アーカイブ - 2009年 8月 - car

8月 31日

Googleマップ、地名をカタカナ化した世界地図日本語版を提供開始

Googleが、海外の地名をカタカナ化したGoogleマップの新機能「世界地図日本語版」の提供を開始しています。平凡社地図出版が提供した日本語の地名データにより、数千万の地名を現地語からカタカナへと変換しているとのことです。

Google マップで世界地図日本語版、数千万の地名をカタカナ化(INTERNET WATCH 2009/8/28付けの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090828_311462.html

Googleマップ、新機能「世界地図日本語版」を公開(CNET Japan 2009/8/28付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20399044,00.htm

丸善、世界初の印刷聖書の展示会を開催

丸善株式会社は、創業140周年を記念して2009年9月2日から9月8日まで東京・日本橋店にて、慶應義塾図書館所蔵の世界初の印刷聖書『グーテンベルク聖書』の展示会を開催すると発表しています。また、大日本印刷株式会社の技術により『グーテンベルク42行聖書』の1ページの成り立ちをマルチメディアで見ることができるとのことです。

「グーテンベルク42行聖書」展(丸善インフォメーション)
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/7651.aspx

丸善、世界初の活版印刷聖書「グーテンベルク42行聖書」の展示会を開催(マイコミジャーナル 2009/8/28付けの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/08/28/058/

WorldCat、欧州・中東の4機関と連携

OCLCは2009年8月25日、デンマーク、スイス、スロベニア、イスラエルの4つの国の機関と、WorldCatへのレコード提供で合意に至ったと発表しています。デンマークの総合目録からは1,000万件のレコード、ドイツ語圏スイス情報ネットワーク(Informationsverbund Deutschschweiz: IDS)からはルクセンブルグやリヒテンシュタインのレコードも含めた1,600万件、スロベニアの情報科学機関“IZUM”からは300万件、イスラエルの大学コンソーシアム“MALMAD”からは所蔵情報の提供を受けるとのことです。

OCLC announces agreements in Europe to extend coverage in WorldCat(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/200946.htm

EU、欧州デジタル図書館“Europeana”の収録点数を1000万点へ倍増させると発表

欧州連合(EU)はプレスリリースで、欧州各国によるデジタル図書館“Europeana”の収録点数を現在の約460万点から、2010年までに1000万点に増加させると発表しています。それに伴う著作権問題等についての協議を2009年11月15日までの期間で行うとのことです。プレスリリースの中で、欧州委員会の情報社会・メディア担当のViviane Reding氏は、EU加盟国でデジタル化された資料の5%しかEuropeanaで見られないこと、資料の約半数は一つの国(フランス)が提供していることなどを指摘し、他の国の協力を呼びかけています。

Europe's Digital Library doubles in size but also shows EU's lack of common web copyright solution (プレスリリース。資料の提供国別構成比率の表あり)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/1257&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

欧州デジタル図書館、規模拡大に伴い著作権問題を調整へ(2009/8/31付けINTERNET Watchの記事)

文部科学省、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」(2009年3月調査)の速報値を公表

文部科学省は、学校におけるICT環境の整備状況や教員のICT活用指導力を調査した、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」(2009年3月調査)の速報値を公表しています。環境整備に関しては、以下のような結果となっています。

・教育用コンピュータの整備(7.2人/台)は、前年度(7.0人/台)より0.2人/台後退
・校内LANの整備(64.0%)は、前年度(62.5%)より1.5%上昇
・超高速インターネット(30Mbps以上)の接続率は60.5%で、前年度(51.8%)と比べ8.7%上昇
・教員の校務用コンピュータの整備率は61.6%で、前年度(57.8%)と比べ3.8%上昇

学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/08/1283617.htm

平成20年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】(PDFファイル)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/08/__icsFiles/afieldfile/2009/08/28/1283617_1_1.pdf

公立学校のコンピュータ配備、生徒7.2人に1台--文科省調査(2009/8/31付けCNET JAPANの記事)

オンライン公開の英国貴族院議事録に1718-1764年分が追加

英国の中世・近世の歴史に関するデジタル資料を公開しているBritish History Onlineに掲載されている貴族院(House of Lords)の議事録に、1718-1764年をカバーする10巻分が追加されています。これで、公開されているのは16世紀から19世紀にかけての33巻分となっています。

10 volumes of the Journal of the House of Lords
http://www.british-history.ac.uk/journal.aspx?task=2&month=8&year=2009#thread-213

British History Online
http://www.british-history.ac.uk/Default.aspx

8月 28日

Springer社及びElsevier社とテキサス大学の電子ジャーナル契約について開示命令

電子ジャーナルの価格を研究対象としている経済学者らによる、テキサス大学が結んでいるビッグディール(包括的契約)の契約内容の開示請求に対し、Springer社及びElsevier社が反対を示していましたが、2009年8月5日に、テキサス州の司法長官(Attorney General)が内容を開示するよう命じたとのことです。この研究者グループは、約150件の契約について情報を入手しており、2009年秋ごろには何らかの分析結果が公開される予定とのことです。

Texas Attorney General Orders "Big Deal" Bundle Contracts Released(2009/8/27付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6686338.html?nid=2673&source=title&rid=1407498533

University of Texas Big Deal Contracts Released to Researchers(2009/8/27付けDigitalKoansの記事)

「d-labo」シリーズ対談第3回:「言語とはなにか― 書く、伝える、遺す」長尾真氏×円城塔氏(東京・10月)

情報工学者である長尾真・国立国会図書館長のシリーズ対談「図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ」の第3回が、2009年10月1日(木)にスルガ銀行の「d-labo」(東京)で開催されます。今回は、「言語とは何か」をテーマに書き続ける作家・円城塔氏との、言語を巡るトークセッションとのことです。

セミナーd-log.030_320 09/10/01 長尾真氏・円城塔氏言語とはなにか― 書く、伝える、遺す
http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172

参考:
E929 - これからの電子図書館,著作権,著作の在り方とは?<報告>
http://current.ndl.go.jp/e929

NEC、公共図書館向けのSaaS型サービスを提供開始

NECは2009年8月25日に、公共図書館の利用活性化や業務効率化のためのシステムをSaaS(Software as a Service)型で提供する「GPRIME 電子図書館サービス」を発売したと発表しています。同サービスでは、(1)Wikiの仕組みを用いて、図書館員や住民がWeb上で書き込み・蓄積できる「わいわいライブラリー」、(2)図書館員・ボランティア等がSNS形式でコミュニケーションできる「SNSサービス」、(3)「横断検索サービス」、(4)相互蔵書貸借業務を支援する「ILLサービス」の4種がメニュー化されており、島根県立図書館や大阪府豊中市立図書館で先行的に導入されているとのことです。

国内初、公共図書館向けの複数システムをSaaS型で提供(NECプレスリリース)
http://www.nec.co.jp/press/ja/0908/2501.html

JISC、図書館利用者行動のデータを活用するプログラムのコンテストを実施(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)は、図書館の利用者行動のデータを活用して図書館サービスを向上させるためのプログラムを募集するコンテストを実施すると発表しています。“Mosaic”(Making Our Shared Activity Information Count)と名づけられたデータ活用プロジェクトで収集された、Huddersfield大学図書館のデータ(利用された資料名、利用者の専攻分野など)を用いた、ブラウザベースのアプリケーションを募集するとのことです。例として、図書館の資料購入や利用者の資料選択の際の支援などがあげられています。

Competition for programmers interested in using library data
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/08/mosaiccomp.aspx

日本ペンクラブ、Googleブックスの和解案に対し、NY地裁に異議申し立てへ

日本ペンクラブは、2009年9月4日に期限を迎えるGoogleブックス(Googleブック検索)をめぐる訴訟の和解案に対する異議申し立てを、米国ニューヨーク連邦地裁に行うことを決定したと発表しています。異議申し立ては、日本ペンクラブ理事ならびに言論表現委員会有志により行われますが、異議申し立てを日本ペンクラブの方針として支持するものとのことです。

「グーグルブック検索訴訟の和解案に対する異議申し立て」について
http://www.japanpen.or.jp/news/guide/post_196.html

日本ペンクラブ:絶版書籍デジタル化、米で異議申し立てへ(2009/8/27付け毎日.jpの記事)
http://www.mainichi.jp/select/today/news/20090828k0000m040062000c.html

日本ペンクラブの理事らが、Googleブック検索和解案に異議申し立て(2009/8/27付け新文化の記事)
http://www.shinbunka.co.jp/news2009/08/090827-02.htm

参考:
出版流通対策協議会がGoogleブック検索和解案への反対を発表
http://current.ndl.go.jp/node/12959

8月 27日

LCの担当者による、ジャンル/形式標目についての講演の動画

LCのウェブサイトで、2009年7月2日に行われた、Janis Young氏によるジャンル/形式標目についての講演の動画が掲載されています。

Expanding the Power of the Library's Family of Vocabularies: Genre/Form Headings
http://www.loc.gov/today/cyberlc/feature_wdesc.php?rec=4627

参考:
E916 - LC,動画,ラジオ番組へのジャンル/形式標目の付与を開始
http://current.ndl.go.jp/e916

9月は図書館カード登録キャンペーン月間(米国)

米国では9月に、図書館カード登録キャンペーンが国家レベルで行われます。この期間中、各地の図書館では、図書館カードの登録を促す様々なイベント(地域のラジオ局とのコラボレーション、懸賞、NBAチームのマスコットキャラクターの図書館訪問など)が開催されます。なお、このキャンペーンの対象となっているのは主に、就学年齢の児童と彼らの親です。

Nation’s libraries to celebrate Library Card Sign-up Month
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/august2009/lcsumstories_pio.cfm?persistent=0&expy_dt=

著作権が切れたGoogleブックスの書籍、EPUBフォーマットでダウンロード可能に

Googleブックスはこのほど、著作権が切れた100万冊以上の作品を電子書籍フォーマットの1つ“EPUB”でダウンロードできるサービスの提供を開始しました。これにより、PDFフォーマットを利用できなかったデバイス(携帯電話、ネットブック、E-インクリーダーなど)でも、Googleブックスが提供する電子書籍が利用可能になります。

Download Over a Million Public Domain Books from Google Books in the Open EPUB Format
- Inside Google Books 2009/8/26付けの記事
http://booksearch.blogspot.com/2009/08/download-over-million-public-domain.html

米Google、Google Book Searchの検索結果に「.epub」形式ファイルのダウンロードボタンを追加
- hon.jp 2009/8/27付けの記事
http://hon.jp/news/1.0/0/1266/

Google Booksが電子書籍フォーマット「EPUB」に対応
- INTERNET Watch 2009/8/27付けの記事

Internet Archive、Microsoft、Amazon、Yahoo!など、“Open Book Alliance”を正式発足

Internet Archive、Microsoft社、Amazon.com社、Yahoo!社、複数の図書館協会などが、Googleブック検索の和解案に対抗するグループを結成するというニュースが報じられていましたが、2009年8月26日、このグループが“Open Book Alliance”として正式に発足しました。Open Book Allianceの代表は、Internet Archiveのブラントリー(Peter Brantley)氏と、弁護士のレバック(Gary Reback)氏が務めます。Open Book Allianceには現在のところ、New York Library Association、Special Libraries Associationの2つの図書館協会が参加しています。

Open Book Alliance
http://www.openbookalliance.org/

グーグル書籍検索訴訟の和解に反対する団体が発足--MSや米ヤフー、アマゾンも参加
- CNET Japan 2009/8/26付けの記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20398960,00.htm

参考:

世界の口承文学を保存する取組み(英国)

世界各地で代々口伝えに受け継がれてきた、物語・歌・詩・歴史などの口承文学(Oral Literature)の多くが途絶えてしまう危機にあることを受け、それらを収集し保存する試み“World Oral Literature Project”が、英国のケンブリッジ大学により2009年1月から行われています。現段階では、主にアジア・太平洋地域の収集を支援するための助成活動を行っており、将来的にはテキストなどが公開される予定とのことです。

Online archives to save cultures
http://uk.news.yahoo.com/21/20090826/ttc-online-archives-to-save-cultures-e1d36ba.html

World Oral Literature Project
http://www.oralliterature.org/

8月 26日

明治大学の米沢嘉博記念図書館、開館は2009年10月に

漫画やサブカルチャー資料の専門図書館として開館準備中の明治大学の米沢嘉博記念図書館の開館は、当初の予定から少し遅れ、2009年10月になる予定とのことです。

米沢嘉博記念図書館の開館スケジュールについてのお知らせ
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/news/info090825.html

JLA、各政党に対する図書館政策についての質問と回答をウェブサイトに掲載

日本図書館協会(JLA)のウェブサイトに、「図書館に関する政策についての日本図書館協会の質問と政党の回答」が掲載されています。2009年8月14日に、各政党に対して、図書館に関する政策について文書による質問を行い、8月25日までに回答のあった、民主党、国民新党、日本共産党、自由民主党(到着順)の4つの政党からの回答が掲載されています。

図書館に関する政策についての日本図書館協会の質問と政党の回答
http://www.jla.or.jp/kenkai/20090826.html

米ソニー、ワイヤレス型の電子書籍リーダーを発表

米ソニーは、3G対応のワイヤレス型の電子書籍リーダーを12月に発売すると発表しています。また、電子書籍販売のOverDrive社との提携により、ソニーのeBookストアから公立図書館のダウンロードサイトにアクセスし、その図書館の電子書籍を借り出す(一定期間後に自動消去)ことができるようになるという“Library Finder”というアプリケーションも発表されています。

米ソニーが3G対応の電子書籍端末「Sony Reader Daily Edition」を12月発売、図書館ともシステム連携(2009/8/25付けhon.jpの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/1264/

「禁書週間」のウェブサイト、閲覧制限申し立て事例の分布地図を掲載(米国)

米国で1982年から開始された、読書の自由を訴えるためのイベント“禁書週間(Banned Books Week)”が2009年は9月26日から実施されます。そのウェブサイトに、米国内の学校及び図書館で2007年以降に閲覧制限の申し立て(challenge)の事例があった場所を示す、Googleマップを使った地図が掲載されています。

Book Bans and Challenges, 2007-2009
http://bannedbooksweek.org/Mapofbookcensorship.html

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