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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2019年6月13日、イングランド芸術評議会(ACE)と英国国立公文書館(TNA)が、ガイダンス“Championing archives and libraries within local planning”を公表しました。
図書館やアーカイブズの専門家が、国や地方の計画の現状や、開発者による公的貢献制度への意識を高めることで、地方政府の近隣地区計画内に図書館やアーカイブズが含まれるようにインフラ開発の評議会全体において計画者等との議論をまとめることができるようにすることが目的です。
New planning guidance for archives and libraries (TNA,2019/6/13)http://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/new-planning-guidance-for-archives-and-libraries/
2019年6月22日、名古屋市鶴舞中央図書館において、映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』公開記念イベントとして、イブニングトーク「世界の図書館、名古屋の図書館 その舞台裏」が開催されます。
公共図書館のドキュメンタリーが多くの注目を集めていることについて、名古屋市図書館の司書が、米国の図書館を研究している研究者や名古屋シネマテーク関係者と共にその謎に迫る内容となっています。
入場無料であり、定員50名(先着順、事前申込み要)です。 プログラムは次のとおりです。
・映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」予告編 上映
・映画の場面やニューヨーク公共図書館の写真紹介
・対談 ナビゲーター 松林 正己氏(中部大学人文学部特任准教授)、名古屋シネマテーク関係者、鶴舞中央図書館 司書
・図書館紹介 名古屋市中川図書館 奉仕係長 鈴木崇文氏
・館内バックヤードツアー(18:00〜18:30、希望者のみ、事前申込要、先着30名)
宮城県図書館が、宮城県加美町中新田出身で、仙台市在住の漫画家いがらしみきお氏の企画展「漫画家生活40周年記念 いがらしみきお展」を同館展示室で開催すると発表しています。
いがらし氏の漫画家生活40年にスポットを当てた企画展であり、いがらし氏が同館に寄贈した代表作『ぼのぼの』キャラクター入り直筆サイン色紙10枚や、同館が所蔵するいがらし氏の作品等が展示されます。
入場無料であり、開催期間は、2019年6月15日から9月8日までのうち図書館開館日の午前9時から午後5時までです。
【予告】漫画家生活40周年記念「いがらしみきお展」開催について(宮城県図書館)http://www.library.pref.miyagi.jp/latest/events/exhibition/1371-20190615-0908.html
2019年6月5日、医学分野(medical and health sciences)のプレプリントサービス“medRxiv”の立ち上げが発表されました。論文の受付開始日は2019年6月6日、サービス開始日は2019年6月25日としています。
medRxivは、bioRxivを運営するコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)と医学系雑誌出版社BMJ、米・イエール大学の3機関共同運営によるプレプリントサービスで、査読前の医学分野の論文を受付し、新しい知見の迅速な共有やフィードバックを受けるためのプラットフォームを無料で提供するものです。
medRxivが受付した論文は「査読前」であることが明記されますが、DOIが付与されウェブ上で発見・索引付け・引用が可能になります。
Coming soon: medRxiv(medRxiv)https://connect.medrxiv.org/
2019年6月10日、奈良文化財研究所が、2016年9月から公開している全国の遺跡や文化財に関するイベント情報検索機能の改善を発表しました。
種別(展覧会、講演会、現地説明会、その他)・開催日・開催地・フリーワードなどから、関心に合わせて各地の遺跡や文化財に関するイベント情報を検索しやすくなったほか、全国遺跡報告総覧に登録された報告書に表示される「内容が似ているイベント」の機能について、文字リンクのみだったものがイベント画像も表示されるようになっています。
全国遺跡報告総覧:全国の遺跡や文化財に関するイベント情報検索機能公開のお知らせ(なぶんけんブログ,2019/6/10)https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/06/event.html
2019年6月28日、愛知県図書館が、第1回リベラルアーツカフェ「Yotteko(ヨッテコ)」ができるまで ~愛知県図書館1階エントランス Yotteko1周年を記念して~」を開催します。
同館は、2018年3月に、1階エントランスを、学校帰り・仕事帰り・散歩の途中に「気軽によっていこう」と思える場所とするために、「Yotteko(ヨッテコ)」としてリニューアルオープンしました。
今回のイベントは、リニューアルオープン1周年を記念し、Yottekoのデザイン監修を担当した夏目知道氏(愛知県立芸術大学准教授)が誕生秘話やYottekoの魅力などを紹介するものです。
参加費無料・申込不要です。
また、6月14日からから7月10日まで、関連展示として、Yotteko内で、夏目知道氏及び学生が製作したYotteko関連のパネル等の展示が行われます。
「リベラルアーツカフェ」は、専門家の学問や技芸を紹介することで、県民を新たな「知」の世界へと誘い、関連の図書館資料の利活用を促進することを目的に2018年度から開催されており、今年度も4回開催されます。
長崎県立・大村市立一体型図書館「ミライon図書館」が、2019年7月24日から7月28日まで部分開館を実施すると発表しました。
同館は10月5日に開館しますが、夏休みに子どもが多くの本に触れ、読書に親しむ機会を提供するとともに、図書館をより身近に感じてもらうため部分開館を実施するものです。
開館場所は、1階のこどもしつ、おはなしのへやと、2階の学習スペースです。図書の貸出は行いませんが、「こどもしつ」に配架している児童書の閲覧や「学習スペース」での自習は可能です。
利用カードの事前交付も行なわれます。
2019年6月12日、米国議会図書館(LC)が、CIP(Cataloging in Publication)データベース“PrePub Book Link (PPBL)”の公開を発表しています。
2003年に公開したシステムを1年半以上の作業を経て全面的にリニューアルしたもので、小規模出版社向けに米国議会図書館管理番号(LCCN)の付与を行うPreassigned Control Number(PCN)プログラムも新しいデータベースに統合されました。
新しいデータベースは処理が高速されており、出版社は複数のアカウントでログインし出版する本のPDFファイルを添付することができます。またプロセスの合理化のため自動入力のデータボックスが提供されています。
2019年7月14日、みんなの森ぎふメディアコスモス(岐阜県岐阜市)において、岐阜市立中央図書館開館4周年記念トーク「新たな知の広場を創り続けるために~ユーモアと身振り手振り、豊かな対話あふれる図書館をめざして~」が開催されます。
劇作家の平田オリザ氏をゲストに招き、豊かな対話あふれる広場としての図書館をつくるためにできることを語り合う内容です。参加無料、定員200名(要申込み・先着順)であり、申込みの受付は6月20日から開始されます。
プログラムは次のとおりです。
・1部 「広場としての図書館」 トーク:平田オリザ氏 ・2部 「図書館という文化装置をめぐって」 トーク:平田オリザ氏、聞き手:吉成信夫氏(岐阜市立図書館館長)
新たな知の広場を創り続けるために ~ユーモアと身振り手振り、豊かな対話あふれる図書館をめざして~(岐阜市立図書館)https://g-mediacosmos.jp/lib/information/2019/06/post-668.html
2019年6月12日、Google社はアンネ・フランク生誕90年を記念し、Google Arts & Cultureにおいてアンネ・フランクに関するバーチャルツアーとオンライン展示を公開したことを発表しました。
バーチャルツアーでは、一家が隠れ家に移り住む前、アンネ・フランクが幼少期を過ごしたオランダ・アムステルダムのMerwedeplein37番地にある家の内部が閲覧できます。
オンライン展示では、唯一存在が知られているアンネ・フランクの動画や、アンネ・フランク一家に関する写真等が公開されています。
2019年6月13日付の韓国・聯合ニュースが、韓国・京畿道の議政府市に11月開館予定の公共美術図書館について報じています。
報道によると、同館は、韓国初の公共美術図書館で、一般的な図書館サービスに加え、既存の作家や新進の作家を発掘・育成し、美術を専攻しようとする青少年の夢を実現するための芸術教育の基盤とするために2018年3月に着工され、先月竣工しました。
建設費は217億ウォン、地下1階・地上3階で総面積は6,5375平方メートルです。
建物は、地下1階は書庫・作品収蔵庫・駐車場、1階は展示スペース(多様な展示会を実施)、2階は一般・児童図書館、3階はプログラム室・多目的室・作業室・事務スペースという構成になっているとのことです。
また、現在同市では開館に向け準備中で、展示を担当するキュレーターを選考しているとのことです。
국내 첫 미술 전문 공공도서관 11월 의정부에 개관(国内初美術専門公共図書館11月議政府に開館)(聯合ニュース,2019/6/13)https://www.yna.co.kr/view/AKR20190612138300060
2019年6月12日、韓国国会図書館(NAL)が、全国17の広域市・道議会と「韓国議政情報協議会」を創設したと発表しています。
同会の参加議会を243の地方議会全体に拡大し、既存の「国会・地方議会議政情報ポータル」を「大韓民国議政情報ポータル」として充実させる計画です。
NALの館長は「韓国学術情報協議会」「韓国法律情報協議会」「韓国議政情報協議会」の3大全国ネットワークを通して、開放・共有・協力を拡大すると述べています。
国会図書館 プレスリリースhttp://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do ※「281 국회도서관, 전국 17개 시도의회 참여 「한국의정정보협의회」 설립 2019-06-12」(国会図書館・全国17の市道議会が参加し「韓国議政情報協議会」設立)とあります。
県立長野図書館が、2019年6月12日付けのブログで、郷土資料ゾーンの展示「信州の食」にあわせ、「山菜」「端午の節句のごちそう」に関するおすすめレシピを募集していることを紹介しています。
寄せられた各家庭の季節にちなんだレシピ・子どもに伝えていきたいレシピは、ボードに掲示したり、ブログで紹介していくとしています。
信州のレシピ募集中(よむナガノ 県立長野図書館ブログ,2019/6/12)https://blog.nagano-ken.jp/library/2019/06/12/%E4%BF%A1%E5%B7%9E%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%94%E5%8B%9F%E9%9B%86%E4%B8%AD/
2019年5月30日、中国の文化・観光部は、2018年の文化・観光発展統計公報の公表について発表しています。
公報の中には、以下のような全国の公共図書館に関する統計情報(2018年末時点)も含まれています。
米・Ithaka S+Rは、2019年6月6日付けのブログ記事において、イシューブリーフ“What’s a Collection Anyway?”の公開を紹介しています。
学術図書館においてこれまで重きが置かれていた「コレクション」という概念が、ネットワーク化・分散化され、ライセンス契約による資料提供が進む現在の環境の中でどのように変わりつつあるのかを、変化の要因とそれらがコレクションという概念に与える影響に焦点を当てつつ分析しています。
Legacy Missions in Times of Change:New Issue Brief on Library Collections(Ithaka S+R, 2019/6/6)https://sr.ithaka.org/blog/legacy-missions-in-times-of-change/
2019年7月6日、愛知大学豊橋校舎(愛知県豊橋市)において、愛知大学中部地方産業研究所による第5回中産研セミナー「社史の魅力とその活用法」が開催されます。
社史研究家の村橋勝子氏を講師に迎え、社史の魅力やその活用術に関する講演が行われます。 申込不要・入場無料です。
第5回中産研セミナー「社史の魅力とその活用法」(愛知大学中部地方産業研究所)http://www.chusanken.jp/symposium.php?nendo=2019&type=symposium#SymposiumID81http://www.chusanken.jp/pdf/20190612100117-pdf.pdf ※二つ目のリンクはチラシです。[PDF:1ページ]
日本図書館協会(JLA)図書館の自由委員会は、セミナー「デジタルネットワーク環境における図書館利用のプライバシー保護ガイドライン」の開催を発表しています。
同委員会が「デジタルネットワーク環境における図書館利用のプライバシー保護ガイドライン」を近く公表することから、セミナーではガイドラインについて解説を行い、今後の図書館サービスの現場で具体的に活用されることを目指すとしています。
第1回は2019年7月28日に大阪私学会館(大阪市都島区)で、第2回は8月2日に日本図書館協会(東京都中央区)において開催され、第1回、第2回は同一内容とあります。また、参加に当たっては資料代として500円が必要です。
日本図書館協会(JLA)非正規雇用職員に関する委員会が、「公共図書館における非正規雇用職員に関する実態調査 調査結果(速報)」(2019年5月付け)を公表しています。
公共図書館に勤務する非正規雇用職員の労働条件、担当業務、能力開発、キャリア形成について、それぞれの実態を明らかにすることを目的として実施された調査であり、2018 年12 月から2019 年1 月にかけて、神奈川県の全公共図書館に勤める非正規雇用職員を対象に質問紙調査が行われました。
今回公開された調査結果(速報)では、回収できた調査票 547 のうち、選択肢で回答可能な項目を単純集計した結果が示されています。
公共図書館における非正規雇用職員に関する実態調査 調査結果(速報)[PDF:6ページ]https://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/seisakukikaku/hiseikiankehto.pdf
2019年5月31日、剽窃判別ソフトTurnitinは、英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREとの連携を発表しています。
COREのFastSyncサービスを用いて、TurnitinのウェブクローラーがCOREのオープンアクセス(OA)のコンテンツとメタデータを検索し、テキストの類似性のチェックを行います。
PressTurnitin Partners with CORE, the World’s Leading Aggregator of Open Access Research Articles(Turnitin,2019/5/31)https://www.turnitin.com/press/turnitin-partners-with-core
2019年6月11日、東洋文庫が、「東洋文庫所蔵和書分類検索」の増補分3,000点の公開を開始したと発表しています。
【ライブラリ】東洋文庫所蔵和書分類検索の増補分(3千件)の公開を開始しました(東洋文庫,2019/6/11)http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tgid=80
和書分類検索http://124.33.215.236/wasyocat/wasyocat.php
参考: 東洋文庫、「東洋文庫所蔵和書分類検索」を公開 Posted 2018年4月23日http://current.ndl.go.jp/node/35894
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
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