アーカイブ - 2009年 1月 - car

1月 20日

米国連邦議会下院、景気刺激に係る法案を発表-図書館への資金提供は?

米国連邦議会下院は2009年1月15日、景気刺激パッケージの第一弾として、法案“American Recovery and Reinvestment Act of 2009”を発表しました。かねてより、米国図書館協会(ALA)は図書館に対して1億ドルの資金提供を求めていたところですが、今回の法案では、図書館を見出しに含む項目はありませんでした。しかし、以下の項目内で、図書館についても言及されています。

・21世紀のための教育(予算の言及はなし)
・K-12教育の修復・現代化(140億ドル)
・高等教育の修復・現代化(60億ドル)
・地方のコミュニティ設備プログラム(2億ドル)
・ブロードバンドの普及(競争的資金3.5億ドル。図書館も申請可能)
・コミュニティサービスにおける、収入の低い年長者の雇用(助成金1.2億ドル。図書館も申請可能)

NARA、9.11委員会の資料の一部を公開(米国)

2001年9月11日に発生した米国同時多発テロ事件の全容を解明し、将来このような攻撃が発生しないようにするための提案を行うべく米国連邦議会に超党派で設置された「9.11委員会」(National Commission on Terrorist Attacks upon the United States;通称 the 9/11 Commission。2004年8月21日解散)が収集・作成した記録資料の一部(35%)を、米国国立公文書館(NARA)が公開しました。さらにその一部(関係者へのインタビュー記録のまとめ、文書リスト等)は、オンラインでも公開されています。

National Archives to Open 9/11 Commission Textual Materials

新しい総合目録の試み(日本)

日外アソシエーツ社が運営する「レファレンスクラブ」、オープンソースの図書館システムを構築する“Project Next-L”が相次いで、総合目録データベースの試みを発表しています。

レファレンスクラブ ブログ レファレンスクラブ新企画「公共図書館OPAC総合目録データベース」アンケート
http://reference.blog.shinobi.jp/Entry/293/

Project Next-L 参加館総合目録構想 - 簡単な日記(2009-01-17)
http://kamata.lib.teu.ac.jp/~tanabe/diary/20090117.html#p01

参考:
国立国会図書館 総合目録ネットワークシステム
http://unicanet.ndl.go.jp/
同 全国新聞総合目録データベース

WorldCat、iPhone以外の携帯端末にも対応したアプリ(米・カナダ限定)を公開

OCLCが、iPhoneのほかWindows Mobile 5.0、Blackberryといった携帯端末にも対応したWorldCatアプリケーション“WorldCat Mobile”がリリースされています。ただし、米国・カナダからのみ利用できるとのことです。

WorldCat Mobile -- Search libraries from your phone [WorldCat.org]
http://www.worldcat.org/mobile/

参考:
WorldCat、iPhoneに対応
http://current.ndl.go.jp/node/8841

早稲田大学図書館、古典籍総合データベースグッズを公開

早稲田大学図書館が、同館の古典籍総合データベースの中から、電子化した古典籍の画像を使ったグッズ(ブックカバー・カレンダー・絵はがき)を公開しています。

古典籍総合データベースグッズのご案内
http://www.wul.waseda.ac.jp/news/news_detail.html?news_no=36

古典籍総合データベースグッズ - 早稲田大学図書館
http://www.wul.waseda.ac.jp/PUBS/hambai/kotenseki-goods/index.html

古典籍総合データベース
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/

参考:
東北大学附属図書館、狩野文庫・漱石文庫にちなんだグッズを製作・販売
http://current.ndl.go.jp/node/8438

1月 19日

ユネスコの「万人のための教育(EFA)」プロジェクト・2009年レポート

ユネスコが実施している「万人のための教育」(Education for All;EFA)プロジェクトの2009年状況レポート“Global Monitoring Report 2009”が刊行されています。今回のレポートは、副題の“Overcoming inequality: why governance matters”が示すとおり、開発途上国と先進国との間に「巨大な湾」(vast gulf)が広がっていることを大きな問題として提起しています。

・開発途上国の小学生期の子どもの3人に1人(合計で1億9,300万人)が、栄養失調のため脳の発達・教育達成に障害がある。南アジアでは、この比率は40%に上がる。

洪水被害と立ち向かった図書館員チームが2009年Librarian of the Yearを受賞(米国)

米国のLibrary Journal誌が2009年の“Librarian of the Year”を発表しています。受賞したのは、2008年6月に洪水による大きな被害を受けた米国アイオワ州のシダーラピッズ公共図書館の11名のスタッフだということです。彼らのチームは、洪水直後から、資料の避難、図書館サービスの復旧のため、懸命な働きを見せ、それが評価されました。

Librarian of the Year 2009: Team Cedar Rapids
After the flood, CRPL buoys the community
- Library Journal 2009/1/15付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6625169.html?nid=3283

参考:
洪水の被害を受けた図書館の現況(米国)

BLとオックスフォード大学図書館の貴重書を切り抜いた犯人、有罪に

英国図書館(BL)とオックスフォード大学図書館が所蔵する、中東関係の貴重書を切り抜いた犯人に対し、有罪が宣告されました。この犯人とBLの関わりについて、BBC Newsが報じています。

IMLS、米国の歴史・社会を学ぶための絵画(複製画)40点と教育用ツールキットを1,288の公共図書館に配布

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米人文基金(NEH)等と協同で開発した、米国の歴史・社会・言語・文学等を学ぶのに役立つ絵画40点の複製画(24インチ×36インチ)と教育用ツールキット“Picturing America”を、米国内の1,288の公共図書館に配布したと発表しています。なお、この事業は2008年に開始され、同年中に3,500館以上の公共図書館に配布されたとのことです。NEHはこの複製画をデジタルで見られるウェブサイトも構築しており、各種の関連情報や授業プランなども公開されています。

Picturing America Kits Awarded to Nearly 1,300 Public Libraries - IMLS
http://www.imls.gov/news/2009/011609b.shtm

大阪国際児童文学館と大阪府立図書館を考える集い

大阪国際児童文学館の現地存続と大阪府立図書館の市場化テスト導入反対を訴える「大阪国際児童文学館と大阪府立図書館を考える集い実行委員会」が2009年2月15日、大阪国際児童文学館と大阪府立図書館を考える集いを開催すると発表しています。

大阪国際児童文学館と大阪府立図書館を考える集い
http://www.fusyokuro.gr.jp/tosyo_tudoi/tsudoi090215.html

ドイツ研究協会、ナショナルライセンスで国内の大学からアクセスできるデータベース、電子ジャーナルの拡大を発表

ドイツの科学研究助成機関「ドイツ研究協会」(DFG)が2008年12月5日、ナショナルライセンスで国内の大学等から無料でアクセスできるデータベース、電子ジャーナルを拡大することを発表しました。DFGはライセンス契約費用として合計990万ユーロを供出するとのことです。これで合計1,010のデータベース、コレクション、アーカイブ等をナショナルライセンスで提供することになりました。

DFG - Press Release No. 68, 2008 - A Pacesetter on the Information Superhighway: The DFG Provides Access to Additional Digital Research Resources

DRFが横浜合意と学位論文メタデータ標準案(提案)を発表

DRF(デジタルリポジトリ連合)が、11月の図書館総合展でのDRF4における議論を「横浜合意」としてまとめ、公開しています。

また、4つのセッションのうち、「学位論文ネットワークの形成を目指して - メタデータとデジタル化」で提案された学位論文メタデータ標準案(提案)も発表しています。この学位論文メタデータ標準案については、パブリックコメントを求めています。

横浜合意と学位論文メタデータ標準案の公開
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF4

参考:
第4回DRFワークショップ「日本の機関リポジトリとそのテーマ2008」の発表資料
http://current.ndl.go.jp/node/9649
「学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ」中間報告

LC、オバマ大統領就任式の宣誓で用いられる「リンカーン聖書」の高精細画像(一部)をブログで紹介

2009年1月20日、米国でオバマ氏が大統領に就任します。その就任式典の宣誓では、米国議会図書館(LC)が所蔵している、リンカーン第16代大統領が同様に宣誓で用いた聖書が用いられることになっています。LCはこのほど、その聖書について高精細の写真を数点撮影し、ブログで紹介しています。

The Lincoln Inaugural Bible, Chapter and Verse
http://www.loc.gov/blog/?p=410

President-Elect Obama To Take Oath of Office on Lincoln-Inaugural Bible from Library of Congress
http://www.loc.gov/today/pr/2008/08-236.html

1月 16日

神戸大学と「人と防災未来センター」、震災資料の横断検索をスタート

2009年1月17日に阪神淡路大震災から14年を迎えるに当たり、神戸大学と防災研究機関「人と防災未来センター」が、神戸大学付属図書館震災文庫と防災未来センター資料室の資料合わせて7万点を横断検索できるシステムの運用を開始しました。

震災資料横断検索
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/crosssearch.html

2009年は「オープンアクセス週間」-10月19日から23日まで

2008年「オープンアクセスの日」(10月14日)のイベントを推進した主体の1つ、Public Library of Science(PLoS)が、ブログで、2009年は10月19~23日に「オープンアクセス週間」としてイベントを実施する、と発表しています。「週間」としたのは、国際的な時差の問題もあり1日にすべてを盛り込むのは“tricky”である、1日だけだと参加しづらい人がいる、などが理由とのことです。

Save the date - Open Access Week 19-23 October 2009 | Public Library of Science
http://www.plos.org/cms/node/435

参考:
E849 - 世界各国で「オープンアクセスの日」開催
http://current.ndl.go.jp/e849

OCLC、デジタルコンテンツ管理ソフト“CONTENTdm”をUnicodeに対応

OCLCが、WorldCatとの連携機能などを備えるデジタルコレクション管理ソフト“CONTENTdm”の最新バージョンを発表しています。今回のバージョン5からUnicodeに対応し、日本語、中国語など非西洋言語もサポートしたとのことです。

OCLC releases new CONTENTdm version that supports Unicode
http://www.oclc.org/news/releases/20093.htm

CONTENTdm [OCLC - Digital Collection Management]
http://www.oclc.org/contentdm/

Google、ブック検索の基礎技術を培った通販カタログ検索サービスを終了

Google社が、2001年からこれまで提供してきた米国の通販カタログ検索サービス“Google Catalogs”の提供を終了しました。他のサービスと比べて人気がなかったことが理由のようです。このサービスにより、Book Search(ブック検索)の基礎技術となるスキャニング、OCR、コンテンツの見せ方などが培われた、と、Google Book Searchチームが感慨深く語っています。そして、これまで以上に雑誌、新聞、書籍のデジタル化・オンライン提供に注力していく、としています。

Inside Google Book Search: Farewell, Google Catalog Search
http://booksearch.blogspot.com/2009/01/farewell-google-catalog-search.html

文部科学省、「司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方について」の意見募集を開始

文部科学省が、「司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方について(これからの図書館の在り方検討協力者会議報告書(案))」に関する意見募集を開始しています。〆切は2009年1月26日となっています。

司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方について(これからの図書館の在り方検討協力者会議報告書(案))に関する意見募集の実施について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000361

また同時に、博物館学芸員養成、博物館実習に関する意見募集も行われています。

博物館実習ガイドライン(案)に関する意見募集の実施について

次世代OPACプロジェクト“XC”におけるメタデータ用XMLスキーマ、メタデータ用ツールに関するレポート

米国ロチェスター大学が実施しているオープンソースの次世代OPAC開発プロジェクト“XC”(eXtensible Catalog)が、(1) MARCやDublin Coreなど複数のスキーマのメタデータを再利用しやすくするために、どのようなXMLスキーマをデザインしたか、(2) メタデータの正規化、情報の付加、スキーマ移行等のためのプラットフォームとして開発したXCメタデータサービスツールキット(MST)、について紹介したレポートを刊行しています。

XC Metadata Reports/ Documentation | The eXtensible Catalog
http://www.extensiblecatalog.org/MetadataReports

国立国会図書館、「関西館版 調べ方案内」を公開

国立国会図書館は、主として関西地域における、資料の利用方法や所蔵機関、調べ方を提供する「関西館版 調べ方案内」を作成し、公開を開始しました。

関西館版 調べ方案内
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/reference/theme/index.html

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