米国図書館協会(ALA)、黒人・先住民・有色人種(BIPOC)、抗議デモへの参加者、ジャーナリストへの警察の暴力を非難する声明を発表

2020年6月11日、米国図書館協会(ALA)が、黒人・先住民・有色人種(BIPOC)、抗議デモへの参加者、ジャーナリストへの警察の暴力を非難する声明を発表しました。

声明では、警察や自警団による殺害に深い悲しみを表すとともに、ALAの黒人コーカス(BCALA)やアジア/太平洋米国図書館員協会(APALA)の声明と連携し、既に発表されている黒人・先住民・有色人種への暴力や差別を非難する声明を支持するとしています。また、人種に基づく体系化された不公平が我々の社会に埋め込まれ、社会制度により強化されていることを認識しており、その社会の中での黒人・先住民・有色人種が日常的に体験する体系的な人種差別や暴力を非難すると表明しています。さらに、抗議デモ参加者やジャーナリストが、修正第1条に基づく言論・報道・集会・請願の自由を行使している中で直面している警察からのいわれなき暴力も非難するとしています。

ALAでは、修正第1条にもとづき、図書館利用者・図書館・図書館員の権利を保護することを長い間追求しており、反人種差別的活動を支援することを約束し、干渉されることなく意見を持ち、情報やアイデアを調査し、入手し、共有する権利の行使を妨害するような個人への威嚇となる政府の特権の使用には反対しているとし、政府による権力の乱用に抵抗し、そのような政府の権力が用いられた人々を支援することを、あらゆる図書館・図書館員に求めるとしています。

そして、そのために、ALAでは、会員に対し、黒人への警察の暴力を終わらせるための活動を支持し、我々の社会に影響を与えている体系的な人種差別と闘い、修正第1条の権利を制限する全ての試みに対して声をあげるよう求めています。また、連邦・州・地元政府に対しは、抗議デモ参加者・ジャーナリスト、そして、世界の他の地域や未来の世代に、自身の声を届け、言葉や考えを伝えたいと願うすべての人々の憲法上の権利を支持し、維持し、尊重することを求めるとしています。

ALA statement condemning police violence against BIPOC, protesters and journalists(ALA,2020/6/11)
http://www.ala.org/news/press-releases/2020/06/ala-statement-condemning-police-violence-against-bipoc-protesters-and

参考:
米国図書館協会(ALA)黒人コーカス、「黒人及び有色人種への暴力と差別の増大に対する非難声明」を発表
Posted 2020年6月3日
https://current.ndl.go.jp/node/41124

米・ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)、人種差別に対する声明を発表
Posted 2020年6月12日
https://current.ndl.go.jp/node/41204