イタリア

米・ニューズウィーク誌による「世界で最も革新的な図書館」9選:成蹊大学図書館が第8位に選出(記事紹介)

米・ニューズウィーク誌の2020年3月6日号に、世界各国の革新的な図書館を紹介した特集記事“The Most Innovative Libraries Around the World”が掲載されています。

第1位には米国ミズーリ州のカンザスシティ公共図書館(Kansas City Library)が選出され、巨大な本棚を模した図書館南側の駐車場に面する外壁の様子などが写真付きで紹介されています。また、東京都武蔵野市の成蹊大学図書館が第8位に選出され、プリツカー賞受賞者の坂茂氏の設計による同館アトリウムの中空に浮かぶ会話可能な学習室「プラネット」の様子が写真とともに紹介されています。

その他同記事では、ケニア政府のラクダを輸送手段に用いた移動図書館サービス「キャメル・ライブラリー・サービス」や、館内の図書運搬にロボットクレーンを利用するオーストラリアのシドニー市郊外にあるマコーリー大学図書館(Macquarie University Library)など、以下の9館が「世界で最も革新的な図書館」として写真付きで紹介されています。

イタリアの文化財・文化活動・観光省、3月8日付の首相令をうけ、イタリア全土の映画館・劇場・ミュージアム・遺跡・公文書館・図書館の閉鎖を発表

2020年3月8日、イタリアの文化財・文化活動・観光省が、同日付の首相令をうけ、イタリア全土の映画館・劇場・ミュージアム・遺跡・公文書館・図書館の閉鎖を発表しています。

Covid-19, new urgent provisions: closed all over Italy cinemas, theatre, museums, archeological sites, archives and libraries(イタリア文化財・文化活動・観光省, 2020/3/8)
https://www.beniculturali.it/mibac/export/MiBAC/sito-MiBAC/Contenuti/MibacUnif/Comunicati/visualizza_asset.html_1600525462.html

英・マンチェスター大学、14世紀イタリアの詩人ペトラルカに関するデジタルコレクションを公開

2019年12月10日、英・マンチェスター大学は、14世紀イタリアの詩人・人文主義者として知られるフランチェスコ・ペトラルカに関するデジタルコレクション“Petrarch” (ペトラルカ)の公開を発表しました。

“Petrarch”の公開は同大学図書館のデジタルアーカイブ“Manchester Digital Collections”内で行われています。“Petrarch”の紹介ページによれば、同大学のJohn Rylands Library が所蔵する、1470年から1650年頃にかけて印刷されたペトラルカの詩集とその注釈80点以上が収録されているとあります。

なお、これらの資料のデジタル化は、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)に助成を受けたプロジェクト“Petrarch Commentary and Exegesis in Renaissance Italy, c.1350-c.1650”の一部として行われました。

東京大学総合図書館、同館所蔵貴重図書コレクション・亀井文庫『ピラネージ版画集』の画像データベースをリニューアル公開:国際規格IIIFに準拠

2019年9月17日、東京大学総合図書館は、同館が所蔵する貴重図書コレクションである亀井文庫の『ピラネージ版画集(Opere di Giovanni Battista Piranesi, Francesco Piranesi e d'altri)』について、画像データベースをリニューアル公開したことを発表しました。

『ピラネージ版画集』は、18世紀イタリアの著名な建築家であり版画家であるジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージが制作した銅版画940点と、息子のフランチェスコ・ピラネージが制作した版画269点、その他の作家による作品231点が収録された版画集です。1999年から2003年度にかけて、特別推進研究(COE)「象形文化の継承と創成に関する研究」により画像データベースが構築・公開されましたが、システム運用上の問題から公開が停止されていました。

東京大学総合図書館は、データベース再公開の要望等に応えて、「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業」の一環として画像データベースをリニューアル公開した、としています。

リニューアル公開された画像データは効果的・効率的な共有を行うことができる国際規格IIIFに準拠しています。また、データベース上で公開された画像データは、利用目的を問わず、特段の手続きなく自由に利用することが可能です。

E2165 - 欧州の国立図書館における複写サービスの現状

筆者は2018年11月にイタリア,英国,デンマーク,スウェーデンの国立図書館を訪問し,複写サービスの現状について調査を行った。本稿では,その概要を報告する。

【イベント】写真史料をめぐる国際研究集会「在外写真史料の研究と歴史学」(6/27・東京)

2019年6月27日、東京都文京区の東京大学史料編纂所において、同所の古写真研究プロジェクト主催による、写真史料をめぐる国際研究集会「在外写真史料の研究と歴史学」が開催されます。

同所が進めている、国内外の写真史料(古写真)を対象とした調査・研究に係わって、在外日本関係写真史料の調査・研究成果を発表するとともに、来日中の写真史研究者ルーク・ガートラン氏による講演が行われます。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

報告1
保谷 徹氏(東京大学史料編纂所)
「高精細画像でみる幕末・明治初期日本―ブルガー&モーザーのガラス原板コレクション」

報告2
谷 昭佳氏(東京大学史料編纂所)
「写真による幕末維新期の日本イメージの形成-英・仏・独・瑞・伊・墺・露のオリジナルコレクションから」

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2019年版を公開

2018年11月29日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリー“Library Publishing Directory”の2019年版の公開を発表しました。

PDF版、EPUB版での公開のほか、掲載情報を検索できるオンラインデータベースも提供されています。

ダイレクトリーには、米国・カナダ・英国・オーストラリア・ドイツ・アイルランド・スウェーデン・ルーマニア・イタリア・カザフスタンの138の大学・研究図書館での出版活動について、各館ごとの担当部署、ウェブサイト、出版活動の概観、職員数、財源、OAのタイトル数、出版媒体、分野、査読誌の割合、APCが必要な学術雑誌の割合、出版プラットフォーム、デジタル保存戦略等がまとめられています。

台湾国家図書館、イタリア・ヴェネツィア大学に「台湾漢学リソースセンター」を開設

2018年11月17日、台湾国家図書館は、イタリア・ヴェネツィア大学への台湾漢学リソースセンターの開設について同大学と合意したことを発表しています。

センターの開設により、同館は222種、239冊の漢学研究・台湾研究に関する書籍を提供し、毎年増やしていくほか、デジタルアーカイブ、データベースの提供も行うとしています。

今回で世界29か所目の開設であり、日本国内でも東京大学、京都大学に開設されています。

均衡全球布局,前進南歐─ 國圖與義大利威尼斯大學合作建置「臺灣漢學資源中心」(台湾国家図書館, 2018/11/17)
https://www.ncl.edu.tw/information_236_10136.html

【イベント】日本アーカイブズ学会2018年度第3回研究集会「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」(12/8・東京)

2018年12月8日、東京都豊島区の学習院大学において、日本アーカイブズ学会(JSAS)2018年度第3回研究集会「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」が開催されます。

「少子高齢化や人口減少の影響を受けている各地域において、地域の持続を計るなかでアーカイブズをどのように活用できるのか、日本と同様の問題を抱えるイタリアの事例とともに、アーキビストや研究者等の専門家が行う具体的な活動と展望について検討する」事を目的としています。

参加費は無料で事前申込も不要です。

内容は以下の通りです。

開会挨拶 大友一雄氏(日本アーカイブズ学会 会長)

報告1 <逐次通訳付>
クラウディア・サルミーニ氏(国立トリエステ文書館前館長、ヴェネト文書・図書保護局)
「イタリアの地域持続におけるアーカイブズやアーキビストの役割」

報告2
松本純子氏(文化庁 企画調整課)
「文化庁における史料保存事業等の概要と文化行政・文化財保護行政の近年の動向」

報告3
渡辺浩一氏(人間文化研究機構 国文学研究資料館)
「地域資料保存活用のなかのアーキビスト」

韓国国立中央図書館(NLK)、ローマ・ラ・サピエンツァ大学東洋学部図書館に韓国資料室を開室

韓国国立中央図書館(NLK)は、2018年10月16日に、イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学の東洋学部図書館に韓国資料室“Window on Korea”を開設したと発表しました。

同大学には、2001年に韓国学の学部・修士・博士の課程が設置され、約400人の学生が学んでいます。

設置作業は、在イタリア韓国大使館と韓国文化院が協力して実施し、韓国語の学習教材、韓国の歴史・文学関連書、映画・音楽資料等2,873点の資料が備えられています。

今後、NLKでは、同室に対し、毎年200冊、5年で1,000冊程度の韓国関連資料を継続的に提供するとしています。

聯合ニュースの記事によると、同室の設置は、NLKと同大学東洋学部の協定に基づくもので、イタリア国内では初、世界的には、25か国27室目の開室となります。また同記事によると、開室式典に出席した韓国・文化体育観光部長官は、翌17日にバチカン図書館を訪問し、図書館所蔵の韓国関連資料の共同調査について議論する予定とのことです。

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