Springer Nature、学術書のOA化が利用に与える影響に関するホワイトペーパーを公開 被引用数は1.5倍、ダウンロード数は7倍、被言及数は10倍

2017年11月7日、Springer Nature社は学術書のオープンアクセス(OA)化が利用に与える影響についてまとめたホワイトペーパー“The OA effect: How does open access affect the usage of scholarly books?“を公開しました。

このホワイトペーパーは同社が刊行するOAの学術書と非OAの学術書について、ダウンロード数、被引用数、Web上での被言及数の推移を比較した第一部と、OAで学術書を出版した著者や助成機関関係者に対するインタビューに基づく第二部から構成されます。

このうち第一部の量的比較では、出版後の年月や分野をそろえた上で、OAの学術書と非OAの場合を比べています。全体の平均としては、OAの学術書は非OAの学術書に比べ、被引用数が1.5倍、ダウンロード数は7倍、Web上での被言及数は10倍に至っていたとのことです。

Springer Nature published a white paper The OA effect: How does open access affect the usage of scholarly books? on 7 November 2017.(Springer Nature)
http://www.springernature.com/gp/open-research/journals-books/books/the-oa-effect

OAの効果:オープンアクセスの学術書が利用に与える影響(調査報告書)(STI Updates、2017/11/13付け)
http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=10155

参考:
CA1693 - 動向レビュー:オープンアクセスは被引用数を増加させるのか? / 三根慎二 カレントアウェアネス No.301 2009年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1693

アフリカで出版される健康・医学分野の学術雑誌におけるオープンアクセス化のインパクト(文献紹介)
Posted 2017年10月24日
http://current.ndl.go.jp/node/34886

1ScienceとScience-Metrix、オープンアクセスは被引用数を増加させる、そしてその要因は早期公開ではないとするレポートを発表
Posted 2016年8月4日
http://current.ndl.go.jp/node/32246