目録作業

図書館情報資源振興財団(CLIR)、“隠れた”特別コレクションの目録入力プロジェクトへの2014年助成を発表

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、2014年の“Cataloging Hidden Special Collections and Archives awards”の助成対象プロジェクト19件を発表しました。2008年に始まったこの助成事業は、目録が作成されていないため“隠れたコレクション(hidden collection)”となってしまっている特別コレクションの目録入力の支援を目的としています。

なお、今回でこの助成プログラムは終了するとのことです。これまでで129件、合計で2,730万ドルの助成を行ってきており、2014年6月までに、3,240件のファインディングエイドとコレクションレベルのレコードを作成し、資料46,596フィート分、および、3,747立方フィート分の資料を処理し、82,587件のMARCレコードを作成、さらに、209,527点について、アイテムレベルのメタデータを作成したとのことです。

CLIRは、助成対象者からの情報に基づき、隠れたコレクションに関する情報を集めた“Hidden Collections Registry”も公開しています。

CLIR Announces 2014 Hidden Collections Awards(CLIR, 2014/12/3)

JAPAN/MARCをBIBFRAMEで表現するサービス“MARC-Bibframe変換”が公開

2014年8月5日、JAPAN/MARCをBIBFRAMEに変換して書誌情報を表現するサービス“MARC-Bibframe変換”が公開されました。鈴木敬二氏が作成したものです。米国議会図書館(LC)が公開している、MARC to BIBFRAME Comparison Serviceと同等なサービスをJPMARCに対して行うものとのことです。BIBFRAMEによる書誌情報の表現がどのようなものか、具体的な例を基に見られるようにすることを目的としたサービスとのことです。

ISBN、全国書誌番号、NDLの書誌IDのいずれかを入力して変換すると、MARC形式、およびBIBFRAMEの指定したシリアル形式(RDF/XML、Turtle、N-Triples、N-Quads、JSON、JSON-LD)で表現され、それぞれの比較ができるようになっています。

MARCデータは国立国会図書館蔵書検索・申込システム(NDL-OPAC)からダウンロードして利用し、また、ISBNおよび全国書誌番号からNDL-OPACの書誌情報URLを取得するために、NDL Search SRU APIを利用しているとのことです。このサービスが使用しているRubyによる変換ライブラリは、GitHubで公開しているとのことです。

MARC-Bibframe変換

米国議会図書館(LC)、LCSH、LCCと関連マニュアルをPDFで公開

2014年6月6日、米国議会図書館(LC)のPolicy and Standards Divisionが、主題目録と分類に関するドキュメントの公開方針を発表しました。LCは、目録作成にかかるドキュメントをオンラインのみの公開とすることを2013年初頭に公表していました。

・米国議会図書館件名標目表(LCSH)
現在紙媒体で35版まで刊行されており、2014年6月に36版がPDF形式で公開されるとのことです。2015年1月には37版の公開が予定されており、それ以降毎年、PDF形式で公開される予定とのことです。

・米国議会図書館分類表(LCC)
最新版が現在PDF形式で公開されており、2015年1月から、毎年、新しい版の公開が予定されているとのことです。

マニュアルについてもPDF形式での全文公開が予定されており、必要に応じて随時更新されるとのことです。また、LCSHやLCCの使用されなくなった版についてもアーカイブし、調査目的などで使用できるよう、現行版とは別のページでの公開を予定しているとのことです。

Update on Subject and Classification Documentation Plans(LC, 2014/6/6付)
http://www.loc.gov/catdir/cpso/catdocplans.html

東洋文庫研究部イスラーム地域研究資料室、アラビア文字とラテン拡張文字入力補助ページを開設

東洋文庫研究部イスラーム地域研究資料室が、目録作成時などに使用する文字や記号の入力補助のため、アラビア文字とラテン拡張文字の入力補助ページを開設しています。

アラビア文字とラテン拡張文字入力補助ページを開設しました。(イスラーム地域研究資料室、2014/4/21付け)
http://tbias.jp/2915

アラビア文字
http://tbias.jp/arabicchar.html

ラテン拡張文字
http://tbias.jp/latinextended.html

参考;
東京外国語大学附属図書館 VernaC(多言語横断検索システム)入力支援
http://vernac.tufs.ac.jp/cat/

"BIBFRAME Authorities"の仕様の草案が公開、意見募集中

2014年3月7日付で、"BIBFRAME Authorities"の仕様の草案が公開され、草案への意見が募集されています。BIBFRAMEは、米国議会図書館(LC)によって検討が進められている新しい書誌データモデルです。「典拠(Authorities)」は、人、組織、場所、トピック等に相当するリソースで、「著作(Work)」、「インスタンス(Instance)」、「アノテーション(Annotation)」などの実体とともにBIBFRAMEを構成するモデルの一つとのことです。なお、BIBFRAMEの「典拠(Authorities)」は、既存の典拠にとって代わるものでも、競合するものでもなく、共通の抽象的なレイヤーを提供する、あるいは既存の典拠を包含するものとのことです。

BIBFRAME Authorities Draft Specification (7 March 2014)(LC, 2014/3/7付)
http://www.loc.gov/bibframe/docs/bibframe-authorities.html

On BIBFRAME Authority
http://bibframe.org/documentation/bibframe-authority/

参考:
BIBFRAMEに関するALA冬季大会フォーラムの動画が公開

BIBFRAMEに関するALA冬季大会フォーラムの動画が公開

2014年1月に開催された米国図書館協会(ALA)冬季大会において、米国議会図書館(LC)が中心となって開発を進めている新しい書誌データモデル“BIBFRAME”に関するフォーラムが行われました。このほど、その動画(75分、英語キャプション付き)が公開されました。フォーラムでは、LCおよびジョージワシントン大学の取り組みが報告されたほか、Zepheira社からデータ入力ツールの紹介が行われたようです。

Bibliographic Framework Initiative (BIBFRAME) Update - January 26, 2014
http://www.loc.gov/bibframe/media/updateforum-jan26-2014.html

BIBFRAME Update Forum at ALA Midwinter 2014
http://www.loc.gov/bibframe/news/bibframe-update-midwinter2014.html

Jan. 26 BIBFRAME video is up on LC web site(BIBFRAME Listserve 2014/2/28付メール)

コロンビア大学東アジア図書館の牧野コレクション、CLIRから助成

2014年1月27日、コロンビア大学図書館は、同学の東アジア図書館(C.V. Starr East Asian Library)の牧野コレクションが米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)から約38万ドルの助成を受けることが決まったと発表しました。

この助成は、目録が作成されていないため“隠れたコレクション(hidden collection)”となってしまっている特殊コレクションの目録入力の支援を目的としたものです。CLIRは、この助成事業を2008年から行っているとのことです。

牧野コレクションは、ドキュメンタリー映画作家であり、映画研究者でもあった牧野守が収集した、日本映画に関するコレクションとのことです。1870年代から2006年までの日本と東アジアの映画関係の資料8万点で、日本映画のプログラムやチラシ9,500点、日本映画に関する日本語の貴重書450冊などが含まれているとのことです。

この助成により、東アジア図書館は日本語のカタロガーとアーキビストを募集し、貴重書、初期の映画雑誌、映画スタジオのない部資料、映画プログラムやチラシなど、大部分は、日本でも米国でも入手できない資料の目録作成とアーカイブを行うことができるようになり、日本語を含むオンラインの検索ツール(finding aid)が公開され、世界中の研究者がアクセスできるようになるとのことです。

米国議会図書館(LC)、OCLCと目録作成サービスで連携

米国議会図書館(LC)は、OCLCと協力し、それぞれが提供する目録作成のためのサービスについて、それぞれの利用者が両者のサービスをシームレスに利用できるよう連携することで合意したと発表しました。

対象となるサービスは、LCが目録作成のための各種文書を提供する“Cataloger’s Desktop”と“Classification Web”、OCLCの提供する、デューイ十進分類法のWeb版“WebDewey”、OCLCの目録作成サービスにアクセスするためのインタフェースである“WorldShare Metadata Manager”とのことです。

これにより、いずれかのサービスを利用しているカタロガーは、すばやく簡単にそれぞれのサービスの切り替えができるようになるとのことです。また、未登録のユーザにとっては、相互のサービスへのリンクにより、利用登録がシンプルになるとのことです。

コロラド図書館コンソーシアム、書誌サービス“SkyRiver”を導入

2013年12月17日付のThe Digital Shift(from Library Journal)で、コロラド図書館コンソーシアム(Colorado Library Consortium: CLiC)がInnovative Interfaces社と契約し、コロラド州全土の図書館で書誌サービス“SkyRiver”を利用できるようになったと報じられています。

CLiCの総合目録である“AspenCat”を使用している49の公共図書館、学術図書館、大学図書館、専門図書館は小規模な図書館で、これまでは公的なカタロギングソースがなく、公開されており、Z39.50で入手できるデータに依存していたため、書誌データの品質が低かったということです。

Colorado Library Consortium, SkyRiver Partnership Offers Bibliographic Services to Small Libraries
http://www.thedigitalshift.com/2013/12/metadata/colorado-library-consortium-skyriver-partnership-offers-bibliographic-services-small-libraries/

WorldCatにおけるMARCタグの使用状況をビジュアル化

OCLC Researchが実施している“MARC Usage in WorldCat”において、MARCの各フィールドの使用状況をビジュアル化したものが、公開されています。MARCタグの使用率や使用件数をみることができるようになっています。これは同プロジェクトを牽引するRoy Tennant氏らが作成したもので、同氏が、OCLC Researchの複数のスタッフによるブログサイト“HangingTogether”で紹介しています。

公開されているものは2種類で、資料のフォーマット(書籍、雑誌など)をトップレベルにしたものと、MARCタグをトップレベルにしたものがあります。

Visualizations of MARC Usage
http://hangingtogether.org/?p=3463

Ground Truthing the Use of MARC
http://experimental.worldcat.org/marcusage/

Visualizations
http://experimental.worldcat.org/marcusage/viz/

Zoomable Starburst of all MARC Formats - By Formats

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