス(Learning Analytics:LA)がテーマとなっている。

E2111 - アウトリーチへのアプローチ:北米研究図書館協会(ARL)調査

図書館のアウトリーチ活動が検証なしに実践されている。こうした現状認識のもと,北米研究図書館協会(以下「ARL」)は,報告書シリーズ“SPEC Kit”の第361号として,“Outreach and Engagement”(2018年11月付)を刊行した。この報告書は,ARLが125の加盟館に対して2018年7月から8月にかけて調査を実施し,57館から得た回答結果をまとめたものである。報告書は,調査結果に加え,アウトリーチに関する使命と目的に関する声明,イベント企画書,アウトリーチに携わる職員の職位記述書等の実例で構成されている。以下,調査結果の概要を紹介する。

E2110 - IFLA,集中管理団体(CMO)報告書でEU著作権指令案に言及する

2018年10月,国際図書館連盟(IFLA)は,集中管理団体(Collective Management Organisations:CMO)による図書館等へのライセンス利用に関する報告書“Why Europe Needs a Fall-Back Exception for Out of Commerce Works: IFLA Study on the Availability of Licenses to Libraries by Collective Management Organisations”(以下「本報告書」)を発表した。欧州連合(EU),スイス,ノルウェー,オーストラリアを対象に調査し,有効な回答が得られなかったポルトガル,リトアニア,ベルギー,フランス,ドイツ,ハンガリーを除く26か国のCMOの状況を報告している。

E2109 - 第29回保存フォーラム「図書館建築と資料保存」<報告>

2018年12月21日,国立国会図書館(NDL)は,東京本館において第29回保存フォーラム「図書館建築と資料保存」を開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である(E2001ほか参照)。

E2108 - 第20回灰色文献国際会議<報告>

第20回灰色文献国際会議(Twentieth International Conference on Grey Literature:GL20)が2018年12月3日と4日の2日間にわたって米国のニューオーリンズで開催され,13か国から約40人が参加した。

E2107 - NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(最終まとめ)

2018年10月に「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(最終まとめ)」(以下「最終まとめ」)が「これからの学術情報システム構築検討委員会」(以下「これから委」)から公開された。これまで,2016年3月に「NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(基本方針)(案)」,2017年2月に「同(実施方針)」(E1920参照)等が公開されており,同年10月から全国5か所で開催された「これからの学術情報システムに関する意見交換会2017」を経て今回の「最終まとめ」に至った。これによりCAT2020とも呼ばれてきたNACSIS-CAT/ILLの2020年時点での軽量化・合理化の変更内容が確定した。その変更は,過去にあったようなNACSIS-CAT/ILL単体での機能強化や利便性の追求といった方向ではなく,紙の資料の管理・運用に関するコストを見直すと同時に,外部のデータベース等との相互運用性を高めることを目的としている(CA1862参照)。以下に「最終まとめ」のポイントを解説する(用語は当該文書で使用されている表現に合わせた)。

2月 27日

2月 14日

E2106 - 米国・公共図書館協会(PLA)2018-2022戦略的計画

米国・公共図書館協会(Public Library Association:PLA)は1944年設立の専門職団体であり,現在約9,000人の会員を擁するアメリカ図書館協会(American Library Association:ALA)傘下での最大の団体である。本部はシカゴのALA事務局と同じ場所にあり,15人の専任職員が配置されている。10人の理事会が運営組織の長となり,約25の委員会等が具体的な戦略的活動を議論し,会員や関連組織や支援者などに働きかけている。ただ,公共図書館員であっても加入しているとは限らない。米国労働統計局のデータでは13万人を超える図書館員(専門職)がいる。その中でも専門職意識の高い図書館員がこの団体に加入していると考えられる。

E2105 - 第3回SPARC Japanセミナー2018<報告>

2018年11月9日,国立情報学研究所(NII)にて第3回SPARC Japanセミナー2018「オープンアクセスへのロードマップ:The Road to OA2020」が開催された。

E2102 - ぶどう・ワイン王国を支える専門図書館:甲州市立勝沼図書館

一面のぶどう畑となだらかに広がる扇状地。甲州市立勝沼図書館(山梨県)が建つこの場所は,かの名将・武田信玄と同じ「甲斐源氏」の流れをくむ「岩崎氏」「勝沼氏」が館を構えた土地でもあり,甲州街道の宿場町「勝沼宿」として栄えた。山梨県固有種である「甲州ぶどう」が大陸より伝わり,生育していることが発見されたのもこの勝沼である。明治には村の青年,高野正誠・土屋龍憲の2人が県令の命を受けてワインの醸造を学ぶためフランスへと旅立ち,現在まで「ぶどうとワイン」の歴史が続く場所である。なお,甲州ぶどうの発祥については「大善寺のぶどう伝説」と「雨宮勘解由(かげゆ)伝説」の二種類がある。

E2103 - 呉市における議会図書室発の政策形成力の強化

呉市議会図書室(広島県;E1882参照)は,議員をメインターゲットとした図書室だが,議員だけでなく市役所職員(以下「職員」)からのレファレンス依頼も受け付けている。2018年10月30日,第20回図書館総合展で開催された「地方創生レファレンス大賞最終審査・授賞発表」にて,呉市議会図書室が携わった取組が評価され,文部科学大臣賞という栄誉ある賞を受賞できた。議会図書室としての取組のほか,実際に議員からのレファレンス依頼から議会質問につながった事例や,職員からのレファレンス依頼により産業分野の政策支援につながった事例を発表した。

E2104 - 九州大学中央図書館グランドオープン

九州大学のキャンパス統合移転にともなって,中央図書館は福岡市東区の箱崎キャンパスから西区の伊都キャンパスへと移転し,2018年10月に収蔵能力350万冊の国内最大規模の図書館としてグランドオープンを迎えた。新しい中央図書館は,伊都キャンパスのイーストゾーンに位置しており,主に初年次教育を実施する基幹教育や人文社会科学系などの学生・教員を中心にサービスを提供している。

2月 13日

1月 31日

E2101 - 2018年IIPC総会・ウェブアーカイブ会議<報告>

国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC;CA1893参照)の総会及びウェブアーカイブ会議(WAC;E1819ほか参照)が2018年11月12日から11月15日まで,ニュージーランドの首都ウェリントンにあるニュージーランド国立図書館(NLNZ)で開催された。国立国会図書館(NDL)からは筆者が参加した。NDLからの両会議への参加は2年ぶりである。

E2098 - おもいで語りは元気のもと:山口市秋穂での古写真貸出の試み

山口市立秋穂(あいお)図書館の友の会「図書館と友だちの会・秋穂」(以下「図書友」)では,「地域回想法」の一つの試みとして,主として秋穂地域の風景,暮らしを被写体とした古写真(概ね昭和時代まで)を使って「おもいで語りの会(おしゃべりサロン)」を毎月開催するほか,古写真貸出の取組を実施している。その経緯,現状,これからの計画などを紹介したい。

E2099 - 出版の未来を拓く非営利のニュースメディア

筆者が理事長をつとめているNPO法人日本独立作家同盟は2018年10月1日,ニュースメディア「HON.jp News Blog」をリニューアルスタートした。このメディアは,もとは「hon.jp DayWatch」という名称だった。株式会社hon.jp(当時)が運営していた事業の1つで,2004年から電子出版専門でニュースを配信してきた。

E2100 - 第66回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告>

2018年11月4日,沖縄県中頭郡の琉球大学において第66回日本図書館情報学会研究大会シンポジウムが「図書館情報学の歴史研究の今とこれから」と題して開催された。当日は,コーディネーターの吉田右子氏(筑波大学)による趣旨説明に続き,第一部は基調講演,第二部は,3人のパネリストの話題提供の後,三浦太郎氏(明治大学)の司会により質疑応答が行われた。以下,基調講演及び話題提供の内容について報告する。なお,報告の詳細については『日本図書館情報学会誌』にも掲載されるので,そちらも合わせて確認して頂きたい。

E2097 - 図書館で過ごす時間を豊かにする椅子:金沢美術工芸大の取組

金沢美術工芸大学製品デザイン専攻(金沢市)は,金沢海みらい図書館(金沢市)と連携し,2016年度から2018年度までの3年間,ホスピタリティライブラリー・プロジェクトに取り組んだ。読書には,音楽鑑賞や散歩よりもストレス発散の効果があると言われている。また,人間の内面に働きかけ脳の働きを活性化し,不安を軽減させやる気を起こし,行動力や実行力をアップさせるとも言われている。これらのことに着目し「図書館で過ごす時間を豊かにする椅子」をテーマに,読書を通して健康で元気な気持ちをサポートする椅子の探求を行った。また,本プロジェクトは,地域連携事業として地元の公共機関に協力してもらい,デザイン教育の観点から学生にも研究の場を開放し,その学生の研究状況の把握や指導を通してデザイン教育の発展に繋げることも目指した。3年間で本専攻3年生総勢約60人が参加し,約60脚の椅子のデザインが誕生した。

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