貸出

国立教育政策研究所教育図書館、「資料遠隔提供サービス」の試行運用を開始

2020年7月1日、国立教育政策研究所教育図書館が、同館の所蔵資料を自宅または所属図書館・近隣図書館で利用できる「資料遠隔提供サービス」の試行運用の開始を発表しました。

同館以外で入手困難であり、発行年が1967年以前の資料のうち、所定の条件を満たす資料は、オンラインで全文の画像を無料で提供する「デジタル提供」の対象となります。発行年が1968年以降の資料であれば、図書の閲覧を希望する場合は、所属または近隣の公共図書館へ同館資料を郵送する「図書館への郵送貸出」、複写箇所が特定できる場合は「文献複写郵送」を利用できます。「図書館への郵送貸出」は郵送料、「文献複写郵送」は複写代金と送料が必要です。

ニュース(国立教育政策研究所教育図書館)
https://www.nier.go.jp/library/index.html
※2020年7月1日付で「資料遠隔提供サービス」に関するお知らせが掲載されています。

琴浦町図書館(鳥取県)、木のおもちゃの貸出を開始

2020年7月1日、鳥取県の琴浦町図書館が、同館本館において木のおもちゃの貸出を開始しました。

木のおもちゃを身近に感じ、親しむ機会を設けることで、豊かな心を育むと共に、木のおもちゃの普及・木育を推進するため、また、親子のリフレッシュを図るためとしています。

貸出には図書館の利用者登録が必要で、貸出期間は2週間、1回につき1種類1個までとしています。借りる際にはおもちゃを入れる袋の持参が必要です。

また、木育コーナーには木のおもちゃや木育など「木」に関する本が展示されています。

木のおもちゃを貸出します!(琴浦町図書館,2020/7/1)
https://www.town.kotoura.tottori.jp/lib-manabi/docs/2020070100026/

米・クレアモント神学校、Internet Archive(IA)の電子書籍貸出プログラム“Open Library”で利用可能にする目的で約25万冊の宗教研究関連書籍を寄贈

2020年6月8日、米国カリフォルニア州の博士号授与機関であるクレアモント神学校(Claremont School of Theology)は、同校図書館のフィリップス(Thomas E. Phillips)館長が米国神学図書館協会のメーリングリストに送信したメールを引用する形で、Internet Archive(IA)の電子書籍貸出プログラム“Open Library”で利用可能にする目的で約25万冊の宗教研究関連書籍をIAに寄贈したことを発表しました。

“Open Library”は、IAが図書館所蔵資料をデジタル化した電子的な複製物を「1部1ユーザー」で貸出する“Controlled Digital Lending”の技術を利用して実施する電子書籍貸出プログラムです。同校が寄贈したコレクションは2021年1月1日頃からOpen Libraryで利用可能になり始め、今後2年以内にコレクション全体のデジタル化が完了することが予定されています。同校のコレクションは米国西部における宗教学分野のものとしては特に定評のあるものです。この寄贈は同校がオレゴン州セーラムのウィラメット大学構内へ移転することにより、ロサンゼルス地区の研究者の資料アクセスが不便になることへの対応として行われました。

米・SPARC、Internet Archive(IA)による“Controlled Digital Lending”に基づく事業への支持を表明

2020年6月29日、米・SPARCはウェブサイト上で、Internet Archive(IA)による“Controlled Digital Lending”に基づく事業への支持を表明しました。

SPARCの声明は、2020年6月に複数の出版社がInternet Archive(IA)に対する著作権侵害訴訟を提訴したことを受けて発されました。SPARCはIAが世界中の知へのアクセスの民主化にとって重要な役割を果たしていることを指摘した上で、冊子体の図書館の貸出を模して電子的な複製物を「1部1ユーザー」で貸出するIAの“Controlled Digital Lending”は、新型コロナウイルス感染症による危機の中で学生・教員・研究者を支援する学術図書館にとっても特に重要な意義を持つものとして言及しています。

SPARCは、IAの“Controlled Digital Lending”に基づく事業を擁護する立場表明(Position Statement)へ他の図書館コミュニティとともに署名済であり、未署名の図書館関係者へも署名を奨励することを明らかにしながら、“Controlled Digital Lending”への支持を表明しています。

株式会社カーリル、図書館に行けない人に本を届ける「レターパックプロジェクト」を実施

2020年6月23日、株式会社カーリルが、様々な事情で図書館へ来館できない人に本を届ける「レターパックプロジェクト」を行うことを発表しました。

同プロジェクトは、同社のプロモーション展開を各種図書館で行うために最大3,000枚のレターパックを図書館等に提供するもので、全国商工会連合会による小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>を活用して行われます。

レターパックの利用目的には、図書館に来られない人への郵送や返却、相互貸借サービスのための図書館間での資料送付、新型コロナウイルス感染症再流行時の郵送貸出サービスのための備蓄が挙げられています。

対象は全ての図書館であり、利用する際には、カーリルのフライヤーを同梱すること、目的外使用をしないことが求められるほか、送付先リストを補助金の報告書として全国商工会連合会に提出するとしています。なお、送付先リストとはあくまでレターパックの送り先を記載したものであり、図書館等から送付した先についてはリスト提供等の必要はない、との注記があります。

神戸市立図書館、2020年6月30日から「予約図書自動受取機」による貸出サービスを開始:地下鉄の駅構内で予約図書の受取が可能に

2020年6月25日、神戸市立図書館は、2020年6月30日から「予約図書自動受取機」による貸出サービスを開始することを発表しました。

「予約図書自動受取機」は、神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅構内に設置されます。同サービスの開始により、三宮・花時計前駅構内で早朝5時半から深夜24時まで、無人の機器で予約図書の貸出手続きを行うことができます。同館は「予約図書自動受取機」を図書館から離れた公共空間に設置する事例は、神戸市が全国で初めてである、としています。

2020年6月26日以降、同館のオンラインサービス「K-libネット」から、受取場所に「予約図書自動受取機」を指定した予約が可能になります。利用が可能になるとメールで通知されます。なお、受取場所に「予約図書自動受取機」を指定した場合、取置期間はメール到着日を含め3日間となります。

米・カリフォルニア州立大学フレズノ校ヘンリー・マッデン図書館、自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施

2020年6月16日、米国のカリフォルニア州立大学フレズノ校は、同校のヘンリー・マッデン図書館(Henry Madden Library)が自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施していることを発表しました。

同校の学生は構内封鎖等の影響で、静かな環境を提供し学習効率や集中力を高める図書館を利用できなくなり、家族らの騒音に悩まされながら自宅で学習に取り組むことを余儀なくされました。同校のヘンリー・マッデン図書館は、こうした学生の支援を実施するために、2017年秋から実施している機器類貸出サービス“Tech Lending”の一環としてノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を行うことを決定しました。

同館は、米国が新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済支援策として制定した「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act:CARES Act)」による給付を活用して、ノートパソコンやカメラ等の機器類とともに50台のノイズキャンセリングヘッドホンを調達しました。同校の学生は専用のGoogleフォームまたは電子メール・電話で、同館に貸出を申し込むことができます。

フランス・文化省、図書館における貸出および収集に関する指標の2019年版を公開

2020年6月5日、フランス・文化省が、図書館における貸出および収集に関する指標“Baromètre des prêts et des acquisitions dans les bibliothèques de lecture publique”の2019年版を公開したことを発表しました。

同指標は、同省がコンサルティング会社であるTMO Régions社、図書館システム開発等を行っているC3rb Informatique社、フランスの書籍に関する雑誌Livres Hebdoと協力して作成したものです。2014年から毎年発表され、今回は第6版に当たります。

指標は、国内の169館の図書館をサンプルに行った、貸出および収集の状況に関する調査をもとにまとめられています。発表の中では、貸し出される資料に大きな偏りがあること、図書館が提供する資料が多様であること、書店での売り上げランキングとの比較を行っていることが述べられています。併せて、小説・ドキュメンタリー・マンガ・児童書の4分野ごとに、最も収集あるいは貸出された100タイトルをまとめた表も公開されています。

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