E005 - カナダ政府の電子情報に統制語を付与

カレントアウェアネス-E

No.1 2002.10.02

 

 E005

カナダ政府の電子情報に統制語を付与

 

 カナダの各政府機関が発行する電子情報に,シソーラスや件名標目表などに基づく統制語を付与することが義務付けられた。具体的には,電子情報に埋め込むメタデータの主題要素の記述に統制語が使われる。この統制語の導入は,8月に改訂された「国家財政委員会情報管理基準 (Treasury Board Information Management Standard)」に基づいており,統制語によって,電子政府情報を組織化し検索精度を向上させることを目的としている。

 ここで使用が推奨されている統制語彙集は「Government of Canada Core Subject Thesaurus」( http://en.thesaurus.gc.ca/these/thes_e.html )というシソーラスであるが,電子情報の主題が同シソーラスでカバーできないものである場合には,「カナダ件名標目表」等の使用も認められている。これらの統制語の導入活動はカナダ国立図書館(NLC)が担当している。

 カナダでは,国を挙げた行政サービスのオンライン化の一環として政府情報の電子化が行われ,NLCがその推進役となってきた( CA1332参照 )。この取組みの中で,以前から,ダブリンコアに基づいたメタデータが電子政府情報に付与されている。

Ref:
http://www.nlc-bnc.ca/8/4/r4-294-e.html
http://www.cio-dpi.gc.ca/its-nit/standards/tbits39/crit392_e.asp