アーカイブ - 2009年 11月 - car

11月 30日

英国王立協会、ニュートンなどの科学史上の重要文献をウェブで公開

英国の王立協会(Royal Society)は、同協会が2010年に350周年を迎えるのを記念して、同協会が17世紀から発行しているPhilosophical Transactions誌に掲載されたものから、科学史上の重要文献60点をウェブサイトで公開しています。ニュートン、ベンジャミン・フランクリン、ホーキング博士らによる資料も含まれています。

Trailblazing
http://trailblazing.royalsociety.org/

NDL、データベースフォーラム「確かな情報へのナビゲーター」の資料を公開

国立国会図書館(NDL)は、2009年9月16日および10月29日に行った「データベースフォーラム-確かな情報へのナビゲーター-」の配布資料や使用したスライドをウェブサイト上で公開しています。

国立国会図書館データベースフォーラム 配布資料
http://www.ndl.go.jp/jp/dbforum/handouts.html

参考:
NDL、データベースフォーラム「確かな情報へのナビゲーター」を開催
http://current.ndl.go.jp/node/13877

スタンダールの原稿がデジタル化されウェブ上で公開

フランス・グルノーブル市のスタンダール大学と市立図書館が、同市出身の作家スタンダールの原稿をデジタル化してウェブサイト上で公開しています。グルノーブル市立図書館ではスタンダールの原稿の大部分を所蔵しており、1995年から進めていたおよそ40,000ページのデジタル化の作業がこのほど完了し、ウェブ上での提供開始に至ったようです。

French university brings manuscripts of Stendhal into the 21st century(Gurdian 2009/11/29付けの記事)
http://www.guardian.co.uk/world/2009/nov/29/france-stendhal-transcripts-university-grenoble

Les précieuses pages des manuscrits du Fonds Stendhal numérisées et accessibles en ligne(Grenoble Universitésのニュースリリース)
http://www.grenoble-univ.fr/jsp/fiche_actualite.jsp?CODE=1259248913176

Les manuscrits de Stendhal

G.W.ブッシュ前大統領図書館を含む建物のデザインが明らかに

ローラ・ブッシュ前ファーストレディは、自身の出身大学である南メソジスト大学の中に、G.W.ブッシュ前大統領図書館の建設を目指しています。このほど、図書館が入る予定になっている建物、G.W.ブッシュ大統領センターのデザインが明らかにされました。レンガと石灰岩を使ったモダンなデザインで、環境にも配慮した建物となる予定です。

Mrs. Laura W. Bush and Architects Unveil Design of George W. Bush Presidential Center(George W. Bush Presidential Centerのプレスリリース)
http://www.georgewbushcenter.com/site/apps/nlnet/content2.aspx?c=rvI2IaNVJyE&b=5572641&ct=7676953

Bush Presidential Library Design Unveiled in Dallas
- AL Inside Scoop 2009/11/24付けの記事
http://www.al.ala.org/insidescoop/2009/11/24/bush-presidential-library-design-unveiled-in-dallas/

参考:

毎日新聞、共同通信、共同通信社加盟社が業務提携

毎日新聞社、共同通信社、共同通信社加盟社の3者が、包括的な業務提携を行うことで合意したということです。これにより、「全国紙、通信社、地方紙が連携する新たな提携方式の可能性が示された」として、期待が寄せられています。包括提携の柱とされているのは、下記の3つです。

・共同通信社加盟社の地方紙から一部記事配信を受ける。
・毎日新聞が来年度初めから共同通信社に加盟する。
・スポーツ・文化事業などで協力を進める。
・3者間でのキャンペーン展開などの試みや協力を進める。

毎日新聞:共同通信・加盟社と包括提携 新時代の新聞追求 3者補完し紙面で特色 - 毎日新聞 2009/11/27付けの記事
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091127ddm012020009000c.html

ISBN機関、電子書籍へのISBN付与についてアンケートを実施

ISBN機関(ISBN agency)は、電子書籍(e-books)へのISBN付与に関するアンケートをウェブ上で実施しています。電子書籍には様々なバージョンが存在し、図書館等はそれらを区別する必要がある一方で、出版社側は煩雑な手続きを好まないとされることから、関係者への調査が行われるということのようです。英国情報システム合同委員会(JISC)のウェブサイトに、アンケート画面へのリンクと、ISBN機関の背景説明等の文書(word文書)へのリンクが掲載されています。

ISBNs for e-books survey(2009/11/27付けJISCのブログ記事)
http://www.jiscebooksproject.org/archives/328

電話ボックスがミニ図書館に(英国)

英国のWestbury-sub-Mendipという村で、使われなくなった電話ボックスが「ミニ図書館」として再利用されているそうです。100冊程度の図書の交換場所として機能しているようです。村では数ヶ月前に移動図書館がなくなってしまっており、廃止される電話ボックスの再利用案を検討した際に、このアイデアが採用されたとのことです。電話ボックスは、ブリティッシュ・テレコムから1ポンドで購入したとのことです。

Phone box has new life as library (2009/11/29付けBBC NEWSの記事)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/somerset/8385313.stm

Old phone box converted to 'world's smallest library' (2009/11/23付けBBC NEWSの記事)
http://news.bbc.co.uk/local/somerset/hi/people_and_places/arts_and_culture/newsid_8373000/8373906.stm

Necessity Was the Mother of this Phone Box Library(2009/11/29付けLIS Newsの記事)

11月 27日

第50回BCS賞、多摩美術大学図書館などが受賞

社団法人建築業協会(BCS)が、国内の建築作品を表彰する第50回BCS賞の表彰式が2009年11月19日に行われています。沖縄県立博物館・美術館などの19の施設が受賞しており、図書館では多摩美術大学図書館が受賞しています。

BCS賞 第50回 受賞作品(2009年)
http://www.bcs.or.jp/prize/list/2009.html

BCS賞を受賞(多摩美術大学図書館のニュースリリース)
http://library.tamabi.ac.jp/news/2009/receiving-bcs-prize/

経済産業省、「電子経済産業省アイディアボックス」に関連してTwitterを開始

経済産業省が、電子政府の取組みに関する意見募集等を行った「電子経済産業省アイディアボックス」のフォローアップの一環として、2009年11月25日から、Twitterの使用(試験的)を始めています。「Twitterの活用は、日本の府省で初の試みです」とのことです。

ideaboxFU
http://twitter.com/ideaboxFU

電子経済産業省アイディアボックスブログ
http://d.hatena.ne.jp/ideaboxFU/

電子経済産業省アイディアボックス
http://www.open-meti.go.jp/

英国国立公文書館、これからの公文書館についての政策文書を公表

英国国立公文書館(National Archives)は、政策文書“Archives for the 21st Century”を公表しています。人々はオンラインで常に情報を入手できることを期待しており、公文書館もこれに応じた変化をしなければならないという認識のもと、この政策文書は、公文書館の役割の認知度を高めるための道筋を示すものと位置づけられています。

Archives for the 21st Century
http://www.nationalarchives.gov.uk/policy/aft21c/

(本文)
http://www.nationalarchives.gov.uk/documents/aft21c/archives-for-the-21st-century.pdf

Public archives should be online, says gov't report(2009/11/26付けZDNetの記事)
http://news.zdnet.co.uk/itmanagement/0,1000000308,39906058,00.htm

Wikimedia財団、Wikipediaの投稿者数減少に関する報道についてコメント

Wikipediaに記事を投稿する人の数が減少しているという報道を受けて、Wikipediaを運営するWikimedia財団は、ブログで見解を表明しています。報道の元となった研究(スペインのオルテガ博士によるもの)での「投稿」の定義等がWikimedia財団と異なることなどを指摘した上で、Wikipediaについて、以下のような認識を示しています。

・Wikipediaを読む人の数は引き続き増加している(2009年10月には3億4400万のユニークユーザー)。
・Wikipediaの記事数も引き続き増加している(1440万記事に日々数千の記事が追加されている)。
・Wikipediaに投稿する人の数のピークは約2年半前で、そこからやや減少した後、安定している。

そして、今後もより多くの投稿者が参加できるよう努力していく、と結んでいます。

Wikipedia’s Volunteer Story(2009/11/26付けWikimedia Blogの記事)
http://blog.wikimedia.org/2009/11/26/wikipedias-volunteer-story/

Volunteers Log Off as Wikipedia Ages(Wall Street Journalの記事)

大阪・高槻市、予約図書の駅前施設等での貸出を開始へ

大阪府の高槻市が、予約を受けた図書館資料を駅周辺施設などで貸し出すシステムを2010年春から開始予定であると報じられています。市内5か所の図書館と駅周辺の無人施設で、図書カードと予約したICタグ付きの書籍を自動貸出機に読み込ませることで、貸出作業をセルフサービスで行うことができるとのことです。

図書館に新スタイル! ネットで予約し駅前レンタル(2009/11/27付けMSN産経ニュースの記事)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091127/trd0911270930002-n1.htm

図書館の本を駅前無人コーナーで借りちゃう(2009/11/27付けasahi.comの記事)
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000911270001

英国図書館、ドキュメント・サプライ・サービスの提供形式にFileOpenを追加

英国図書館(BL)は、利用者からの要望に答え、同館のドキュメント・サプライ・サービスの提供方法として、FileOpen Systems社のDRM(デジタル著作権管理)プラットフォームを追加すると発表しています。これにより、従来のAdobe Digital Editions platformとの選択ができるようになるとのことです。なお、同サービスは現在、70%以上が電子ファイルでの提供となっているとのことです。

The British Library Improves Electronic Access with New DRM Platform from leading provider, FileOpen Systems(2009/11/26付けBLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2009/pressrelease20091126.html

11月 26日

洪水被害にあったルイビル公共図書館、全面開館は2010年春に(米国)

2009年8月に洪水被害にあった、米国ケンタッキー州のルイビル公共図書館(Louisville Free Public Library)の中央図書館について、全面開館は2010年春になりそうだと報じられています。復旧費用は700万ドルに達し、当初の見通しより200万ドル多くなりそうだとのことですが、ほとんどは保険でカバーできそうだとのことです。市民からの寄付などによる基金も20万ドルあり、資料の買い替えに用いられるとのことです。

Main Library flood damage surpasses $7 million(2009/11/9付けcourier-journal.comの記事)
http://www.courier-journal.com/article/20091109/NEWS01/911090356/Main+Library+flood+damage+surpasses+$7+million

Library flood damage surpasses $7 million(2009/11/12付けLibraries in the newsの記事)
http://www.ilovelibraries.ala.org/news/?p=558

参考:
ルイビル公共図書館、洪水で1万冊以上の資料に被害(米国)

米国政府のSTEM教育の推進活動の一環で、米ソニーが図書館にゲーム機を寄付

米国政府が行う科学や数学(STEM)の教育を推進する活動の一環として、米ソニー社のゲームソフトを使ったゲームデザインコンペが行われるため、同社のゲーム機とソフト1,000組が図書館などに寄付されるとのことです。

White House Pushes Science and Math Education(NYTimes.com 2009/11/22付けの記事)
http://www.nytimes.com/2009/11/23/education/23educ.html

アゼルバイジャンではコンピューターは都市部の図書館に集中

アゼルバイジャンの統計委員会が行った、同国内の図書館に設置されているコンピューター1,695台を対象にした調査の結果が公開されています。それによると、図書館のコンピューターの94.2%は都市部に、残りの5.8%は郊外に設置されているようです。また、全体の41.6%にあたる705台の図書館のコンピューターがインターネットにつながっており、86の図書館が電子メールを、30の図書館が電子的な目録を利用していますが、いずれも都市部の図書館とのことです。

94.2 % of Azerbaijani city libraries equipped with computers(ABC.AZ 2009/11/25付けの記事)
http://abc.az/eng/news_25_11_2009_40556.html

複数の大学図書館での業務協同化により業務量はどのくらい減らせるか(米国)

米国マサチューセッツ州の私立の4大学と州立のマサチューセッツ大学で構成されるコンソーシアム“Five Colleges”が、これら5大学間での図書館業務を共同化することで、どの程度コスト削減ができるかについての中間報告を公表しています。単行書の収集・目録業務などのテクニカルな業務についてのもので、必要となるフルタイム換算の職員数の変化についても数字をあげて言及されています。

Five Colleges (MA) Consortium Plans Tech Consolidation(2009/11/19付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6708019.html

デジタル学術コミュニケーションを最もうまく支援できるリポジトリとは?

“Beyond Institutional Repositories”(『機関リポジトリを超えて』)の筆者であるロマリー(Laurent Romary)氏とアームブラスター(Chris Armbruster)氏が、再び共著により、“Comparing Repository Types: Challenges and Barriers for Subject-Based Repositories, Research Repositories, National Repository Systems and Institutional Repositories in Serving Scholarly Communication”(『リポジトリタイプの比較:学術コミュニケーションへの奉仕における主題リポジトリ、研究リポジトリ、国営のリポジトリシステム、機関リポジトリの課題と障害』)を著しています。これは、現在あるリポジトリを主題リポジトリ、研究リポジトリ、国営のリポジトリシステム、機関リポジトリの4つに分類し、どのタイプのリポジトリが、また、リポジトリのどんなサービスが、最もよく学術コミュニケーションを支援しうるのかを考察するものです。

2009年ブックトラック変身コンテスト、優勝者発表!

本や図書館をテーマにしたマンガを配信しているサイト“Unshelved”が主催するブックトラック変身コンテスト“Pimp My Bookcart”の2009年の結果発表がありました。今回優勝したのは、ハーレム高校が出品した、70年代のアイスクリームカートをモチーフにしたブックトラックでした。2位に、バーベキューができるブックトラック、3位にデジカメ型ブックトラックが続きます。
このコンテストには今年も多数の応募があり、韓国、ニュージーランド、オーストラリア、英国など、海外からの参加も増えています。

Pimp My Bookcart 2009
http://www.unshelved.com/PimpMyBookcart/2009/

大阪市、「1冊の絵本」投票の中間集計結果を公表

大阪市教育委員会が、市民がお気に入りの絵本を投票して「大阪市の1冊の絵本」を決定する「One Book One OSAKA」事業を実施しています。2010年の国民読書年に向けた取り組みで、2010年2月28日まで市民からの投票を受け付け、同年4月23日の「子どもの読書の日」に結果が発表される予定です。2009年11月に発表された中間結果では「ぐりとぐら」シリーズが1位となっています。また、2009年11月20日から12月2日まで、投票用紙の一部が大阪市立中央図書館のエントランスに展示されているようです。

One Book One OSAKA みんなでえらぶ大阪市の1さつのえほん(大阪市立図書館)
http://www.oml.city.osaka.jp/topics/1book1osaka2009.html

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