インド

英国図書館の消滅の危機に瀕した文化遺産アーカイブプロジェクトEndangered Archives Programme、新たに4コレクションをオンライン公開

2020年7月3日、英国図書館(BL)の消滅の危機に瀕した文化遺産アーカイブプロジェクトEndangered Archives Programme(EAP)は、新たに4つのコレクションがオンライン上で利用可能になったことを発表しました。

EAPが今回公開した4つのコレクションとその概要は以下のとおりです。

・ブラジル第2の文書館であるバイーア州立公文書館から寄託された1664年から1910年までの1,329冊・30万6,416ページに相当する公正証書のコレクション“Notary Books of Bahia, Brazil, 1664-1910”。バイーアは1763年までポルトガル植民地政府において中心的な地位を占めた地域であり、公開された文書類は19世紀末までの同地域の社会経済史の研究において最も信頼のおける情報源である。

国・大学レベルのオープンアクセス状況の調査(文献紹介)

2020年5月21日、英Open Universityの機関リポジトリにおいて、国・大学レベルのオープンアクセス(OA)状況調査の論文”Open Access 2007 - 2017: Country and University Level Perspective”のプレプリントが公開されました。著者は同大学のBikash Gyawali氏ら3名です。同論文は2020年8月開催のACM/IEEE Joint Conference on Digital Libraries (JCDL)に採択されています。

調査は8カ国(オーストリア, ブラジル, ドイツ, インド, ポルトガル, ロシア, 英国, 米国)と、それらの国の約400大学を対象とし、Microsoft Academic Graph(MAG)と英国の機関リポジトリアグリゲーターであるCOREのデータを使用して実施されました。

Springer Nature社、インド・マニパル高等教育アカデミー(MAHE)とアジア地域で初めて“Read & Publish”契約を締結

2020年4月3日、Springer Nature社は、インドのマニパル高等教育アカデミー(Manipal Academy of Higher Education:MAHE)とアジア地域で初めて“Read & Publish”契約を締結したことを発表しました。契約期間は2022年12月までとなっています。

締結された契約に基づき、カストゥルバ医科大学、MAHE、及びT.A.パイ経営研究所(T.A. Pai Management Institute:TAPMI)に所属する研究者は、2,200誌以上のSpringer Nature社のハイブリッド誌へオープンアクセス(OA)で研究成果を公開可能です。また、同社のプラットフォームSpringerLinkに出版された全ての研究成果へアクセスすることが可能です。

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2020年版を公開

2020年2月10日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリー“Library Publishing Directory”の2020年版の公開を発表しました。

PDF版、EPUB版での公開のほか、掲載情報を検索できるオンラインデータベースも提供されています。

米国・カナダを中心に、ニュージーランド・ウクライナ・アイルランド・インド・オーストラリア・ドイツ・英国・ブラジル・南アフリカ・ナイジェリアを含む計153の大学・研究図書館での出版活動が紹介されており、各館ごとの担当部署、ウェブサイト、SNS、出版活動の概観、職員数、財源、OA・有料・ハイブリッドのタイトル数、出版媒体、分野、査読誌の割合、APCが必要な学術雑誌の割合、連携先、出版プラットフォーム、デジタル保存戦略等がまとめられています。

インド文化に関するポータルサイト“Indian Culture Portal”が公開される(インド)

インドの連邦政府情報放送省報道情報局(Press Information Bureau: PIB)のウェブサイトに掲載されている2019年12月10日付けのプレスリリースにおいて、同日、インド文化に関するポータルサイト“Indian Culture Portal”を公開したことが発表されています。

同ポータルはインド国内の図書館、ミュージアム、アーカイブ等が所蔵する文書・画像・視聴覚資料等をホストするものであり、同国文化省の構想の下、インド工科大学ボンベイ校のチームが構築を、国立インディラ・ガンディー・オープン大学がデータのキュレーションを担当しました。現在、ポータルのコンテンツは英語及びヒンディー語の表示に対応しているほか、将来的には他の地域言語でも利用可能となる予定です。

同ポータル上の記載によれば、同ポータルは“National Virtual Library of India project”の一部を成すものであり、文化省による資金助成を受けています。

北米の研究図書館センター(CRL)の管理する南アジア研究資料コレクションSouth Asia Open Archives(SAOA)がJSTOR上で利用可能になる

2019年10月16日、北米の研究図書館センター(CRL)とJSTORは共同して、両者の提携により、CRLの管理する南アジア研究資料コレクションSouth Asia Open Archives(SAOA)のコンテンツが、JSTORのプラットフォーム上で利用可能になったことを発表しました。

SAOAは、英語及び南アジア諸言語による南アジア関連の芸術・人文科学・社会科学分野にわたる網羅的なコレクションです。CRLの南アジア研究のためのデジタルリソース創出を目的としたイニシアチブSouth Asia Materials Project(SAMP)から発展して、1967年以降の南アジア関連の希少な資料をデジタル保存し自由に利用可能にしています。植民地時代の重要な行政・貿易に関する報告書やカースト制度・社会構造・社会経済史・女性とジェンダー等をテーマとした新聞など、35万ページ以上のコンテンツを含み現在もその規模を拡大しています。

JSTORは図書館・コンソーシアム向けに、JSTORのプラットフォーム上で主要コレクションを公開できるようになるイニシアチブを実施しており、CRLとJSTORの提携はこのイニシアチブの一環として締結されています。

【イベント】東北インド・チベット学研究会主催セミナー「人文情報学(Digital Humanities)とインド・チベット文献学」(9/4・仙台)

2019年9月4日、東北大学附属図書館(宮城県仙台市)の本館多目的室において、東北インド・チベット学研究会主催のセミナー「人文情報学(Digital Humanities)とインド・チベット文献学 東北大学附属図書館蔵デルゲ版チベット大蔵経に関する現状と課題について」が開催されます。

入場無料で参加資格は特にありません。また事前予約不要です。

プログラムの内容は次のとおりです。

「東北大学附属図書館における資料電子化と公開の現状」
三角太郎氏(東北大学附属図書館)

「デルゲ版チベット大蔵経についての現状と課題」
菊谷竜太氏(京都大学白眉研究センター)

「コメントならびに質疑応答」
司会:加藤諭氏(東北大学史料館)

お知らせ(東北大学附属図書館)
http://www.library.tohoku.ac.jp/news/news.html
※2019/08/29欄に「【本館】チベット大蔵経に関するセミナーを開催します」とあります。

Center for Open Science(COS)、インド初のプレプリントサービスとして“IndiaRxiv”を立ち上げ

2019年8月14日、非営利団体Center for Open Science(COS)は、インドのオープンアクセス(OA)関係者等の有志からなる団体Open Access Indiaとの共同で、インド初のプレプリントサービスとして“IndiaRxiv”を立ち上げたことを発表しました。

“IndiaRxiv”は公的資金により助成を受けたインドの全ての研究成果への無料アクセスを提供し他の研究者と共有するための単一プラットフォームの構想として始まったものです。インドの73回目の独立記念日にあたる2019年8月15日に、インド国内の全ての研究者及びインド関連の研究に携わる研究者向けにサービスを開始する予定です。

“IndiaRxiv”は、COSの提供するオープンソースプレプリントサービス、OSF Preprintsを利用する26番目のプレプリントサービスとなります。

E2149 - インド連邦議会下院の“Parliament Digital Library”

連邦制国家のインドにおいて,連邦議会は大統領,上院(Rajya Sabha),下院(Lok Sabha)から構成される。国民による直接選挙で選ばれた議員からなる下院は,議院内閣制の下で首相を事実上選出するなどの点で上院に優位している。

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