アーカイブ - 2009年 1月 6日 - car

LCがNational Film Registryで永久保存する映画、合計500作品に

米国議会図書館(LC)が、独立非営利財団「全国映画保存財団」との公民連携(PPP)により運営している、文化的・歴史的・審美的に意義のあるアメリカ映画を永久保存するレジストリ“National Film Registry”に、LC館長の元に設置された委員会で選ばれた2008年分の映画として「ターミネーター」(1984年)、「透明人間」(1933年)、「キートンのマイホーム(文化生活一週間)」(1920年)など、25作品が追加されました。これで合計500作品以上が永久保存されることになりました。

2008 Entries to National Film Registry Announced - The Library Today (Library of Congress)
http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-237.html

J-STAGEの公開ジャーナル数が500誌を突破

科学技術振興機構(JST)は、科学技術情報発信・流通総合システム「J-STAGE」の公開ジャーナル数が500誌を突破したと、11月のJ-STAGEニュース特別号で発表しています。

J-STAGE登載500誌達成! - J-STAGEニュース 特別号(2008年11月30日)
http://www.jstage.jst.go.jp/jnews/J-STAGE_NEWS_special.pdf

J-STAGE
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja

参考:
CiNiiからJ-STAGE、Journal@rchiveへ-システム連携が開始
http://current.ndl.go.jp/node/9399

U.S.Newsの“Best Careers”2009年版でもライブラリアンが選ばれる

米国のU.S.News誌が毎年選んでいる“Best Careers”の2009年版が発表されています。薬剤師、政治家、エンジニア、ゴーストライターなど30の“Best Careers”の中に、2007年版、2008年版に引き続き、ライブラリアンが選ばれています。職業紹介の記事(概要、ある日の様子、給料等)も掲載されています。

知的財産戦略本部に「デジタル・ネット時代における知財制度の在り方について(報告)」が提出される

内閣の知的財産戦略本部会合(第21回)が12月24日に開催され、報告書「デジタル・ネット時代における知財制度の在り方について(報告)」が提出されました。

(1) コンテンツの流通促進方策、(2) 権利制限の一般規定(日本版フェアユース規定)の導入、(3) ネット上に流通する違法コンテンツへの対策の強化、に対する検討の結果をまとめています。

デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会が10月に公表した報告書案には、パブリックコメントが100件以上寄せられました。これらの意見についても公開されています。

デジタル・ネット時代における知財制度の在り方について(概要)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/dai21/siryou1_1.pdf
デジタル・ネット時代における知財制度の在り方について(報告)

文化審議会著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第7回)

文化庁の文化審議会著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会の第7回が、2009年1月6日に開催されました。文化庁のウェブサイトにはまだ情報がありませんが、Internet Watch誌がその概要を速報しています。

著作権保護期間の延長については結論を得られず、文化審小委員会 - Internet Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/01/06/22013.html

なお、文化庁は、2008年9月18日に開催した第6回会議の議事録、配布資料を公開しています。

文化庁 | 著作権 | 著作権制度に関する情報 | 文化審議会著作権分科会 | 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会 | 第6回

神戸芸術工科大学新図書館構想ワーキングの実験サイト「新図書館ラボ」

神戸芸術工科大学新図書館構想ワーキングが、図書館を核とした新しい教育研究活動と情報発信のあり方の実験の場(laboratory)と位置付けたウェブサイト「新図書館ラボ: 楽しむ図書館、つくる図書館」を開設しています。コンテンツとして、アート&デザイン情報、ウェブ検索術、ラボラトリー(図書館ニュース)などが公開されています。

新図書館ラボ | たのしむ図書館、つくる図書館
http://shintoshokanlab.kobe-du.ac.jp/

外国に留学する/している、人々への図書館サービスの実態は?(ARL)

北米研究図書館協会(ARL)は、外国に留学しようとしている、または留学した学生や教員に対して、図書館がどのようなサービスを提供しているかについて調査をおこない、その結果を“SPEC Kit”として公表しました。

調査は2008年5月におこなわれ、53の図書館から回答が寄せられています(回答率43%)。44機関で、大学を挙げて留学支援サービスを実施しており、うち26機関では、図書館も何らかの支援事業をおこなっているそうです。

またオンラインの情報資源に対する留学先からのリモート・アクセスを提供している図書館は31、留学先からの遠隔サービスを提供している図書館は23館であるとのことです。

“SPEC kit”本文は有料ですが、目次とサマリーは無償で公開されています。

フランス高等教育・研究大臣、人文・社会科学の大研究図書館の建設を提案-その名も「とても美しい図書館」

フランスのペクレス(Valérie Pécresse)高等教育・研究大臣が、パリのCondorcet-Aubervilliers地区に、10,000平方メートルの広さを持つ、欧州の軸となる人文・社会科学の大研究図書館「とても美しい図書館」(très belle bibliothèque)を建設するよう提案し、関連するパリの各大学(ソルボンヌ、サン・ドニ等)の代表者を集めたラウンドテーブルが2008年12月に開催されたと報じられています。

Une “très belle bibliothèque” pour le campus Condorcet : actualités - Livres Hebdo
http://www.livreshebdo.fr/actualites/DetailsActuRub.aspx?id=2537

フィラデルフィアの図書館閉鎖問題、法廷に持ち込まれる

財政難により、市内の54の図書館のうち11館を閉鎖するなどの方針を発表した米国フィラデルフィア市長に対して、市議会議員、図書館利用者、図書館職員組合から、11館の閉鎖停止を求める訴訟が起こされました。すでに弁論が開催されており、反対派からは、危険なため、これまでよりも遠方の図書館まで歩いて行かせることを認めるわけにはゆかない、との声が挙がっているそうです。
担当裁判官は、市議会による閉鎖への賛同を市長に求めていますが、市議会も閉鎖の延期を求めており、市長は閉鎖予定館のうち5館を、民間営利/非営利組織が運営する“knowledge center”に転換させることを提案しています。

Philadelphia Judge Stops Mayor’s Plan To Close 11 Libraries - 12/30/2008 - Library Journal

ドイツの読書事情は?-ドイツ読書財団、全国読書調査の結果を発表

ドイツ読書財団(Stiftung Lesen)が、1992年、2000年に続き、2008年に8年ぶりに行われた全国読書調査の結果を発表しています。

調査は、14歳以上のドイツ語話者2,552名を対象に行われました。毎日読書をする、と回答した人が38%と、前回から比べて4%増加している一方で、読書冊数は減っており、1冊の本を長い時間かけて読むという傾向が見えたとされています。また14~19歳の人に対する調査では、45%が、「子どもの時に本をもらったことがない」と答えています。読書財団はこのアンケート調査結果から、全体を「不読者」(25%)、「読書好き」(24%)、「情報好き」(20%)、「多メディア利用者」(12%)、「電子メディア利用者」(11%)、「メディアぎらい」(8%)の6つにカテゴライズし、各々の特徴を分析しています。

大学・研究図書館における深夜の延長開館についての研究報告(米国)

北米研究図書館協会(ARL)はこのほど、ARLメンバー図書館の深夜の延長開館時間のサービスに関する研究をまとめ、発表しました。深夜開館時のサービス形態、スタッフ、セキュリティといったことについて調査した結果の報告や、過去の研究事例のレビューなどが盛り込まれています。なお、この報告書は有料となっています。

After Midnight: Late Night Library Services, Occasional Paper 23, Published by ARL
http://www.arl.org/news/pr/op23-5jan09.shtml

ウィキペディア維持のための募金活動、620万ドルを集める

ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)の発表によると、同財団がウィキペディアの維持のために実施していた募金活動により、620万ドル(約5億8千万円)が集まり、目標としていた600万ドルを達成できたということです。世界中から12万5,000人が募金をしました。集まった資金は、ウィキペディアの技術インフラの維持・拡大に役立てられていく予定です。なお、募金は現在も受け付けられています。

ウィキメディア財団のプレスリリース
http://wikimediafoundation.org/wiki/Press_releases/Wikipedia_fundraiser_surpasses_$6million_USD_January_2009

Thank you from Wikipedia founder, Jimmy Wales
(ウィキメディア財団の創設者によるお礼の言葉)
http://wikimediafoundation.org/wiki/Donate/ThankYou/en

ウィキメディア財団、Wikipedia募金で目標達成--620万ドル集める
- CNET Japan 2008/1/5付けの記事

LCSHにアクセスできるAPI、LCの求めにより提供中止

米国議会図書館(LC)件名標目表(LCSH)にアクセスできるAPIとして公開されていた“LCSH.INFO”のサービスが中止されました。2008年12月19日付けのLCSH.INFOブログによると、今回のサービス終了はLCの求め(ask)を受けた措置であるとしていますが、同記事を執筆したサマーズ氏が、「LCの職員として、私には従う以外の選択肢はなかった」と述べていることから、多くの図書館系のブログで取り上げられており、波紋を呼んでいるようです。
なおウェブサイトLCSH.INFOは、そのまま残されています。

uncool uris
(lcsh.info 2008年12月19日記事)
http://lcsh.info/2008/12/19/uncool-uris/

(以下、LCSH.INFOの記事に対するブログの反応)

JISCイノベーションフォーラム2008のレポート

英国情報システム合同委員会(JISC)が2008年7月に開催したイノベーション・フォーラムのレポートを刊行しています。

このフォーラムは、JISCのイノベーション・プロジェクト/プログラムのもと、(1) 新しいテクノロジーを利用する際の障壁、(2) 研究データ、(3) 学生の「経験」の変化への対応、(4) JISCの助成以上にイノベーションを維持すること、(5) ユーザが身につけているテクノロジー 対 組織が提供するインフラ、という5つのテーマについて、100を超える機関からの参加者がイノベーション、経験についてディベートするというもので、以下の7つの重要課題が浮き彫りになったとされています。

・持続可能性:イノベーションのためのビジネスモデル
・持続可能性:イノベーションの共有
・持続可能性:環境に優しいイノベーション
・学習者の経験とデジタル世代