アーカイブ - 2009年 1月 - car

1月 30日

米国教育省、学校図書館を活用した識字改善プログラムの成果を評価

米国教育省が、地域の教育機関に助成して学校図書館を活用して識字改善を目指そうとするプログラム“Improving Literacy Through School Libraries (LSL) Program”の第二次評価の結果を発表しています。このプログラムの対象となった学校の生徒のリーディングテストの成績の伸びが、非対象校の生徒よりも有意に高かったということで、米国図書館協会(ALA)はこの結果を受けて、「学校図書館は教育に重要な役割を果たすことが実証された」としています。

The Second Evaluation of the Improving Literacy Through School Libraries Program
http://www.ed.gov/about/offices/list/opepd/ppss/reports.html#libraries

本を借りたら店舗で割り引き - 上山市立図書館がショッピングプラザと連携

山形県の上山市立図書館が、同館の入るショッピングプラザと連携し、図書館で本を借りると同プラザの3店舗で割り引きが受けられる取り組みを始めています。

本を借りると5%引き 上山市立図書館とカミンが連携 - 山形新聞
http://yamagata-np.jp/news/200901/18/kj_2009011800301.php

上山市立図書館:利用者が買い物すると5%引きサービス 貸出件数急減で対策 /山形 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090116ddlk06020124000c.html

上山市立図書館
http://www.kaminoyama-lib.jp/

参考:
借りた本に応じて地元の店のクーポンが得られるサービス(米国)

ARLとACRL、図書館で学術コミュニケーションプログラムを行うためのガイドを公開

北米研究図書館協会(ARL)と米国大学・研究図書館協会(ACRL)が協同で、学術コミュニケーションに関するプログラム(教員に機関リポジトリへの論文の投稿を促す、著者の権利について説明する、オープンアクセスについて学生に知ってもらう、等)を行いたい大学のためのガイドを作成・公開しました。優れた先行事例を紹介しながら、どのようなことをどのような順序でなすべきか、が解説されています。

FAIR (Freely Accessible Institute Resources)
Developing a Scholarly Communication Program in Your Library
http://www.arl.org/sc/institute/fair/scprog/index.shtml

ALA、Google社と著作者団体・出版社団体との和解に関する情報を集約したウェブサイトをスタート

2008年10月28日、Google Book Search事業をめぐる訴訟において、Google、著作者団体“Authors Guild”と米国出版社協会(AAP)との間で、訴訟終結に向けた和解案が合意に達しました。この和解によって、図書館界はどのような影響を受けるのか考えるための情報共有として、米国図書館協会(ALA)が、専用のウェブサイト“Google Books Settlement”を立ち上げています。和解案を分かり易く、短く要約したもの、この問題について論じた記事、ブログなどへのリンク集、ALA冬季大会で実施されたディスカッションのまとめ、といった資料がアップロードされています。

Google Books Settlement
http://wo.ala.org/gbs/

総務省、「通信プラットフォーム研究会」最終報告書を公表

総務省では、ブロードバンド化やIP化の進展に伴ない、コンテンツアプリケーションをブロードバンド網で円滑に流通させる上で必要不可欠な認証・課金等のプラットフォーム機能の連携強化を図り、新事業の創出を促進するための市場環境整備のための課題整理と今後の政策の方向性を検討することを目的として、平成20年2月27日から「通信プラットフォーム研究会」を組織し、検討を行ってきました。このほど、その最終報告書が「通信プラットフォームの在り方」として公表されています。

総務省のプレスリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090130_3.html

通信プラットフォームの在り方
http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090130_3.html#bt

「Googleビデオ」日本版が公開

YouTubeなどインターネット上にある動画コンテンツを検索できるサービス、「Googleビデオ」の日本版が公開されています。

Googleのプレスリリース
http://googlejapan.blogspot.com/2009/01/google_26.html

Googleビデオ
http://video.google.co.jp/

県立図書館・市立図書館・大学図書館と連携して病院図書室がオープン

鳥取県立厚生病院が、鳥取大学附属図書館、倉吉市立図書館、鳥取県立図書館の3館と連携し、入院患者向けの図書室をオープンさせています。

図書室をご来院される皆様に開放しました - 鳥取県立厚生病院
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=82007

厚生病院に本格図書館 入院患者に開放 - 日本海新聞
http://www.nnn.co.jp/news/090116/20090116008.html
県立厚生病院:図書室と公立図書館が連携 読書で入院生活有意義に--倉吉 /鳥取 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20090119ddlk31040324000c.html
院内図書室オープン - 朝日新聞

1月 29日

トーハン、累計100万部を超える絵本を紹介する無料冊子を作成・配布

株式会社トーハンが、累計販売部数が100万部を超えている絵本を紹介する「ミリオンぶっく 2009年度版」を作成し、全国の書店などで無料配布しています。

累計100万部超の絵本を紹介した「ミリオンぶっく 2009年度版」 全国の書店で無料配布 - トーハン
http://www.tohan.jp/whatsnew/topic/2009_4/

絵本の累計販売ベスト10は?-選別のニーズからトーハンがまとめ - 市ヶ谷経済新聞
http://ichigaya.keizai.biz/headline/492/

論文が引用されたら、著者にアラート-Elsevier社が著者向け新サービス

Elsevier社が2009年1月28日、論文著者向けのアラートサービス“CiteAlert”の正式開始を発表しました。これは、著者の論文を引用している同社の学術情報全文データベース“ScienceDirect”収録論文が、同じく同社の学術情報データベース“Scopus”でインデクシングされた場合、著者にメールを送るというものです。ただし自己引用は除きます。

プレスリリースによると、このサービスを1年間試行した過程で、著者の半分が、自分の論文を引用した論文で触れられている研究が自分にとって新しく、関連するものであったことを示唆した、とされています。

CiteAlert
http://www.elsevier.com/wps/find/authorsview.authors/cite_alert

韓国、「図書館総合発展計画 2009年度施行計画」を発表

韓国の図書館情報政策委員会が2009年1月6日、国家レベルの図書館振興のビジョンと戦略を示す「図書館発展総合計画2009~2013」に基づく2009年度の施行計画を発表しています。発展総合計画同様、全館種が対象です。

2009年に施行する主な計画として、以下のようなものが挙がっています。

・全国で公共図書館を63館,生活密着型の小規模読書施設「小さな図書館」を119館,造成・拡充する。
・「地域代表図書館」を8つの市・道で新設または新規に指定する。
・全国の公共図書館全体の蔵書数を510万冊増やし,合計6,000万冊とする。
・学校図書館活性化のため,400館をリモデリングするとともに,児童・生徒1人あたりの蔵書数を12.5冊に引き上げる。
・大学図書館による学術情報支援を拡充するために,海外の学術データベースのナショナルライセンスを14データベース分確保する。

ACSがOAパイロット・プロジェクトを開始

米国化学会(ACS)が、発行するジャーナルのうち4誌(ACS Chemical Biology, Biochemistry, Journal of Proteome Research, and Molecular Pharmaceutics)について、ピア・レビューされ、アクセプトされた段階で、"Just Accepted" manuscriptとしてオープンアクセスで公開するパイロット・プロジェクトを始めたと発表しています。

ACS Speeds Web Publication: Society tests free online access to peer-reviewed, accepted manuscripts
http://pubs.acs.org/cen/news/87/i03/8703notw7.html

参考:

韓国文化体育観光部、「アパート団地内図書館」活性化事業の展開へ

韓国では、300世帯以上の共同住宅には読書施設「文庫」を設置することが、建設業者に義務付けられています。こうした文庫=「アパート団地内図書館」の実態について、朝鮮日報紙オンライン版が報じています。

米国労働省、Internet Archiveと提携してウェブサイトを保存へ

米国労働省(U.S. Department of Labor)はInternet Archiveと提携し、同省のウェブサイト上にあるすべてのドキュメントの、ある時点での完全なスナップショットを保存し、提供するプロジェクトに、2009年1月上旬から取り組んでいます。現在、このようにして保存されたコンテンツを見るための、専用のウェブサイトが設けられています。

U.S. Department of Labor announces digital ‘snapshot’ project to archive content of all departmental Web sites
http://www.dol.gov/opa/media/press/oasam/oasam20091865.htm

Department of Labor Web Archive

図書館や公文書館所蔵の古い写真をウェブ公開することがもたらす利益

2009年1月19日付けNew York Times紙に、ドイツ連邦公文書館とWikipediaの連携、LCとFlickrの連携を例に取り上げ、古い、歴史的写真を多数所有する図書館や文書館が、写真をウェブ上に積極的に公開することの意味について論じた記事“Historical Photos in Web Archives Gain Vivid New Lives”が掲載されています。
貴重な写真をより多くの人と共有できるようになることに加え、ウェブコミュニティから寄せられる情報によって、図書館や文書館が書誌情報を十分把握できていない写真の素性を明らかにできる可能性があることの重要性が強調されています。

Historical Photos in Web Archives Gain Vivid New Lives
- New York Times 2009/1/18付けの記事

「ネット世代」ってどの世代?(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectは2008年12月、米国の成人2,253名を対象とした、インターネット利用行動に関する調査の結果を発表しました。このうち、1,650名がインターネット利用者であり、

・一般的には「Y世代」(1977~1990生まれ)が「ネット世代」として見られることが多い。確かにこの世代がインターネット利用者全体の中に占める割合は、30%と最も多いが、この世代は主に、ゲーム・音楽などの娯楽や友人・家族とのコミュニケーションのためにネットを利用している。調べもの・情報検索やショッピング、オンラインバンキングといった利用については、「X世代」(1965~1976生まれ)の方が「Y世代」よりも高い利用率であった。

京都大学図書館機構、KURENAIで2008年によく読まれた論文を発表

京都大学図書館機構は、同大の機関リポジトリ"KURENAI"に収録された論文のうち2008年によく読まれた50論文を発表しています。

KURENAI: 2008年によく読まれた論文を発表 / 論文ダウンロードは年間60万件に - 京都大学図書館機構
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=421

京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)の収録論文に年間60万アクセスがありました。 - 京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2008/090123_1.htm

KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/

北海道大学附属図書館、HUSCAPの文献登録者が1000名を超えたと発表

北海道大学附属図書館は、同大の機関リポジトリ"HUSCAP"に文献を登録した研究者の人数が1000名に達したと発表しています。

HUSCAPの文献登録者数が1,000名を超えました - 北海道大学附属図書館
http://www.lib.hokudai.ac.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=245

HUSCAP(北海道大学学術成果コレクション)
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/

参考:
北海道大学附属図書館、HUSCAPのダウンロード数が200万回を超えたと発表
http://current.ndl.go.jp/node/9756

1月 28日

LC、公式Twitterを開始

米国の図書館界ではコミュニケーションサービス“Twitter”による情報発信がよく行われていますが、このほど米国議会図書館(LC)も、公式なTwitterフィードを開始しました。「より多くのコンテンツの情報やお知らせを、より迅速にお届けする」ことを目指しているそうです。

Twitter / librarycongress
http://twitter.com/librarycongress

We Tweet, Therefore We Are - Library of Congress Blog
http://www.loc.gov/blog/?p=429

インターネットのユーザ数、全世界で10億人を超える-日本は世界で第3位

米国の調査会社comScore社が、2008年12月時点のインターネットユニークユーザ数(15歳以上、家庭または職場からのアクセス)が、全世界合計で10億人を突破したとの調査結果を発表しています。ただしこの数値には、パブリック・アクセスのコンピュータ(例ではインターネットカフェからのアクセスが挙がっています)、携帯機器からのアクセスは含まれていません。日本のユーザ数は約6千万人で、中国、米国に続き第3位となっています。また、アクセス数が多かったサイトも発表されており、Google、Microsoft、Yahoo!が上位3位となっています。

Global Internet Audience Surpasses 1 billion Visitors, According to comScore

図書館システムの国際アンケート調査2008年版、結果発表

毎年、Library Journal誌に図書館システムの市場動向分析記事を寄稿しているブリーディング(Marshall Breeding)氏が実施した、2008年版の図書館システム国際アンケート調査の結果が発表されています。

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