アーカイブ - 2009年 7月 - car

7月 31日

NDL、データベースフォーラム「確かな情報へのナビゲーター」を開催

国立国会図書館(NDL)が、2009年9月16日に京都(関西館)で、10月29日に東京(東京本館)で、「データベースフォーラム-確かな情報へのナビゲーター-」を開催すると発表しています。

国立国会図書館(NDL)データベースフォーラム-確かな情報へのナビゲーター-
http://www.ndl.go.jp/jp/event/dbf2009.html

LC、日本の浮世絵をオンラインで公開

米国議会図書館(LC)が、広重や国芳らの日本の浮世絵をオンラインで公開しています。これまでは一部の書誌の記述に不足がありましたが、全ての画像に日本語と英語のタイトルおよび主題が付与され、検索や同定の処理が向上しているようです。

Japanese Prints & Drawings
http://www.loc.gov/rr/print/whatsnew.html#processed

P&P ONLINE CATALOG
http://memory.loc.gov/pp/jpdhtml/jpdabt.html

市民による資料デジタル化プロジェクトの可能性(文献)

デジカメ、スキャナ、その他のウェブツールは今や、一般にも広く普及しています。このような状況にあって、相応のコストをかけ、図書館、博物館、大学などが主導して実施する大量デジタル化のモデルに対し、アマチュアの一般市民が資料デジタル化に係る新たなモデルの可能性を探る記事が、“Educause Quaterly”に掲載されています。記事では、オックスフォード大学で実施された、一般市民による第一次世界大戦の資料デジタル化プロジェクトが取り上げられています。このプロジェクトの検証の結果、一般市民が係るこのモデルは、これまでの大量デジタル化モデルよりもコストが抑えられる、これまで公開されることがなかった個人が所有している貴重な資料を掘り起こせる、といった可能性が確認されました。

Lee, Stuart D. and Lindsay, Kate. If You Build It, They Will Scan: Oxford University’s Exploration of Community Collections. Educause Quaterly. 2009, Volume 32, Number2.

米ソニー、パブリックドメインの電子書籍点数が100万件に到達

米ソニーは、2009年7月29日付けのプレスリリースで、Googleとの協同により提供していたパブリックドメインの電子書籍の点数が100万件に達したと発表しています。

The eBook store from Sony announces to more than 1 million public domain books from Google(Sony Electronicsのプレスリリース)
http://news.sel.sony.com/en/press_room/consumer/computer_peripheral/e_book/release/41133.html

参考:
米ソニーとGoogle、協同でパブリックドメインの書籍50万点をデジタル化
http://current.ndl.go.jp/node/12282

『アンネの日記』など、ユネスコの「世界の記憶」として新たに登録

バルバドスで2009年7月31日まで開催されている、ユネスコ「世界の記憶(Memory of the World)」プログラムの国際諮問委員会の会合での推薦を受け、『アンネの日記』やタイのチュラロンコーン国王の国家変革の記録資料、マダガスカル王室の公文書など、全部で35の資料が新たに「世界の記憶」に加えられました。

Anne Frank’s Diaries, Royal Archives of Thailand and Madagascar among 35 documentary properties added to UNESCO’s Memory of the World Register
(ユネスコのプレスリリース)
http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=46187&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

イェール大学図書館、戦略計画を更新

イェール大学図書館が、2003年に立てられた戦略計画を更新したと発表しています。今後5年間に図書館としてどこに力を注いでいくのかを明確にするために、教育と学習のサポート、特別コレクションや独自資料の強調、研究と学習を促進する環境づくり、という3つの目的に焦点を当てた内容となっているようです。

Yale University Library Strategic Plan Updated: Focuses on Three Goal Areas(イェール大学図書館のニュースリリース)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2009/07/yale_university_library_strate.html

Library Strategic Plan
http://www.library.yale.edu/strategicplanning/

7月 30日

「情報ネットワーク法研究会」が9月12日に開催(京都)

2009年9月12日(土)に、「できるまで、できるまで!-法学教員と図書館員がもっと仲良くなるために!-」と題する、2009年の情報ネットワーク法研究会が、京都の龍谷大学法科大学院で開催されるとのことです。

情報ネットワーク法研究会 LR
http://web.mac.com/inlawlr/2009/Welcome.html

Googleブック検索和解案についての議論・解説サイトが設立される(米国)

Googleブック検索の和解案について議論・解説するためのサイト“The Public Index”が、New York Law Schoolの准教授であるJames Grimmelmann氏らにより設立されました。和解案の本文について、項ごとにコメントを書き込んでいくことができるなど、参加型の仕組みとなっています。その他、関連する資料なども掲載されています。

The Public Index
http://thepublicindex.org/

Announcement: The Public Index -- The Laboratorium(Grimmelmann氏のブログ)
http://laboratorium.net/archive/2009/07/23/announcement_the_public_index

作家ニコルソン・ベイカー氏、Kindleを買って使って語る(米国)

The New Yorker誌のウェブサイトに、作家ニコルソン・ベイカー氏による、Amazon.com社の電子書籍リーダー「kindle」の購入・使用体験に基づくエッセイが掲載されています。

A New Page  Can the Kindle really improve on the book? by Nicholson Baker
http://www.newyorker.com/reporting/2009/08/03/090803fa_fact_baker?currentPage=all

「Googleブックス」を使って回答するトリビアクイズ(米国)

Google社は、2009年7月27日から10日間、日替わりのテーマでのトリビアクイズを出題し、「Googleブックス」の検索を使ってそれに回答してもらう、というイベント“Play the 10 Days in Google Books game”を実施しています。毎日5問ずつ出され、電子ブックリーダーが賞品として用意されているとのことです。(米国以外の国では、全文を閲覧できない図書もあるとのことです。)

Announcing the 10 Days in Google Books game -- Insied Google Books
http://booksearch.blogspot.com/2009/07/announcing-10-days-in-google-books-game.html

Microsoft社とYahoo!社、検索分野で提携

Microsoft社とYahoo!社が、業務提携の契約を結んだことを発表しています。契約期間は10年間、Microsoft社がYahoo!社の検索技術のライセンス供与を受ける、Yahoo!のサイトにMicrosoftの検索エンジン「Bing」を採用する、等が内容とのことです。

Microsoft, Yahoo! Change Search Landscape(プレスリリース(英語))
http://www.choicevalueinnovation.com/thedeal/pressroom/Default.aspx

MicrosoftとYahoo!が提携発表 Yahoo!がBing採用 -- ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/29/news102.html

7月 29日

第95回全国図書館大会のウェブサイト、オープン

第95回全国図書館大会のウェブサイトが公開されました。同大会は2009年10月30日に明治大学などを会場として開催されることになっています。

第95回全国図書館大会
http://www.jla.or.jp/taikai2009/

ビジネス・経済学分野の研究者たちの電子情報資源の使い方(英国)

英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの情報行動・研究評価センター(CIBER)が、ビジネス・経済学分野の研究者や学生の電子情報資源の利用行動に関する報告書を発表しています。なお、この報告は中間的なものであり、最終報告は今年の終盤に発表予定だということです。

電子書籍の利用については、

・この分野の研究者や学生は重要な電子書籍利用者である。
・利用者はキャンパス外で電子書籍を利用する傾向にあり、仮想学習環境(Virtual Learning Enviroment)を通じて利用することが多い。
・より新しい大学ほど、電子書籍の利用者率が高い。

といったことが分かったということです。

このほかにも、電子ジャーナル利用の特徴などについてもまとめられています。

Working paper on scholarly digital use and information seeking behaviour in business and economics
http://ie-repository.jisc.ac.uk/366/

User Behaviour Observational Study: analysis of usage data
- JISC Information Enviroment Team 2009/7/21付けの記事

書誌データはセマンティックウェブに適用可能か?(文献)

Information Technology and Libraries誌(28巻2号)に、書誌データとRDF(Resource Description Framework)との適合性などを考察した、Martha M. Yee氏による“Can Bibliographic Data Be Put Directly Onto the Semantic Web?”という論文が掲載されています。

Can Bibliographic Data Be Put Directly Onto the Semantic Web?
Martha M. Yee
University of California, Los Angeles
http://repositories.cdlib.org/cgi/viewcontent.cgi?article=7722&context=postprints

JLA、図書館の障害者サービスの充実について文化庁に要望

日本図書館協会(JLA)のウェブサイトに、文化庁に対する要望書「著作権法改正に伴う図書館の障害者サービスの充実に係る法運用について(要望)」(2009年7月24日付け)が掲載されています。

(HTML版)
http://www.jla.or.jp/kenkai/20090724.html
(PDF版)
http://www.jla.or.jp/kenkai/20090724.pdf

スイスの国立図書館・大学図書館によるSwissBibの取組み状況

Research Information誌(August/September 2009)に、スイスの国立図書館と大学図書館による、2011年までのプロジェクト“SwissBib”の取組み状況が掲載されています。SwissBibの目的は、学術情報の検索・アクセスのための一つのエントリーポイント(a central entry point)を設立することとされています。複数の言語、書誌メタデータの方式の違い、データ重複などが課題とのことです。

Switzerland builds next-generation metacatalogue
http://www.researchinformation.info/features/feature.php?feature_id=231

参考:
スイスで国立図書館と大学図書館のメタデータ・ハブを構築の動き
http://current.ndl.go.jp/node/9775

学術論文の著作権は廃止すべきか?(文献)

ハーバード法科大学院(Harvard Law School)のShavell教授による、Should Copyright Of Academic Works Be Abolished?という論文がウェブで公開されています。
(要約部分の大意)
・学術論文を著作権フリーとした場合には出版社が販売利益を得られないため、研究者に費用を負担させることになるが、これでは研究者のインセンティブが低下する。
・その費用を大学や助成機関が負担することにすれば、研究者のインセンティブは低下せず、社会的に望ましい結果が得られるのではないか。
・現在行われているオープンアクセスへの取組みは困難に直面しているため、学術論文の著作権の廃止は法の改正により行うべきである。

Should Copyright Of Academic Works Be Abolished?
http://cyber.law.harvard.edu/sites/cyber.law.harvard.edu/files/Copyright%207-17HLS-2009.pdf

"Should Copyright of Academic Works Be Abolished?"(2009年7月20日付けDigitalKoansの記事)

Twitterを使う理由、41.6%は友人とのコンタクト(米国)

米国の調査会社eMarketerが、インターネットユーザーがTwitterを使う理由に関して性別、世代別に取りまとめた調査結果を公表しています。調査によると、Twitterユーザーの41.6%が友人と連絡を取り合うために使用しており、そのほか、ステータスの更新のためが29.1%、ニュースを探すためが25.8%となっています。

Why People Use Twitter(iLibrarianの記事)
http://oedb.org/blogs/ilibrarian/2009/why-people-use-twitter/

Why People Use Twitter(eMarketer)
http://www.emarketer.com/Article.aspx?R=1007193

NYPLのFerriero氏が米国国立公文書館の新館長に

米国国立公文書館(NARA)の館長に、ニューヨーク公共図書館(NYPL)の研究図書館部長のDavid S. Ferriero氏が選ばれる見込みであると報じられています。Ferriero氏は、マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館・デューク大学図書館での職歴を持つ人物とのことです。

A New U.S. Archivist: David Ferriero
http://voices.washingtonpost.com/44/2009/07/28/a_new_us_archivist_david_ferri.html

N.Y. Librarian Tapped As Obama Archivist
http://techdailydose.nationaljournal.com/2009/07/ny-library-chief-tapped-as-oba.php

President Obama Nominates David S. Ferriero To Be Archivist of the U.S. (updated)
http://historycoalition.org/2009/07/28/president-obma-to-appoint-david-s-ferriero-archivist-of-the-u-s/

参考:

7月 28日

OLEプロジェクトの最終報告書(草案)が公表

米国の大学やカナダ国立図書館・文書館、オーストラリア国立図書館等が参加した、将来の図書館システムについて検討するプロジェクト“Open Library Environment(OLE) Project”の最終報告書(草案)が公表されています。

Final OLE Project Report
http://oleproject.org/final-ole-project-report/

(本文)The Open Library Environment Project Final Report(Draft) July 26, 2009
http://oleproject.org/wp-content/uploads/2009/07/ole_report_draft_26july09.pdf

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