標準化

電子書籍規格EPUB 3.0.1に関するISO規格(ISO 23736:2020)が発行

2020年2月19日付で、電子書籍規格EPUB 3.0.1に関するISO規格(ISO 23736:2020)が発行されています。

規格は「概要(Overview)」「EPUB出版物(Publications)」「コンテンツ文書(Content documents)」「オープン・コンテナ・フォーマット(Open container format:OCF)」「メディア・オーバーレイ(Media overlays)」「フラグメント識別子(Canonical fragment identifiers)」の6つのパートで構成されています。それぞれのパートの電子版はISO/IECの情報技術タスクフォース(ITTF)のウェブサイトからダウンロードすることができます。

「DCMIメタデータ語彙」で定められたメタデータ記述のプロパティとクラスに関するISO規格(ISO 15836-2:2019)が発行

2020年1月16日、DCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)は、「DCMIメタデータ語彙(DCMI Metadata Terms)」で定められたメタデータ記述のプロパティとクラスに関するISO規格(ISO 15836-2:2019)が発行されたことを発表しました。

1990年代後半に設計されたオリジナルの15項目で構成される「ダブリンコアメタデータ基本記述要素集合(DCMES)」は2003年に初めてISO規格(ISO 15836)となり、更新されたISO 15836 Part 1(ISO 15836-1:2017)が現在も利用可能になっています。ISO 15836 Part 2として設計された今回の規格は、ダブリンコアに基づく記述の精度と表現力を向上できるように、オリジナルの15項目を拡張した40のプロパティと20のクラスで構成されています。また、各語彙をLinked Open Data(LOD)形式で参照できるようにプロパティとクラスがURIで識別可能になっています。

韓国・国立障害者図書館、同館ウェブサイトでの数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始

韓国国立中央図書館(NLK)は、所管する国立障害者図書館が、2020年1月6日から数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始したと発表しています。

韓国の通信社NEWSISの報道によると、数学関連の視覚障害者等用資料の作成にあたり、これまで数式を読むための規則が存在せず、作成者が任意に表現していたことによる学習の困難さが問題になっていたことから、その標準化を目指して制定されたものです。

小学校から高校1年生までの数学教育課程の内容や教科書に基づいて数式の音声変換規則を定めており、MathSpeakの規格も取り入れているとのことです。今後、大学の数学の内容まで範囲を拡大する予定としています。

@national.library.of.korea(Facebook, 2020/1/5)
https://www.facebook.com/national.library.of.korea/posts/2589821841135064

“CSS Writing Modes Level 3”がW3C勧告に

2019年12月10日、World Wide Web Consortium(W3C)が“CSS Writing Modes Level 3”をW3C勧告にすると発表しました。

ウェブ上のテキストを水平または垂直にレイアウトすることや、行送りの方向の設定も可能にするもので、同じページ上で横書きおよび縦書きの記述を混在させることができるようになります。

CSS Writing ModesがW3C勧告に(W3C, 2019/12/10)
https://www.w3.org/2019/12/pressrelease-css-writing-modes-rec.html.ja

【イベント】日本電子出版協会(JEPA)・学術情報XML推進協議会(XSPA)共催セミナー「学術出版デジタル化最前線-世界の趨勢と日本の危機-」(1/15・東京)

2020年1月15日、東京都千代田区の株式会社パピレス4階セミナールームにおいて、日本電子出版協会(JEPA)と学術情報XML推進協議会(XSPA)の共催セミナー「学術出版デジタル化最前線-世界の趨勢と日本の危機-」が開催されます。

同セミナーは3部構成で、学術論文などの雑誌記事をXML形式で記述するための共通規格“Journal Article Tag Suite(JATS)”の日本での普及をミッションとする、XSPA(学術情報XML推進協議会)の立ち上げメンバーにより、それぞれの視点から世界・日本の学術情報の電子出版事情が説明されます。各部の演題と講師は以下のとおりです。

・第一部:日本の電子ジャーナルの草分け:中西印刷の冒険
 中西秀彦氏(中西印刷株式会社 代表取締役社長、XSPA理事)

・第二部:世界標準に切り込む:JATSとは
 時実象一氏(東京大学大学院情報学環 高等客員研究員、XSPA会長)

・第三部:世界の趨勢と日本の危機:日本の電子ジャーナルの見えない化!?
 林和弘氏(文部科学省 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター 上席研究官、XSPA顧問)

米国政府の助成金事業報告義務の簡素化・標準化に関する法案“Grant Reporting Efficiency and Agreements Transparency Act”が米国上院を通過

米・SPARCは2019年10月23日付のお知らせで、前日10月22日に米国政府の助成金事業報告義務の簡素化・標準化に関する法案“Grant Reporting Efficiency and Agreements Transparency Act(GREAT Act)”が米国上院を通過したことを発表しました。SPARCは同法案へ賛同の意を示した上院委員会宛の書簡への署名等によりGREAT Actを支持しています。

Great Actは、米国政府の助成金受領者に義務付けられた報告に含まれる全てのデータ要素を網羅する包括的な標準データ構造の作成等を通して、助成金事業報告作成の簡素化と透明性の強化を意図した法案です。古いドキュメントをオープンデータに置き換えることで、助成機関及び公衆に対する透明性を確保しつつ、助成金受領者の報告作成プロセスを自動化して助成金受領に関するコンプライアンス違反に伴うコストの削減が意図されています。

同法案では、行政管理予算局(OMB)長官と主要な助成機関に対して、報告される助成金事業に関する情報の政府全体としてのデータ標準を2年以内に確立すること、新技術を活用して新しいデータ標準を既存の報告作成プロセスへ導入する方法を示したガイダンスの3年以内の発行等を求めた内容となっています。

国立国会図書館(NDL)、同館作成・提供データのURIに関する概説ページを公開

2019年9月2日、国立国会図書館(NDL)は、同館のウェブサイト上に、NDLが作成・提供するデータのURIの概説ページとして、「国立国会図書館データのURI」を公開したことを発表しました。

公開された「国立国会図書館データのURI」では、NDLが作成・提供するデータのうち、広くウェブ上で他のデータから参照される識別子としてHTTP URIで提供され、固定のドメイン名・パスを使用しているデータについて以下の内容が概説されています。

・識別子の説明
・対象の削除や変更時の措置
・ドメイン・パス
・HTTP URIの例
・識別子の付与数
・HTTP URIの参照先
・識別子が用いられているNDL提供のサービス

新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
※2019年9.月2日付けの新着情報に「国立国会図書館が作成・提供するデータのURI(Uniform Resource Identifier:統一資源識別子)について概説するページを公開しました」とあります。

E2161 - 2019年ISO/TC46国際会議<報告>

2019年5月6日から10日まで,カナダのオタワでISO/TC46(International Organization for Standardization/Technical Committee 46)の国際会議(E2047ほか参照)が開催された。TC46は「情報とドキュメンテーション(Information and Documentation)」を担当する専門委員会である。今回はTC46総会と4つの分科委員会(Subcommittee:SC)の各総会及び作業部会(Working Group:WG)が開催され,日本から4人が参加した。以下,国立国会図書館からの参加者(筆者)が出席した「技術的相互運用性(Technical Interoperability)」を担当する第4分科委員会(SC4)と「識別と記述(Identification and Description)」を担当する第9分科委員会(SC9)の会議について,概要を報告する。

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術図書館員による研究成果のOAに関する指針の改訂案及び特別コレクション図書館等の蔵書の算出・計量の標準化のためのガイドラインを承認

2019年5月9日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、同理事会が、学術図書館員による研究成果のオープンアクセス(OA)に関する指針(ACRL Policy Statement on Open Access to Scholarship by Academic Librarians)の改訂案を承認したと発表しています。

また、ACRLの貴重書・手稿部会(RBMS)と米国アーキビスト協会(SAA)の共同タスクフォースにより策定された、文書館や特別コレクション図書館の蔵書の算出・計量の標準化のためのガイドライン(Guidelines for Standardized Holdings Counts and Measures for Archival Repositories and Special Collections Libraries)もあわせて承認されました。同ガイドラインは、文書館や特別コレクション図書館が、蔵書に関する情報を定量化し伝えることを支援するために作成されました。SAAの評議会による同ガイドラインの承認は保留中となっています。

国立図書館の質的評価に関するISO規格(ISO 21248:2019)が発行

2019年3月、国立図書館の質的評価に関する規格ISO 21248:2019が発行されました。

国際標準化機構(ISO)による4月9日付けの記事では、本規格ではナショナル・コレクション構築、全国書誌作成からイベント、教育サービスまで、国立図書館の全業務範囲をカバーしようと試みていること、国立図書館のサービス評価のための34のパフォーマンス指標を提供していること等が紹介されています。

The quality of national libraries contained in new ISO standard(ISO, 2019/4/9)
https://www.iso.org/news/ref2383.html

ISO 21248:2019 Information and documentation -- Quality assessment for national libraries(ISO)
https://www.iso.org/standard/70233.html

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